◇滝見と山登り◇

日光市(足尾)
ゴケナギ沢〜オロ山
おろさん:1821.8m

                  



2015年 5月 17 日 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
  松木川上流の右岸にゴケナギ沢がある.資料によればこの沢に大きな滝はないと言う事だが、(ゴケナギ沢の)右岸支沢に15mチムニー滝があるという.増田氏著の本に写真が載っているが、落差はないけど中々見事なものだ.以前に一度見てみようと訪ねてみたが、見つける事は出来なかった.その時、滝は初めの(ゴケナギ沢)右岸支沢だろうと見当をつけ朝早く出掛けた出掛けた訳ではないので、その支沢から上流へはあまり奥に入れなかった.そこで今回は少し早く出発し、滝を見つけた後時間(と体力)があればたそがれさんの山名板(北の大地)を見て来ようと一応計画.

 月曜日に仕事の打ち合わせ会議があって、その資料を作っておかなければならない.日曜(17日)は晴れというので出掛けたい.土曜(16日)に資料作りを終わらせれば、出掛けられる・・・と、普段怠け者でもこういう時は頑張る.

 何とか(適当に)終わらせ翌日は早めに出ようと思っていたが、寝坊して結局は三川ダム(銅親水公園)に着いたのが6時少し前.駐車場にはかなり車が駐まっている.あんれ、見覚えのある青い車.どこ、回ってるんだろう?(皇海山辺りか と、思っていたら黒檜岳だった様です.しかも三沢から(驚)) 

  ※沢名の参考:岡田氏著「足尾山塊の沢」  増田氏著「皇海山と足尾山塊」


おんや〜 見た事ある青い車が(^_^) 6:15


この花、何つったかな


晴れ〜 斜面の黄色はさっきの花です


・・・・
 駐車している車の持ち主達はもう出掛けたらしく誰もいない.朝飯のカップ蕎麦を喰ってる間に、車が一台入ってきて御夫婦らしい二人組が出掛けていった.橋を渡って行ったから中倉山方向だろう.今日あったハイカーはこの人達だけ.爺も支度をして出掛ける.今日は、奇しくも前回ゴケナギ沢へ行ったときと同じ日だった(←偶然)昨日とかその前に雨が降ったと思うけど、松木川は増水してないようで、むしろ少ない.沢靴はボロボロのアクアステルス.この靴、もうこれが最後かも知れない.沢スパッツは最終堰堤を越えてから着けた.水は多くないとは言え渡良瀬川上流、何回徒渉したか覚えていない.初めの内は濡れない様に心掛けるけど、その内めんど臭くなり、バシャバシャと水辺を歩く.

 オオナラキ沢出合滝、カマの沢を過ぎると間もなくゴケナギ沢出合いに着く.水は少ない.今日は天気が良く熱い.ザックを下ろし水を飲みチョコレートが中に入ってる巻き貝の様なパンを食べる.一休みして三脚を脇に挟んだ肩に食いこむザックを担ぎゴケナギ沢に入っていく.


ウメコバ沢出合い付近から


此処の風景は、いつも撮っていますね


小足沢出合滝 8:55


オオナラキ沢 出合滝 水が少ないですね


此処も好きな場所です


皇海山がヌッと
 沢は明るく平凡で険しさはない.前に来た左支沢を過ぎて暫く遡行していく.水は一旦涸れ、再び出てくると左に細い数段の(緩い)滝をかけ支沢が合流していた.多分、この沢と思われる.本流に水は流れていない.お昼に少し早いが、支沢を遡行する前に昼飯としよう.定番のコンビニざる蕎麦だ.保冷バッグには凍らせた水のペットボトル、凍らせてない水のペットボトル、オレンジ、おにぎり(梅入り)、パン(さっき食べた)、缶コーヒーを入れてきた.弱い風が僅かに渓を吹き上がる.涼しく気分は良い.

 空身で本流をちょっと偵察する.高度を上げて支沢出合いから少しで本流にも水が出て来た.左に曲がる所で小滝があり、その上で右に曲がっている.遠目だが水が僅かの小滝はあるものの、滝らしき物は(此処からでは)見えない.出合いまで戻る.

 さて、増田氏の本では「出合近くに15mチムニー滝」とある.目の前にある数段の細い滝は形が違うからこれではないだろう(高さは15m程あった) 水流を快適に登ると沢は二分し右は滑滝(6m位?)、左(というより真っ直ぐ)はガレのルンゼ状になって一気に突き上げていた.右の滑滝は少し幅が広く形は良いが水が少ないのが残念だ.ガレルンゼを少し登り、枝尾根を回り込んで滑滝上に出ると4−5m程の滝があり、その上にも滝が連続していた.水はもう浸み程度.



正面がゴケナギ沢です 10:15


少し沢に入った所です


こういう景色が結構続きます


本流は涸れてるのに、左から僅かに水を流す枝沢


奥の二俣に着きました 11:35


二俣から少し(本流)上流に 小滝3m位


←の上から、上流の様子です


支沢出合近くの滝 崩れてしまったのでしょうか? 形が全く違います・・・
 下の4−5m滝も、そこから見える連続する滝もチムニー滝ではないようだ.4−5m滝は足掛かりが豊富な様なのでその滝上に登って上の滝(何だかややこしい) を見てみようと足をかけたらいきなりボロッと剥がれ落ちた.何とか登れそうだけど、下りる時にザイルをかけようにも支点は見あたらない.上に行けば探せるかもしれないが、なかったら困る.30m大滝があるってんなら話は別だが、涸滝じゃな〜 小さく巻いて上に行けるかどうか、右の枝尾根に取り付いた.が、まるでダメ(懸垂下降では下りられそう)で、滝は簡単に諦めた.

 チムニー滝はこの支沢と違うのだろうか? 増田氏著書の「足尾山塊・・・」に概念図が載せられているが、支沢としてはほぼ同じ様だから、崩壊し形が変わったのかも知れない.あの(本の写真の)形を見たかっただけに残念だが、仕方がない.

 此処で本日初めてのGPSチェック.奥の二俣(1370m)から上がる中間尾根上1450m付近にいる.おお、稜線が近いんでないの.この尾根も急だが登れない事はない.稜線に上がり、オロ山で時間があったら”北の台地”に行ってみよう と、二番目の目的に移る.細尾根だが藪も薄く割と登り易い(と、此処までは良かった).その内ツツジの低木や岩が出て来て難儀しはじめた.GPSはカラビナでザックにぶら下げていたが此処でザックの中に仕舞う.腕時計も同じ.三脚は突起する部分をザックの蓋で覆う.ウエストポーチのベルトを締め直し、イザッ.


出合滝上部 傾斜が緩いトイ状滝です


4−5m滝 少し右に曲がって落ちてます


左はガレルンゼとなっています


4−5m滝前から 見下げて 真下に本流の河原、左上は対岸のガレ沢


4−5m滝を横から


上の連瀑、浸み程度の水なので上部の滝は諦めます
 尾根上に岩場は数カ所連続して出てくるけど、いずれも直登出来るか回り込みが可能だった.1500m付近だろうか、、樹木のないガレ斜面になった.ザクザクと積み上がった岩は崩れやすく右も左も急なガレ沢が真下に続き高度感がある.四つん這いで下を見ずにソロソロと上がる.上に見えていたツツジの根っこに手が掛かった時はホッとした.それからは所々出てくる根っこに掴まり、ブッシュに入って一安堵する.喉がカラカラで、下の滝で汲んできた水は美味しかった.飴を舐め、少し難儀な岩場は直登.一体いつ稜線に着けるのだろうかと思う程時間が掛かってしまっていた.テラスの上に出て後方を眺める余裕も出て来た.下から吹き上げてくる風が心地よい.ただ、上に行くに従って風が強くなってくる.

 岩場、ガレ場を過ぎるとブッシュ藪だ.胸高ツツジの低木が前進を困難にする.そこにシャクナゲと松系低木が加わると、身を低くしても進め(登れ)ない.それでも何とか10mは登っただろうか、横に鹿道をみつけて小躍りした.その鹿道を辿り右に移動しながら登って行くと、藪のない松系樹林帯に出た.標高1550m、あの支沢の源頭だろう.ザックを下ろし、水を飲みクッキーをかじる.このまま登れれば良いが、、、等と思うけどまだまだ緊張を解いてはならないとも心の褌を締め直す.


少々煩いですが、それ程邪魔にはなりません


見える山はカマ5峰とか、三俣山は見えてるんでしょうか


斜面は急ですが何とか登っていけます


この辺りはまだ快適・・・かな


壁は右奥から上がり左上に登って行きます 足元はザクザクした岩屑です


今回最も緊張した所 四つん這いになって上のツツジの根っこ経由で凹を目指します(汗笑) 


凹(右下)に上がり少し難儀な岩場を登って俯瞰.S字を描くゴケナギ沢


上に向かって左側の眺め(白い崖を登った訳ではありませんよ)


少し登ると又藪です


ジタバタします


藪の切れ目で右手を見ると、おお〜皇海山 左のモッコリは1650Pでしょう


あ、あれは”北の台地”1682Pの様です 目の前の岩を登れれば藪は回避出来るんですがね、、、
登れませんこんなの 滑ったらどこまで落ちるか・・・
 元気を取り戻し樹林帯を”快適”に登っていくと案の定又壁が出て来た.此処は左に寄り、切れ目を登って壁上に出る事が出来た.シャクナゲの花が咲いている.そう言えばこの下でも咲いていた筈.まるで撮る余裕がなかった.少し登ると又壁だ.これはどうにもならない.鹿道は壁際に沿って右にも左にも付いている.どっちにしようか迷うがどっちでも状況は変わらないと思うから、左を選択する.下にハングしてる(と思う)壁が見えるガレ斜面をトラバース(灌木が要所要所に生えているので怖くない←神経が少し麻痺してきたか(笑)) これが、ドンピシャ.稜線より30m程下の松系樹林枝尾根に出た.もう危険区域は脱出.緊張も解け、のんびり登って稜線の踏み跡に出た.ダニがいるかも知れない笹藪に座り込んで缶コーヒー(ボトル式)を少しだけ飲んだ.残りはすぐそこのオロ山で.

 オロ山山頂に着き、体力も時間も使い果たしとても”北の台地”に行ける状態じゃない.残りの缶コーヒーを飲みおにぎりを食べ、帰路の体力を少し回復させる(笑) ん、コーヒーと梅干し入りおにぎりは会わないぞ.風はまだあるが寒くはないし歩くのに支障はない.中倉山までの稜線をアカヤシオや、皇海山、男体山等を気分良く撮影しながら下山した.勿論、駐車場に着いた時は真っ暗.多かった車も爺の一台だけポツン.疲れたが、何となく気分は爽快だ. (帰ってから判りましたがabe様も沢入山へ登りにきてたんですね)

 林道登山口 19:05  銅親水公園 19:45


おお〜 一安堵の樹林帯です


シャクナゲですよ、、と 若干撮る余裕が出てきました


前方に壁ですが左は足掛かりも豊富なので登れる様です(この時は登らなくても済みましたが)


樹林帯を登って行きます


何だか上の方が明るい 稜線でしょうか、、、


稜線の踏み跡ですよ〜♪ 15:05 休みましょう


後はオロ山へ向かうだけです


オロ山頂上です 15:30


山頂にはシャクナゲが沢山咲いていました
以下は石塔尾根(中倉尾根)を歩いての画像です 


白根山がよく見えました


何ともいえない光景です


アカヤシオが咲いてました


花を多く付けているのもありましたよ


左、オロ山  右、皇海山





まあ、例のブナです 時間が押しているので影が長くなってしまいました


中倉山 山頂です もう18:00


トラバース道との分岐
 Photo Nikon P7800 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.