山登り

日光市
(足尾)南尾根〜社山
しゃざん:1827m



                  



2016,12,31 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
 いつの頃からか、12月31日は山に出掛けている.それも(鹿沼市)夕日岳だ.一年の締めくくりとして名前にあやかり数年続けてきた.ただ、ルートは一般的なものではなく、鹿沼市の東大芦川流域支沢を遡行し、山頂に立ってきた.深い思い入れなどある訳がないけど、何となく続いた.
 
 さて、今年はどこからその夕日岳に登ろうか?と思案をしてみたが、適当に少しは楽しく遡行したい沢がない.足尾側からも考えたが、いまいち考えがまとまらない.あれこれ悩んでいるうちに晦日が1日後にやってきた.

 今年は例年に比べかなり雪が少ない様だ.31日の天候も概ね良さそうだし、夕日岳はいずれ(旧歴にでも)行ってみようか.昨年、物探しで足尾の社山南尾根を登った時、対岸の中倉尾根が素晴らしかった.それを思いだし、行ってみようと結論.一応社山に登って、阿世潟峠から下山・・と、計画してみた.

 銅親水公園の三川ダム駐車場には6:15分頃着いた.こんな晦日の日、誰もいないと思った駐車場には埼玉県ナンバーの車が一台いた.車載温度計は−7度.さすがに寒い.朝飯(カップちからうどん)を食って支度をし出掛ける.埼玉県ナンバーの車の人も出て来て支度をしている.挨拶をして通り過ぎる.かなり若い人の様だ.どこへ行くのだろうか?

 朝日で赤く染まり始めてきた足尾の山々を見ながら林道を歩く.鈴が鳴って前方から空身の女性が歩いてくる.朝早くのウオーキングをしているのか.挨拶をして通り過ぎる.
 足尾は山も街も、今年は初めて来た.



一瞬赤く染まった前山?



久し振りの三川ダムP 6:55


久蔵川二俣


カヤトの急斜面を登ります



もう赤くありません.中倉山 沢入山など見えてるんでしょうか?




デジ一 富士山が見えました♪




デジ一 中倉尾根




デジ一 皇海山

 今日は南尾根取り付きから尾根末端に近い850m付近に登ってみる積もりだ.此処から雨量観測所手前辺りまで、対岸の中倉尾根を展望出来る.急斜面の鹿道だか踏み後だかをカヤトに掴まりながら登って行くと、もう暑い.850m付近に着いて(冬山用)防寒ジャケットの下のセーターを脱ぎ、再びジャケットを着る.今は、これで丁度良い感じだ.

 展望の良い所を選んで三脚を出し、時間をかけて駄目画像の生産精進.素晴らしい風景だ.腕がついていかないのが情けないけど、よしッ次こそと又出掛ける時の弾みになる.

 もう少し早く来ていれば赤い中倉尾根を見られるのか・・・ちょっと反省しながら雨量観測所を通り過ぎ松林の中を緩く登ってカヤトの急斜面は開けている.此処からは皇海山も見事に見える.富士山も見えた.ただ、風が少し出て来た.強く吹かないでくれればいいが、、、と、願いながら此処でも三脚を出して撮影を楽しむ.

 今、時刻は午前9時頃.社山には一体何時頃着くのだろう(笑)



三川ダム方向を見下ろします


あれ?こんなのあったっけ・・力が入ってますなあ


白いのが雨量観測所”道”の指導標識


雨量観測所

 その後も展望の良い所では足が止まりっぱなし.南尾根の展望の良さは抜群である事を改めて思い知る.オロ山が頭を出す頃、皇海山の頭は雲に覆われてきた.東側に半月山が見事に見え、1568P辺りではオロ山の独特な姿が鋸山の左側に結構存在感がある.こちらは雲に隠れてはいないけど、やや薄暗い.左に崩壊地を俯瞰しながら樹林の中に入っていく.

 此処から少し我慢の急斜面が続く.西側から吹き付ける風が強くなってきた.足元に雪はない.樹林が切れると風除けがないので辛い.ミヤコザサの急斜面は西側に踏み後が付けられているが、風を避け東側の樹林のなかへ逃げるように登って行く.

 帰ってきて画像確認.半月山をデジ一で撮っていなかった.段々きてるな〜爺



急なカヤト斜面を登って、ふう〜 此処の展望も良いです


カヤトが刈り払われた様な広場、西側、東側がよく見えます



中央が半月山




デジ一 皇海山 雲がかかってきました





登って来た尾根を振り返ります



オロ山が頭を出してきました(中央付近) 皇海山の上の雲が気になります




富士山はまだ見えてます(ズームアップで)



半月山


此処でのデジ一撮影は断念



あれ社山の山頂かな? 遠いねオイ!




崩壊地、俯瞰




左上が1556P



左崩壊地.通るには注意して


樹林が徐々に少なくなってきます
 今日は雪があってもいいようにチェーンスパイクを持って来た.購入して1年半、まだ一度も使っていない.が、雪は全くなく今日も携帯袋から出す事はなさそうだ.靴も普段履いている沢靴もどき(靴底の溝がかなり薄いのでこう呼んでいる)ではなく、冬山にも使える(爺としては)ちょっと高いクラス.さすがに笹斜面もガシガシグリップが効く.

 樹林もなくなり、尾根の中央に露岩が出るようになると風の避けようがない.適当な大きさの岩陰に身を潜め、風が弱まるのを見計らって それっと登る.これを繰り返して左斜面に(シラビソ?)低木帯が現れると山頂は近い.風も若干遮られるから、少し展望にも身が入る(笑)




大平山に続く稜線 雪はありません.これなら縦走も良かったかな・・・



露岩に身を潜めながら・・・


潜めながら進みます



白根山、白桧岳、錫ヶ岳などは雪雲の中(ここでは風が強くて三脚立てられず)




半月山駐車場をズームで




山頂の雲が切れた皇海山



山頂はもう少し、風と戦いながら

 
で、山頂



 山頂はやはり(というか、当然というか)誰もいなかった.腕時計をみたら文字が真っ白.あれま、電池切れですよ.電池取り替えたのはいつだった? ま、コンデジ、デジ一&ガラケーと、時刻を確認する物はこんだけあるので、特に問題視はしません.コンデジを見たら11:45分.お腹が空く訳だ.風を避ける為、山頂から少し離れた岩の陰を選んで陣取る.

 コンビニでおにぎり弁当を買い、暖めてもらってタオルで覆い保冷(今日は保温)バッグにこれまた暖かい缶コーヒーを入れてきた.触るとほんのり暖かい.だから美味しい.東側遠くに筑波山が見える.富士山もまだ見える.登って来た南尾根がボコボコとピークを連ねて足尾の松木方向へやや弓なりに下りているのが、何ともいえない光景だ.

 風がまだ強いけど、樹林で風が抑えられる場所を選び三脚を立てる.



中禅寺湖と太郎山などの山々




デジ一 中禅寺湖(風でぶれてしまった・・)




デジ一 男体山




デジ一 南尾根をいれて・・




デジ一 筑波山




デジ一 山頂から富士山




 男体山方向は雲が多い.太郎山、山王帽子山など見えるのだが、上空の雲が厚く明るくない.白根山は雪雲の中だ.さあ、下山にしましょう.開けている尾根下りなので風は覚悟したが、下り始めて間もなく風も収まったきた様だ.風が強い時白く波打っていた中禅寺湖に、今それは見えない.阿世潟峠でみかん休憩.右、足尾側に下りていく.此処を通るのは何度目だろうか.テープ類(赤、黄色、ピンク、ビニール紐)がかなり増えた気がする.

 工事中だった大きな2段堰堤は完成している.こんなに長かったかな? と、感じる林道を歩き雨量観測所に登る道の指導標を見た.成る程、ここから取り付けば案外楽に南尾根に上がれるかも知れない.

 三川ダムに着いたのは午後4時半頃.冬至を10日ばかり過ぎているのでまだ明るい.


阿世潟峠に向かって・・・


下山しましょう



中禅寺湖



男体山に雲がかかってきました


社山から下りて来たルートを見上げます


阿世潟峠が見えました


赤/黄のマークが足尾への道標


テープ(左上) 此処では少ない方


林道の様子(此処はマシだけど荒れてる所が多い)



この下にも堰堤があります



沢の水は少なくても道路を渡るのは濡れてしまいます


雨量観測所への取り付きですね



今朝登った尾根ですね、もう懐かしい(笑)

”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.