◇山登り◇ 桐生市 根本山(沢コース〜中尾根) ねもとさん:1199m 201,12,9 訪問 爺 & yuki (時間やルートは参考にしない事) |
栃木県からの呼び名は「ねもとやま」、一方群馬県の呼び名では「ねもとさん」 双方の県で百名山になってるらしい.(一般登山道に関して)栃木百名山の方は一つのルートがあるだけで、一度小戸川方面から登っている.群馬県側からだとルートは複数有り、山頂自体展望もなく面白さは感じられないけど、季節の旬ではアカヤシオツツジとか紅葉とかが素晴らしいらしい.いずれ、その季節に訪れてみたい. 今回登るのは沢コースを登り中尾根を下る周回だ.何処かにクサリの難所があるらしい.又、少し前に”中尾根”下降で遭難騒ぎがあった.下降に注意が必要な箇所もあるのだろう.気を引き締めてのぞみましょう. 不死熊橋(ふじくま)の駐車場までの林道は結構細い道が続く.ゲート前の駐車場は案外広い.車は一台もなかった.朝飯(今日はカップ蕎麦)を食べ、支度をして出掛ける.ルートガイドは久々同行の yuki .爺と違って滅多に間違えないから心強い.加えて沢コースだから,水が流れてくる上を目指せば良いのだから初めてのルートでも安心である. 不死熊橋を渡ってすぐ根本沢の左岸ロープに取り付く.いきなり yukiが取り付いたロープの終わりからトラバースを始めた.何だか、岩を乗り越えたりもしている.後に続き、うーん、初っぱなからこれかい、さすがに沢コースだねえ! と感心しながら振り返って上を見ると緑のロープが目についた.ロープを追うとしっかりした踏み後(道)があった. yuki に上に上がるよう叫び爺も踏み後に乗る.おかしいと思ったよ・・・ 今回参考にしたサイト ハイトスさん の 根本山2014,4,29 感謝です. |
駐車場出発 8:55 |
不死熊橋から根本沢 |
このロープが沢コースの取り付き |
何となく踏み後・・・ |
しっかりした”道”がありました・・♪ |
沢コースの登山道はしっかりしていた.根元沢も険しさは感じられず、ゆったりとした勾配で流れている.徒渉も何度かあるけどこの季節だし、水量は少ないので困難はない.大きい高巻きはご愛敬と云えるだろう.ただ、沢の景観が実に見事で、紅葉の時期に訪れたら素晴らしいに違いない.標識はしっかりしているので、テープ類は不要と思うが、その多さには驚く. 沢自体、滝があったり険悪なゴルジュが出てきたりする訳ではないので、スパ長等でも充分遡行出来る様だ.緊張する場所は殆どないだろうから、新緑などのんびり遡行など楽しいかもしれない. 右の斜面を登り、途中から石段になって小尾根を回り込み前方はゴルジュの二俣になっている.指導標があり左に入ると滑滝で鉄ばしごが設置されている.少し折れ曲がっている所があるけど、案外しっかりしている.登ってすぐ、「大天狗・・・云々」と文字が彫られた石柱があり、その先にお地蔵さんがあった.よく見ると首はなく、首に似た大きさの石を誰かが後で置いた様だ. 道が不明瞭なので沢の上流を見渡し、道を探しながら遡行しようとすると、後ろから、「奥の院があるぞ」と上を指差している.見上げると急斜面の上に、何か小さな建物が見えた. |
結構 沢の上を歩いていますよ |
最初の徒渉です |
指導標識は・・・ |
随所に・・・ |
ありますが・・・ |
このテープの多さ、これだけないと歩けないものなのでしょうかね(^_^; |
少し高巻き |
下生えもなく明るい雰囲気の渓です |
お、十四丁目石 9:40 |
倒木がありました |
左岸に滝がありました 滝下は人間が一人入れるから打たせ滝になれるかも |
十二、十三は見ず、十丁目 |
九丁目 |
七、八がなくて六丁目 |
沢分岐が多くて位置が掴みづらい.指導標はないので右奥テープを頼りに右俣にルートをとる.但し、左沢は涸れ滝があり、踏み後もないので”右”だと判る. |
綺麗な滑滝 左(右岸)を登る |
何かの目印か? |
祠が二つ |
五、四、三は何処だった? 二丁目石 |
小高い所まで登ります.途中から石段 壊れたハシゴが放置. |
その小高い所に上がると、屋根のある石柱 10:40 |
又、二俣です 指導標識は左 |
すぐ、鉄ハシゴ |
向うの石柱は「大天狗」と彫られてあった.そういえば下流に「小天狗」というものもあった. こちらの地蔵さんは頭が入れ替わったもの |
斜面の上に建物が・・・ どっかにクサリがある筈なんだけど、と、yukiは言うが ざっと眺めただけで見つからない |
鐘撞き堂でした 11:00 |
登る道を探したけど良く判らず、斜面を登るか・・・と、 yukiは左、爺は右を登って行く.5本のブナの木があり、根っこが岩に絡みついているのが手掛かり足掛かりになり、「おーーいこっちが登り易いぞ」と、教えてやったら、「こっちには踏み後とクサリガあったよ」と、返事が返ってきた.・・・・ 下から見えた建物は鐘撞き堂だった.yukiが一回だけ鐘を突いたら余韻があり中々綺麗な音だった.鐘撞き堂から更に尾根末端にはかなり壊れかけた建物があった.いわゆる奥の院か.よくぞこんな崖っぷちに建てたものだと感心するしかない.中を覗いてみようと思ったけど、踏み板は壊れて基礎(束)柱などいつまで持つんでしょうか.手を伸ばして中を適当に撮影しておく.プレビュー画像を見たら、おお〜中々立派な御神輿みたいな物が鎮座しているではないか. 一通り(と言ってもさっと見ただけ)観察し、 さて、クサリに取り付きましょう.結構な数になるらしい.斜面もかなり急.ただ、幸いな事にクサリ場が一直線に上まで続いている訳ではなく、位置を変えたり、左右に灌木があるのでそれ程高度感はない.しかし、注意しながら登るのに代わりはなく、疲れて振り向くと樹間から真っ白い白根山が、更に登って男体山がよく見えた. |
こちらは「奥の院」かなり壊れてます・・・ |
上がる勇気はりません |
中々素晴らしい彫り物細工が施されてますよ.但しこんな険阻な山奥、滅多に人の目には触れないんでしょうな、、、 |
クサリ場を登ります |
この辺りはクサリガなくても大丈夫 |
峰の平に着きました 11:30 |
登り着く所は峰の平である.文字の様に平らな広い場所ではなく稜線の分岐という感じだ.この辺りでは地図をみないと混乱する.根本沢を遡行している時、根本山は右にある.上流で沢はほぼ180度曲がって、根本山は左に変わる.クサリ場を登っている時、爺は分岐に着いたら右へ行くんだよねと言ったら、地図担当のyukiは左だよ.との返事.此処まで不死熊橋以来地図を見ていない爺は???だった.今まで北に向かって遡行してたんだけど沢は南に向きを変えているんだよ.ほら、歩いているのは11時位で太陽の方向だろ.南だよ.だから分岐は左.・・・うーーむ.(最も、分岐にはしっかり指導標がありますけどね) 分岐(峰の平)からなだらかな鞍部は根元沢を詰め上がる場所か.沢の方は藪もなく少し急程度の斜面だから、クサリ場が苦手な人は、沢をそのまま上がってくるのも良いかも知れない.但し、核心部を通らない寂しさ(?)はあるけど. 根本山に着いたのはお昼ちょっと過ぎ.男女のハイカーが一組だけ.間もなく十二山の方に下りて行った.幾ら晴れたとはいっても、平日の季節外れはこんなものだろう.ゆっくり昼食休憩をし、中尾根を下る.こちらは沢コースと違い指導標識は殆ど見られない.尾根の一本道で判り易いからか.途中、登って来るハイカーと擦れ違い、殆ど樹林帯の中を下って林道に着いた.道がしっかりしているせいもあるけど、この中尾根は難しい場所はなかった様に思う.駐車場に戻った時は車が4台増えていた. |
穏やかな鞍部 左が根本沢 |
山頂です 12:00 下山開始は12:25 |
中尾根十字路と言うらしいが、山腹を巻いて辿る十二山方向がない |
中尾根を下ります |
下ります |
祠は一つだけ(・・・だったかな) |
展望は僅か 三境山の稜線でしょうか? |
林道に出ました 13:20 |
こちらの沢も水量は根本沢と同じ位ですね 駐車場着13:40 |
Photo Nikon P7800 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.