滝見

群馬県中之条町
世立八滝




                  



2020,10,4 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 滝屋さん達の間ではかなり有名な殺人の滝(さつうぜん). 一度見ておきたいと前から思っていたのだけど中々機会を作れなかった. 他に行きたい所が多くあってただ後回しにしてたのかも知れないんだけど.紅葉時期の今、見てみようと決め出かけた. 此処は瀑泉さんが既に訪れているのでそのレポを参考にします. 

 北関東道、関越道を乗り継ぎ渋川ICで降りて後はナビ任せ. 何処をどう走ったかよく覚えてないけど、特に間違ったりもせず、瀧見ドライブインに着いた. 朝早いので、観光客の車は駐まっていない. 長く駐車しておいて良いものか何となく不安になり、少し手前の駐車スペースに移動. 朝飯を食べ、カメラをザックに入れ、三脚はザックのサイドに括り付ける. 
瀑泉さんの記事で結構急な階段が多くあるらしいから、手持ちだと疲れる. 

 八滝入口には案内板があり、さてどう回るか思案. 瀑泉さんは一番最後に大仙の滝≠見学したらしい. 今は紅葉時期. 観光客がいると迷惑だろうし、撮影するのに何となく恥ずかしいので、誰もいない早い時間に行くことにする. で、そこから段々の滝=ィ殺人の滝=ィ仙の滝=ィ天狗神社=@と、回ることにした.
 
 下手ですがデジ一画像もどうぞ、滝ばかりです・・・
 


駐車地 8:10


国道を歩いてきて



橋の上から

 まず、右の遊歩道に入りすぐに大仙(おおぜん)の滝≠ェ見えてくる.この滝は駐車地から歩いてくると見えてた滝だ. この時期だから水量は少ないんだろうけど、撮影などにはこれぐらいがちょうど良い. 色づいてる木々の間に全容ではないけど、中々奇麗な光景でこれから訪れる滝に期待が沸く. 滝下には簡単に下りることが出来、左あるいは右、沢の中などに三脚を立てることが出来、ゆっくりと撮影することが出来た. ただ、朝早いので陽が当たってないのと、光周りが弱いのは仕方がない. 出来などは気にしないから、ダメ画像量産に努める(笑)

 入口に戻って、階段を上って行く. 段々の滝(だったん)≠ノ向かうが、随分急な斜面に階段が付けられている. ヒーヒー言いながら上がったと思ったらすぐ下り. これも急で沢近くまで一旦下りて又上がる. としょりには中々しんどいっスね. 救われるのは辺りの景色. 赤や黄色の葉が未だ日が差していない谷間でも輝いている様だ. 

 急崖に設けられたアルミ梯子を登り、分岐に出て又下りる. 途中、やや幅広の滝が見えた. 



入口


先ずは大仙の滝へ













ずーっと登る・・・


紅葉はあるがまだ陽が当たってないので



・・だそうです




木々の間から



ぐーーっと下りて


ググっと上がる 見えるのは段々の滝
 段々の滝≠ヘ滑岩を2段になって水が滑り落ちる滝. こういうのは爺好みですよ.観瀑台は滝正面のテラスにあり、周囲を頑丈なフェンスで囲んでいる. 今日持ってきたレンズは標準ズームと広角ズーム(超広角18mm). 標準ズーム(広角24mm) では此処に三脚を立て滝の全容を撮影することは難しいから. 広角ズームで撮ろうとザックから出して、袋からレンズを出すと ええ〜 いつもそのレンズが入ってる袋にマイクロレンズが入っていた. マイクロレンズは60mm. これで何を撮ろうというのか・・・ あららー、、 どの時点(これまでの山行とか)で入れ違いを起こしていたのか判らない(←大丈夫か〇知症 オイ) 

 嘆いても仕方がないので位置を変え、縦位置でぎりぎり入るテラス手前の斜面で撮影. 滝下にはフェンスを乗り越えなければいけない. そこまですることはないな.ロープがあれば簡単だろうが、テラスからで充分. 撮影を終えて、パンを食べ40分程そこにいて出発. 又、階段登り. 次は殺人の滝≠ヨ行くのだが 此処から少し長い. 遊歩道は擬木の階段とフェンスによって整備されている.このフェンスも設置するのに結構(お金が)かかったんでしょうなあ・・・と、貧乏人はすぐこういう思いが沸く(スンマセン)












段々の滝の観瀑台から下りてきた階段、右上に登る階段



フェンスは殆どの場所に設置されている


崖にはアルミ梯子
 登って登って・・・ 箱の滝が見えます∞久内の滝が見えます≠ニいった看板がフェンスに取り付けられている. 箱の滝は枝葉に隠れて白い流れか飛沫かが僅か見えるだけ. 久内の滝は、鍵がかけられた扉の向こう側に、やはり僅か. 扉の横から行ける隙間があるけど、ま、そうまでして見に行く滝でもなさそうだ. 看板の脇に滝の姿の写真が設置されているのだが、こういう滝だよ、、ああ、そうっスか≠ュらいで何となくむなしい(←知ってはいたのだけど) さらにその上の不思議の滝∞井戸の滝≠ノ至っては見学不可とある. 良く、寺院に○○の家宝(とか歴史物) があるけど見学できません! などいうのと同じだなあ. 

 やや緩やかなフェンスのない道(擬木の階段)を登って仙の滝への分岐に着いた. 殺人の滝を観た後は此処まで戻ってくることになる. 


うーん、良く判りませんね


格子扉の間から・・・フラストレーションが溜まるぞ(笑)


緩く登って


仙の滝への分岐付近 そこから又登って



ぐーーっと登って



頑丈ですよ


更に更に、登るのよね・・・
 奇岩もどきの脇を通り、又登って、更に登って、、、ベンチのある平坦な道に着く. これまでのところ、平坦といえる道はこの辺りくらいかも知れない. そして、道が崩壊してる様で通行止め. 金毘羅山を通るう回路の道標があった. 少し登って祠のあるピークが金毘羅山らしい. 山名版が見当たらないねと思ったら、灌木の中に山名柱があった. 山頂からは世立集落が望め、その上の山並みには雪雲がかかっているように見える. 下から吹き上げてくる風が冷たい. そう言えば、寒気がきて日本海側は荒れるとか言ってたなあ.

 金毘羅山から下ってすぐに本来の遊歩道と合流し、
今度は急降下の階段. 登りも急だけど下りもかなり急ですよ. 下りていくと滝の飛沫を枝葉の間からチラチラ見える、帰りは此処を登るのね・・・と、思いながら観瀑台に下りつくと目の前に殺人の滝(さつうぜん)≠フ、跳ねてる飛沫が現れる.  


ベンチのある所、ここはなだらか


金毘羅山へ左に登る


山名柱 998m





金毘羅山から 世立集落 赤い屋根が目立ちますね



下って・・・


下って










なぜ殺人の滝=H
その名の通り、ここでその様な事があったという言い伝えによるらしい.ま、諸説あるようですが・・・
「旅の行者の持っているお金目当てで、その行者を殺し滝に放り込んだ. 」 というのだそうだ. 何とも物騒な言い伝えだ.
 水の少ないこの時期でも結構跳ねているのだから、瀑泉さんの訪れた時は凄かったに違いない. 観瀑台から観られる姿は全体の半分ほど. やはり、下に降りて全容を眺めないと、ここまで来た甲斐がない.細引きを頼りに伝い下りて沢に立つ. 飛沫が来ない岩陰に陣取り、早速撮影開始. 滝そのものは落差がそうでもないけど、あの飛沫の跳ね方に特徴があるから、ドキッとする名前と共に有名になったのでしょうね、そんな事を思いながら撮影を終えて引き上げた時刻は1時間20分後でした. 随分居たなあ. 

 滝の向かいに尾根が下りてきていてそこへ行こうと渡渉(※今日はスパ長)、 岩の間をすり抜けていくとき針金に右足を引っ掛け危うく転倒し損ねた. (左足)膝のお皿のちょっと下を、岩にぶつけたが軽くだったので大した傷を作らなかったので良かったが・・・ 悪いことは続くもの. 尾根で撮影中、コンデジでも記録的撮影をしておくのだけど、何度かの撮影でウエストポーチからコンデジを取り出したとき、レンズキャップが外れて枯れ葉の積もった斜面にコロコロ転がり落ちた. 簡単に見つかると思ってまず撮影を先行し、それから探し始めたが、これがいくら探してもみつからない. 木の葉を掻き分けたりしてみるが何処に転がったやら. 散々散らかしまくったから余計判らなくなってしまったのかも・・・ あ〜あ

 急な階段を登り返し、分岐まで戻って諏訪神社に寄ってみる. すぐに立派な石灯篭がある神社に着く. コンデジで記録的撮影をしただけでUターン.分岐から仙の滝のほうへやや下り気味に歩いて行く. 相変わらずフェンスと擬木の道だ. それ程時間が掛からずに仙の滝に着いた. この滝に水が無かったというレポのサイトもあったのでちょっと心配だったが、水は流れ落ちていた. 左に特徴のある岩峰があり、奇麗な滝である. その岩峰には、スズメバチの巣が味を添えるという、心配り(?) まあ、蜂が活発に動き回る時期ではないから、安心して撮影開始. 滝前は狭く、超広角レンズがないのを後悔するが、まあ、それは仕方がない. ギリギリ後ろに下がったり、縦位置重視で撮ったり・・・結局この滝も1時間近く居た.


この針金に・・・(-_-;;


尾根から下流を俯瞰



滝全景




マクロ




マクロ

 急な階段を登り返し、分岐まで戻って諏訪神社に寄ってみる. すぐに立派な石灯篭がある神社に着く. コンデジで記録的撮影をし、続いてる道を少し先に行ってみた. 紅葉の下に、重機が置いてあったが人気はない.そこからUターン.分岐から仙の滝のほうへやや下り気味に歩いて行く. 

 相変わらずフェンスと擬木の道だ. 足元はザクザクした岩が敷かれてるので、スパ長では何とも歩きにくい.それでも大した時間が掛からずに仙の滝に着いた. この滝に水が無かったというレポのサイトもあったのでちょっと心配だったが、多くはなさそうだけど水は流れ落ちていた. 左に特徴のある岩峰があり、奇麗な滝である. その岩峰には、スズメバチの巣が味を添えるという、心配り(?) まあ、蜂が活発に動き回る時期ではないから、安心して撮影開始.
 滝前は狭く、超広角レンズがないのを後悔するが、それは仕方がない. ギリギリ後ろに下がったり、縦位置重視で撮ったり・・・結局この滝にも1時間近く居た. 此処まで誰か来るかなと思ったけど、誰も来なかった.





仙の滝に向かいます やや、下り


岩に名前を付けて奇岩巡りってのもいいんじゃないか



大岩が至る所に

















 帰路はほぼ下るだけ.渓間の木々が黄色く色づき、とても綺麗で気分がいい. お昼をとっくに過ぎているのを忘れ、缶コーヒーにアップルパイのパンを食べる. そう言えば、今日は登りが多かったのに汗をかかない. ゆっくり歩いて天狗神社の脇を通り、国道に出た. 駐車場に戻ると、車が一杯になっていて、道路の僅かのスペースにも車が駐まっていた. これから、見に行くという人もいる. 

 帰りの国道は少し車が多い. 八ッ場ダムを過ぎ、JR岩島駅の手前辺りから渋滞. へー、この辺りに何かあるのかな? と、じわじわ進むと、お巡りさんが沢山いて、何と駅の所で車(小型セダン)が住宅だか店舗だかに突っ込んでいた. 見事にまっすぐに. 車3分の1の後ろが見えているだけ. どういうことで突っ込んだんでしょうかね. ノロノロでも走っているから写真は撮れなかった.


帰路


渓は中々良い雰囲気












坑道の様なものがあった

林道終点の様な所に出たが、道は左





国道出口 14:05


ドライブイン、今日はやってないのかな?
下手ですがデジ一画像もどうぞ、滝ばかりです・・・   Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.