◇山登り◇

茨城県大子町
篭岩山

かごいわやま:501.4m
上山(うやま)ハイキングコースは常陸大宮市
に重なる(と思う)

                  



2013年 11月 28日 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
 みー猫さんが奥久慈の上山〜男体山周辺を、グルッと歩き、紅葉の画像を撮影してきていた.紅葉真っ盛りでその数も大変多い.以前から、奥久慈の紅葉は綺麗だと知ってはいたが、中々出掛ける機会が作れないでいた.ちょっと涸れ脳の奥へしまい込んでいたのだが、この情報が出るや居ても立ってもいられない(笑) 紅葉は旬を過ぎるとあっという間に過ぎてしまう.何をさておいても これは、行かなくては・・・

 で、上山ってどこだ? 袋田の滝や奥久慈男体山(まだ登った事はない)は知っているが、そのハイキングコースとやらも初めて聞く名前だ.瀑泉さんが良く行ってるからそれも参考にしよう.その前に(仕事の)打ち合わせ日が近づいているので、その資料作成を終わらせなくては.うーーむ焦るなあ.ま、それは 取り敢えずつぎはぎだらけで良いから資料を作成して、メールでポン.ま、何かあれば質疑が来るだろう.多分質疑の嵐なのだ.一応、仕事と紅葉を秤にかけてみよう・・・・ ・・・・ ・・・・ 
紅葉だ!(笑) 

 出掛ける前日の夜、取り敢えずその近辺の地形図を印刷.瀑泉さんの詳しい記事を探したが焦っている為か見つけられない.最近UPされてるので何とかなるか.みー猫さんのはメチャクチャ凄い歩きだから、これを参考にしてしまうとまず今日中には帰って来られないだろう.捜索騒ぎを起こすかもしれん.ま、上山ハイキングコースとあるから行けば何とかなるだろう.カメラは一応大判も用意して、撮影準備はばっちりOK.

 ナビの設定は迷ったが、西金駅(上山にすれば良かったか?)にして、朝5時出発〜


これから向かう方を見上げると、、険しそう
民家へ入る様にスタート(ちょっと気が退けた)


←道路脇の案内板(左画像の一番左)


橋の傍らにある標識 8:45


不動滝 8:50


不動滝下から

西展望岩から
多分、スカイツリー だと思うけど
思いっきり望遠にしたらぼけちゃった
 烏山を通り県道29号線をひたすら走り、国道118号を北上.西金駅に近づくと「男体山」の大きな道路案内があった.おっ、こっちだこっちだと右折.しかし、県道322号線の何とか温泉方面は通行止めで通り抜け出来ないとある.早速、計画が狂い始めた.考えた末、パノラマライン林道を北上して篭岩から上山ハイキングコースに入れば良いだろう.地形図にもキッチリ破線道が表記されている.何の問題もなし.パノラマライン途中に、何か看板があった.「篭岩へは階段を登って・・・」の様な表現.おお、これはこっちの破線路か.よしコースをぐるっと回ってこっちを下りてこよう.道を下って、民家の前に出ると仮設トイレみたいなのがあり、結構立派な案内板もある.沢を横断する橋の傍らには不動滝、篭岩などの方向を示す標識も.
 適当な空き地に車を駐め、支度をする.・・・が、しまった! 昼飯、水を買ってくるのを忘れた.食べる物がなければ駄目ではないかっぁ〜(涙) 近くにコンビニかお店はあるんだろうか? 「道の駅みわ」近くに7−11はあったきりコンビニはみていないから戻って国道118号を右折.すぐにCOOLがあったので食料、水を仕入れ、再び同じ道を.結構な時間ロスだ.
 気を取り直してこれから行く方向を見ると、何だか切り立っている岩が見えて険しそうな予感.うーーん、大判は止めた方がいいか、、、と、あっさり35mmに変更.ザックはザックリ軽くなった(笑) ← これは正解だった.民家の脇を通りすぎて沢沿いに歩いていくと、水の少ない「不動滝」.せっかく来たのだからフイルム版でも撮っていく事にしよう.それ程急ぐ旅でもないから、ゆっくりと撮影.見上げると、紅葉もそこそこあり丁度良さそうで期待が持てる.ところが、篭岩への道はクサリ付きの狭い幅の登り.おまけに岩は湿っている.滝の頭に出て、沢沿いに進み岩にステップを刻んだクサリ場を登って何やら怪しげな標識のある所に出た.篭岩1.1kmの距離表示を赤い×てんが上書きされている.何のこっちゃね.沢の方にも踏み後があるが、こっちはよく判らないので登りを続ける.これ、本当に一般ハイキングコースか??


登り道の様子、クサリが設置されている


滝上に出て上流を見る  9:20


急登がしんどい、休んで振り返ると紅葉が、、


木の根がある尾根急登、クサリが結構重い


篭岩 10:00
 木の根の這った急な尾根(クサリ、ロープあり)や、崩壊地の直登.紅葉なんか観てるヒマがない.喘ぎながらも登り切り、篭岩に着いた.数体のお地蔵さんが安置されており、なる程あれは難行苦行の修行路だったのかと勝手に結論.アルミハシゴがあって、これには登り禁止の貼り紙が.登らなくても良いのだね、と、何となくホッとする(笑).一登りで展望台.空は曇っているが、確か今日は午後から晴れるとの予報.展望台から風景を見ながらクッキーを頬ばり登りでかいた汗を拭く.
 四阿の柱にくくり付けられている標識に「上山ハイキングコース」とあるので、裏手のよく踏まれた道を緩く登っていく.尾根道に出て、途中右手には紅葉の塊があった.沢が下から上がってきて扇状斜面の様な場所で、中々見事である.ザックを道の脇に置き、三脚とカメラだけを持ってパチパチ.陽は差していないが明るい曇り空なのでむしろ色乗りは良いかも知れないが、爺は逆光を透き通す透明感が好きだ.写真に表現できるかどうかは別にして、こういうのにレンズを向けている瞬間が好きなのだ(と、ダメ写真大量生産の良い訳を予め用意(笑))


このハシゴを登って上に行くのかと思った(汗)


展望台から


展望台
紅葉の画像はまとめて下に

篭岩山分岐 11:30
 かなり時間を費やして、後ろ髪を惹かれながら先へ進んで行くと分岐(Y字路)があった.来た尾根道方向に「篭岩展望台」の表記はあったが、樹林の中に下りている道の表示はなかった.この下にも、先程より多い数のイロハモミジがあり時間を喰われる.この頃薄日が差し掛けたりしてきていたが、太陽が雲から顔を出したのは僅かだった.撮影を止め分岐に戻って、篭岩山はどうするかちょっと迷ったが、そう遠くないだろうと思い結局登ってくる事にした.こちらの道はあまり紅葉はなく見たところ下の方にチラチラ見える.そこへ下りていけば先程の様な群落があるのかも知れないが、此処までで充分撮ってきているのと、登り返しも気が進まないので遠望だけに留めおいた.
 ところがこの道、予習をきっちりしてくれば良かった.稜線の道を気分良く歩いて、展望のある岩場を過ぎいきなりガクンと下降に入る.初めのうちはロープを頼りに少し急な木の根っこの道を下りていく.ロープが途中で無くなり、足元が垂直に落ちているから下が見えない.こんな所を下りていくのかい? 庚申山のお山巡りだってこんな所はないよ、と、一人ブツブツ.トラバース気味に下りて枯れ木の向こうに回れば下降出来そうだと思いトラバースを決め込む.幸いこの岩壁には石が埋め込まれた様な突起があり、充分な手掛かりになった.ザイルを持ってくれば良かったと後悔しながら、一歩二歩カニの横這い.あ? 枯れ木の二又の間にロープがありましたよ.(後で此処が難所のキレットだと瀑泉さんが教えてくれた)


ゲゲッ、此処を下りて行くのか? (キレット) 11:40


足元が全然見えん!! (キレット)


枯れ木の間にロープが隠れてた(キレット)


東展望台 道をまっすぐきて (帰りに判った)


篭岩山 山頂 12:00


一枚岩、ここら辺全体をいうのかな 13:25


竜神川への分岐十字路 13:45
 東展望台、西展望台とあり西の方では遠くに(多分)スカイツリーが見えた.山並みも広く見えたがさっぱり判らない.ちょっと曇っているのが残念.西展望台から周りを笹に覆われた篭岩山の頂上はすぐだった.北に向かって道は延びていたが持ってきた地形図に道の表記はないしハイキングコースではないかも知れないので此処は引き返す.多分、湯沢源流を下降するコースになるのではないかと思ったが、ヘツリはあるらしいし大変の様だ.足元がトレッキングシューズで沢下降は得意ではない.今日は紅葉が第一目的.”君爺、あやふやに入り込まず”である(笑) 風もないから西展望台に戻ってお昼ごはん.
 分岐へ戻ってハイキングコースを再び見事な紅葉を見ながら一枚岩にちょっと寄り道.竜神川への分岐で町道に下りた.民家の脇を通る時飼い犬に吠えられビックリ.町道ではパノラマラインへの道が見つけられずそのまま直進.お墓の前を通って出た所は篭岩展望台だった.戻ってしまったのかぁ.難儀したあそこを下って行くのかぁ〜.溜息をつきながら、篭岩を通り過ぎる.駐車場着15:00

 此処を訪問するにあたって、みー猫さん、瀑泉さんの記事を参考にさせていただきました.感謝です.


何軒かある集落の紅葉 見事だったが、 ここで犬に吠えられた


町道合流近くで、 これが一番凄かった


町道から見上げて


町道から、田んぼの光景


町道をこちらに歩いてきてこの標識を入って行く
 篭岩への登り途中
 COOLPIX P7800(RAWではありません) 以下同じ
 ハイキングコース内、篭岩山分岐手前右斜面
 上に同じ
 あれ、どの辺りだっけ?
 ま、どこでも良いか・・・
 赤かぶりしたかな? 画面全体が真っ赤っか
 これでもか〜 で、もう沢山

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.記録画像は COOLPIX S6400です.