◇山登り◇

日光市
錫ヶ岳
すずがたけ:2380m

金精山(こんせいざん):2244m
五色山(ごしきやま):2379m
前白根山(まえしらねさん):2373m
白根隠山(しらねかくしやま):2410m
白桧岳(しろびだけ):2394m


                  



2010年 7月 28日 訪問

うずら丼、スーさん、ふたちゃん & 爺
(時間やルートは参考にしない事)
              
   山登りが本業、、、いや、本趣味ではない爺でも登ってみたい山が幾つかある.皇海山、おおさび山、そして今回の錫ヶ岳だ.特別な理由がある訳ではないが、それぞれの山域で悠然と聳える奥の又奥の山・・・という感じが強い.あこがれる人も多いと聞くし、それなりに体力がないと到達できない.片道約10kmの山歩きで、水場は1ヶ所(あ、五色沼避難小屋にもあったっけ?)しかない.荷物も自然多くなる.


 発端は、魑魅魍魎が集うしなそば麺坊「酔酔会」での一言.山屋でない爺が酔っぱらって”今度錫ヶ岳に行きたいけど誰か連れてってくれる?” 「お、いいよ」と二つ返事.あれよあれよと計画が出来てしまった.問題は、シェルパ&ガイドの休日が水曜日であること.結局、休む事の出来ない他の人を除いて参加者は今回のガイド「ブラックホークうずら」丼 同じ水曜日に休日を持つ「歯医者のスーさん」 爺の滝仲間「フタちゃん」&爺の四人である.普段、1人で歩いている爺にとっての団体行動は、ある意味緊張するのであるなぁ.


 行程は、金精峠からのピストンだという.ん、結構大変じゃないのか? 普通は菅沼からとか、湯元から国境平又は天狗平経由とかじゃないのか? 「いんや〜、あまり変わらないよ.金精峠は標高が高いのでその分登らなくて済むじゃん!」 ほほぉ〜、成る程々々.さすが魑魅魍、、いや、うずら様.深い見識に恐れ入りましたm(_ _)m

  ※2014年8月7日画像入れ替え


金精峠から男体山、湯の湖
【酔酔会の面々】釣りで山越えは何処でも行くし、自分のフィールドを持っていてそこなら、フルシーズン吹雪も何のその.山菜、キノコの為なら熊と横取り合戦も辞さない(笑)という、訳の判らないしたたか面々.そこでのまともな人間は爺くらいなもの(爆)

 金精峠に早く着きそうなので、三本松駐車場で朝飯代わりのカップうどんを食べていたら、「志津峠に行きたいんだけど、道に水が沢山溜まっていて通れそうにないが、どこか別の道はありませんか?」と訪ねられた.ああ、あの林道の水溜まりなら深くないから乗用車でも充分通れますよ、と爺.「怖いからどうしようかな・・」と、迷っている.どちらへ行くのですか?と聞いたら、男体山に登るという.中禅寺湖側からも登れるんですが、三本松からも志津には(車で)行けます.と、簡単に道を教えてあげた.言葉にアクセントがあるので、どちらから来られたのですか?と聞いたら「四国の☆※〆」ははあ、百名山巡りだな、、と思った.彼等は国道に出たので、中善寺側から登るのだろう.
 金精峠に着くと既に全員到着していて、支度をし始めている.爺は支度と言っても靴を履けば終わりだから、簡単だ.フイルムカメラ、三脚はないのでザックは結構軽い.天候もバッチリ.さあ、歩き始めましょう


金精山到着

あちぃ〜よ〜


歩き易い登山道


五色山か五色沼


五色山の山頂です
 前白根山頂手前で「シェルパうずら」丼が何か騒いでいる.困った草だとか何とか、、、コマクサかい へ(°°へ)☆\(ーー#)ギャグカ おお〜、爺は初めてみるのだが、花にそれ程興味はない爺は2−3枚撮るだけ.スーさんは、一所懸命撮っている(歯だけでなく鼻・・もとい、花もかなり詳しい)
 五色山ではガスに隠れていた白根山も、五色沼と共に見事な山容を見せている.前白根山のガレ場を降りようとした時、若者5人程が軽装(ザック無しも3人位)で天狗平方面から登ってきた.早速スーさんが「そんな軽装で登って来たの?」と心配そうに聞いていた.どうやらザックは途中に置いてあると聞いてスーさんは安心したらしく戻ってきた.
 ガレ場には又コマクサが咲いていて、撮影に時間が喰われる.フタちゃんなんか、姿すら見えない.コマクサの妖霊に取り憑かれてしまったのか、、、やはり「困った草」だった( ̄∀ ̄;


奥白根山(日光白根山とも呼ばれてます)


前白根山から


白錫尾根への稜線に向かって登ると・・・


皆さんご存じ観測小屋(跡)
 白根山へのルートを右に分け、黄色い花(ハンゴンソウ?)の大群落が咲く斜面を登ると、壊れかけの観測小屋を過ぎ、殆ど樹木のない尾根に出る.風もそれほどないので暑い事は暑いが、雲が若干多く太陽は照ったり隠れたりで割と涼しい.フタちゃんとスーさんは花をみつけるのに忙しい.うずら丼は殿で落とし物、忘れ物があった場合に備えているらしい.
 2385m峰を過ぎて目立つピークに登るとケルンがあり、標識が立っている.「白根隠山」(地形図に山名はない)=湯元からはこの山が白根山を隠しているらしいので、こういう名前が付いた様だ=ケルンの前で記念撮影をし、小休止.

 岩場を少し右に巻く様に下りてガレ場の急斜面に出る.コルに降りて、岩場に出るが傍目にはどこを通るか判らない.「ガイドうずら」丼の後に続き、にょきっと立つ二つの岩の間を擦り抜ける様に通って行く.細尾根の次は低いシャクナゲ混じりの急斜面.ハーハーヘーヘーしてきた.こんなんじゃ今日は足が攣るかもなあ.攣ったら宜しくね〜、、等と予め「お助けうずら」丼にお願いをしておく.ここで爺は前方に向かう新しい足跡をみつけ「誰か先に登ってるみたいだな」というと、皆「へーそうかー」と信用なし.


白錫尾根、展望抜群で白根隠山が形が良い


白根隠山 山頂です



スーさん得意顔


鞍部に下りて行きます


うずら丼、ルートチェック怠りません


錫ヶ岳が見えてきました. 遠いです(汗)
 ”難所”を過ぎると次に現れるのが笹斜面.この辺りから「白錫尾根」というのかな.それとも白檜岳からを言うんでしょうか? (進行方向)右はシラビソなどの樹林帯、左は膝上程の笹原.踏み後は細いがくっきりと延びている.此処の広〜〜い笹尾根歩きは実に気持ちよくくせになりそう.

 尾根筋ではなく広い所を歩く様になると、踏み後も笹の下に隠れてしまう.杖で掻き分けながら進むが、それでも横たわる枯れ木に足を取られたり、脛をぶつけたり.そうこうしている内にやや広いピークに着く.「白檜岳だよ」と、うずら丼から声がかかる.どなたかの標識があった筈だが・・・と、皆で辺りを探したが見当たらない.取り敢えず、適当な場所で記念撮影.楽しいねえ、こういうの.
 白檜岳から藪を避ける様に(進行方向)左から回り込んで少し勾配のある笹斜面を、下って行く.途中倒木が隠れて更に段差になっている所があった.先頭の爺が隠れ倒木につまずき、段差に滑ったが転ばなかった.後からくるフタちゃんがそこに近づいたので、そこ注意だよーーっ と、叫んだが 「あ”ーー」と言って見事滑り転んだ.笑いながら下って行くと後ろから「ギャーッ」と声が聞こえたので振り返ったらうずら丼が同じ場所の笹の中にひっくり返っていて、後ろではスーさんが大笑いしていた.


しゃくなげ道の登り


笹道


笹道


白桧岳 山頂 山名板はとんでもなく高い場所に・・・


うーーーむ、中々近くならないね、、、
 樹林帯に入る手前の笹原で、前方から来る単独登山者と擦れ違う.用事があり時間がとれず、錫の水場から引き返してきたらしい.残念そうに漏らしていた.それにしても、水場迄だってかなりハード.簡単にとんぼ返り出来る場所じゃない.凄い人もいるものだ.爺の場合、こんなハード山行のあとに用事なんてこなせない.
 更に、樹林帯の中でもう1人精悍な感じの単独登山者と.錫ヶ岳に登って、白檜岳手前の大岳尾根を下山するというのだ.大岳はツメタ沢左俣右岸にある三角点ピークだ.聞けば、午前2時頃赤沼を出て(勿論徒歩)柳沢林道を歩き、赤岩分岐近くの尾根を登って錫ヶ岳に立った、という.凄い人だ.
 この時、爺の涸脳頭にピンッときた.この辺りをそんなルートで歩く人はそう多くない.「烏ヶ森の住人」HPのBBSによく出てくる人達の誰かだろう、と直観的に思った.後で判ったが、上三川さんであった.エキスパートな人に、この山域で出会った事が何故か無性に嬉しかった.
 樹林内で藪が濃くなり、踏み後が不明瞭な場所で「ヤブスキーうずら丼」が、藪に突入し行方不明.残り慎重な3人は踏み後を見極めながら、下りに入る.大声でうずら丼を呼びながら降りていくと、うずら丼がガサゴソと藪の中をトラバースし、笑いながら踏み後に飛び出してきた.ムムム


元気に笹の道を・・・


時々枯木帯


うあ”〜 
 土が露出し平らな部分のある場所に着いた.立木に水場の方向を示してある青い標識が掛けられている.薪になるような枯れ木も近くに集められていた.最近焚き火された後はない.木に腰掛け休憩し若干のエネルギーを補給.水場は帰りに確認する事にして、虫が煩わしい事もあり早々に腰を上げた.(此処は帰りに寄ってみたが、水は少ない.沢は小さく2状に流れ落ちいて、一方に水が汲みやすい様パイプが差し込んであったが滴る程度.もう一方はやや多く流れ落ちているが、やはり少ない.スーさんが空にのペットボトルに入れたが、ゴミも一緒に入ってしまった.爺も同様である.「なーに、そのくらいのゴミは底に沈むので飲む時は影響ないっすよ」・・・医者(歯だけど)が言う言葉とは思えない、、、が、医者(歯だけど)の言葉には信頼感がある←どっちだー)
 左右に池塘を見て錫の登りは疲労困憊の老躯にきつかった.足が重く、笹を両手で掴みながら身体を持ち上げてヒイヒイ登る.さすが若いフタちゃんはぐんぐん登って行く.頂上前の鞍部に着いた時、後ろから「後20m!」と「アナウンサーうずら丼」の声が飛ぶと、足が思わず軽くなった.


シラビソ樹林の中の薄い踏み跡


上三川さんと、


水場入り口、青い標識がある


池もありました


白根山が見えてます


僅かな窪地を越えると・・・


山頂〜


長かったけど着いたので一安堵
 頂上は樹林の中で展望はあまりない.南西方面が少し開け中禅寺湖や男体山などが良く見えた.知りたかった柳沢上流は樹林が邪魔して良く見えない.しかし、途中上三川さんからそっちには踏み後があると言う事と、山頂から南方面に踏み後が延び降りているのを確認.爺の目的の一部は見る事が出来た.
 あまりゆっくりもしていられないが、それぞれ記念写真を撮ったり風景を望んだり、エネルギーを補給したりして辿り着いた事を祝福しあった.出発する時から不思議に思っていたが、スーさんのザックが異様に大きくふくれている.スーさんはザックをあけておもむろに取り出したのは、割と大きな保温バッグだった.「飲みますかい?」と、冷えたお酒とつまみ類.爺は山中では飲まないので、丁重にお断りしたら、みんなも飲まないというのでスーさんは錫の土産として(残念至極そうに)飲まずに持ち帰る事になった.
 帰路、国境平に着いた時、ああここから下って湯元へ降りてしまおうかなとも思ったし、金精山の登り返しも、ものすごーく辛かった.笑顔で後押しをしてくれたうずら丼には、感謝. 山行14時間(道草時間含む)は楽しくもあり苦しくもあって、冥土の土産には最高じゃ.
(帰路は、山頂13:00−白桧岳15:00−白根隠山15:50−前白根山16:50−五色山17:20−金精峠駐車場19:00 ヘッデンぎりぎりでした


山頂から 男体山は存在感抜群です


(帰路) 白桧岳の手前


(帰路) ツメタ沢左俣源頭を俯瞰


おまけ

HOME  /  閉じる

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.