◇山登り◇

茨城県大子町(でいいのかな?)
奥久慈男体山
なんたいさん:654m


                  



2014年 11月 21日 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
 昨年この時期に篭岩山を訪れ、見事な紅葉を満喫した.ここんとこ、仕事に追われ(この辺りの)紅葉見学も危ぶまれたが、何とか(無理矢理(笑))都合がつき、出かけられる時間が出来た.奥久慈の男体山は結構人気の山らしい.篭岩山の近くだから紅葉もそれなりにあるだろう.と言う事で、今回は奥久慈の男体山.山歩きに費やす時間はそれ程長くなさそうなので、家をゆっくり出発.

 大円地というから、おおきく広い所を想像していたがそれ程広い所ではなかった.ただ、綺麗なトイレがあり上手く駐められれば10台程度は何とかなりそう.こんな遅い時間では満車.男体トンネルまで戻って路肩に駐めた.支度をしていると、やはり下に駐める事が出来ず、すぐ側の空き地に駐めた車のご夫婦が”平日でも多いですね”と声をかけられ、出かけて行った.支度を終えてトンネルを通り、橋から見える山は結構紅葉している様に見える.トンネルを戻り、大円地を過ぎて案内標識に従い、大円地山荘脇を通って登山道に入って行く.

 すぐにY分岐になり、頂上までの距離が短い左のコースをとった.登山道は歩き易く、急坂を喘ぎ喘ぎ登って小尾根に出ると、駐車地でのご夫婦が休憩していた.結構きついッスね、と挨拶を交わし先に尾根を登って行く.扇状の沢形を回り込む辺りでは紅葉が結構綺麗で、撮影に早速足が止まる.


トンネルの手前に駐車 (奥の車) 10:50


新しげなトイレのある大円地駐車場


ちゃんと標識があるから安心です


登山道に入ってすぐに見える岩峰、何だか急ですね


お茶畑もありました


登山道分岐は 左の「健脚コース」へ


結構歩き易い道です

ヘルメット付標識 11:15
 コンデジ撮影をしている間に単独男性に追い越される.四阿(あずまや)のある分岐までクサリ場が続くが、思ったよりクサリガ細い.そう言えば、下のコース分岐に”クサリに頼るな・・・”、みたいな注意書きがあった.岩斜面には手掛かり足掛かり(スタンス)が多いので、慣れている人で登りならクサリなしでも大丈夫と思う.両側は低灌木、或いはブッシュで下が見えず、高度感はないから恐怖感もない.途中、男性が登るのにかなり難儀していた.下で待っていると、気付いたのか先を譲ってくれた.その先に女性が一人いて、下の男性が登ってくるのを待っている様だった.多分この人達はご夫婦で女性の方がこういう場所は慣れている様子だ.
 女性ハイカー二人が休憩している四阿を過ぎてすぐ頂上に着いた.頂上は3グループ、12-3人が昼食休憩中だった.三角点や社、その回りからの遠望風景をササッとコンデジに納め、アンテナ施設の基礎に陣取りお昼にする.缶コーヒーと(ツナ&卵の)サンドイッチ.暖かいから冷たいお蕎麦も良かったかな~ と、、、


多分これが最初のクサリ場かな


どんどん出てきますよ


頂上に着きました 12:00


頂上の電波塔にお別れして 12:25 ・・・


一般コースを下ります
 お昼をゆっくり食べ、三角点付近に陣取っているグループが一般コースへと下りて行ったの見計らい、今度はゆっくりと風景を撮影.同じコースへ下りて行く.こちらの急坂にはフイックスロープはあるものの、クサリは出てこない.展望の良い所もあるので、ゆっくり楽しみながら歩く.先程下りて行ったグループに追いついたら先を譲ってくれた.展望の良い離れ、樹林の中の下りでは下から10人のグループが上がってきたので、こちらが道を譲る.10人全員が挨拶をしてくれた.
 大円地越に着くと登りに追い越された単独男性が案内看板を見ながら休憩していた.少し話をし、どっちへ行くのか聞かれたので、戻ってくるかもしれないけど鷹取岩の方へ行ってみようかと思っているのです と、答えたら”じゃ私もそっちへ着いて行くかな” の返事はちょっと驚いた.一応、此処は初めてなので、、と念を押しておいたが”私も初めてです”・・・とは、やや心細い.ザックは軽く地図は持っていないみたいだ.仮に○さんとしよう.


大円地越の分岐 12:50


「小草越」 屋根の出来損ないみたいなのが追加の板 13:40 


○さん おお~ 紅葉だ~ と指さしてます


概ねこんな所を下降していきます.沢に水はありません
 ま、道も悪くないので話をしながら紅葉を楽しみ、のんびりと歩く.○さんは15年振りに男体山に来たという.紅葉時期に来たのは初めてなのか、綺麗、綺麗を連発していた.前にかなりな病気をしたらしい.半年ほど病院の入退院を繰り返し、大きな手術も2,3度行ったという.肩から胸にかけて傷があるので重いザックを背負う事は出来ないという.それでも山が好きで、今年は甲斐駒ヶ岳に登る事が出来て嬉しい・・・とも言っていた.タオルの頬被りは手術で顔が少し変形しているのを隠す為で、自分で言葉が普通には言いづらくてもどかしく相手に上手く伝わっているかどうか気にかけているという事だったが、私にはややくぐもっているものの言葉はハッキリ伝わってます.と答えたら、とても嬉しそうだった.ほんとに言われなければ(言葉の事等)そんな事は判らなかった.頬被りも山では結構見かけたりするので、気にはしてなかった.
 さて、二人で紅葉を楽しみながら気分良く歩いて行くと、何やら分岐が出てきた.朽ちかけた案内標柱には後から付け足した様な板きれに「小草越」と書かれてあった.554Pの手前辺りだと思う.南方向を示す文字は「古倉屋敷」と読める.そして、やや薄いが笹の間に踏み後が下っていた.


道はどっちだー、、、○さん


見辛いけど、中央やや左に涸滝の頭.左に巻道の踏み後がありました


滑沢を横断して藪のなさそうな右岸を下降して行きます


大円地山荘(右)が見えてきました 14:35
 「古倉屋敷」=大円地の蕎麦屋辺りだろう と、○さんの言葉.検討し、此処を下りる事にした.鷹取岩に行きたかったが、どの位時間がかかるか調べて来なかったし、○さんはヘッデンを持ってない様だから迷ったりして何かあれば困る.GPSはメモリカードデータにこの山域は入っていなかった(入れてくるのを忘れた)ので車に置いてきた.まあ、概ねの場所は分かっているし踏み後も(此処では)しっかりしているから問題ないだろう.と、踏み後に入って行く.
 ところが、ルンルン気分で下って行くとすぐに足掛かりもロクにないのっぺりした5-6m程の壁もどきにクサリガ垂れ下がっていた.(半分錆びた様な)クサリを頼りにソロソロ下りると、後から○さんがパパッと軽く下りてくる.相当慣れている様で感心し、相当あちこちの山に登られているに違いないと思った.
 壁から沢に下りると踏み後が怪しくなってきた.テープがあるから道はこの沢沿いに付いてるのは間違いない様だが歩く人は少ない様で道には思えない.それなら、踏み後を探すより沢を降ってしまった方が早い.と、所々の岩や小滝(水なし)にやや難儀しながら下降して行く.それでも時々テープがあり踏み後っぽいものも特に左岸に出てくる.樹林を抜けると下の方に建物が見え、茨藪を漕いで建物(蕎麦屋)の裏手に出た.それから少し話をし、お疲れ様と挨拶を交わし別れた.鷹取岩に行けなかった事は少々残念だったが、紅葉も見られたし良い人と一緒に歩け、楽しい一日であった.  以下、紅葉はまとめて下に.












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写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.