◇滝見◇ 宮城県仙台市、川崎町 秋保大滝、仙人大滝 2020,10,16 訪問 爺 (あまり参考になりません) |
道の駅 「三本木」 を午前4時半頃に出発.ナビ推奨では東北道を走らされるので一般道(推奨)を選択.国道4号からすぐに逸れ、何処を走ってるか判らないまま、いつの間にかR457を南に向かって走っていた.そして、R48−再びR457と指図されるがままに進み、市道62を走るようになると秋保大滝の看板が目に着くようになる.さすが有名観光滝.此処からはナビがなくても平気.爺でも迷う事はありません. 駐車場に着いたのは5:30頃.まだ薄暗く勿論誰もいない.徐々に明るくなってきたのを見計らって滝への入り口を探す.植物園とかはすぐに判った.大きな案内板があり展望台への道は判った.で、此処の手前に右へ分岐する道があり、駐車場もあるようだ.そこから、多分滝下に降りられる遊歩道があるに違いない、、と、すぐに移動.駐車場はすぐに判り、その道路の反対側に下り口があった.朝飯は少し早いから、まず大滝見学をしましょう. 遊歩道をゆっくり歩いて15分もすると大滝下の河原に出る.本流の流れを一気に落とすだけあって凄い迫力.飛沫が霧となって舞い上がり、正面では濡れてしまう.適当な場所を選び、撮影.朝未だ早く、渓である故光量は少ない.滝の落ちる流れに露出を合わせると、その白さに引っ張られて周囲が露出不足になり滝だけが白く、他はコントラストの低い画像になってしまう.分割測光でもこういう環境の撮影は中々難しい. 下手ですがデジ一画像もどうぞ 滝だけ・・ |
広〜い 秋保大滝駐車場 |
こっちから行きます 6:00 |
橋の上から |
入り口 |
河原に下りる手前に右から支沢 |
支沢の滝 |
本流だけあって水量が凄い |
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大滝見学を終え、駐車場で朝食を摂って次に移動します.ナビに画面タッチで仙人沢入り口付近(山形神室山登山口でもあった) を入力し、何処をどう走ってるの判らないけど、まだ朝早い時間だから走ってる車も少ないので助かる.時々出て来る標識で、山形道の宮城川崎ICに向かってる事は判った. 宮城川崎ICで山形道に乗り、1区間の笹谷で下りる、国道286号を笹谷峠に向かって車を走らせ、大きなカーブを幾つか曲がった所に仙人大滝入り口があった.アプローチはいいが、駐車場がない.入り口が若干広いので斜面ギリギリに駐める.立派な案内板が立っている.仙人大滝もしっかり表記されていて安心.ザックにカメラなど入れ、支度をしようとして、あれっ沢靴やザイル、ハーネス等一式忘れている.こないだ木曽駒へ行った時、車中泊の荷台スペースを少しでも広くしようと必要のない物を下ろして、そのまんまだったなあ.んーむ、ましょうがないか.座席の下に常備しているスパ長を履く.入り口を除くと道はしっかりしてる様なので、GPSは此処の位置だけを登録.支度中に、上の方から自転車で下りてきた長靴の女性が、ガードロープに自転車をくくりつけ、挨拶して登山道に入っていった.どこから来たの? 道は多く踏まれている、、、というものではないがハッキリしている.仙人沢は 右、かなり低い下に流れていて沢音が小さい.杉林の植林帯を過ぎるとあまり太くはないけどブナの樹林帯になっている.朝日が、黄葉に未だ少し早い枝葉を照らし、清々しい. |
此処が仙人大滝の入り口 山形神室岳の登山口 8:40 |
案内板 |
道は踏み後+ 程度 |
涸れ沢横断 |
とても気分が えーです |
登山道を歩いて涸沢を二つ横断し15分程で沢(本流)が近づいてくる.涸れ沢の中に倒木があり、旬のナラタケがビッシリ生えていた.おお、帰りにいただいていきましょうと、コンデジ撮影だけ.(帰りはどなたかが採集したらしく茎だけが残っていた) 大きな沢音がし、滝があるようだけど笹藪を通して飛沫が見えるだけ.何となく下りられるような踏み後があるが、行きに時間が掛かってしまうと大滝に着くのが遅くなってしまう.帰りに撮りましょう、と、先へ行く.滑り台にでもなりそうな4−5m位の滝があり、乾いた岩の滝頭から下を見る.かなり深そうな滝壺(釜?)がある.魚はいるのだろうか? 右岸に滝が枝越しに見える.結構高さがあるようだが、木々に囲まれているから全容が見えない.撮影は難しいかな? これも帰りに. すぐ続いて5m位か.登山道すぐ下に見える.此処の上流は滑で気分の良い所だ.間もなく二俣になる.此処から爺のボケ具合が発揮される. 登山道をそのまま行けば、それ程問題なく大滝に行けると思うのだけど、破線は大滝の下の滝マークの上を横断しているから、此処から遡行してその滝下に出、どんな滝か様子をみるのも良いだろう.そこまでの等高線はそんなに密ではない.駄目なら、右岸に上がり登山道に出ればいい. |
ナラタケ(サワモダシ) 旬ですね.美味しいキノコ |
滝が僅かに |
水は綺麗です |
柱状節理壁 見応えあります(帰りに撮影) |
下流の流れに映って良い雰囲気(帰りに撮影) |
癒される風景 |
上の画像の下流に、滑り台滝 |
滑り台滝(帰りに撮影) |
マ 徒渉は登山靴だと厳しいかも |
右岸支沢の滝(帰りに撮影) 高さのある滝ですよ |
道から全容が見える滝 |
←の上を徒渉 |
帰りに撮影 |
帰りに撮影 |
二俣から右俣へ入って行きます |
特に問題なかったが、谷は綺麗なV字状.左岸、右岸とも登れるような所が殆ど無い.2−3m程の滝が出てきた.胸高くらいの所の小さなバンドに、ズボンを濡らしながらやっと乗り上げ、横断して滝上に出る.此処の辺りは両岸に細い木が沢まで生えているから、行き詰まった場合は此処から登る事にしよう.更に遡行して行くと何と、両岸が緑の斜面に変わるとても綺麗な渓になった.苔がビッシリ張り付いているのか? こういう渓相は初めて見るかも知れない. そこを過ぎて下の滝マークから5−60m位下流の辺りにくると、行き詰まった.V字の底みたいになり釜の連続.一つ目の深い釜 (多分胸くらいか) には、右岸にトラロープ1本がぶら下がっていた.これで、振り子で釜の上流へ行くのか? 行けたとして見える二つ目、三つ目の釜は通過出来るのか? 何だかスパ長では心許ない気がする.更に今日はカメラの他大きい三脚を持って来たので、いつもよりザックが重い.着地と同時に振られたりして釜にドボンでは、、、いろいろ想像し、気後れしてしまって、戻る事にした.あの、2−3m滝まで戻り、右岸に上がる事にした. 灌木藪にやや難儀しながら登山道に出、涸れ沢を横断して下の滝マークの頭に着き覗き込む.7−8mか10mか.綺麗な滝の様である.此処も帰りに観ましょう. |
両岸はデローンとした滑壁(←そんな表現ってあるか?) |
食べてはいけない月夜茸 |
2−3m位の滝 |
苔が滑壁≠ノビッシリ張り付いている. 不思議な光景だ |
行けそうで行けなかった・・・ 草が生えてる下の苔が削られているから、そこまで登れということか? |
右岸斜面を登って |
すぐ登山道に出ます |
登山道は10m近い滑滝の上を横断している |
中間、右岸テラスから撮影(帰り) |
横断場所から沢右岸の踏み後を辿り、僅かの遡行で仙人大滝に着いた.高さはどれ位あるのだろうか? 細い水が一直線に落ちている.綺麗な滝だ.滝上は紅葉していてこれもいい.河原の大きな倒木に腰掛け、まずは腹ごしらえ.コッペパンを食べながらのんびりと辺りを観察する. 周囲はオーバーハングした崖に囲まれている.滝下は明るく、広く、対岸にテンニンソウが生え、ゆっくりと落ち着ける場所だ.水量は少なく迫力こそないけど、時折何処から吹いてくるのか風に吹かれて、風折れが出来る.とても美しい.まるで(切手の)見返り美人≠思わせる様. 適当に撮影を終えて、戻る事にする.登山道の横断点に立って滝中間やや下の右岸に、三脚が立てられそうなテラスがある.ザイルがあれば、簡単に下りられるのだが、持ってないからちょっと無理.涸れ沢右岸の斜面を木に掴まりながら何とか下りて、滑岩に土が少し積もった所を恐る恐るトラバース.テラスで滝をよく見ると、テラスまでが5−6m位、そこから下が4−5m位かな・・・上の方だけを撮って冷や汗をかきながら戻る. |
遡行して行くと壁が見えて来た |
あ、あれが仙人大滝? 10:15 |
細い滝ですが、周りの光景と合わせフォトジェニック! |
紅葉もそこそこ、これ位が丁度良いかも |
虹も |
登山道を二俣迄戻り、左俣を少し遡ってみる.滝マークはすぐに木々の間からられ、中々大きい滝ではないかと思われる.近づいていくと前衛の滝3−4mがあり、(爺に)直登は無理.滝壺があり、腰まで入らないと滝に取り付けない様だ.夏向きだが、そこで終わり戻りましょう.気になったのは、左岸草付きに踏み後の様なものがあって上に続いている.上の壁の基部にはトラバース出来る様な斜面があり、それを伝えば滝左岸の枝尾根(急)に出られ、滝が拝めるかも知れない.その枝尾根を回り込んで滝下に降りられるかどうかは、行ってみないと判らない.ザイルも持ってない今日は、そんな事したら戻れないだろうから、冒険はしない.もし、又来る事があったら、左俣右岸尾根を登って、上の滝下に降りる所を探す事になるだろうけど、、、ないな、多分. 帰りは本流の滝を撮りながらのんびり戻る.滑り台の滝の下流にある滝は、滝の周りの崖が柱状節理壁で中々の雰囲気.水量も充分.右岸支沢滝はコンデジだけの撮影.ゆっくりした割には充実感がありました.帰りは登山口からそんなに掛からずに自動車道に乗ることが出来、家まで3時間ちょっと.日帰りも充分可能ですよ. 入り口帰着 14:30 |
ダイモンジソウ |
ドクベニタケ |
左俣偵察 |
いやあ〜 旬ナラタケ |
肉厚でみるからに美味しそう、、、食べてはいけません 月夜茸 |
左俣の滝マーク 奥にかなり高さのある滝が見える 前衛は3−4m位 両面は立っていて直登不可 |
下手ですがデジ一画像もどうぞ 滝だけ・・ Photo Nikon P7800 二代目 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.