◇山登り◇

福島県只見町、新潟県魚沼市
浅草岳
あさくさだけ:1585.5m



                  



2016,6,15 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
 ヒメサユリが多く咲くという浅草岳に行ってみる事にした.計画は、田子倉登山口から山頂を経て鬼が面山を通り六十里越登山口に下山する一般コース.ただ、時間がかかってしまうのと、下山口から田子倉登山口までの8km強を国道歩きしなければならない、ある意味苦行.複数でなら車を双方に置き楽ちん帰りや、自転車をデポして大幅時間短縮という手もある.が、前者は概ね単独で行動するから論外.後者は年だから煩わしい(面倒くさい).

 ま、早目に六十里越に下山できれば、のんびり国道歩きもやむなしと覚悟を決め実行!

 
ところが、田子倉登山口に着く前に計画は頓挫.山頂往復あっさり登山になってしまった.

 計画当日の午前3時に出発する訳が、目覚ましをかけ忘れ起きたのが4時に15分前.急いでお湯を沸かして保温水筒に詰め、出発したのが4時15分.東北自動車道から田島へ.コンビニに寄って食料、水の買い出し.ナビの案内通り、国道289号線に入ると、前に細長いステンレスタンクの大型トラックが走り、これが極めて安全運転.かなり走ってから、追い越させてもらい只見町へ.そこから田子倉ダムまでの僅かな区間が工事規制があり片側通行で何度止められた事か・・・

 田子倉登山口に着いたのは7:30だった.当然、計画見直しで備え付けの登山カードには”往復”と書いた.


下りで見た虹


かなり広い駐車場


立派な石碑の向こうに登山カードボックスなど


登山口


駐車場みる光景も中々


登山道は木道で始まります

大久保沢の指導標
 ま、爺の時間計画はいつも”あやふや”だから、残念がっても仕方がない.登山モードから撮影モードに切り替え出発.周回の場合、200mmレンズ、一脚とか雲台などは置いて行くつもりであったけど、ザックに詰め込む.今回は水消費量の少ない爺にしては500mm2本、お茶ペットボトル1本、缶コーヒー1本と普段より多い.保冷バッグには冷やし中華その他(コンビニにざる蕎麦は売ってなかった) 

 梅雨に入っているから天気はあまり良くない.朝起きたら雨.塩原から田島まで結構強い降りだったが、心配はしなかった.新潟地方は晴れマークで日中は10%の雨確率.只見町に入る頃には雨はあがっていた.

 午前8:00ちょっと前、登山口に入って行こうとした時、若者と一緒になった.屈強でいかにも早そう.どうぞお先にと言われたが、すぐ追い越されるのは目に見えているので、私は遅いから先へ行って下さいと道を譲った.この若者もピストンの様で、次に会ったのは若者が下山してくる途中の頂上から100m標識少し下の辺りだった.

 登山道は整備されていて、はじめのうちは木道.その後は大きなブナの中を通る歩き易い道だった.ただ、蒸し暑い.晴れてきて所々陽が差し込んできているけど、如何せん蒸し暑い.たちまち汗が噴きだしてくる.額からボタボタ滴り落ちてもくる.



幽の倉沢


大きなブナ


大久保沢を渡ります.”此処より上に水はない”


此処をヒョイと上がると


開けた尾根に出ました


田子倉湖


浅草岳は雲の中


鬼が面山も雲の中


少し登ったけどまだ雲の中・・・
 標高およそ900m辺り、開けた狭い尾根道の突端に出た.少し風があり涼しい.眼下に田子倉湖が見える.水は多い様で、ニュースを賑わしている水不足とは無縁のようにも思えるが、素人見だからどうだろうか.西に鬼が面山の岸壁が見える.その上は雲に覆われている.でも、少しずつ切れて(消えて)いってるようだから、頂上へ着くまでには、全体が見えるかも知れない.水を飲み、クッキーをかじり、又登る.

 ケルンが積まれている「鬼が面眺め」の小さな標識がる所に出た.雲がとれるのはもう少し.待っていたいところだけど先も長い.「熊合せ」とかいう大きな二本のブナの間を通り、「重
右エ門岩」の標識柱.どれがその岩なのか判らない.

 この尾根の登りはジグザグ道ではあるけれど結構きつい.”中先尾根”という名が付いている.時々開けている所に出て、休憩に丁度良い.色の濃いツツジやアザミの仲間を見ながら、高度を上げていき今日の目的でもあるヒメサユリの一輪目は、蕾で迎えてくれた.


低灌木の尾根歩きです.時々風が通り抜け涼しい


両側がほぼ垂直に切れ落ちている.道はしっかりしているので不安はない.


岩陰は風がなくても結構涼しい


日向は風がないと熱い.「鬼が面眺め」のケルン



デジ一 鬼が面山



”熊合せ”


道端にヤマツツジ


キノコも生えてます
 それからも、ドウダンツツジ、マイヅルソウ(僅か)やらイワカガミ(僅か)等を見、咲いているヒメサユリを見つけては撮影.足の遅い爺はさらに遅くなる.

 目の前の急斜面を見上げ、あれを登のかい? 思わずギョッ.古くてピントが合わない”AF老眼”で目を凝らすとジグザグに道が見えたので思わず安心.直登だったら考えもんだったなぁ・・・ その道を 誰か、もう下りてくるのが見えた.登山口での若者ハイカーさんだろうか.

 水を飲み急斜面のジグザグ登りに入る.途中、下から見えたハイカーに出会った.爺より(多分)年が上の人で御夫婦の様だ.下の駐車場が見え、トイレのある方に駐めて来た人達だった.少し、お話をして別れ頂上近くで若者ハイカーと擦れ違う.早いですね.

 斜面にシラネアオイをみつけ、これは帰りに撮りましょう.

 ジャスト12:00、祠のある山頂は誰もいなかった.その代わりコバエみたいなのがわんさか.前岳の方を見ると、2人の男性ハイカーが食事休憩をしている.一方、東側には女性4人組が岩場で休憩中.


おおッ 雲が切れてきましたね!


目の前に急斜面が・・・


タニウツギも旬


あっちへ縦走するのも良かったかな〜 でも今度だわさ




岩場その1 以下、どれも難しい所はありません(帰りに撮影)


岩場その2 (帰りに撮影)


岩場その3 (帰りに撮影)


ああ、あともうちょっと・・・


着いた〜 疲れた〜
 先着ハイカーさん達から少し(花の)情報を仕入れ、まずは腹ごしらえ.二ヶ所あるサンデッキ風板張りの場所でお昼休憩しましょう.柔らかな風は涼しい.でも、小さな虫が煩い.人がいないのを確認して、虫除けスプレーをぷっしゅうーーー.お!結構効いてますなあ.少し間をおいて冷やし中華をパクつく.保冷バッグの中に入れて来たから水と共に冷たい.あ〜〜、美味しい.

 食べ終わったら撮影タイム.
サンデッキをベースにカメラと一脚だけを持ち撮影タイム.何処で休んでいたのか、数組のハイカーさん達が通り過ぎますよ.みんな、新潟県側に下って行きますね.爺は、あちこちをウロウロ.

 上空に雲が多くなり、気が付けば時計はもう午後2時半.名残惜しいけど帰りましょう、、、と、山頂を後にする.

 下りもいろいろカシャカシャやるから遅い足に更に足枷がぶらさがり、当然ダブルで遅い(笑)「鬼が面眺め」で既に15:40.鬼が面の上に黒い嫌〜〜な雲が.そこを過ぎて開けた尾根下っていると、いきなり雨がザーーッ.大粒であっという間に濡れてくる.慌ててザックカバーを着け、雨具を着込んだ.カメラなどはザックの中で一応2重になってるから濡れる心配はないけど、念の為.

 雨は10分程で止み、眼下の田子倉湖に二重の虹がかかっているのを見て、感動.(夕立なら)雨も悪くないと思った.駐車場に帰着したのは17:15.中々楽しい撮影山旅でしたとさ.


 余談ですが、登った尾根は ヤマケイ1997版福島県の山:只見尾根  ガーミンGPS:中立尾根 と、あります.


一等三角点


ピーク(前岳)の手前まで行ってみました



デジ一 それ程大きくない湿原のワタスゲ




デジ一 北岳かな・・




デジ一 背景は上の画像の・・・




デジ一 ..




デジ一 前岳に行く登山道には残雪 ピークは浅草岳



(帰り)でっかいカタツムリ


(帰り)何やら怪しげな雲が、、、この後すぐにザアーーッと


(おまけ)田子倉ダムで水面から霧が発生している所


ニガナかな? 頂上までずっと咲いてた


ウラジロヨウラク?


アカモノ


サラサドウダン


ギンリョウソウ


アザミの仲間


そっぽを向いてるヒメサユリ


・・・


・・・


ゴゼンタチバナ


ベニサラサドウダン


○○?シャクナゲ


黄色いスミレ・・・


ミツバオウレン


コイワカガミ


エンレイソウ


ツクバネソウ




・・・


?蝶


ユキザサ


シラネアオイ(蕾)


シラネアオイ


シラネアオイ
”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P7800 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.