◇山登り◇ 新潟県湯沢町、群馬県みなかみ町 平標山〜仙ノ倉山〜大源太山 たいらっぴょうやま:1984m せんのくらやま:2026m だいげんたやま(と、呼ぶのかな):1764.3m 2016,6,3 訪問 爺 (時間やルートは参考にしない事) |
上越の山入門である.若い頃スキーには何度か来ているけど、登山は初めて.計画時、何処にしようかいろいろ迷ってしまったが、花の季節到来ということで花の撮影に重点を置く事にした.上越の山は何処へ行っても花が多いからどれを選んでも良いだろうね、、、とばかりに的に当てたのが「平標山」.車でのアプローチも我が家から近い(北関東道)壬生ICから月夜野ICまで2時間程度(但し、爺の下手で遅い運転でも・・) そこから国道17号線で登山口までは30kmちょっと.案外楽だ. 朝3時半前に家を出て、登山口の駐車場に着いたのが6時頃.朝飯(相変わらずカップうどん)を食べて出発.前もって書いておいた自製の登山届けをポストに投函し、歩き始める.今日のお天気は概ね晴れ.でも、少し寒いので薄いジャケットを羽織った. 「松手山経由平標山」の看板のある所で、何やら賑やかな後方を見ると、20人位か? の団体さんがこちらに向かって歩いてきた.今日は(花の)撮影目的であるから、休日などはハイカーが多い人気の山、登山道などで三脚を広げていたら他のハイカーに迷惑をかけてしまう.そこで、ハイカーの少ない(と思われる)平日を選んできたのだが、、、 登山口に入って行くとすぐに階段の登りだ.こういいう整備された階段の登り道は(下り道もそうだけど)苦手で何故か疲れる.階段の登りはかなり上まであり、しっかり汗を絞られた.階段が終わって傾斜がやや緩む辺りで疲れて休んでいると下から先程の団体さんが上がってきた.先に行っていただきましょう、と、道を譲ったら20人程ではなく40人近い集団.延々と続く”おはようございます”で、疲れが増してしまった(笑) |
トイレ側から駐車場 |
登山口 |
登山道は階段がズーーッと |
この集団の殆どが高校生みたいな感じ.何やら書類、通信機(トランシーバー)などを持って指示したりしている人に聞いてみたら、新潟県内の高校山岳部の合同訓練か何かと言っていた.話している間に通信機でどっかと会話している.”2班は今○○です”などと応答しているから、この集団は2班で1班はもう先にいっているのかと思った.因みに何班くらい登りにきてるんですか? と、聞いたら全部で6班とか言っていた(5班だったかな?). 集団をやり過ごしながら後から沢山来るのか・・・写真撮影もちょっと慌ただしくなるかなぁ 等と不安に思いつつ先へ進むと、あの集団が休憩していた.最後尾が一般の人が通ります、道を空けて下さ〜〜い、と声をかける.休んでいる40人近い列の脇をつい早足になって登ってしまう.この辺りから爺のペースが完全に狂ってしまった.鉄塔の手前で再び抜かれ、そのすぐ先で又爺が追い抜く.又、追い越されホッとしながらペースを掴みながら登って行くと渋滞している.そこへ近づいて行くと、又”一般の人が通ります〜”. こんにちは、こんにちは、こんにちは・・・・ 相手は爺へ一回だけど、こっちはみんなにだもの.あ、この挨拶これで3回目かな? いや、まだ2回目です.そうだっけ? (松手山を過ぎて、平標山の手前まで続きました・・・) その内”こんにちは”を返すのも大変になり、首をタテに振ったり手を軽く挙げるだけにした. |
タニウツギの奥、高校生達 |
樹林帯を抜け、展望が広がります 高いのは筍山 スキーで行った事があります |
(特別)高圧鉄塔に着きました |
真っ白な苗場プリンスホテル |
又、階段が・・・ 疲れます |
登山道脇にアカモノ |
松手山山頂 誰かサングラスを置き忘れた様です |
松手山山頂に着き、初めて水を飲む.一般ハイカーが5−6人程休憩していた.開けていて展望が良く絶好の休憩場所だ.大山祓・・と彫られた.何人か出発し、単独ハイカーと女性2人組が残った.三角点の上にサングラスが乗っかっている.声をかけると残っている人の誰の物でもないようだ.高そうなサングラスだね、と、男性ハイカーがボソッと.女性2人組は此処の花に詳しいようだ.平標山から仙ノ倉へ下る途中に広いお花畑があるそうで、今日はそれを目的に来たのだという.これは、良い事を聞いた. 松手山からは南側の展望が良く、足元にイワカガミやアカモノ、ツマトリソウなどを見ながらゆっくり登っていく.間もなく大山祓・・と彫られた休憩に良い場所を通過.数人が屈んで何か撮影していた.斜面を見ると白い花が沢山咲いていた.ハクサンイチゲだ.今日はこれが目的の一つでもあった.デジ一はマクロ兼用の標準ズームと、望遠ズームを持ってきた.望遠ズームは重いので(山に良く持って歩く)バサルト三脚は使えない.少し重い三脚をザックの脇に差し込んで持ってきたが、結構応える.技術が伴わないとなるとさらに応える(笑) 集団が近づき(当然ながら)三脚を持ち道を空ける.少し間隔が開き一般の人達も通る.そうこうしているうちに次の集団が近づいてきた.花撮りテンションは下がりっぱなし.難しいな〜 こういうの、、、 |
どれが平標山? 真ん中やや右のピークでしょう 此処は1620m付近かな |
苗場山ですね♪ |
集団が通り過ぎます.後ろの集団は休憩中 |
がんばれぇ〜 |
見事な光景なんですがね |
大山祇碑 |
ハクサンイチゲの群落 |
シャクナゲは痛んでグロッキー状態 |
イチゲは元気そのもの |
デジ一 |
デジ一 |
登山道から 北側 結構遠くまで望めます |
西側、手前が今登ってきた稜線 |
平標山山頂には5−6人のハイカーが遠くの山並みを撮影していた.人間は少なかったけど、沢山のザックがデポしてある.仙ノ倉山へ続く道に集団が見えた.成る程、空身で往復出来るのだから、此処から仙ノ倉まではそれ程険しくなく時間も多くかからないって事かと、納得(ま、天気の良い日に限ってだね) 山頂から360度よく見えるけど、特に北の方向が残雪を被った山々の光景が雄大だ.山の名前は全く判らない.少し休んで仙ノ倉山へ向かう.丸太を組み合わせその中に岩を敷き詰めた階段は、歩きにくい.いろいろ保護の為仕方がないか. この下りの(特に)南側斜面はお花畑になっているようで、何人か撮影に夢中だ.爺もそれに倣いましょう.幸い集団はいない(笑) ただ、それ程強くないけど風が通っている.ハクサンイチゲはそれ程でもないが、ハクサンコザクラは揺れる揺れる.フォーカスエリアから外れまくり、レンズモーターがジッジッジッとやたら煩い.ファインダーを覗いている方も何だか気持ち悪くなってきた(笑) しばらくして、松手山女史2人組がやってきて、ハクサンコザクラは色が濃いという.通常はもう少しピンクに近いらしい.近くのベンチに陣取り、後から来た御夫婦を加え5人で花談義.花を良く知らない爺は当然ついていけない(笑) 適当な所で辞し、仙ノ倉に向かう.道端にハクサンイチゲが多く咲き、(早咲きか?)チングルマを数輪みつけこれは、帰りに撮る事にした. |
木の階段、膝にやさしいというけれど |
これ、案外下りづらい・・・振り返って この辺りお花畑 |
デジ一 |
デジ一 |
デジ一 |
ミヤマキンバイが寄り添うように |
仙ノ倉山はどれでしょ? 左から二つ目のコブ.(遠いなオイ) |
仙ノ倉山に向かう道から左手には・・・えーーと? |
特徴のある鋭鋒、「エビス大黒の頭」だそうです. |
幾つかアップダウンがあり、仙ノ倉山への登りは木階段.疲れますゥ.手前のピークから判ってはいたけど、集団(女子高生が多かった)が休憩中だった.入れ替わりに下りて行ったから7−8人位のハイカーがいるだけになった.時間的にまだお昼に早いし、適当におやつとか食べてきているからそれ程お腹も空いてない.戻りの平標山でお昼は摂る事にし、適当にパパッと遠景を撮って山頂を後にする.途中女子2人組と三度の挨拶を交わし、チングルマをコンデジに収め、何だか疲れた足取りで平標山へ.・・・・ぶわーーーっと、先程の女子高生集団がお昼の休憩中でした. 座って休憩する気もなく途中、適当な所でお昼にしましょう.と、”平標山の家”に向かって下降.←階段は辛い しかしラッキーな事に、休憩ベンチがあって、単独男性が一人だけ.挨拶を交わしその人はすぐに出発したので此処独り占め.ザックを下ろして今日のお昼ご飯.クーラーバッグに保冷剤と共に入れて来たコンビニざる蕎麦を食べる.冷たくて美味い.水も結構飲んだけどまだ500ml一本冷たいのが残ってる.口を開けてない缶コーヒーも一本.オレンジは後で食べよう♪ |
あと一つピークを越したら仙ノ倉山 |
此処にも木の階段 |
仙ノ倉山の山頂〜 |
こっちは群馬県ですか |
取り敢えず山頂からの展望画像 北方向 |
さ、戻りましょう |
草原的な山並みは良いですね |
又、道端のイチゲをカシャッ |
あ! チングルマだ♪ |
往路より多く咲いてる気がしますよ |
平標山山頂再び でも、通り過ぎるだけ |
こちらへ下ります 平標山の家は見え隠れ |
途中の休憩場所 |
以前使用されていたトラバース道跡 |
平標山の家 |
平標山の家を通り過ぎて、「三国山方面」と書かれた古い標識の指す道へ入って行く.歩き易い快適な道だ.上部源頭に僅かの雪渓が残り、雪融け水で小滝をつくる眼下の沢は気持ち良さそう.地図を見ると「笹穴沢」とある.仙ノ倉山に行く途中見た鋭鋒が、道を進むに従って姿を現してくる.中々良い光景だ.崩れた斜面があって、シラネアオイが咲き残っているけど、どれもくたびれていて残念. 平標山からの下りにはイワカガミが多く咲いていたけど、この道脇にも多い.アカモノやミツバオウレンも数多くある.大きな起伏もなく東側の展望を楽しみながらのんびりと歩いて大源太山分岐に着いた.左に折れ大源太山に向かう.道脇にザックが一つデポしてあり、更に進んで持ち主らしい”4人組”が下りてくるのと擦れ違う.その後二人の単独ハイカーと会い大源太山の山頂に着いた.笹やツツジ、低灌木に覆われた5−6人が休める位の広場だ.低灌木の上からそれなりの展望もある.誰もいないから適当な所を選んで座り、冷たいオレンジを食べる.元気が出た. |
山の家を通り過ぎ平標山 |
三国山方面と書かれた古い標識の方へ 歩き易い土の道 |
笹穴沢に滝が見えます 右のピークは2021m峰でしょうか |
気持ちのいい稜線歩きです あれは、大源太山ですかね? |
サラサドウダンツツジ? |
稜線からエビス大黒の頭が出てきました.存在感があります. |
歩き易い道の両側にマイヅルソウ まだポツポツ |
画像ではよく判らないけどイワカガミも脇に咲いてます |
・・・ |
大源太山への分岐に着きました |
この辺り、道脇のマイヅルソウは結構咲いていました |
浅い緑の道 |
南側が開けてる尾根道 |
大源太山に到着 |
目玉の様な残雪、ズームで |
分岐に戻ると、軽装の(爺より若いと思う)ハイカーが休んでいた.挨拶を交わし上の方に花は咲いていたかと聞かれ、ムラサキのツツジとか、足元に黄色い花とかが少し・・・と答えたら、大源太山に登って帰ろうと思って来たが何だか疲れて花も無ければ登る気が無くなったと、言っていた.浅貝に下りるなら分岐はすぐ近く、自分もそっちから下りるんだけど、少し休んでから出発する.とも、言っていた.それからも二言三言話をし、別れて浅貝への分岐に向かう.途中、崩れた斜面にシラネアオイが咲いていて、ここも一様にくたびれていた.でも、笹藪の中を探すと一輪だけ綺麗なのがあって、見たかった花だったから嬉しい.又、元気が出た. 10分程で浅貝分岐に出た.「三角山」という名前が付いていた.浅貝まで1時間45分とある.今、15時ちょっと前だから、17:07分のバスには充分間に合う.焦らず下りましょう.ほぼ下り一辺倒の行程は、楽だ〜と、思ったけど膝に来る.加えて急斜面.溝のない靴で滑りまくり、2回尻餅で一人大笑い. 上越の山、入門歩きに平標山を選んだ.階段歩きは辛いけど、又来たいと思うが来られるだろうか・・・ |
分岐から樹林を抜け、あの小高いピークが浅貝への分岐 |
三角山という名前が付いてるんですね |
三角山から大源太山(多分右) |
見た目歩き易そうだけど急坂、滑るんです、、 |
毛無山 通り過ぎるピークです |
振り返って・・・三角山かな? 正面が下ってきた尾根? |
向こうから下りて来て樹林を抜けスキー場に出ます |
舗装路を歩いて・・・ |
国道17号線 浅貝バス停 |
tタニウツギ |
アカモノ |
マイヅルソウ |
? |
イワカガミ |
? |
ハクサンイチゲ |
ミヤマキンバイ? |
ハクサンコザクラ |
ハクサンコザクラ |
イワカガミ |
何とかリンドウ・・凄く小さい |
ツマトリソウ |
ツバメオモト |
ツクバネソウ |
シラネアオイ |
? |
? |
”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P7800 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.