◇山登り◇

日光市
古賀志山〜赤岩山
こがしやま:582.8m
御嶽山:560m
あかいわやま:535m


                  



2016,2,27 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
  赤岩山の西側、三角点432.8Pへ登り赤岩山〜御嶽山〜古賀志山とプチ縦走を計画してみた.御嶽山から赤岩山方面はまだ未踏.それは、岩場が多いというのでちょっと臆していた事もあるのと、別に必ず登らなくてはならない理由もない.強いて言えば、鞍掛山から赤岩山の稜線を歩き繋げられるという事位.

 結構おっかない岩場があるというので、ハーネスとザイルをザックの底に忍ばせて出掛けた.三角点峰から南に延びる尾根に取り付きたいが何処から林道に入ったらいいのかさっぱり判らない.林道っぽい入り口はあるけどみんな通行止めになっている.ハンググライダーの為の駐車場もあるが、気の弱い爺は何だか入りづらい.うろうろした挙げ句、諦めて逆回りをする事にした.(約40分のロス)

 古賀志山南登山道に着いたら、あれま車が一杯.何とか入り口付近に駐められる事が出来てラッキー.相変わらずの人気です.

 林道を歩いて、三つの神社(古賀志山神社、御嶽山神社、湯殿山神社)祠に手を合わせ、少し先の滝コースへ入って行く.人気のロッククライミングゲレンデには大勢のクライマーがいた.


 ■古賀志山:東ノ鳥屋山  御嶽山:中ノ鳥屋山  赤岩山:西ノ鳥屋山


スカイハ〜〜〜イ


南登山道駐車場 10:15


標識はしっかりしています


祠が3つ、それぞれ神社の出張所かな・・・


ゲレンデには多くのクライマーがいました


見える岩が、猪落としの末端か? その下を右に行くとトラバース道
 滝コースは神社裏から樹林の中の沢もどきを登って、御嶽山の手前に合流する一般コースだ.神社手前でそっちへ行くかどうか少し迷ったけどそちらへは行かずやや遠回りに南尾根の岩場を登る事にした.右に道をとり、途中踏み跡を登って猪落としコース(2014年7月に歩く.一般コースではない)を見上げ、トラバース道を行く.岩尾根に出て少し登ると上から活発そうな青年が下りて来た.この南岩尾根は初めてらしく、このまま下りていけるか聞かれたので、少し下りたら崖の手前左に踏み跡があって楽に下りて行ける事を教えてあげた.更に一人のハイカーと擦れ違い、ちょっと賑やかな3人パーテイが下りて来た.大人と子供2人.挨拶を交わしたら、猪落としコースを登って、こっちへ回って来たらしい.あの、岩場をこの小さな子供達が登って来たのか!! 小さい方は小学1年生、同じ様な顔をしたちょっと背の高い方は小学4年生だという.元気だね〜、凄いね〜 と、言うと小さい方「元気だよ.面白い」 で、大きい方「慎重に行かないとね・・・」 だって.大人(若いけどおじいさん?) は、苦笑していた.


トラバース道


此処を登ってあの明るい所・・・


岩混じりを回り込んで南岩尾根


岩場を下降して行く子供達
 南コース分岐から一応古賀志山の山頂に行ってみる.時刻は11時ちょっと過ぎ.お昼にはまだ早いからか案外少ない.3パーテイ10人位.特に用事もないのでササッとUターン.御嶽山へと向かう.アップダウンはそれ程でもなく15分程で鉄ハシゴの下に着いた.年齢が爺より少し上の御夫婦がハシゴ下のロープ場でやや苦労していた.此処はロープを使う斜面よりちょっと上の岩場を登る方が遙かに楽だけど、此処にくるのが初めてらしい.老御夫婦のご主人が 「連れは遅いので先に行って下さい」 というので、失礼してハシゴを先に上がらせてもらった.

 御嶽山には6人位いて、それぞれ憩っている.見慣れた光景を3−4枚撮って、此処からは初めての赤岩山への道を下った.山道なんて何処も似た様なものだけど、初めてとなると気持ちが新鮮になるので不思議.歩くテンションも上がってきた.すぐに”瀧神社・雨乞岩・中当山”の分岐.更に5分程で”西尾根コース入り口”の始動標識があった.こっちもいろいろコースがあるんだね〜と半分感心しながら歩いていくと、目の前にガリー(岩溝)がドーンと現れた.


南コース分岐


山頂 11:20


御嶽山手前の赤い鳥居


滝コース分岐


御嶽山 11:30


御嶽山からの眺望


赤岩山へ道を進みます


初めのうちは特に困難もなく


中当山など初めて聞く名前です


西尾根分岐


ハンググライダーが下に見えます 
 溝の中(と周り)をよく見ると、短いロープが2ヶ所程設置されていた.そして、左側には踏み跡の様なものが回り込む様についている.踏み跡でしょうかね.一も二もなく左を選択.これが、どっこい大変だった.

 滑岩の危なっかしい足場を斜めに登って行くのだけど、手掛かりも乏しいので注意が必要.こっちの方こそロープが必要な気がする(爺だけかもしれないけど・・) 登って、先程のガリーの上に立ち、こっちの方が良かったねぇ・・と、冷や汗を拭きながら呟く.

 展望の良い稜線を上空にハンググライダーの大群を見物しながら、のんびり歩いて「中岩」に着いた.丁度お昼だし、此処で昼食&大休憩にいたしましょう.お湯を注いだカップ麺を食べられる時間がくる間、鳥人間(ハンググライダーの人達)を撮影.着地場などが近いせいか、かなり下を飛んでいるのもいる.沢山いて混み合ってるから衝突とかしないんだろうか.

 カップ麺を半分位食べたら、一人の若者ハイカーが上がってきた.何と! あの、南岩場尾根で擦れ違った人だった.一旦あそこを下りてまた登り、どっか回ってこっちへ移動してきたらしい.中々健脚なお人である.いろいろ話をし、こちらは初めてだけど赤岩山に行くと言ったら、「僕も初めてだけど赤岩山まで行きたいので同行します」、、、と、 そこから行動を共にする事にした.以下この人は頭文字をとってO(オー)さんと呼ぶ.


正面岩溝 jejejeーッ ロープは中間辺りにチョコッと
こんな所、一般ハイカーが登れるのか?


こちらは(多分)その巻き道.


本当に巻き道か.ルートミスをしたかな?


御嶽山遠望


カヤトの道


立て札の立っているピーク(中岩でした) 12:05


気持ちよさそう


うじゃうじゃ〜
 中岩を過ぎて分岐があり、それは大日堂とかいう所に下りる道らしく、彼は朝一にそこから登ってきたのだという.往復している訳か.分岐を過ぎてすぐに道の前方が切れている.又、岩場の様だ.ロープが結ばれている所に立って驚き.足元がハング気味で下が見えない.これだと第一歩の(下降)踏み出しに勇気がいる.ハーネスを付けてザイル下降すればどうという事はないのだが・・・

 右に僅か足をかけられそうな突起をみつけ、そこから下降を始めた.(上から見て)ハング気味の左下5−60cm辺りに充分な足掛かりがあった.下から登って来る分にはそこが見えるからさほど難儀ではないだろうが、それでもロープを掴んで身体を持ち上げる力技は必要だ.状況をOさんに伝え、後は問題なく下降.鞍部に立つと、反対方向からハイカーが下りてきた.小柄な単独女性で、彼が降りて来る間挨拶&少し会話.この辺り結構詳しいらしくこの下降岩場の巻き道は右にある様だと言っていた.成る程、指差す方に(細い)フイックスロープがあったりする.その内彼が下りて来て会話に合流.爺が赤岩山から三角点までどのくらい時間がかかりそうですか? と聞いたけど、その人は三角点に行った事はないという.赤岩山を越えた所に分岐があり、それで林道(大日堂)に降りられると言う事を教えていただいた.Oさんが、ここから先大変な所はありますか?と聞いていた.その人はいろいろご親切に、赤岩山まで岩場が多少あるけど目の前の岩場より全然大変ではないらしい.お礼を言って別れ、女性は岩場に取り付いていた.

 我々は木の根を頼りの急斜面を登り、対面がよく見える所に着いたら、前方ではあの女性が我々が難儀しながら下りて来た岩場を登り切り、こっちを見て手を振った.つい、つられてOさんも爺も手を振り返したけど、爺は何となく気恥ずかしかった.


Oさんと中岩を出発 12:35


向こうが切れてますね・・(汗)


ゲゲッ 足元が見えませんよ


何とか下りて来たけど、、登る方が楽だなぁ


二尊岩


ロープがありました


捨て置かれたネット



 何の変哲もない赤岩山に、Oさんはちょっとガッカリしたらしく、こんな所だったのか〜を連発していた.Oさんによれば、この先に”猿岩”という所があるらしいと事前に調べたというOさんの提案で、そこへ行ってから戻る事にした.

 猿岩から戻って、赤岩山の手前分岐から稜線を離れ、樹林の中を下降.ハンググライダーの飛び出し地点など見学.その近くでは”天狗岩”と案内板のある大きな岩を見たり、馬頭岩と始動標識があったのでそっちへも向かったがこれはよく判らなかった.

 あとは、特に困難もなく鳥居のある登山道口から林道に出た.駐車場着 14:30


赤岩山、山頂 13:15


猿岩へは右に入って行く


猿岩 古賀志界隈で猿はまだ見た事がありません


(桧)樹林帯を下降


ハンググライダーの飛び出し台(←正式名判らず)


天狗岩


沢形を歩いて


鳥居をくぐって林道


馬頭岩ってあれかな? 林道から
南登山口から瀧神社付近
の登山道脇に掲示されていたものです
 Photo Nikon P7800 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.