山登り
長野県安曇野市、松本市
前常念岳、常念岳 −1
まえじょうねんだけ:2662m
じょうねんだけ:2857m


                  



2024,6,20 訪問


(あまり参考になりません)
              
 登山口がある安曇野市へは、ズーーッと自動車道を通って安曇野IC迄行くのが最も早い.但し、爺の近くのICから¥5800強かかる.MAPでは3時間15分位だという.全体的に見るとほぼ一直線と言えるが、上信越から長野道に入る時、千曲市へ大きく三角帽子を描くように走る.見た感じもったいない.
 そこで、東部湯の丸SAで降り県道81〜国道254号を西進.千円以上節約する事が出来ました.ただ、この一般道は道路工事区間が多く時間も掛かりました.
 
 道の駅「・・・ほりがねの里」 で車中泊.久々だったせいもあるけどあまり良く眠れなかった. 例によって大型車が何台かエンジンかけたままだったし.登山口へは案内が多く判りやすかった.有名な山だからなあ.

 午前2時前に支度を終え、自分の車を撮り レンズにキャップをしようとしたら、ポケットに入れておいたはずがあれ?ない. 何処か落としてしまったか? 辺りを探してみたが見つからない.むむむ、と車のボンネットの上や、下を覗いたりしても、ない.諦めて、キャップなしで出掛けてしまおうかと思いつつ、まさかなあ、と車のドアを開けて運転席のシートを見たら・・・そこに、置いてありました.何というか、、バカですねえ.

 早々に間抜けなことを しでかし赤面.真っ暗で良かった.林道を歩いて三股登山相談所へ着き、家で作ってきた登山届を投函.テーブルの上にノートがありますね.これに書いて行くのか?と思ったら、目の前の説明板にインターネットで届出した人はノートに記入=ゥ正しい文章は?だけど、こんな意味
 登山道に入って、すぐに登りになる.


これね、カメラが傾いてる訳じゃなく駐車場に傾斜があるんです


登山相談所 2:10


迂回路って?


4:35 明るくなって
 ただ、ひたすらジグザグの登りを続け、1800m位の所でちょっと休憩.朝早かったから、朝飯は食べてない.お腹が空いては登れない.おにぎり一個とサツマイモのデニッシュ一個を食べる.車中泊した道の駅近くのコンビニはファミリーマートで、アップルデニッシュは売っていなかった.そこでサツマイモのデニッシュ(これは7-11では売ってませんね・・同でも良い事だけど)を買ってきたのだが、かなり甘い.砂糖は追加してるんだろうね、きっと.
 水はペットボトル3本.この山の行程内に水場はないが.水消費の少ない爺は間に合うでしょう.

 次第に明るくなりヘッデンなしでもだいじょうぶになった.標高はどれぐらいだろうか? 樹林内だからまだまだ薄暗い.それでもポツリポツリと小さな白い花は判る.ゴゼンタチバナやミツバオウレンなどですかね.イワカガミもあるようですよ.そんな中、左斜面に小さな花を見つけた.ランの様である.ははあ、イチョウランですよ.此処で見られるとは.早速撮影してみたが、やはりうまく撮れない.下山時にキッチリ撮る事にしましょう.



今は安曇野市


暫くは起伏の少ない道


イワカガミ、ミツバオウレン、ゴゼンタチバナ


何かの基礎?
 ジグザグ登りとは言え、急斜面から開放されると楽である.そこには堀金村≠フ標柱と風化で読めない木に打ち付けられた金属板の導標があった.あまり起伏のない道は楽である.ただ、相変わらず樹林帯の中で展望とかは全くない.2250m辺りかと思うけど、木の根が露出してその向こうが登りになっている.ははあ、ここら辺りから前常念岳への急な登りになるんだね.んじゃあ、ちょっと休んで行きましょう.と、木の根に腰かけ水を飲んだりしていると、背の高い精悍な単独男性が上がってきた.

 ご挨拶し、いろいろお話.その人が云うにはこれからの登りに岩場やガレザレの急斜面になるそうで、そこが難儀だという.その人は、常念岳から蝶ヶ岳へ回るらしい.そっちへは行かないのか、今の時間なら回るのは問題ないと思うけど、と、聞かれた.とてもそんな体力はありません、と答える.じゃあ、山頂で又会いましょう、、と、言ってくれたが、足が遅く写真を人一倍撮ったりするから、山頂にはいつ着くことか・・と、笑って返す.(←ま、事実だし・・) その人は小気味よいリズムで登って行った.

 その人を見送り、こちらもヘルメットを着けて出発.(爺の遅い足で)20分弱登り、アルミ梯子が架けられてある所に着いた.




右の木の根に腰掛けて休憩




あの上が前常念岳かな 露岩が多いね



アルミ梯子


パッと風景が広がると気持ちがいい
 アルミ梯子を上がると樹林帯を抜け、ハイマツの中の岩の上を登って行くようになる.幸い、幸いこの岩の表面は滑らない.(濡れたらどうだか判らないけど) そして徐々に展望も良くなってくる.特に登り方向左側の稜線が良く見え、中々気分がいい.右側は遠く安曇野の市街が霞んでいる.

 道は概ね登り方向左側で、つけられたマーキングは古いからか、かすれたものが多い.ま、どのみち、右へ行って景色を撮ったりするし、道(ルート)が判らなくなったりして、登れる所を登る、、という爺のいつものパターンになる.


露岩の急斜面


あ!高い山の頭が



マーキング




登るに従ってニョキッニョキッと、後ろから



気温はそれ程高くはないと思うが、汗が噴き出してくる


蝶ヶ岳の稜線



影自撮り



フウフウ・・


まだまだ上があります
 ガレザレの登りが終わると、大きな岩が積み重なって、その上を登って行くようになる.爺はとしょりだし、ヒョイヒョイという訳にはいかず、オタオタノロノロ.ただ登るに従って、穂高連邦(で、いいのかな?)が頭を出し徐々に大きく見えてくるのが良い.ただ、その度に足が止まり撮影するから、時間がかかる.

 下のハイマツの上に何か黒っぽい物が動いていた.何だろう? ああ、ライチョウかな?とズーム目一杯で撮っておき、ソロソロと下りて近づいて行ったが、ハイマツの下に下りて行った様で見えなくなった.家に帰って画像を拡大してみたら、やはりライチョウだった.

 ガレザレの急なルートから、積み重なった岩を巻いたり乗り越えたりしながら、登りを続け 上方、岩の間にテープが巻かれた杭の様なものが見える.それに向かって登って行くと岩石に囲まれた赤い屋根が見えた.ははあ、避難小屋ですね.するとその上が前常念岳か.やっと着いたか〜.



穂高連邦がジワジワと




登って来た道を見下ろす、なだらかに見えるが結構 急



まだ、だね


まだまだ、だね


この斜面あまり花は見かけないが、岩の間にイワカガミの固まり


お、ライチョウだズーム目一杯、 カーソルで切り取り拡大



登り方向右側 遠く安曇野市街は霞んでる



上に何かの小さな石柱?


避難小屋


山頂〜 7:20


辺りは積み重なった岩だらけ



一際高く見えるのは横通岳、その左三つ目のピークが大天井岳ですかね

 前常念岳の山頂は岩がゴロゴロしていて平らな場所が極めて少ない.そんな所に、苔のような物の中に白い小さな花が沢山咲いていた.これはミネズオウでしょう.変わった名前で和名は峰蘇芳≠ニ書くらしい.爺が見るのは未だ二度目(多分)かな、、

 三角点を撮って、辺りの風景もゆっくり撮る.北方向には大天井岳や燕岳など見えてるんでしょう.此処から常念岳は稜線の陰に隠れて見えない.一方、南西側だと蝶ヶ岳(ヒュッテも見える)や西側には北穂高岳など(←これから常念岳に登って行くとしっかり見えてくるんでしょうけど) 此処からでも素晴らしい風景を堪能できますね.撮影中4人位のそれぞれ単独男性ハイカーさんが登っていかれました.

 じっとしていると、小さなハエがヒュンヒュン身体の周りを飛んでいる. ゲッ ブヨですよ.こんな高い所でもいるのかあ.

 やや、時間をかけて撮影し、ノロノロと出発.積み重なった岩の上を踏み外さないよう歩いて行く.後ろから極めて軽装のオジさんがやってきて、岩場をスイスイと軽快に(走るように)歩いて行く.凄いなあ〜.続いて女性も同じ様な恰好で、パパパッと. いやはや、、、



穂高岳(前とか奥とか北)でしょう 南岳が少し



山頂から少し離れた所にケルン


ミネズオウ



常念岳がどっしりと

 ピークっぽい所に出ると、景色が変わる.その度にD810をザックから出して風景撮影.常念岳山頂は見えているが、一体いつ着くのやら.登りを続けて行くと槍ヶ岳が見え、その上は雲が多い.北方向も同じ.明日から崩れるというから、このお天気も判らない. 高山なんていつ、この光景が雲に隠れてしまうか、見られる内に撮っておかなければいけない.山頂なんて二の次三の後だ.

 一人二人と、山頂を目指すハイカーさん達が通り過ぎていく.これまで女性は二人ぐらいだったかな? 殆どは男性だった気がする.足早に登っていくその人たちにとって目の前の風景はどうでも良い感じに見えるが・・ 時間を勝負にしていたり、 まあ、何度も登っている人達なら、そういうのもありうるかな.

  続きます.


常念乗越の分岐だが、道は使用されてない様


蝶ヶ岳の稜線 ヒュッテが見える



前穂高岳、奥穂高岳




ちょっとズーム 山体がハッキリしてくる 手前、横通岳 東天井岳 左奥に大天井岳の鋭鋒




振り返って

 Photo Nikon D5600 
  

HOME  /  閉じる

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.