山登り

新潟県南魚沼市
巻機山
まきはたやま:1967m




                  



2018, 6,14 訪問


(あまり参考になりません)
              
 巻機山に行ってきました.

 本当は昨日(6月13日)行く予定だったが、新潟県地方の天気が良くないと言うことなので一日順延.結果、下山時に少し曇ってきたけど概ね好天.越後三山や谷川連峰など、展望が得られて充分満足な山行となった.

 当初は越後駒ヶ岳にするか、こっちにするか随分迷ったけど、アクセスの良さで巻機山に決めた.自宅を午前2時半に出て、桜坂駐車場に着いたのが5時半頃.急いで来た訳ではないけど、まあ普通の早さだろう.ただ、塩沢石打ICを下りた時は雲が多く、小雨まで降って来た.心配したけどそれは無用で、駐車場に着いた頃は雲一つ無い青空.

 今日は、撮影目的だから荷が重い.晴れると言うから水(500x2本)は凍らせて保冷バッグに入れる.ICを下りてから、道順を聞いたコンビニ(7/11)で買ってきたおにぎり弁当やパンなども一緒に入れる.

 登山届けを出し、歩きはじめはちょっと肌寒いのでペラペラパーカーを着る.林道を少し歩いてすぐに尾根コース登山口に着いた.露岩の多い樹林の中の道を緩く登って行き、5合目の標柱が立つ場所では、若干の展望があった.

  ◆下手ですがデジ一画像もどうぞ  


駐車場、有料で500円也 手前白い建物はWC


賑やか〜 6:05


尾根コース登山口


緩りと登って行きます



登山道から見えた山、南西側だったかな

 正面には米子沢が突き上げ、左奥になだらかな稜線が見える.あれはニセ巻機山か?.ニセでも遠いなオイ!

 右には顕著な尖り山.持って来た地理院地図の部分コピーでは範囲に入ってないので、後で調べたら大源太山というらしい.少し汗をかいたので水を飲もうとしたけど、まだあまり融けていない.喉を湿らせる程度だから、一本は保冷バッグの外に出しておくことにした.ハイカーが挨拶をして先へ登って行った.

 これから開けるのかなと思ったけど、樹林の中の登りは続く.あまり太い物ではないが、綺麗なブナ林があり登りの辛さを癒してくれる(←癒されない.登りは登りで辛いが、概ねのガイドではそう表記される(笑)) ま、太陽光が遮られているの猛暑という感じではない.ペラペラパーカーは5合目で脱いでいた.

 それでも西側の展望が得られる所が時々出てきて、割引沢や天狗尾根などが見え、特に天狗尾根の奇観には目を見張る.「天狗尾根コース」とかいうルートも、下の案内板にあったがあそこを登って行くのだろうか?(と、その時は思った) 成る程、これは超上級者コースではないのか?とさえ、思った.



五合目 7:15


逆光で良く判らないから、、



中央付近の鋭鋒が大源太山だそうです




帰りに撮ったもの 渓は米子沢 雪渓が大夫消えて滝が多く見えます.



ブナが綺麗ですが、我慢の登り


粘土質の道.乾いてるから良いけど、、、



割引沢(ヌクビ沢) 雪渓と滝が見えます.その右岸は天狗尾根 
天狗尾根コースではあんな所を登って行くのか、と思った



登り一辺倒・・・


両側が低灌木帯になり上空が開けてきます.暑い!
 一本だけ満開のタムシバを見て小広い裸地では、南西から北西にかけて展望がいい.三脚を立てようと思ったが、上をみるともう少し登った所に良い場所がある気がして、そこはコンデジだけで済ませた.案の定若干左に折れている所で三脚を立ててもハイカーの邪魔にならない場所があった.若いハイカーがガシガシ登って来て通り過ぎて行く.早いなあ・・・

 南東側を遠望すると、谷川連峰がしっかり見える.どれが、どの山なのか もともと山座同定など出来ない私だから、この地域の山を眺めて判る訳がない.それでも、素晴らしい光景はそれだけで嬉しい.

 後で、いろいろな(山の)サイトを巡り調べて見た.奥に万太郎山とか茂倉岳、手前に大源太山、七ツ小屋山などが見えてるらしい.

 此処では、風も無くやや暑い.小さな虫もいて煩い.水を飲んで、コッペパンを食べ三脚を仕舞って登りを続ける.


道脇に花も出てきました


裸地



下は雲の中、遠くに大きな山が(霞んでるけど)見えます.




谷川方面、後ろの山並みは、三角が万太郎山らしい




これから登る方向



ベニサラサドウダン


マイヅルソウ



登って来た尾根




朝日岳への稜線?

   笹原の登りの中に木階段があり、それが過ぎて広い斜面の登りになった.手前で若者が休憩している.八合目標柱が2本あってそれに杖を橋渡ししシャツを乾かしている.後ろを振り返ると風景が広がっている.下で見たのと同じ様なものだから、若者に軽く挨拶をして通り過ぎた.

 直角に折れて緩く登ると2本の標柱があり、大きく「ニセ巻機山」 と九合目の表記.展望がいい.出発してもう4時間弱掛かっている.撮影しながらだからやむをえない.足を止めると顔の周りに虫がすぐ集まってくる.うなじをチクリとやられた.こいつ、ブヨか!

 虫の事など考えても来なかった.天気が良く暑くて風が無い、、と、くればこの時期は虫だよなあ.全然気にしていなかった.あ、手首も噛まれてる.2,3日はかゆみに悩まされるか.



階段を上って


どれが道?


小さなリンドウ(フデリンドウorタテヤマリンドウ?)


イワカガミ(小さいからコイワカガミ?)



登るにつれドンドン見えて来ます. あれが、巻機山か




遠くが見える〜 全然判らない〜♪ (←少しは予習してこようね)



ワタスゲ


ニセ巻機山(私は「前巻機山」と呼ぶのがいいです)


避難小屋が見えます.水場は右の雪渓の下


小屋を通り過ぎて
 ニセ巻機山から下って避難小屋がある.綺麗な建物だ.ドアを開けて中を見ると中々快適そうだ.水場は残雪の渓の中だから下りて行っても汲むことは出来ないか.残雪にそっちへ向かっている様な足跡はない.休憩している間、二人の単独ハイカーが過ぎてゆく.下山者も一人.ミニチョコクロワッサンを2個食べ、冷たい水を飲みカンロ飴を口にほおりこんで出発.

 後ろの景色が素晴らしいから、何度も立ち止まり振り返ってはコンデジをカシャカシャ.登り着いた所に「巻機山山頂」の標柱が建っていた.一人のハイカーが休憩中だったので、此処が山頂ですか? と、聞いたら少し離れた所にケルンが積んであるので、そこらしいですよ と、教えていただいた.

 割引岳の方向へ少し行ってみると、何やら険しそうな山がボンボンボンッと威風堂々.山頂へ行くのは後回しにして三脚を立てましょう.

 此処に来る前、予定では西に見える「割引岳」へも登る積もりでいた.しかし.そっちへ行く道は一旦下降していたりする.更に結構登りがある様だ.気持ちが少し揺らぐ.


巻機山へ


小湿原にミズバショウ



逆さ巻機



山頂標柱のある場所(割引岳分岐) 山頂は奥のピーク


ケルンだけの山頂



 撮影中に、後から登って来た若者にあの山は何というのですか? と、聞かれたが、此処は初めてなので判らないと答えたら、休憩中ハイカーの方にの訪ねていた.その方も判らなかった様で、二人でいろいろ考えた末、私が思いつくままに越後三山? と言ったら、

 そうかも知れない.すると、左から八海山、中ノ岳で一番右は平ヶ岳になるのですかねと若者の答え.何も知らない私は平ヶ岳ってもっと平べったい気がするけど? と素っ頓狂な発言.それもそうですねと若者.知らない者同士の会話は面白い.

 三山のもう一つは越後駒ヶ岳だが、それは何処に見えるのだろう? 八海山に隠れて見えないのか?(左から八海山、越後駒、中ノ岳でした)



越後三山 左から八海山、駒ヶ岳、中ノ岳でした




牛ヶ岳




手前、ニセ巻機山 遠くに谷川連峰

 撮影を終え、ケルンピーク(巻機山)はパパッとコンデジ撮影をしただけで通り過ぎる.一旦下り、登り返して「牛ヶ岳」・・・らしい.三角点標石が二つある.片方をよく見ると一面に「主三角点」と刻まれてるだけのものだった.標石の上に石が乗っけられている方には・・・確認してこなかった(汗)

 山名板などは見当たらなかったが、三角点脇に倒れている角材の様な物が、どうやら山名標柱らしい.この辺り有名処だと思うけど、これを補修してないのは珍しい.

 そこから少し北に進むと、祠を左に見て通り過ぎ、綺麗な台石が置かれている所に出た.そこから見る割引岳はかなり尖っている.揺らいでた気持ちに追い打ちがかかり、私はピークハンターでないので行く必要はない!と、決心がついた(笑) 越後三山の方はガスがかかり出たり隠れたりしている.


牛ヶ岳へ向かいます


蛙のタマゴ


何とかリンドウ


あそこへ登ると・・・


牛ヶ岳山頂 倒れているのが山頂標柱


向こう(山頂)から、こっちへ来たら台石があった



越後三山が出たり隠れたり




割引岳、随分尖ってますね.行くのは止めましょう

 戻って、巻機山の標柱がある所で虫を追い払いながらのお昼にする.水は未だ冷たいから美味しい.凍らせてきた方は(氷が)半分ぐらいに融けている.まだまだ、冷たいのが飲める.小さいのが四つ入ったおにぎり弁当は冷たいけど美味しい.おかずはウインナー、卵焼き、肉団子、唐揚げ(いずれも小さい) 

 食べ終わり、もう一度越後三山を見ようとそっちへ向かったが、さっきよりガスが多くなり、割引岳も出たり隠れたりしていた.谷川岳の方も雲が覆い始めている.あ、雲とガスの違いって何だろう?

 八合目でコンデジで遠景を撮っていると、何組か上から下りて来るのが見えた.どうせ追い越されるのだろうと思うけど、何となくせかされるのも何だし、此処はきっちり休憩にしましょう.持って来たバナナを食べる.

 今日はもう充分である.遠くは霞がちだったり雲に隠れたりしているから、往路で見逃した花等を撮影したりしてのんびりと駐車場に下りた.それにしても、樹林の中の下りは長く感じたなあ.

 駐車場 16:05着.



下山時、ニセ巻機を過ぎて井戸尾根下降中上を見上げたらガスがかかてきた



ミヤマキンポウゲ


ゴゼンタチバナ


ミツバオウレン(かと思って撮ったけど・・)


ツクバネソウ


タムシバ


ん? ゲンノショウコ・・か? 何だろう?


ショウジョウバカマ


ナラタケ
デジ一画像もどうぞ          Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
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