◇山登り◇

日光市(足尾)
オロ山〜塔ノ峰
おろさん:1823.8m


                  



2014年 10月 4日 訪問

なんちゃんabe様 & 爺
(時間やルートは参考にしない事)
              
  今年5月に丸石沢からオロ山を訪れた時、皇海山とその松木川周辺の光景が素晴らしかった.庚申山や鋸山から望む皇海山も見事だが、このオロ山(実際はそこより庚申山寄りの稜線)からだとモミジ尾根、ニゴリ沢出合いや鋸山とそれぞれに突き上げる沢が一望出来、一歩も二歩もこちらに軍配は上がる(と、爺の勝手に感想).更に加えて紅葉が入ればもう最高.これは、是非行かなくてはなるまい・・と、山滝仲間に自慢した.おおっ!、んじゃ行くべいか、と簡単に決めてしまうのが、仲間達の恐ろしい・・・もとい、素晴らしいところ.内心、こっそり行って”どーだ、凄かっぺ!”と、自慢しようと思ったけど既に後のお祭り.9月も最後の日、いつ行くんだぁ〜と催促のメール(あれ、BBSだったかな?).しっかり覚えていたか.

 んじゃあ、4日に行くか、とメール.パパッと決まってしまった.ルートは下記の通り.時間は訳あって省略.

 銅親水公園〜中倉山〜沢入山〜オロ山〜塔ノ峰〜(一か八か沢)下降〜銅親水公園

 車が一台もいない銅親水公園に着いて、まず朝飯代わりのカップソバ(今日は豪華に鴨ダシ)を食べていると、車が入って来た.駐まるや否やすぐ降りてバックドアを開け自転車(多分補助電動付)を出して、支度をしている.声をかけようと思ったけど随分忙しそうにしているので悪いと思い止めた.その内仲間の車が着いた.仲間が 「自転車で出かけた様だが何処へ行くんだろう」 と言っていたので、登山靴だけだったみたいだから松木ではなさそうだ.大平山辺りを周回でもするのかな? 等と返事.(後で知ったが、この人はキリンコさんで、松木からとんでもない周回をしていたのだ)

 我々もそれぞれ支度をして出かけましょう.むむっ、今日は長いからザックは出来るだけ軽くする様に厳しく伝えておいたのに、abe様のザックはぎっしり・・・全く、言う事きかないんだから・・・えへへと、笑って誤魔化される.中身あとでいただいたから勘弁しちゃおう(爆)  なんちゃんは自慢のミラーレスオリンパスを もう、首から下げて撮る気満々.

 ◆なんちゃん、abe様のヤマレコ
 ◆abe様の レポ
 
先が思いやられる鈍足トリオ、さあ無事に帰って来られますでしょうか(笑)


親水公園から、、向かう方は曇りがち
.

(偵察) 登山口取付上流の堰堤


メハジキというらしい


(偵察)下降してきた沢


(偵察) 帰路上がってきた橋


リョウブの中の急な登りにちょっと休み


ふ〜 やっと尾根です


・・・此処まで・・・結構・・・疲れます・・・


前山付近、僅かに松木川がガスの切れ目から


やっと、中倉山 山頂


”孤高のブナ” というそうですよ


おおっ 紅葉も出てきました
 さて、今日のルートは前述した通りだが、”一か八か沢”は通った事がない.地図ではそれ程の険しさはない様にみえるが、一応出口(橋への上がり口)を偵察してみる事にし、爺だけそこまで行って沢を確認.戻って中倉山登山口取り付きで合流.往復30分程かかってしまい、二人に待たせてしまった・・・ゴメンナサイ.
 中倉山への急登を凌ぎ、尾根に出て幾分緩やかになるが結構辛い.上に行くに従いガスが出てきて先行き不安になる.以前見逃していた三角点は意外にあっさりと見られて拍子抜け.山頂ではガスで展望が利かず残念.”○○のブナ”では幹にお札と孤高のブナと描かれた名札板あったらしい(たそがれさんのレポ)が、それは無くなっていた.風で吹き飛ばされたかな?
 そのブナを過ぎると松木川方面の斜面に紅葉が次々と出てくる.見事に真っ赤なのは殆どヤシオツツジらしい.陽光がないのが残念だが、ダケカンバの黄葉がその赤を引き立ててくれるので見とれてしまい足は止まりっぱなし.鈍足に拍車をかけている.


ガスがあっても撮る物は撮りますよ


紅葉と黄葉なんだけど、色がくすんじゃったみたい


目で見た時は結構赤かったのですが・・・


うーーん、いまいち色が


・・・・

ガスの中から


ウメコバ沢源頭 晴れたらどういう光景なんでしょ


広い笹斜面、ダンボール持ってきたら楽しいでしょうねぇ・・・>


その仁田元方向を見てます


なんちゃんがいなくなったと思ったら上を歩いてた


どこが道だか判らない、めんどくさいから直登してますよ


オロ山(左)が近くなりました. 皇海山(右)はどうやら期待出来そうです


振り返って松木川方向 ガスが薄れたりしますが晴れません
 風もあまりなく雨も心配はしていなかったが、ガスがあって稜線からの展望は駄目.「午後からは晴れるよ」と、なんちゃん.無理矢理雲の隙間の明るい所をみつけ、「あ!明るくなってきたヨ、ほら」 と abe様 おお、群馬の方に青空(の様なもの)が・・・ と、爺.午後は晴れ〜 午後は晴れ〜 と、念仏を唱えながら沢入山に着く.このピークの少し先にオロ山と皇海山が兄弟の様に並んで(実際は前後にかなり離れている) 見えるのだが、やはりガスで駄目.せっかくだから昨年(2013年)4月の時の画像でも見ておくれ. ウメコバ沢源頭は松木川の出合い光景からは考えられない程樹木が多く、それが紅葉していて綺麗だ.

 1682P近くでは”北の大地”がよく見えていたが、モタモタしてる間にガスが覆ってしまい、取り損ねた.そこを過ぎて全員スパッツを着け藪歩きに備える.オロ山手前のピーク登りは笹藪が意外に深い.ただ、踏み後が覆っている笹の下に隠れているので、外さなければそれ程大変ではない.オロ山の登りでは藪はなくテープも所々にある.頂上に着くと皇海山が堂々とした姿を目の前に見せていた.オオーーッと一息歓声.山頂で昼食休憩.いろいろ貰って食べて満足満足


道とは言えない感じですね


オロ山手前のピーク


北の大地


群馬側が晴れてます


庚申山へ続く稜線へ下降します


稜線から俯瞰するモッコリ尾根


皇海山 この堂々たる姿が足尾の山塊の盟主たる所以です



白根山も見えました


庚申山


展望の良い稜線に出ました 道は踏み後程度です


歩いたと思ったらすぐ止まります(photo by abe様)


斜面に紅葉、モッコリ尾根の向に皇海山、そして左には鋸山 贅沢ですね〜♪


贅沢ですね〜2


UFOーッ
 さて、お腹も一杯になり少しは疲れもとれたので塔ノ峰に向かいましょう.オロ山を下ってなだらかな稜線になるが中央付近は笹が濃い.北西寄りの樹林の中は藪がないのでそこを通る.樹林が切れ開けた砂地では遮る物がなく皇海山と鋸山、丸石、ゴケナギの中間(モッコリ)尾根等が展望出来る.素晴らしい眺めだが、期待していたモミジ尾根の紅葉はまだ早い様だった.それでも紅葉のバックに映える皇海山は、しつこい様だが素晴らしい.日百名山をついこないだ終えたばかりの abe様は「不動沢から登ったのだけど、木ばっかりで山の姿が判らなかった.成る程こうして眺めると良い山ね」 と、感心しきり.すかさず、なんちゃん「登るんなら松木からだよ」 と、代弁してくれた.

 この稜線(オロ山〜庚申山)から塔ノ峰へ向かう稜線に分かれるのはそう難しくはない.何しろ見えるのだから.適当な所で南へトラバースする様に笹藪を漕いで行くと、何やら後ろで叫び声と共にガサガサッと.abe様が思いっきり笹の中に転んだらしい.笑いをこらえて大丈夫か?と一応声をかけておく.が、今度は爺が隠れ倒木に右の脛をイヤッと言うほどぶつけてしまった.すぐ後ろの abe様に笑われてしまった.



稜線から塔ノ峰へ向かう藪漕ぎで踏み後とテープ
を、みつけました


開放感のある緩い斜面に出ました・・・>


仁田元沢源頭ですね 気持ちイーー


何撮ってるんだっけ?


紅葉もそうだけど、春のヒトツバナも期待出来るんじゃないか


↓を撮ってるところを撮られてました(photo by abe様) 


何でこんなに真っ赤なんでしょ?


塔ノ峰が近くなりました


お、男体山も大きいですね


紅葉の樹間から袈裟丸山が見えました


ザックの中にバナナ3本入ってていつ出そうかと
考えながら歩いてます   (photo by abe様)


斜面の中程にヒトツバナの木がひとつ



上の方には少しかたまって

 塔ノ峰への稜線分岐でピンクリボンを見かけると、塔ノ峰まで頻繁に出てくる.時々見失うが基本稜線を外さなければ問題ないし、選択に迷う様な支尾根もない.紅葉を楽しみながら塔ノ峰に着くと、やはり皇海山がすっくと存在感をしている.たそがれさんの山名板の他に一枚増えていた.オロ山のものと同じ人のものの様だ.
 僅かの休憩で下降に入る.舟石新道へは向かわず、熊の平に直接降りる尾根を下るが、このルートは見た目以上に間違えやすい尾根が多く分岐している.爺はGPSを片手に入力してきたルートを外さない様に降りていく.GPSのお陰で大きなルートミスはしなくて済み、無事熊の平に着いた.此処で作戦会議.予定通り此処から仁田元沢林道に向かうか舟石峠に出て銅親水公園まで舗装路を歩くか、、、時間も推しているので悩んだが距離の短さで前者を選択.何と下降途中でヘッデン歩きになってしまったが、全員何事もなく仁田元沢林道に出る事が出来た.沢下降では、滑に苦労したり出口近くでルンゼが出て沢に戻るなど、紆余曲折(此処で使う言葉か?) があったが、それは適当に想像して下さい(笑)


これ、たそがれさんのだよね、とカシャッ


熊の平に着きました


一か八か沢(笑)、 しっかり降りてきます


盟主です

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.