◇山登り◇

宇都宮市、
古賀志山馬蹄形
*:m



                  



2016,3,5 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
  いわゆる、馬蹄形なるコースを歩いてきました.参考にしたのは、2月22日に歩かれた烏が森さんのコピー.ただいろいろ考えて逆回りとしました.(理由として特別な事はありませんが、コース後半に難儀な岩場があると辛い.鞍掛山縦走路から馬蹄形への分岐が判るかどうか不安) ■烏が森さんに感謝します

 さすがにこの時間、南登山道駐車場には一台の車もない.通過して坊主山分岐まで行き空き地に駐車.カップ蕎麦を食べ、支度をして出発.ゲート前に一台のバイクが駐まっていた.早い人がいるものだと、南コース遊歩道に入っていく.すぐに長い階段の登りになる.実はこの階段、下った事は何度かあるけど、登ったのは初めて.早速息が上がってきて汗ばんできた.こんな朝早く下りて来たハイカーと擦れ違う.バイクの人かな.

 南コース分岐からまもなくで御嶽山にはさすがに誰もいない.(爺としては)朝早いからスッキリした日光連山が見られると思ったけど、霞んで全くダメ.すぐに赤岩山へと進む.先日来た時「中当山」という見知らぬ山名の指導標があった.ちょっと寄ってみましょうと、そっちへ行ったが急斜面を下りる様なので止めた.余計な体力は使いたくない.


駐車地を出発 7:15


南コースは左の階段


階段歩きは何となく疲れます


・・・長い階段・・・


赤い鳥居を過ぎて・・・


滝コース分岐を過ぎると向こうにハシゴがあって・・


御嶽山(560m)の山頂 7:40


工事中ですね


これから向かう方向 遠景は霞んでます


古賀志山 グルッと回ってあそこへ戻るんですな〜


御嶽山からの下降


中当山って此処を下りて行くのでしょうか.引き返します



 中岩手前の岩場、前回は巻いて登ったが今日は直登しましょう.手掛かりも足掛かりも豊富だからクサリに届く所まで登ってしまえば後は楽.特に問題なく岩場の上に出た.中岩でも展望は強く霞がち.すぐに進む事にする.岩場の手前でハーネスを着け、ちょっと厳しい岩場の下降に入って前回と何だか違う雰囲気にみえ、よく見るとクサリやロープが多くセットされているのに気付いた.どなたか丁寧にバージョンアップされてる様だ.ご苦労様です.でも、今日は練習も兼ねてフイックスは使わずに懸垂下降します.うん、楽ですね(笑)



道に朝日が当たってきます.向こう西尾根コース分岐を過ぎると・・・


この辺りから展望が良くなってきますが・・・


やはり、霞んでます どっしり山容は多気山(377m)


中段の岩場に登ればクサリに手が届く.


溝の中に手掛かりは豊富


中岩(546P) 8:05


中岩から赤岩山


・・・


クサリ場は補強されてました


練習中(笑)
 二尊岩を通過し緑のネットの間を登ってハンググライダー関連施設の残骸を見ながら赤岩山に到着.北側の展望も霞でダメ.山頂を簡単に画像を収めただけでほぼスルー.先週通ったばかりだから簡単に猿岩へは行ける.同じく霞んだ田園風景を俯瞰.田植え時期であれば綺麗な緑が広がっていることだろう.

 少し戻っていよいよ未踏の「北の峰」へ.稜線の道は判りやすく分岐事に指導標識があるから何の不安もない.地図、GPSはまだ一度も見ないし使用していない.

 道の真ん中に倒木があって、それを右から回り込んだら別の道に入ってしまった.道は固さがなく若干フワフワした感じでこれまで来た道と足裏の感触が違う.そのまま行くと展望の良い場所で行き止まり.木の枝に文字が消えてしまった絵を描いた板がぶらさがっていた.間違っていたことを知り、倒木まで戻って道に復帰.



二尊岩


ハンググライダーの旧飛び出し場(←正式名は?)


中岩


赤岩山 8:55


猿岩と田園風景


猿岩から稜線に戻ります


道はハッキリでしたが・・・


間違えてこの木札のある展望場所へ



 ロープもクサリもない岩場があり、左に巻き道がある.岩場は良く登られている様な形跡があるので、直登.それ程困難ではない.ピークっぽい所を過ぎると岩場の下降.開けた岩斜面に「北の峰」の方から来たという若いハイカーが一人休憩していた.鹿沼の人でいつもはグループで登ったりしてるらしいけど、たまにのんびりと一人で登りに来るのだという.大日堂の近くに「荒沢の滝」があるというので、ついでに見ていきたいとも言っていた.「荒沢の滝」という名前は知らない.瀧不動に不動の滝が落ちているけど、それではないか?と、聞き返すと良く判らない・・と言う事だった.座る所も無い様な痩せ尾根の岩場で、それからも少し話し気をつけて、と別れた.健やかな笑い顔が印象的な若者を見送り、爺も急降下.


右:伐採地、その左が559P 中央:540Pでしょうかね


岩場ですが登るのにそれ程困難はありません


岩場を登ると又風景が広がります


登ったら下りる



 鞍部に降り少し登って三角点のある432.8Pは「北の峰」の山名板がある.明るい山頂だが低灌木とブッシュに囲まれ、展望はそれ程でもない.指導標識に篭岩というのがあり、ちょっと見学してくる.南西に緩く下って道を行くと踏み後が左右にあり、林道(背中当線支線)に下りられるらしい赤とオレンジのブリキ板がくくりつけられていた.先程の若者は此処を上がってきたんですね.その他にもしっかりした指導標識があり、そこには「無縫塔」の方向も記されている.そちらには行かない.

 大きな岩に「篭岩」という立て札があるので、これがそうなんだという程度.北の峰に戻り、水を飲んで少し腹ごしらえ(チョコドーナッツを二つ).カンロ飴を口に放り込み、下降開始.



中々楽させてはくれません.この下で若者と遭遇


「北の峰」に到着 9:45


無縫塔の分岐


篭岩(・・・・)
 かなり急な下降は逆回りだとこの登りきついだろうなあ・・・などと、思いながらも10分足らずで桧の樹林帯に入った.踏み後は明瞭で、テープもそこそこあり、未だ地図もろくに見ていない.作業小屋の脇を通り過ぎ、直角に曲がる所で、地図をきっちり読もうとザックを下ろしたら上から単独女性ハイカーが結構大きなザックを背負って下りて来た.森林公園に車を駐めグルッと回って鞍掛山方向へ行くのだという.こちらは540Pから南登山口に戻る旨の事を言うと、腰掛岩は大丈夫か?と聞かれた.何の事かよく判らない.岩と言うからには岩の登り下りの事だろうと思い、一応セット一式持ってきていると答えておいた.それから二言三言話をし、お先にと女性ハイカーは行ってしまった.は、早いッ あっという間に見えなくなってしまった.

 いやはや、世の中には凄いお人がいるものよ


急降下して・・・


樹林(桧植林帯)の中に作業小屋が見えました


女性ハイカーが、、、は、早いッ


シノダケ(?)を抜けると砂利地
 驚くやら感心するやら、ザックを背負い歩き出したがこれで地図を見るのをすっかり忘れてしまった.これまで、標識、道がしっかりしていた為位置確認、道確認など全くしていなかった.しなくても良かった.これがすぐ後に影響する事になる.

 シノダケ(?)の間を摺り抜けると白っぽい砂利を敷き詰めた林道終点の様な場所に出た.広い道のどっちへ行こうか少し迷った.正面を見ると、ムジナ道の様なブッシュのトンネルがある.赤テープもあった.成る程あそこを行くのだね.ブッシュに入り、すぐに目の前は恐るべき光景が飛び込んでくる.
 涸れ沢の両岸がまるで火砕流にでもあったかの様な地肌の剥きだし方.勾配も殆ど無い様なこんな沢にどんな土石流を起こしたのだろうか.想像は出来ない.

 送電線の下を横断し、崩壊の激しい涸れ沢を横断.確かこの沢を少し遡って444Pへの取り付きだったと記憶していた.しかし、前方(沢右岸)に指導標識が見えてしまった.



送電線の下を通って・・・


もの凄く荒れた沢


この指導標通り・・・(ん!と、思ったけど)


勢いよく道に入って行きます
 ちょっと怪しい・・・と、思いながらも指導標識の通り、樹林の中を沢筋に付けられた道を歩いて行く.それなりに誰かは歩いている様で案外しっかりした道だ.(北方向、少し西寄り) これで、地図確認を怠る.その内、指導標識が出てくるだろうとズンズン歩いて行く.その内倒木が出て来て”道”は消えた.
 ここでやっと地図を出し、GPSで確認.三角形ピーク(300m)の東、沢形(220m)にいるのだった.ふう、今日はすんなり行けると思っていたのだが・・・

 すぐ左上に見える鞍部(三角ピークの真北)に登り、尾根形を444Pに向かって登る事にした.尾根形に踏み後らしいものはなく、藪もなし.サカキみたいな緑の葉をつけた枝が少々煩い程度だ.

 444Pの100m程手前に登り着き、顕著な踏み後に合流.ちょっと歩いて祠のあるピークだった.


倒木が出て来たりして・・・


道が無くなってしまった(汗) やっと地図、GPSを出して・・・あちゃ〜


鞍部着 見えるのは地図上、三角ピーク(300m) 手前側へ登っていく 10:50




コースに出ました.道はハッキリで安堵


444Pの祠 11:20
 後は判りやすい道だった.岩場やロープがあったりするけどさほど難儀する事もなく鉄塔が見える伐採地に着いた.一旦下り、東電の点検道を横切ってそのまま登る.展望のない樹林帯歩きになり、標高400m付近を過ぎて目の前に急斜面が現れる.時間はお昼を過ぎているので落ち葉の少ない岩のある所でコンロを出した.セブンイレブンブランドの醤油ラーメン(カップ).結構美味しい.

 鞍掛山縦走路に向かっての登りは、ジグザグとはいえ結構キツイ.上の壁を避けながら縦走路の分岐に出た.この分岐、目印は古びたテープだけ.判る人でないと地図なしでは此処から下りて行くのは難しいと感じた.


稜線の様子


鉄塔が見えました


沢崩壊の凄さがよく判ります


ロープのある岩場もあります.2ヶ所位あったかな?


あのテープで少し向こうへ下りてしまったけど
すぐ気が付き、引き返して画像手前を左に曲がりました


歩き易く雰囲気の良い尾根


伐採地に出ました


伐採地を見下ろします.左上に延びる道は東電の点検道


下りて又登ります


家の庭によくあるヤツデですね


右、針葉樹  左、広葉樹


落ち葉が少ないので此処でお昼 12:40


三峰山? どこだろう
 誰か歩いているかなと思ったが、このお天気だからか、559P迄ハイカーに出会う事はなかった.富士見峠手前の伐採地では、歩いてきた山並みが良く判る.

 古賀志山山頂に着くと入れ替わりにハイカーが一人下っていった.珍しく山頂独り占めだ.此処のベンチに座ったのは何年振りだろうか.缶コーヒーを持って来たのを想い出し、パコッと開けゆっくりと何回かに分けて全部飲んだ.うん!美味しい.
 此処から、まだ一度も歩いていない直登コースとやらを下りて階段コースに合流.久々の(爺にとって)長歩き、転倒0、擦り傷0.疲れは心地よかった.



標高540mのピーク


559P 13:35


古賀志山 14:25


まっすぐ下りて直登コース


こんな岩場もあるんですね


展望に良い場所


展望場所からの展望


南コースに合流


出発点に戻ってきました 14:50
 Photo Nikon P7800 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.