◇山登り◇ 茨城県大子町 男体山〜鷹取岩 なんたいさん:654m 2016,12,3 訪問 爺 (時間やルートは参考にしない事) |
今年の紅葉もほぼ終わり、低山も冬支度に入る季節、今年2度目の奥久慈山行をどちらにするか決めかねていた.月居山から袋田滝か又は、表縦走路歩きか. 袋田滝は何年見てないのだろう.ELVが出来てから一度だけ行き、相変わらずの人の多さに辟易したものだった.観瀑施設から観たいとは思わないが、別の所から俯瞰する形で見学してみたいと常々思っていた. 表縦走路は大円地越から釜沢越辺りまで(或いは篭岩山とか明山とかまで?)崖っぷちを歩く爽快なルートらしい.こないだはモミジ谷から裏縦走路を少し歩いた.昨年は、表裏の分岐から裏を歩き”素晴らしい迷走”をしてしまった. 袋田滝へは来年の紅葉をからめて計画し、今回は表縦走路を歩いてみましょう.その辺りの地形を知っておくのも悪くない.鷹取岩とかジジ、ババ岩なども一応観ておきたい. 大円地駐車場〜奥久慈男体山〜大円地越〜フジイ越〜鷹取岩〜釜沢越〜パノラマライン林道〜大円地駐車場 珍しく計画通り迷わず歩く事が出来ました(^_^)V 朝4時25分に家を出て、道の駅「美和」によりWC.すぐ傍の7−11に寄っておにぎりとかおやつを調達する.此処を過ぎると(西金を林道に右折する所まで)コンビニはもうない. 大円地駐車場に車は無かったが、爺が到着して朝飯(ちからカップうどん)を食べている時一台入って来て、若い人がすぐ出発していった.その後、2台程着. |
デジ一 パノラマライン林道で(帰路撮影) 左:多分”曽根”三角点峰 右:鷹取岩 中央:特徴のある形の岩峰奥で休憩(傘の様な形の松が見える所) |
大円地駐車場 |
遊歩道は人家と蕎麦屋さんの間を |
見上げると柿 |
霜で真っ白 |
遊歩道分岐は左を行きます |
今日は穏やかな天気で暖かくなるという予報でも、朝は寒い.車載温度計で氷点下2度.遊歩道の木橋は霜で白くなっている.不注意に足を乗っけると滑り転びそうになった.身体も慣れていないからゆっくり歩きを心掛ける.分岐を左に進み、下にお茶畑を眺めながら登って行く.やがて沢沿いのやや急な登りになり、滝倉への分岐を過ぎてカエデが多くある涸れ沢を横断するが、此処の紅葉が素晴らしい.そう言う季節も終わりに近いけど、これはまだまだ見応え充分だ.おお、さい先が良いではないかと足を止め撮影開始.結構時間を喰ってしまった.この間通り過ぎたハイカーは3人だけ.土曜日なのにやや少ない気がしたが、未だ7:25分は早いのだろうか? 撮影を終え、登り再開.此処からは岩場急斜面のクサリ等が続く.途中尾根に乗り、展望の良い岩場がある.まあ、此処でゆっくり観なくても男体山山頂へ行けば、同じ景色をより広く見られるから、コンデジでパパッと撮るだけにした. |
お茶畑・・・朝日が当たってないからちょっと暗い |
紅葉をまだ見られるなんて、ラッキー♪ |
デジ一 |
デジ一 |
デジ一 |
特徴のある岩峰 |
開けた岩場から |
山頂手前の四阿まではクサリ場が続く.緩いカーブのジグザグではあるけど、岩場の急斜面だ.高感度こそ少ないが注意して登らなければならない.両脇のブッシュ混じり低灌木はほぼ葉が落ちてるから、その間から見通しが僅かだが利く.時々振り返り次第に景色が広がっていくのを楽しみながら登って行く.陽が当たるようになってくると熱くなり汗をかいてくる.四阿で厚手の上着(ジャケット)を脱ぎ、薄手のパーカーに着替えた. 山頂には、祠側に一人、三角点側に3人のハイカーがいた.軽く挨拶をして三脚を出しあちこち撮影.南東側に輝いている海が見えた.近くにいた人が大洗の海だよ、と、教えてくれた.その人は南西側を指さし、富士山も見えるよ・・と、言ってたが爺には見えない.三角の形をした山の上の方、雲の上に白い頂が見えますね.と、詳しく教えてくれた.一所懸命目を凝らしてみたりするがやっぱり見えない.目が弱ってきているから見えません、と教えてくれた事にお礼を述べ山頂を後にする. |
クサリ場が・・・ |
続きます |
月居山への分岐、この後ろに・・・ |
吸い殻入れのある四阿があります |
まず、祠 |
あそこが三角点のある山頂 |
山頂標識板 |
三角点側から祠を見ると |
富士山が見えるというので、ズーム目一杯で撮ったが判らない.そこで、赤色破線の部分を拡大 |
Photoshop Elements で明るさ等調整してみたら、、、おお・・・何とか判る(^_^) (だから、どうしたって言われそう) |
デジ一 日光連山 |
デジ一 大洗の海 ズーム200mm目一杯 |
真下にお茶畑と大円地山荘(蕎麦屋さん) |
特に難儀な所もなく大円地越に着いた.陽が差さず寒い.ゆっくり休憩する所でもなし、すぐに縦走路に入って行く.ちょっと急な斜面を登ると間もなく勾配も緩くなり、男体山を木々の間や時々開けてる所から見て歩くようになる.笹の中のトラバース道は紅葉スポットの一つなのだけど、ほぼ終わり.枯れ葉色が僅かに残っている(中には少しはマシなのもある).多少のアップダウンを混じえ小草越に着く.右に下ると古分屋敷に行くのだけど、昨年同様、通行禁止になっている. 仕事用の林道が近づき、道は良いのでそっちを通りたくなってしまうけど、枯れスズタケの中の斜面に付けられた登山道をテープに導かれ登っていく.表&裏縦走路分岐に近づいたら上から単独の若い女性ハイカーが下りてきた.大円地はこっちで良いんですか? と、今(爺が)来た方向を指差して聞かれた.道はまっすぐですと答え気をつけて、と別れる. 表、裏縦走路の分岐に着いて道を見比べると、表はしっかりした道.一方、尾根を登るような踏み後が裏だ.表の方が多く歩かれているのが判る.表縦走路に分かれて、崖っぷちを歩くようになると、眼下に点在する集落が見え、どれ位切れ落ちているのだろうか?足元は崩れないのだろうか?高い所が苦手な爺は怖くて端っこに寄れない.ちょっと引いて見てるだけでも下半身スースー.下に見える民家辺りとの標高差は地形図でみると200mを越えるか・・・ |
展望のある尾根道 |
風もなくポカポカ |
大円地越は陽が当たってなく少し寒い |
縦走路の急登を過ぎ、道は右に崖を見ながら |
奥久慈男体山 |
笹のトラバース道にある紅葉は終わり.紅く見えてもほぼ枯れ葉色です |
仕事道を分かれ右に登って行く.林床はおびただしい枯れスズタケ |
斜めの立木にテープが一巻き.左、笹の中を登るように裏縦走路 画像では右に折れる様に行くと表縦走路 |
崖っぷちの道から恐る恐る俯瞰 |
標識はしっかりとあります |
葉が落ちてるから見通しは良いです |
こんな風に |
フジイ越の分岐を過ぎ、見晴らしの良い展望岩に着く.男性ハイカーが2人で1人は食事中.軽く挨拶をして、爺も風景を見ながら昼飯とした.目の前に奇岩.左90度方向に鷹取岩.右90度にも特徴のある岩壁.2人ともいなくなった所で三脚を出して撮影開始.風も無く暖かい.岩ばかりの撮影に飽きて、少しボーッとしてみる事にした(ま、10分位だけど).駄目だ、眠くなってくる.水を飲み飴を口にほおりこんで出発しましょう. 三角点(曽根)460Pがあったことを思いだした.地図をみてGPSで現在地を確認したら、既に通り過ぎていた.ま、いいか. 下って又すぐ登る.湿った急な岩場が出てきた.クサリが一本垂れ下がっている.これを登るのか.難儀やな・・・、巻き道を探してみたりするけど見当たらない. よく見ると、岩を削ってステップが造られていた.修験道などには良く見られるものだ.これで楽に登る事が出来た.鷹取岩と彫込表記された丸柱があった.此処も怖いねぇ.端っこにはいけない.先程休憩した岩場や、そこから見た岩峰が又違った形で見えた. |
フジイ越え分岐に着きました |
休憩する展望岩場(帰りに撮る) |
デジ一 鷹取岩 |
デジ一 入道岩 |
デジ一 |
登りづらく見えるけどステップが刻まれているので安心です |
鷹取岩に着きました |
鷹取岩から:入道岩というそうです その奥三角点(曽根)峰 右奥:男体山 そのずっと手前、休憩した展望岩場 |
鷹取岩から、恐る恐る |
鷹取岩をあとにし、多少のアップダウンがあるものの特に難所や迷い易い所はなかった.あ、一ヶ所だけ斜面に出て道を見失う.下降気味にトラバースしている踏み後(の様に見えた)に少し入ってしまい踏み後は無くなった.、あれま、どうしましょ! 仕方ない上に見えるピークへ行ってみましょ、と 戻って右上を見たら岩に赤いペンキマーク.そっちだったか. 釜沢越分岐(?)に着いて右折.パノラマライン林道にはそこから歩き易い道を30分位で降りる事が出来た.車道を大円地駐車場に向かって歩いている途中、鷹取岩や近くの岩峰などよく見える場所があったので、三脚を出し何カットか撮ってみた.(冒頭の画像) 車で走っていると気付かない事が多い.此処もそうだ.朝通った時は気付かなかった.この様な曲がりくねった林道を運転している時、キョロキョロしながらでは危ないから、視点は前方まっすぐ. 三脚を立てていると、通り過ぎる車はほぼ止まるか徐行して前方を見上げてる様だ.ただ、降りたりする事はなく再発進していく. |
道が判らず一瞬焦ったが、上の岩に赤いペンキをみつけて 良かった |
穏やかな道も所々 |
分岐手前の466Pに寄り道休憩・・・ |
←の、すぐ下が釜沢越分岐 |
分岐から樹林の中を降りて行きます |
概ね歩き易い道 |
出口が見えて来ました |
出口(入り口)です |
パノラマライン林道 |
古分屋敷橋から |
トンネルを抜けると大円地駐車場は近い |
”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P7800 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.