山登り

長野県茅野市、立科町
蓼科山
たてしなやま:2531m


                  



2019,2,5 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 八ヶ岳連峰の北端にあたる蓼科山に行って来た.いろいろ調べて見ると展望の素晴らしい山らしい.アプローチも案外楽で、此処宇都宮からだと概ね3時間弱と言うところ.大月の富嶽十二景もああと少しなので、そっちも気になるけど少し飽きがきてワンパターン撮影になってしまっている.ちょっと富士山から離れ、風景をリセットしてみるのもいいかな.そうすることによって その次は新鮮な気持ちで富嶽十二景の富士山風景に対峙出来るかも知れない.(←ほんとか)

 ナビに画面タッチでスズラン峠を入力すると、(上信越道)佐久で下り県道44号(中山道)から国道142号.152号、県道40号、ビーナスラインを走るルートが設定される.
 午前3時過ぎに家を出発.ナビ任せで佐久ICを下り、国道や県道を走り途中のコンビニ(2軒目の7−11)でお茶、食料を買って白樺湖方面へ. 私が走ったこのルートでは2軒目の7−11を過ぎると登山口までコンビニはなかった.因みに白樺湖近辺にコンビニがあったかどうか、、、(←昨年天狗岳を登った時その辺りを走ったが)

 ビーナスラインを走ってる時、右に見えるだろうと思っていた白樺湖は、何だか真っ白.あれ、雲海ですよ.コンデジに納めていこうと思ったけど、駐車場所がない.両側は除雪された雪で積もっている.道幅は一車線+ちょっと位なので、停まる事が出来ない.展望台の所で僅かに1台入れる隙間があったが、通り過ぎてしまった.一旦停まり、バックしようと思ったけど、後ろから車が来てしまった.やむなく、諦め登山口へ向かったら、そこは案外近かった.駐車場でUターンし、見晴台まで戻ってコンデジで撮影.デジ一だと薄暗いので軽い標準ズームでも三脚を出さないとダメだ.少し風がある此処の気温は車載温度計で−10度.手が痛くなるので止めた.

 下手ですがデジ一画像もどうぞ ページ1 ページ2



ビーナスライン見晴台から 霧ヶ峰でしょうかね?




車山、とか?



出掛ける時は車が結構増えている


登山口 7:35


案内板でみる所用時間は此処から往復で
4時間半とある.ガーミン地図より30分早い
 すずらん峠登山口の駐車場には既に4台が駐まっていて、2台の人達は支度中.他の2台の人達は出掛けてしまってる様だ.(私が持ってる)ガーミン地図では登り180分とある.30分多く見ても210分(3時間半).山頂に1時間いて下山はガーミン120分のところを150分(2時間半)かかっても合計6時間だから、鈍足+撮影登山の私でも大丈夫.(最悪、明るいヘッデンもあるし(笑)) 

 例によって朝飯力カップを食べ、チェーンスパイクを履いて出発.10本爪アイゼンも一応ザックに入れておく.登山口に入って踏み固められた雪道は極めて歩きやすい.チェーンスパイクの爪も適度に効き、温度がまだ低いから雪ダンゴは全く着かない.快適そのもの

 笹道から急登し、再び笹道になり緩やかな道を進むと、次の急登の手前で男性ハイカーが休憩中.どうやら、暑いので着替えなどしている様だ.軽く挨拶して先へ行く.その人早そうな雰囲気だから、ほんとは後ろでいたいのだけど、、、.

 急坂は、夏だと岩ゴロの坂道らしい.岩をどけたり乗り越えたりして登って行くのだろうか? 今は岩と岩の間に雪が積もりそれが踏み固められているから、此処も登り易い.



ゆるりと笹道


緩やかに見えるけど急



真後ろの展望 南アルプス



快適に歩いて


2110m標高の導標 8:40
 オオシラビソ(?)の中を登るに従って後ろに遠くの山が見え始めてくる.天気が良いし、気温が低いからかなりハッキリした遠望だ(爺的感想) 後ろを振り向きコンデジ撮影しながら登っていると、案の定、下で会った人が登って来た.立ち止まって少し話をし先に行ってもらった.地元の人らしい.と、言っても八ヶ岳を挟んで反対側の山梨県人.此処へ来るのはかなり久し振り・・とか、言っていた.この山から、富士山は見えないが、車山でなら確か見える.自分は此処を下りた後そこのスキー場へ行くのだ、と.(←何とも凄いですなぁ)

 2110m標高の導標がある場所に着いた.ここからちょっと逸れた所に三角点(2113.7)があるらしいが、特に寄らなくてもいい.まだ休む必要もないので先へ進む.ただ、樹幹から仰ぎ見る前方の山(蓼科山)は、登高意欲をかき立てるか、へし折るか、の様に立ちはだかっている.後、急登に入る.
 
 この山は優しい山だというけど、どうしてどうして・・・ かなりしんどいものがある.積雪は多くなり、道の中の岩は殆ど隠れている.急斜面でほぼ一直線の道は立ち止まって振り向ける場所があまりない.更には、前日かその前の日かにソリで(道を)滑り降りた人がいて、それがパッキパキに凍ってしまい、表面は滑らかときているから下手に足を置こうものならツルーーーッとくる.ま、それを承知でしっかり爪を効かせれば大事にはならないんだけど.(樹林が切れる辺りまで続いた) 




ひぇ〜っ あそこまで登るのかよ オイ




八ヶ岳だ〜




もう少しよく見える所から




南アルプスと、それを支えている様に見える 長〜い裾野



立ち枯れ帯


中々しんどいッス



あそこで樹林が切れる

 2400m位か、樹林が切れて所々凍りついた岩場を登る様になると展望が効く.それまで無かった風も強く吹き付けてくる.傾斜が緩み雪の踏み跡は山頂に行かず、山頂ヒュッテ方向に向かっていた.雪に半分埋もれた様なヒュッテ(休業中)を見て山頂へは緩くひと登り.先に行った人が山名標柱の傍にいて三たびご挨拶.

 先に来て、神社付近から戻ってきた若者3人組が、槍が見えたとか乗鞍がどうとか言ってたが私にはどれがそうだか判らない.パッと見て判るのは八ヶ岳と南アルプス、浅間山くらいだ.

 山頂は意外にも風がそれ程強くなかった.水を飲んでコッペパンを齧りながら撮影準備.広い山頂の端っこを時計周りに歩いてガシャガシャ.
 南西側(方位盤のある方)に回り込むと、極度に冷たく強い風が下から吹き上げてきて、三脚にセットしていても煽られて撮影にならない.白樺湖もジックリ俯瞰してみたかったのだが、今はダメだ.取り敢えず先に進んで南アルプス、中央アルプスや御嶽山などをズームアップで撮る.
 更に、回り、浅間山などもよく見える.360度素晴らしい風景ですね.良い日に来て良かった.



北横岳の奥に雲を被った山が見えるけど、何処の山?




登る方向左側遠望 中央アルプス? 白樺湖も小さく見える ただ、風が強く冷たい〜



凍り付いた斜面を登って


傾斜が緩むと雪道のトラバース


山頂ヒュッテ


山頂到着 10:20 山梨の人


激写中(笑)


方位盤


岩だらけの広い山頂部


蓼科神社



 蓼科神社にお参りし、山名標柱のある所まで戻ると単独(若そうなヘルの)女性が登って来た.スマホで撮ってくれと頼まれたので、スマホが苦手な私だが受け取り、標柱でポーズをとっている女性に向けるとモニター画面が真っ暗.へ? 女性に戻し直して貰ったがどこか触ってしまったのか? すみませんでした.改めて撮り直し.

 犬を連れた単独男性が登ってきてビックリ.その後3人位の若者ハイカー.平日でも結構来ますね.

 山名標柱の脇にある岩陰で、三脚にセットしたままの望遠ズームからカメラを取り外し、標準ズームに付け替えようとした時、かじかみ加減の手からレンズがポロリ.僅かの高さからだったが雪の中からチョピっと出ている岩角にレンズを下にして コッツッ あ! 拾い上げてみたらCPLに綺麗なX傷. あ〜あ 本体は無事で良かったけど・・・

 山頂で缶コーヒ2本で暖めてあるおにぎり2個を食べ満足して帰ります.辞したのは12:15.随分ゆっくりしましたなあ.往路は下山者5人と擦れ違ったけど、下山時は10人弱と擦れ違った.途中1ヶ所で三脚を出し、又道草撮影.下山者2人に抜かれのんびりと下降.4210標柱辺りから雪ダンゴが着くのが多くなり、杖で叩き落としながら、駐車場に着いたのは14:15. 家に帰るにも丁度良い時間だ.



 八ヶ岳の右方向を撮影中に左側から大きなジェットエンジンの音がしてきた.音の方角を見ても旅客機とか飛行機雲とかはない.そうか、(自衛隊などの)ジェット機なら音よりずっと前を飛んでるだろうからと、上を見上げたがいなかった.ま、いいかとファインダーに目を戻しシャッターを切って目をカメラ越しに八ヶ岳方向に移したら、ジェット機が2機飛んで南アルプスの方に消えていった.帰って撮った画像を見てみたら、2機共しっかり写っていた.自衛隊機(?) どこから飛んできているのだろう?

 ←デジ一で撮ったものから切り抜き拡大 80mm ASA400 1/500sec 明度若干調整



山頂から、八ヶ岳




北アルプス 左手前が霧ヶ峰でその手前が車山?




平らな台地は美ヶ原らしい 奥に北アルプス




左、根子岳と四阿山 中央は横手山 右、黒斑山と浅間山 

下手ですがデジ一画像もどうぞ ページ1 ページ2     Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.