◇山登り◇ 秋田県山本郡 藤里駒ヶ岳 ふじさとこまがたけ:1157.9m 2023,6,5 訪問 爺 (時間は参考になりません) |
白神山地を一度見てみたい・・と、前から思っていた. 夏の花々にはまだちょっと早いけど、故郷にいろいろ用事が出来てしまった.特にすぐ済ませなければならないものではないが、遠いから ちょっとそこまで、、と、いう訳にはいかない. そこで、ありきたりだけどついでに(故郷の)山に行き、花を見て来ましょう.高い山は雪も残ってるだろうし、行く所としては前から行こうとして雨だったりその他で行けなくなっていた藤里駒ヶ岳≠ニ、故郷(さと)がえりでは概ね訪れている森吉山. 計画は白神岳だったけど、ネットで調べてみると、登山コースは現在通行禁止になってるようだ.ガイド付きで途中までは可能らしいが、道草ばかり喰っている爺にガイドさんは扱いにくいと思うだろう.なら、白神山地であるが世界遺産地区外の藤里駒ヶ岳に決めた. ※ヤマレコなどでは、最近でも白神岳に登ってる人がいるけど・・ お天気の様子をみながら日程を決め、6月5日に駒ヶ岳、6日に森吉山、7日に所用片付けとした.取り敢えず目的は決めておきたい.そこで、駒ヶ岳では白神山地の風景を観る.湿地帯を通るから何か花が咲いてるかも知れない.森吉山では花のリュウキンカ、オクエゾサイシンを観る. まあ、こんなところかな. |
どの辺りだったか、晴れてきてガスがどんどん取れていった.車を下りて. |
駐車場 7:10 |
登山道入口 靴をはたいて |
前日泊まった姉の家を、午前4時頃出発.途中の田園風景など朝からみちくさ撮影≠オながら登山口には6時過ぎに着.舗装され、中々立派なトイレなどがある駐車場は、他に駐まってる車はない.平日だしなあ.外気温は9度.やや肌寒い.お湯を沸かして、力カップが出来るまでに支度は終えてしまった.大して荷物などないし. 出発して熊鈴を忘れた事に気がついた.誰もいないし、熊の多いこの地方だから、音の出るものを持ち歩くのは常識.取りに戻ります.15分程のロスだけど、これからのみちくさロスを考えるとへ≠ナもない.鈴を鳴らしながら中々整備されている登山道を歩いて間もなく分岐.田苗代(たなしろ)湿原に向かう. 湿原経由は旧道で時間が少し多く掛かるらしい.湿原からは2.1km、左は1.9kmとありますね. |
オオカメノキは白い花が良く目立つ |
マイヅルソウはこれから |
小沢の水は少ないが流れていて冷たい |
分岐、左は距離が短い新道 湿原へ直進 |
最初の湿原はそれ程広くない |
最初に出た湿原はそれ程広くない.花はまだ咲いていないようで、イワカガミが木道脇に少し見られただけ.広い葉っぱに隠れているから撮影は割愛.次の湿原はやや広い.植生の様子は前者と同様の様で、花は殆どみかけない.次の湿原はこれまでより一番広く木道の奥付近で白い花が咲いていた.イワイチョウ?と思ったが、葉が違っていて、ミツガシワだった.(花の終わった)ミズバショウの葉だと思ったのは、ミツガシワのそれだった.ミズバショウの花はほぼ終わっていた. 木道が終わり樹林の中に入るとすぐに窪地があり、その向こうにシラネアオイの小群落があった.近づいて撮って来ようと思い、窪地に足を置いたらズブズブと泥の中に潜る.これはいかんと慌てて引き返す.ま、この後も出てくるだろうと、此処での撮影は諦め先へ進む. 世界遺産から漏れたといっても、時々現れるブナの木に太いものを見かける.苔が生え直径1.5mはありそうだ. |
ミツガシワ |
三つ目の湿原を歩いてきて、振り返って |
少し泥濘な登山道 |
近くにあったシラネアオイ |
エンレイソウ |
モミジガサに似てるけど違うか.採ったあとがない |
スダヤクシュ |
サンカヨウ 透明感のある花びら 初めて見た |
樹林の中は普通の登山道で、花を多く見かける.サンカヨウの蕾を見つけたと思ったら、十数本くらい固まって咲いてるのに遭遇.旬なものが多く、これは撮って行かなければならない. サンカヨウを撮るのは岩手山以来かな.このサンカヨウ、花びらが透明感の株があった.初めて見た気がする. 三脚を立て撮っていると同年代位のオジイサンが上がってきて、「帰りかい?」 と、声を掛けられた.「いや、これから登って行くんだけど、花があったんで」 と答えると、「ああ、○○ね」 ん!こっち北秋田ではそういうのか.(が、登っている内に忘れてしまった(^_^;;) そう言えばシラネアオイの事を姉が○○と言ってたな.帰ったら聞いてみよう、、で、これも忘れた. では、 お先に、、と足早に登って行った.ザックは背負ってない様に見え へえ〜空身で登山かあ と、おもって背中を見たらぺったんこのリュックサックを背負っていた.成程、山菜採りなのね. サンカヨウの撮影を終えて出発.急な露岩の道になってきた. |
太いブナは時々現れる |
ツクバネソウ |
露岩の急な道 |
オクエゾサイシン |
ハリブキ |
ヘーヘーしながら登って行く.道脇にアオイ≠フ葉を見つけた.ん!もしかしたらと葉っぱをどけると、特徴のある花があった.ガクの先端が後ろに巻き込んであるから、これはオクエゾサイシン≠ナしょう.葉も緑濃い.明日、森吉山で探そうと思っていたオクエゾ・・が、何だかあっさりとみつかってしまい、肩透かしを喰らった感じ.でも、まあ良い.明日は明日.今日のはしっかり撮っていきましょう. そんなに時間が掛からずに分岐に着いた.右に折れ、緩い斜面の稜線道を登ってすぐ、左手180度位景色が広がり、後方には形の良い岩木山が見えた.他は判らない.帰ってから調べてみましょう. 分岐からは急な道はなく、時間も僅かで山頂に着いた.誰もいない. |
ツバメオモト |
木階段道は少し |
マク あれは白神の山々か |
ムラサキヤシオツツジ |
イワカガミ |
新道との分岐 |
山頂が見えた |
岩木山 |
シラネアオイ |
あそこ、、 |
山頂〜 10:00 |
山頂には二等三角点の標柱.覚悟していた虫群はいなくて有難い.座ってお握りを食べる.出発する時力カップうどんしか食べてないからそれなりにお腹が空いている.と言っても腹いっぱい食べてしまうと山行に影響が出ると困るから、程々に.お握り一個、アップルデニッシュを二個.風は爽やかだし、日向ではあるけどそれ程暑くない.気分、良いなあ.昼寝でもしたい気分になりますよ. 山頂からの風景をD810に収め、100m弱の南方向にあるピークに行ってみる.笹と低灌木に囲まれ、上空は開かれているが、全方位が良く見えるという所ではなかった.それでも東側や、直下の素波里湖が良く見えた(姿半分だったけど) ゆっくりと景色を眺めたので下山しましょう.下り始めると分岐手前で今日初めてのハイカー3人と擦れ違う.ご家族かな? |
岩木山 |
素波里湖 |
分岐を直進 |
すぐ開けた稜線道になり、右後方へ目を向けると |
駒ヶ岳の雄姿 |
稜線の分岐から、新道を選び直進.開けたところから右後ろを振り向くと、駒ヶ岳が中々の雄姿.先程擦れ違った3人パーティの中の1人が、その左のピークにいるのが見えた.割と急な下降路は木階段が多く整備され特に難儀な所もない. 道の両側にはチシマザサが繁茂していて、タケノコ(ネマガリダケ)が結構生えていた.ネマガリダケはアクもなく、そのまま汁物や煮物に出来て美味しい山菜だが、此処は誰が採ってもいいエリアなんだろうかしらね. 湿原分岐に着く.時間も早いから湿原に寄って行こうかどうか迷ったけど、帰る事にした.駐車場に着いたら案外車が多く駐まっていた.今しがた着いたワゴン車から下りて来た二人組は、ぺったんこザックを背負っているから山菜採りなんでしょう. 帰路の車運転はかなり気を遣う.何せ、県道317号から分かれる交差点迄擦れ違いが出来ない道だ.所々道脇を少し広くし擦れ違えるようにしてあるのだけど、その区間が割と長い.往路では(朝早かったから?)一台も出会わなかったけど、帰路は交差点まで3台.一台目はこちらがバック.二台目三台目は相手が交差できる所までバックしてくれた.窓を開けてお礼をしました. ←←※西目屋村方面はこの(案内板があるUターン出来る場所)すぐ先から通行止めになってます. |
今日はそれ程暑くない |
ツバメオモト |
ネマガリダケ |
ブナ |
ブナの道 空気が美味しく感じますよ |
ツクバネソウの群落 |
駐車場に戻ってきました 11:55 |
以上 Photo Nikon D5600 |
以下、D810で撮影 | Photo Nikon D5600 |
田苗代湿原 |
岩木山 |
白神岳はどれ? |
* |
素波里湖 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.