山登り

宇都宮市
中岩〜中当山
なかあてやま:450m位



                  



2016,12,21 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
 (古賀志山の)御嶽山から赤岩山へ向かって歩いて行き、気になる道標があった.瀧神社は判る.が、雨乞岩と中当山は聞いた事がなかった.そっちの方はロッククライミングの岩場になっている所だから、多分崖に突き当たるんだろう.ま、たいした距離じゃないから、駄目なら戻ればいい.

画像は今年2月末に歩いた時に撮ったもの.

 中当山は何と読むのでしょうか? 林道に”背中当線=せなかあてせん” というのがこの南側山裾を巻いているから”なかあてやま”でしょう.

 暇な時でないとそういう所は歩けない気がするので、ちょっと探索してきましょう.取り付きは大日窟入り口(登山口と表記はない)にする.確かあの辺に荒沢滝というのがあった筈だから、ついでに見ていきましょう.

 朝飯食べて、コタツの中にすっぽり潜り込むと、これあ中々出られない.更にウトウトし始める.特別行かなければならない義務はないからこのまま寝てようか・・・と、つい ウトウト.

 やっとの事でコタツから這いだして出掛けた時刻は9:50.南登山口駐車場に、おお、早い!今日は40分で着いた.(因みに、爺はいつも安全運転です)


南登山口駐車場


すぐに林道分岐、左に行きます


大日窟入り口


説明板(左画像の標識)
 今日は駐車場からGPSをONにしてルートを記録しておく事にした.大日窟入り口に着いてGPSにウェイポイントを記録する為確認.何と、林道から北に50mも外れた所を示していた.へ?何じゃこりゃ.参道とも言える大日窟への道は緩やかで歩き易い(ちょっと浅い掘り割りにはなっている).杉か檜の樹林の中をおよそ15分位で常火屋跡に着く.建物が二棟あり、向かって左側には石塔が3つ.それぞれ古い年代の物の様だ.私にはこういう史跡はよく判らないので、興味のある方は見学とか来られると良い.普通の靴でも問題ない.雨が降りそうなら傘を持ってくればいい.登山の格好は不要だ.

 壁に沿って右へ行けば荒沢の滝がある.水はほぼ浸み程度.家に帰ってパソコンに画像を落としたら何故かコンデジの画像に滝はない.撮り忘れたのか?

 少し登って大日窟.岩屋の中に祠が祀ってある.右に鉄製のハシゴがあり、やや錆びているものの登る事は出来そうだ.登って行くと、上の方が少しグラグラしている.長い年月で固定が緩くなってきているのだろう.沢形の踏み後を登って行くと、あれま! 
ハシゴは危険だから使用しない様に・・・との注意張り紙が木に貼り付けてあった.下の方にもあったのかな? 気付かなかったな・・・


参道の様子1


参道の様子2


常火屋跡(左へ行って大日窟、手前右に行くと荒沢瀧)


石碑1


石碑1の右側面


石碑2


石碑3


石碑4


大日窟



ハシゴを登って・・・



ハシゴの上からは踏み後程度の道
 踏み後はテープ等もあり判りやすい.一旦小尾根に出て陽が降り注ぎ暖かい.気分良く登って行くと、何じゃこりゃあ〜の壁に突き当たる.ほぼ7−80度はあろうかというほぼ垂直な崖に古そうなトラロープが一本.等間隔でワッカが作られ最下端は手が届かない所で切れている.こ、これ、登る人いるのか? 古いトラロープ一本に命を預けて登れる訳がない.

 壁下に巻くような踏み後があり、辿って行くと沢源頭の様な傾斜のある窪地に出た.上を眺めると中岩から西側のクサリ場を下りた鞍部に突き上げている.落ち葉で踏み後を見失い、東側の小尾根に登ると何となく踏み後が付いてるようなそうでないような・・・

 そのまま、岩場などを直登し530m付近稜線の道に出た.少し赤岩山方向に行き、展望の良い場所からは男体山などの日光連山がよく見え、近くではこの間飛んでなかった鳥人間が3人飛んでいた.


テープがある(右上の木)踏み後を追って登っていきます


樹林内から右上の小尾根に移動


気分の良い小尾根を緩く登って行くと・・・


そそり立つ壁に ゲゲッ トラロープが見えます



こんな角度の壁ですよ、 登る勇気なんてありません 壁下を巻きます



ハンググライダー旧飛び出し場が見えてきました


疲れて振り返ると見慣れた風景が


風も無く暖かいので、額にうっすら汗


上に見えるのが稜線です.中岩から赤岩山方向の530m付近



日光連山が良く見えます(ちょっとズーム)




鳥人間が3人(ちょっとズーム)

 中岩に着くと単独男性が昼食休憩中だった.挨拶を交わし爺も失礼してお昼にする.シャケのおにぎりとカップラーメン.遅く出たから(出る時沸かしてきた)ポットのお湯はまだ熱い.風も無くポカポカ陽気.良い気分です.

 御嶽山方向に向かい、クサリ場は下が見えないから一歩が怖い.此処は、持ってきたハーネスを装着して(上から見て)右の巻き道を直接下降してみましょう.練習も兼ねて.この巻き道、下から上がって来て上部は手掛かりが少なくなるから、クサリ登りより怖いかも知れない.が、ザイルで下降は極めて楽.ただ、ザイルは下の方まで3m程残して届いていなかった.この岩場は17−8m位の高さということか・・・結構ありますな.


中岩(此処全体を言う様です)


高原山も雲はありません


練習を兼ね、懸垂下降


左:御嶽山 右:中当山
 さて、本日目的の中当山を目指しましょう.御嶽山手前の尾根分岐(標識あり)を、右に折れすぐ急斜面になった.続いて5m位のクサリ場が出てくる.これはさほど難儀ではない.登りならクサリがなくても大丈夫だ.道は緩やかになり又分岐があった.左へ行くと瀧神社へ、直進は男瀧上部、落石防止の為通行禁止そして右が中当山、雨乞岩と指導標にある.右に折れて尾根から離れ、樹林の中をトラバースするように踏み後に近い”道”を行く.




中当山への分岐


トラバース道
 右上に見える壁下に結構大きな岩穴があるので、もしかしたらあれが雨乞岩か? と、思い見に上がった.しかし標識も祠とかそれと思わせるようなものはなかった.戻ってさらに”道”を追う.雨乞岩と表示板のあるそれ程大きくない岩室があった.水が極めて僅かだが浸みている.ふうん、これね 直進するように”道”を行く.ひと登りで中当山に着いた.山名板があるだけ.灌木に囲まれ展望はない.春なら僅かにツツジでも咲くのだろうが、ピークと言われればそうかな、、、程度.南に踏み後があるので辿ってみましょう.

 すぐに、岩が前方を塞ぐ.左に踏み後っぽいのが巻くように付いているのでそっちへ行くと、岩場が続く急斜面になった.下りられるかも知れないけど、目印もテープも何もない.取り敢えず、この岩場はそこそこ展望が良いので腰を下ろし休憩.さあ、どうしましょ.


水が僅かに浸みています


ひと登りで・・・


中当山から南方向の踏み後


岩が前方を塞いでますよ


←を、回り込んだらこんな所



岩場から東方向

 少し戻って左側(尾根を低い方に見て)の斜面を一旦下り、少々煩い低灌木の中をトラバース気味に先程の岩場を巻く.尾根に戻り踏み後らしきものを追って下ります.枝に掴まった時、指先に痛みがチクリ.トゲが刺さったか?と、よく見ると赤錆色のフェンスが張られてあった(古い物).尚も下降して行くと崖の上に出た.とても下りる事は出来ない.覗くのは怖いので近くの立木にテープで自己確保し、試しにザイルを垂らしてみたが、下には届いていない様だ.

 壁上伝いに西に回り込んで、下りられる所があるか探して見た.涸れ棚に突き当たり、底を覗いてみると大きくハングしている.真下の様子は判らない.戻りましょう・・・と、忠実に先程下りた尾根に復帰.中当山に登り返して、雨乞岩から東に進み、男瀧に至る尾根に上がった.その尾根を登って行けば、指導標のある分岐に着く筈でそこから瀧神社に下りましょう.

 滝コースに出て賑やかな声が聞こえる.岩ゲレンデには平日にもかかわらず6−7人程のクライマーが岩登りに励んでいた.



斜面左側に有刺鉄線が張ってある


崖上に出ちゃいました・・・


上から下りて来て手前滝コースに合流


滝コース入り口に着
”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.