山登り

岩手県宮古市
早池峰山(早池峰)
はやちねさん:1915m

                  



2018, 7,24 訪問


(時間は参考になりません)
下手ですがデジ一画像もどうぞ
              
 早池峰山に行って来ました.ハヤチネウスユキソウをデジ一で撮ってみたいが為です.ただの、下手の横好き写真趣味だけど.物の本によると、ヨーロッパアルプスに咲くエーデルワイスに一番似てるらしい.

 早池峰山は岩手県のほぼ中央にあり、我が家から自動車道を使っても450km近くある.だから、時間もかかる.花のシーズン(6月〜9月頃)はそれを目当てに登山する人も多いという.休日などはシャトルバスも運行される賑わい振りだ.

 人(ハイカー)が多い登山道で三脚を立てたりし、顰蹙(ひんしゅく)をかうのも嫌だし、第一落ち着かない.おのずと平日行動になる.ま、別に仕事をしてる訳ではないから構わないのだけど、僅かながらも都合というのもある(ほんとか?)

 晴れる日を選び、遠いそっちへ出向くからには何処かもう一山絡めたい.と言う事で、姉の家から登山口まで1時間かからない、森吉山にも行こう.穏やかな山だし、此処も花が極めて多い.のんびり歩いて、気ままに撮影登山といたしましょう.

 前日の午後、宇都宮を出発し道の駅「はやちね」には午後8時頃.雨が結構強く降っていた.ま、今うんと降ってても明日晴れれば良いのだから気にしない事にしよう.しかし、蒸し暑い.缶ビールは美味いからいいのだけど、寝られるかなあ・・・
 


河原の坊コース入り口、通行禁止


よく見る花だけど・・・道端に沢山
 眠ったのは(多分)午後9時半頃.蒸し暑いけど雨なので窓も開けられず、寝苦しかった.一応夏用の寝袋を持って行ったのだが使わない.バスタオルをお腹にかけて布団代わり.少し眠り目が醒めたのは12時手前.雨は小雨に変わっていた.

 ウトウトばかりで翌日午前4時半頃まで頑張った.寝るのは諦め、お湯を沸かしてポットに詰め「河原の坊」に移動する.雨がシトシト降っている.止むのかなあ? (道の駅で見た予報では曇りから晴れ) 

 5:40分位に着いた 「河原の坊」 には先着車が一台あり、2名が支度中.まもなく出発していった.コンビニで買った野菜サラダと、例によって力カップうどん(は宇都宮のスーパーで買ったもの)で朝飯.支度してカッパを着、出発. 6:20



小田越え登山口 7:05


濡れた木道



濡れた岩 超塩基性の蛇紋岩が多いそうで良く滑ります.ゆっくり登りましょう

 雨は小降り.当然ガスが濃く、遠景は期待出来ない.こういう場合は足元に期待する.今の花はみんな足元に咲く.丁度良いではないか.

 四合目を過ぎる頃から、雨もほぼ止み花も出てきた.ウスユキソウもポツポツと咲いている.タカネナデシコの紅色が際立つが、雨に打たれてなのか、しおれ気味だ.風は少しあるけど、以前来た時より強くない.これは良かった.六合目辺りでカッパを脱ぎ、今日初めて三脚を立てていると、ハイカーがどんどん上がってきて通り過ぎて行く.

 道は広いから三脚を立てたままでも大丈夫だけど、多くのカメラマンはこういう場所で邪魔をし、顰蹙を買っているので、三脚をたたみ大袈裟に脇に寄る.何を撮ってるのか? 何故もっと花の近くに寄って撮らないのか?等と聞いてくる.適当に答えてやり過ごすのだけど、柔らかい東北弁が多いから結構楽しい.

 女性ハイカーが登山の服装をそれなりに纏めているのに対し、男性ハイカーはバラエティーに富んでいた.普通の服装の人もいれば、トレパン姿、短パンなど.まるで、散歩の延長みたいな人もいて様々.

 男性4人組がかなりゆっくり上がってきた.どうやら(やや太め体型の)1人が、ブレーキが掛かっている様だ.挨拶し、その内の1人と近くの花の名前を聞き合ったりして、先に行ってもらう.




もうすぐ四合目 山の上はガス のんびり登りましょう




雨は止んでます.急がず登りましょう もうすぐ5合目 9:05




5合目過ぎてハイマツ帯の此処は風が強いだろうと覚悟してきたが、あまり強くなかった




下の方を見ても遠景なし




どんどん登ってきます.皆さん元気ですよ 10:15




剣が峰への分岐を過ぎて木道歩き ほぼ風はなし




山頂近くなると上空に青空が見えました. 咲いてるのはコバイケイソウやマルバシモツケ



?
 長野とか山梨とか、あっちの山に比べて若者が圧倒的に少ない.平日のせいかもしれないけど、私を含めてかなーーり年配の人達が多いし、皆元気だ.
 あの4人組を追い越し、撮影中に追い越され・・・を3度繰り返したが、4度目はなく私が山頂に先に着いてしまっていた.その後彼等が到着し、難儀しながら登っていた男性は、着くなり倒れ込む様に寝転んでしまった.ご苦労様でした! 

 山頂でもガスが取れず遠景はダメであった.中岳方向へ少し足を運び、あの稜線を見たかったが、叶わず足元の花(ウスユキソウ他)を撮ったりして、山頂を後にした.

 山頂から下りて;すぐの所に木道があり、その周囲がお花畑になっている.邪魔にならない所を選び三脚を立て、花を撮っていたら、デジ一(オリンパスのミラーレスだったか?)を下げた60歳前後の紳士風に声をかけられた.

 いろいろ話をし、鶏頭山方向に行って、名前の判らない黒っぽい花を見てきたという.当然私など知識もないので、そういう花は見なかったというと、カメラのモニターで花を見せて貰い、場所も教えてくれた.

 ← 何の花でしょう
 ミヤマアケボノソウという、花ではないかと思われます.他のレポを書いていて偶然その画像をみつけたのですが、 リンドウの仲間で「センブリ属」 八ヶ岳とか南アルプス、北海道等に同種が分布してるようです.(白旗史郎の山の花 山と渓谷社2000年7月発行より) 2018年8月2日追記



コバイケイソウ、群落を作ると見事です



山頂の避難小屋


三角点に剣、剣、剣
 モニターの花は黒っぽく、見た事の無い花だった.紳士風さんと分かれて、今日三度目の山頂を踏みその花を探してみた.中々見つからなかったが、諦めかけた頃岩の間にそれをみつける事が出来た.何だか不思議な形をしている.家に帰ったら調べてみましょう.

 戻って4度目の山頂を踏み(つったって、ひょいと通り過ぎた位だけど (^_^;; ) 下山にかかります.登る時に渋滞していたハシゴは幸い誰も居らず、すんなり下りられた.

 4合目付近で、4人組に追いつくと例の(ブレーキ)人は足を痛くしている様でかなり辛そうだった.もう先が見えてるから頑張って! と、声をかけたら苦笑いして おーっ と返事が返ってきた.屈強そうな他3人はピッタリくっついてフォローしている.良い仲間だ.

 花撮影の、のんびり登山.念願だった早池峰山のウスユキソウも撮ることが出来て、満足々々.



下山中、日が差してガスも取れたりします.でも、一瞬




薬師岳も姿を現しました

 山行で見た花々


ミヤマカラマツ


ミネウスユキソウ




イブキジャコウソウ


クルマユリ


ハクサンシャジン


サマニヨモギ




チシマフウロ


ミネウスユキソウ


ハヤチネウスユキソウ


ミヤマシオガマ


ミヤマアズマギク


マルバシモツケ


ハクサンチドリ


ミヤマオダマキ


ナンブトウウチソウ


タカネナデシコ


ナンブトラノオ


タマガワホトトギス
 下手ですがデジ一画像もどうぞ   Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.