◇山登り◇ 福島県檜枝岐村 会津駒ヶ岳 あいづこまがたけ:2133m 2018, 4,12 訪問 爺 (時間は参考になりません) 下手ですがデジ一画像もどうぞ |
朝3:00、家を出る時の気温が(車載温度計で)12度.かなり、暖かい.昨夜から降っていた雨は止み、星が幾つか出ている.今日は晴れの予報だ. スーさんが遭難してから季節が一巡りしたので、追悼を兼ね燧ヶ岳でもデジ一で撮っておこうと出掛ける事にした.先日、ふたちゃんがスキー登山をしたのをヤマレコで見たが、今年は雪が少ないか又は雪融けが早い様だ.昨日は雨で、標高の高い所は雪になっていないだろうか.大雪とかの予報は出なかったけど高い所は判らない. 少し不安を抱えながら、まあダメなら戻ればいいだけだから特に(山頂への)拘りは持たないことにする. 桧枝岐村に入ると道路に雪はなく所々に除雪したらしい雪の塊が積み上がっているだけ.それでも、気温は1度.もうすぐ駐車場・・・と言う所で、 あれっ! 防寒ジャケットは入れたっけか? 駐車場に着いて真っ先にジャケットを探すが、無い.暖かさで積むのを忘れた様だ.寝袋とか毛布とかは乗ってるけど、ジャケットの代用にはならない.セーターと薄いペラペラのフード付きウインドウブレーカー(というのかな)があるだけ.あ〜あ、こんなんで大丈夫か オイ? 取り敢えず朝飯(例によって力カップ)を食べ、6:20分に出発.登山口に入りトイレ前の駐車スペースには2台の車が駐まっていて、一人が支度中.もう一人は支度しているのか解いているのか判らなかった.挨拶をして通り過ぎる. 今日の持ち物はいつもと変わらない.デジ一、望遠ズーム、三脚、ワカン、(10本爪)アイゼン、チェーンスパイク、食料その他. |
駐車場 6:25 |
トイレの前には車が2台 |
林道からショートカットコースへ |
滝沢登山口 7:10 |
沢に架かる橋の手前で、先程支度していた人(結構若そう)が来たので、先に行ってもらう.早そうな人だ.林道から沢筋のショートカット道に入り見えなくなってしまった.橋を渡って、一応チェーンスパイクを着け、歩いて林道に再び上がりすぐに階段がある.チェーンスパイクを外し登って遊歩道には雪がない. 昨年と同様に、「国有林だよ・・・」の案内板がある所で再びチェーンスパイクを着けるが、雪は融けている.少し登ると雪が出てくる.風が無いので暑くなり、額に汗が滲んでくる.雪は湿って表面が柔らかい.が、深く沈むことはなく、踝程度で止まる. ヘリポート広場への急斜面を登りにはかなり汗をかいてしまった.ペラペラ上着を脱ぐと、弱い風がセーターのほころびを通り抜け心地よい.セーターを脱ごうと思ったけど、ペラペラ上着だけ脱いで歩く事にした.お!案外、快適. |
昨年と同じ所でチェーンスパイクを装着、雪少ないですね 7:35 |
急斜面を登ってヘリポート広場 |
ヘリポート広場から |
マンサクが咲いてました |
上は青空、快適に登って行きます |
「○○狩場」? |
ブナの樹林の中をほぼ直登していくから、急な所が多い.夏道をまだ登った事がないので比べることは出来ないけど、数年前に下った時は、結構ジグザグの登山道だったと記憶している. 標高が上がるにつれ、ブナの樹林帯からダケカンバとオオシラビソになり、左右が少しずつ開けてくる.左は樹間から燧ヶ岳が、右には大戸沢岳への稜線(かな?)が見えてくる.どうせ早く登れないので左へ寄ったり、右へ歩いたり道草をしながら登って行く. 森林限界になる少し手前で、上から人が下りてきた.何と、殆ど同じ位に出発した人だった.早いですね〜と、感心しながら挨拶をし、擦れ違う.別れ際に頑張って下さい!と、元気づけられる. 樹林帯を過ぎ、穏やかな雪原光景が広がる.ただ、先程まで晴れていた空が、一気に曇ってきた.雪原のトレースは駒ノ小屋方向に行かず、駒ヶ岳の裾辺り(夏であれば池付近かな)に向かっている.私もそれに倣う. |
2098Pかな |
燧ヶ岳が見えて来ました |
燧ヶ岳 ほぼ全身 |
駒ヶ岳が見えて来たけど、曇ってきたあ |
向かっている内に雲が薄くなってきました. 正面に見える木々の間に・・・ |
・・・出ます |
青空〜♪ でも、雲の流れは早い |
山頂への斜面は下と同じく表面は柔らかい.新しく降ったのではないかと思われる新雪っぽい吹き溜まりもある.山頂の柱は昨年来た時より露出していた.風が時々強く吹き付ける.当然寒いので、ペラペラを着る.風を通さないから、少しの時間ならジッとしていても大丈夫(の様な気がする←ダメなら合羽を着ようと思っていた) ザックを下ろし、大戸沢の方角に向かって手を合わせ黙祷. お昼には少し早いがお腹がすいた.おにぎりを食べ、コッペパンを齧りながら三脚を出しカメラをセットする.上空の雲は流れていき青空が見えている.雲の流れが早く、どんどん変わって行く.撮影していると、赤いジャケットを着た単独男性が登ってきて、ご挨拶.こちらは撮影続行.単独ハイカーは周囲をコンデジで撮って、すぐに下りて行った.山頂には何もないからねぇ. 燧ヶ岳や至仏山、笠ヶ岳などは見えている.やや霞んでいるのはこういう季節だから仕方がない.同じ様に遠くまで見えているけど私には判らない.段々寒くなってくる.上空は又曇ってきた.約一時間経過後山頂を後にし駒ノ小屋に向かう. |
今年は雪が少ない様です |
中門岳 雪庇が小さい |
上の景色からちょっと右に寄せて |
左、三岩岳 右、大戸沢岳 |
燧ヶ岳、至仏山 |
駒の小屋に下りてきました 12:35 |
風の当たらない方へ回って休憩 |
駒ノ小屋は冬季閉鎖中だから当然閉まっている.小屋の東側に回ると風が来ない.三脚を出して、再び燧ヶ岳を撮ったりする.駒ヶ岳の方を振り向くと三人登って行くのが見えた.背中にボードの様な物を背負っているのでスキーヤー、、、もとい スノーボーダーの人達か. 買ってきた納豆巻きを食べる.今日も食べてばかりだ.風が吹き付けてこなくてもジッとしていると寒い.我慢して待ってみたが上空は晴れてこない.三人は山頂に着いた様で見えなくなった. 雪の表面は午後になって大夫更に緩くなってきている.下りて森林限界の近くまで来ると、上空に青空が見え始める.ま、こんなもんでしょうな.それでも往生際の悪さは持って生まれた性格、シラビソを風除けにして三脚を出し、駒ヶ岳を狙ってみる.眼は写真家に近いだろうが、腕は素人のそれ.が、誰に酷評されることもないから楽しい. 下山を再開しましょうとザックを担ぎ、ふと上の渓斜面を見ると、二人のスノー^ボーダーがシュプールを描いて滑降してきたのが見えた.気持ちいいだろうなあ. |
帰りましょう 13:00 |
燧ヶ岳はまだ見えてます |
又、晴れてきた |
燧ヶ岳の頭にも雲が・・・ |
表面が柔らかな雪の急斜面を下る時、潜ってズルズルと滑るのでワカンを着けた.初めのうちは快適だったが、湿った重い雪が潜ったワカンに乗っかり斜面で前につんのめりそうになった.これは上手に歩かないとおっかない.身体を横にして、そろそろ下りると良いんだけど、すぐに(斜面方向に)まっすぐになる.又、危ない.適当な所でワカンを外しチェーンスパイクにする.ダンゴを作りながら下降するが、こちらの方がまだ良い気がした. 途中暑くなり、セーターを脱いで上着はペラペラだけにするけど、寒くは無かった.ヘリポート広場で休憩.バナナを食べ、元気をつけて下降開始.往路チェーンスパイクを装着した場所で外し、足元を身軽にする.後は特に問題なく登山口へ出て、駐車場には16:00丁度くらいに戻った. |
遠くに たかつえスキー場 |
ブナ林の撮影定番 |
雪代 |
フキノトウ |
登山口着 15:50 |
下手ですがデジ一画像もどうぞ Photo Nikon P7800 二代目 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.