山登り

秩父市
三宝山〜甲武信ヶ岳
さんぽうさん:2483m
こぶしがたけ:2475m


                  



2017,5,23 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
下手ですがデジ一画像もどうぞ
              
 甲武信ヶ岳に行ってきました.

 計画に当たっては毛木(もうき)平〜十文字小屋へ向かい時計回りにするか、千曲川の上流右俣である西沢に沿って反時計回りとするか迷った.ま、爺の鈍足ではどちらも大して変わらないと思うけど、地図を見るに周回ルートの中間点は丁度「甲武信ヶ岳」辺りになる.すると、例えば反時計回りでは、甲武信ヶ岳まで登り一辺倒.そこからアップダウンの稜線歩きになるから、ちょっと辛いかな・・・と、思った.

 対して、時計回りなら「大山(2225m)」まで登り、そこからアップダウンが始まる.疲労困憊して甲武信ヶ岳に辿り着いてもあとは下り一辺倒になるから、転がりながらでも帰って来る事が出来る.←ほほ、爺向きだ(笑).

 で、時計回りに決定しました.

 家を午前2時半頃に出発.ナビ任せで梓山集落へ迷い無し.一本道でダートを僅かに走ると毛木平駐車場に着いた.平日だから勿論空いていて、10台位の駐車.何人か支度している.爺は、靴を履けばザックを背負うだけだから、朝飯代わりの力カップうどんを食べて出発.その後、車が2台入ってきた.


毛木平 6:45スタート


右とか左とか 方向指標用?



公園の芝生みたい、気持ちの良い朝です

 登山道(林道)に入ってすぐ左に分ける道があり、通行止めの看板とロープが張られていた.地図にある破線路だけど何らかの理由で通れない様だ.そのまま林道を少し進と左の樹林の中に、何か石碑の様なものが見える.興味半分で近寄ってみたら、「三峰山大権現」という立て札に石碑が3つあって、真ん中には地蔵さんだか菩薩さんだかの姿が浮き彫りにされている.その、右側には”右山道”、左側に”左江戸道”と彫られてあった.

 僅かで分岐に着いた.指導標識があり左の「千曲川源流」へ道をとる.右も「千曲川源流」とあるけど、上に甲武信ヶ岳の併記されているから左と判る.英語では違う様に書かれてあるけど、爺は判らない.

 歩き易い道を通り、立派な橋を渡って緩やかに登って行く.斜面をトラバースする様に登って行き、左上の斜面にシャクナゲが咲いているのが見えた.近づくとその辺に沢山あり、色が濃いものや淡いものが丁度見頃.おお、さい先が良いわ〜 と、デジ一を出して手振れもどき画像を量産.斜面をあちこち動き回り、早速30分位の道草.



扶霧橋・・・でも、最初の文字は”木へん”に見えるなぁ


←橋の上から、綺麗な水だ 本流


良く踏まれて歩き易い


文字が庶民的で親しみがありますよ


ハシリドコロ 沢山ありましたが、多くは蕾


沢沿いの道を緩く登って行きます



シャクナゲが沢山咲いてます




ガシガシ下りて行きます

 誰か、こちら側の方へ来るかなと思ったけど誰も来ない.時間はまだ早いので下山してくるハイカーはまだいないだろうと思っていたら、急斜面のジグザグ道で上のほうから鈴の音が聞こえた.もう下りて来る人がいるのか、、と、登って行くと、何と歩荷さんが下りてきた.何と女性ですよ.何と、こないだの硫黄岳でも女性だったなあ.長野の女性は凄〜〜い.

 十文字小屋の人らしく、擦れ違いざまにご挨拶.十文字小屋は今日、休みになりますよ、とか、稜線は雪が残ってる、とか 有り難い.

 1900m付近に着き、暑くなって薄いパーカーを脱いで汗を拭く.尾根通しに登れば三角点があるようだけど、道はその裾を巻く様にトラバースしている.余計な体力消費は止めて起伏の少ない道を行き、間もなく十文字峠に着いた.右に折れてすぐ十文字小屋だ.この周囲にはシャクナゲが多く管理されてる様で、ナイロン網で囲われていた.僅かに咲いているのもあったけど未だ蕾も少ない.

 締まっている小屋の周りには誰もいない.少し休んで、ミニチョコクロワッサンを2個食べた.出掛ける前にトイレに入った.ペットボトルを加工したお金入れに200円を入れて、身も軽くなり出発.




ジグザグに登って行きます 朝日に映える苔が爽やか〜



歩き易い


十文字峠


十文字小屋(右) 周りはシャクナゲで一杯


オッ、バイカオウレンです
 樹林の中の木の根道を暫く登り、ふと思いがよぎる.トイレの表のドアを閉めてきたかな? いや、閉めたな.んん? どーかな? 明日は天気が良くなさそうだし、雨でも入ったら・・・ 動物が侵入して・・・ どんどん増幅される.もし、上からこちらに下りて来る登山者がいたら見てくれる様にお願いしようか、、、等と思いながらゆっくり登る.が、少し登っても登山者が下りて来る気配はない.

 いやあ、やっぱり駄目だな.戻って確認しましょう.と、Uターン.しっかり閉まっておりました.このトイレは実に綺麗で土足厳禁.中には男女共有と女性用の2つがある.便器は簡易水栓だ.表のドアは開けて手を離せばゆっくり閉まるドアチェック付(だったと思う←今、そうだったか自信はない・・) 

 此処で20分のロス、あ〜あ.




♪熊野古道〜は〜 誰もいないので(でも音痴だから小さい声で)口ずさみながら木の根道



クサリが出て来ました


北東側
 木の根道が続く登りは結構長い.やがて岩場が出て来て、僅かに後方(北東側)が開けたりするが、霞がちだ.上が開放され陽が当たる所は結構暑い.これまで道に残雪はなかった.クサリのあるやや急峻な岩場を3ヶ所越えると270度展望の「大山」に着いた.山頂はそれ程広くないけど、1人だから充分. 岩に座って水を飲みミニチョコクロワッサンを1つ.真南に中華鍋を逆さにしたような山が見える.あれは三宝山か・・・遠いな、オイ.

 休憩を終え、山頂を後にする.すぐ樹林の中の急斜面下り.それも僅かでなだらかな稜線道になる.両側にシャクナゲも出てくるけど蕾も見当たらないから、これからでしょうね.




続いてクサリ場


登り終えてこんな感じ 高度感はそれほどありません


連続する岩場を登って・・・


大山、山頂 



あのどっしりした山が三宝山かあ、甲武信ヶ岳はその向こうだね



大山山頂から・・・


又、樹林の中へ


概ねシラビソかな


さほど歩きにくいということはありません
 東側が開けている岩場などがでてくるが、総じて樹林の中歩き.同じ様な風景の中を淡々と進む.小鳥のさえずる声は聞こえるけど、鹿もみないし特筆するものはない.武信白岩山頂という指導標が立っていたけど、その方向を見ると岩に赤でバッテンが描かれ、侵入禁止の様なロープが張られていた.登るな!と言う事だろう.若い単独男性とスライド.早い!あっという間に見えなくなってしまった.

 続いて40代位の単独男性とスライド.爺と同じ方向から来る人は未だいない.後ろから来る人がいないと言う事は案外ストレス感がない.別に、競争してる訳ではないし、追い抜かれる事を気にしてもいないのだけど.




深い樹林、秩父側




雁坂嶺とかでしょうかね



武信白岩らしい(画像では見えづらいけどロープが張ってある)


下を回り込む道から見上げて



(右)破風山かなと思うけど?




少し近くなってきた三宝山




武信白岩全貌、何か上にありますよ



今回ルート上、唯一のハシゴ(クサリ補助付)


又、樹林の中
 若いペア一組が休憩している「尻岩」に着いた.事前情報で知ってはいたが、成る程面白いと言えば、、そうかな・・.樹林帯などが長く続く時は概ねこういった場所場所で特徴のあるものを決めておかないと、何処を歩いているのか判らなくなってしまう(←爺だけか)

 三宝山への登り(といってもかなり穏やか)に入ると残雪が出て来た.チェーンスパイクを着けた単独男性とスライド.更に、若いペアが上から下りてきてご挨拶.平日だけどさすがに人気の山域です.

 このダラダラ坂は思ったより長く感じた.上は開けているが展望のない三宝山へ着いたのは12:30過ぎ.駐車場を出てもう6時間過ぎてるかあ、あーー疲れた.って、未だ半分いってないもんね、、、


尻岩


木の根道ィ〜♪



・・・



雪が出て来ましたが難儀ではありません


三宝山 山頂



 山頂には爺と同年代位の御夫婦とみられるお二人が昼食休憩中.こちらもちょっと離れた所に陣取ってお昼にしましょう.コンビニのおにぎり弁当と家から持ってきたバナナ.食べてる最中に、お二人さんは出発.十文字峠の方へ行くと言っていた.

 しかし、この山頂は小バエが多く煩い.実はこれブヨじゃなかったのか?(車に戻ってかなりかゆい.足とか腿とか.みると合計6ヶ所噛まれていた(涙)) ブンブン何か飛んでいた所というと三宝山しか思い浮かばない.うっかりしてたなあ・・・
.もう、虫の季節だもんなあ.


あ、あれが甲武信ヶ岳かな


腐雪はグチャグチャ


堂々とした山名標柱 甲武信ヶ岳着13:35


下山するルート(谷筋)が判るのは安心



 三宝山からはさほど時間が掛からず甲武信ヶ岳に着いた.そこには4人(男3女1)いてでかい山頂標柱を横に写真を取り合っていた.3人は一グループ、で若い男性ハイカーは単独の様.いずれも甲武信小屋に泊まるらしい.若い男性はテント泊の様だ.

 若い男性に富士山が見えると教えていただいた.雲が少しずつ切れてきているみたいで、頭を出している.もう少し粘ればもっとよく見える様になるのではないかと、若い男性といろいろ話をしながら、暫く山頂にいたがあまり変わらない.14:05 いつまでも待っていてもしょうがない.下山で見知らぬ登山道をヘッデンで歩くのも何だから、適当に切り上げて下りる事にした.


山頂を下から見上げて


分岐、此処から稜線を分かれて千曲川源流へ


急斜面の道(此処ではもう雪がない) 結構歩きにくい






 雪が残るジグザグ急斜面を下りると、千曲川源流の標柱があった.沢形に水はなく、対岸のカップがある所では雫が僅かに落ちている.飲むまでの量になるのは、どれ位かかることやら.そこから下流2−30m程から水は湧き出して流れていた.特に喉も渇いてないので、水汲みとかはしない.

 途中の登山道脇で水を少し飲んでみた.冷たくて美味しい事は美味しい.昨年、(岩手)焼石岳で飲んだ銀命水の湧き水を思いだした.あれは、美味しかった.ここの水は冷たさもあるのだろうがやや固い気がする.一方、焼石岳のそれは口当たりが何ともやはらかい.(←爺だけの、個人的独断&いい加減な感想です)

 ほぼ樹林の中、駐車場に着くまでの長かった事.計画した様に登りはなかったものの、単調歩きにはかなり閉口してしまった.




「西沢」沿いの道



新しく架け替えられた木橋


葉が開く前のバイケイソウ


ナメ滝


歩き易くなったけど、疲れました


慰霊碑


何かの洞穴


十文字峠分岐に戻ってきましたよ


毛木平駐車場着 17:15



シロバナエンレイソウ

下手ですがデジ一画像もどうぞ             Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.