滝見

岩手県西和賀町
降る滝



                  



2019,6,20 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 今年も、高山植物(が)多く咲き出す季節に東北遠征を計画していた.行き先は勿論花の多い山ではあるけど、滝も多いからそのあたりも加味してみる.岩手県内の滝は観に行った事がない.綺麗な滝も多くあるという.そんな中で是非観ておきたい滝は西和賀町の「白糸の滝」だ.横にフワッと広がって繊細な流れを落とす様は、きっとうっとりさせてくれるだろう.そこへ行くなら、同じエリアの遊歩道が延びている「降る滝」も観てみたい.と言う事で、今回の東北遠征は、、、1日目滝巡り、2日目岩手山でシラネアオイ、3日目森吉山でチングルマ という予定になった.

 西和賀町観光課のHPから案内のパンフレットをDLし、時間や遊歩道のルートなどを調べておいた.ついでにネットも見てみると、何と瀑泉さんや、たそがれさんの訪問記事もあった.そう言えば、以前行ったという(ここの記事を)思い出した.瀑泉さんは此処を終えてから真昼大滝に行ってるし、たそがれさん にいたっては女神山に登ってしまってらっしゃる.私にはそこまで体力技術がないので、此処(降る滝)でじっくり写真撮り、時間が許せば(真昼本沢の)偵察もどきっつーことになるでしょう.

 一日目は道の駅「錦秋湖」に、短時間車中泊.←宇都宮を午後8時半に出て翌午前2時半頃到着.但し、秋田道が、北上JCTから北上西ICまで全面工事通行止め.ま、それ程の距離ではなかったから良かったけど.道の駅からは朝6時頃に(白糸の滝へ)出発する予定なのでアルコールは駄目.ちょっと横になって休憩するつもりが、長距離運転疲れかぐっすり眠ってしまった.車内が暑くて目が醒めたら7時を過ぎていた.お湯を沸かし、カップうどんの朝飯とする.      下手ですがデジ一画像もどうぞ


20日朝7時頃


白糸の滝駐車場


風化してきた導標
頑張れば、・・降る滝 の文字が
 特に迷う事もなく白糸の滝駐車場へは7時半頃.晴れて気持ちの良い朝だ.パンフレットと同じ図柄の案内板があった.車などは他にない.ま、平日だし.カメラ、三脚、雨具などの他水とパン1個を持って出発.水は沢以外にあちこちから湧き出てる様なので要らない位だが念の為.

 歩き易い遊歩道を少し行くと分岐があり、左に折れ白糸の滝を見に行く.道の右下方向に枝の間から滝が見えてくる.結構近いんですね.滑りやすい斜面を下りて沢を渡ると、簾状の滝が見えてくる.落下する水流がとても綺麗な滝だ.ゆっくりと撮影タイム.

 滝前はそれ程広くはないが休憩場所があり、ベンチでもあれば滝を眺めながらチビリチビリと日本酒でも、なんてのは、風流でいいなあ.って、1時間も過ごしてしまった (^_^) 

 すぐ脇に「姥滝」の標柱があって、そっちへ歩いて行くと本流の水を一気に落とす豪快な滝がある.15mか、20m位か.下段近くが跳ねていいのだがそれを真横から撮るとなると、飛沫とかで辛い.ま、大した写真を撮る訳じゃないから止めときましょ.



歩き易い遊歩道


橋もしっかり



ヤグルマソウ



分岐の所 ブナの木に掛けられた板は風化して文字判別が困難


下って



白糸の滝到着



標柱も立派


撮りましょう!



右斜面後方から見ると虹が出ているのではないかと思ったが、、、



次は姥滝へ


こちらは水量が多くあります



姥滝全景




 分岐に戻って、降る滝へ向かう.地べたに落ちてる板は風化し文字が判別しづらくなっている.AF老眼でジッと見つめると女神山、降る滝へ≠フ文字が浮かんできた (^_^; 小尾根を回り込み支沢に向かって下りて行くと、「姫滝」 の標柱がある.小滝で大したことはないらしいが、名前に惹かれて行ってみることにした.

 踏み後を辿っていくと沢の中に残雪が残り、スノーブリッジを造っていた.ブリッジは薄いので通過しようかどうしようか迷ったが、そおっ
と通り抜けた.それからは(主に)右岸の踏み後を辿り、又残雪が出て来る.此処は固いので残雪の上を通過.

 その上の滑りやすい沢の中を注意深く遡行して小ゴルジュではスノーブロックが現れる.
に到着すると、沢は若干左に曲がり7−8m程の滝がおしとやかに落ちていた.




「姫滝」分岐から少し入った所


イテテと思ったらミヤマイラクサ(アイコ) 大きいから食べられない



渓を塞ぐスノーブリッジ 左側を通過



アマニュウ 食べ頃


ヨブスマソウ(ボンナ) 食べ頃



残雪の上を歩いて




姫滝

   滝は垂直、両岸も切り立って上には行けそうにない.と言う事は、これが姫滝≠ナ良いのだろうと思う.規模は大きくないから、幼少期のお姫様でしょう.デジ一でも撮ったが、三脚を立てる場所が限られているので数枚のカットで終わり.

 分岐に戻って降る滝へ向かう.往路では気付かなかったが戻る途中、木々を見ると殆どがまっすぐ上に延びていて気持ちがいい.サワグルミだろうか.

 沢を渡る個所にはすべてスチール製足場板(?)を利用した橋が架けられ、整備が行き届いている.途中、左岸の崖から湧いて落ちる「女神霊泉」、「岩清水」 などを見ながらのんびり歩く.




綺麗な森林



スチール製の橋


女神山分岐


爺滝は上からだと見えない様だが下に下りて見る道はなし


多分爺滝



空気が美味しい




サラダにして喰えるかな?




ヤマアジサイ(?)に蝶々 ウスバシロチョウかな?









橋は概ねこの様な方法で架けられていた


白い飛沫が見えるんだけど、、よく判らないか



 しばらく歩いて、沢に架けられた橋を渡る時樹枝の向こうに僅かながら白い飛沫が見えた.結構高い所だ.降る滝の標柱がありその向こうにかなり落差のある滝が落ちている.50m以上あるのだろうか? 形の良い滝である.此処でも1時間近く滞在.撮影を楽しむ.下手画像量産システムフル稼働(笑) デジタルっていいなあ.

 駐車場に戻ったらもう午後1時20分.取り敢えず真昼岳登山口まで行ってみましょう.今から、真昼沢を遡行しても大して行けないなあ・・・等と考え事をしながら走っていたら真昼岳入り口を通り過ぎてしまった.Uターンし、真昼温泉を過ぎて狭い林道を走り登山口駐車場に着いたら午後3時を過ぎていた.



降る滝到着




ほぼ全景




広角目一杯で撮ると、木も滝も傾いて撮れる



ツクバネソウ


ギンリョウソウ


真昼岳登山入り口駐車場


林道をテクテク歩き
 ゲートにチェーンはあるけど掛けられていない.が、行くとすれば歩くしかない.こんな時間だから散々迷ったが、「天空の滝」 辺りまでなら行けるだろう.と、沢装備をし出発.お昼を食べてないから、パンをかじりながら歩く.沢に下りてすぐ左の涸れ沢に入って真昼本沢に出る.沢の中は平瀬で歩き易い.思ったより冷たくない.

 「天空の滝」は40m以上あると言う事だ.細い滝で迫力はない.秋なら紅葉にマッチした美しい光景を描くのかも知れない.そんな光景も観てみたいものだ.此処から10−15分程で真昼大滝へ行けるらしいが、もう戻らないと時間もかなり押している.明日の登山もある事だし.と、4−5カット撮影し此処から沢を戻る.

 駐車場へ着いたのは午後5時45分位.「にしね」 へ向かうには丁度よい時間だ.




奥、左が真昼本沢、直進が小松倉沢←こっちにも滝があるらしいが、時間の関係で割愛



平瀬で遡行しやすい


たまにこういうのも出て来る



天空の滝



フキノトウ みずみずしい


オオバギボウシ(ウルイ) 食べられる



満開のツルアジサイ

下手ですがデジ一画像もどうぞ          Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.