◇山登り◇

山形県鶴岡市
月山
がっさん:1984m



                  



2016,8,5 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
 梅雨が明け、東北も良いお天気情報になってきた.そうすると気になってる山があり早々に計画しておいた事を実行しようと涸れ頭倉庫から引き出す.その辺りの詳細は次のレポで記す事になるが、目的の場所は山形県の秋田県よりだから、車では必然的に自動車専用道を使う事になる.せっかく安くないお金を使うのだから一日早く出て2ヶ所回ってしまうというのは極めてノーマルな判断.で、何処にしようかいろいろ迷った挙げ句に選んだのが「月山」.花の百名山というらしいから、花が多いに違いない.第一翌日に控える山登りはちょっと大変なのだ.前日にヘロヘロになってしまっては、その時点で計画がオジャンになってしまう.その点月山なら主に観光登山みたいなものだから、ゆっくり花等撮りながら楽しめれば良い.すっかり”花爺”になってしまった.

 前日車中泊した道の駅「とざわ」から、判りやすい案内とナビで何の不安もなく月山八合目へ着いてしまった.かなり広い駐車場には20台位駐車していて、数人は登山口へ入っていく.お天気は良いけど遠望はちょっと霞がち.ま、雨さえ降られなければ今日はおんの字.朝飯のちょっとしたコンビニ野菜と力うどんを食べ、さあ、出掛けましょう.


”休日は大変混雑します”電光掲示板・・・


お天気は良好♪


車で八合目迄なんて、こんな楽していいのか?



デジ一  駐車場から 鳥海山がうっすらと・・・

 レストハウスの脇を登ってすぐに分岐.左「中の宮」、右へ行くと湿地帯.誰もいないので右へ向かいましょう.木道を少し歩くとキンコウカの大群落.お花畑というよりまるで稲が実ってる田んぼ.真っ黄色な光景に驚いてしまう.前後、誰もいないので三脚を広げデジ一を構える.風も殆どないので写真撮影にはベストコンディション.ただ、惜しむらくは腕と才能に乏しいことか・・・いいんです、別にッ

 トキソウがあるという先程の案内板に従い、一所懸命探して見るけど見つからず.やはり、こういうのは詳しい人に案内してもらうのが一番かも知れませんね.しばらく撮影に時間を潰して先へ行きます.「無量の池」を過ぎて分岐に着きます.ここが案内板では「登山口」になっていますね.木道が終わり、整備されたような岩畳の道になりました.これが、ほぼ頂上まで続きます.実はこの岩畳、登りは良いとして、下りでは膝に打撃がきます.固い靴底の登山靴での長歩きは注意が必要でしょう.昔は草鞋が主流なのでクッションが効き、問題はなかったでしょうけどね(←あくまでも爺的考え方、突っ込まないでください(^_^;; )


レストハウス脇の道にハクサンフウロ


分岐の案内板.現在地は地図で一番下


おお〜 誰もいません.木道の両脇に稲・・・で、ねぐ キンコウカ


キンコウカの群落



デジ一 キンコウカ



弥陀ヶ原にある看板


ゆっくり見学しましょう


池塘の向こうに中の宮、その後ろはうっすらと鳥海山



デジ一 中の宮と鳥海山

 緩やかな登りは多く山登りをする人もそうでない人も混在し、楽だよと言われて登って来てみたが、かなり辛くなってきたヨ〜 と、こぼす人が目立つ.早い人は早い.子供も多い.白装束の4人グループは一組だけ擦れ違いました.歩き方を見ていると、山慣れはしてないみたいで、年配の女性を気遣うように二人の男性が付き添っていたのが印象的でした.なにかお参りをしたい思いがあるのでしょうかね.

 山頂が判らず、取り敢えず神社の方に行ってみると、立派な鳥居があって二人の宮司さんが迎えの様子で立っていました.脇に爺と同じ位の登山者がいたので、山頂は此処を入った所ですか? と、訪ねると 三角点は裏の方から直登出来るけど最高点は上の鳥居の中らしい.此処をくぐるには拝観料を取られるよ.500円也.と、教えていただいた.爺は、お参り目的ではないから三角点の方に回ります.

 三角点にいつもの如く杖を置き撮影.少しして40代位の男性ハイカーが登ってきた.仙台からきたというその人は来週から一ヶ月熊本へ復興の手伝いに行くと言っていた.何処かのお役所の方なのでしょう.聞きはしなかったけど本当にご苦労様です.サンドイッチを食べたりしながら、結構長い間話し込んでしまった.



月山への登山道は概ね石畳


ニッコウキスゲが咲いてました



デジ一 ニッコウキスゲ



登山道から北西方向 残雪は僅か


佛生池小屋


行者返し(・・・役行者云々)


石畳の道、、熱くなってきました


木道が出て来て画像では判りにくいけど、お花が沢山


月山神社が見えて来ました♪ 三角点は建物の手前(指導標はなし)


月山神社


道端のキンポウゲ


三角点
 三角点峰から下りる時10人程のツアーハイカーが登ってきました.殆どの方が爺と同じかそれ以上の年配方達で軽装です.一人だけ先頭がやや重装備で若いから、ツアーガイドさんでしょうね.皆さん登って来るので当然ながら道を譲ります.4−5m下で、男性が突然バランスを崩し後ろにひっくり返りそうになり、そのままの状態で2m程ずり落ちました.後ろに誰もいなければ5−6mは滑落したでしょう.岩だらけですから頭など打ったら大変な事態になっていたかもしれません.幸い後ろに二人男性がいてがっちり受け止めましたので、大事にはいたりませんでした.ただ、受け止めたのが女性だったり、一人だったりした場合は巻き添え事故になりかねません.

 滑落もどきをした男性の足元は安全作業靴みたいなものでした.普段、山歩きはしないのでしょうね.ガイドさんは大変だったら、三角点は見ないでもパスしましょうか? と、言ってましたがツアーの方々は登って行きました.

 さすが人気の山ですね.午後二時近くになってもまだ登る人が来ます.分岐近くなって年配のフル装備女性が極めてゆっくり歩いています.追い越しの際「何処か故障しましたか?」 と、聞くと 「疲れてしまって・・・」との返事.もうすぐ木道になるから と、ちょっと励ましてみたりして.

 ともかく花が多いけど、人も多いから撮影に苦労しました.登山そのものはきつい坂もなく楽ではありましたが、太陽光を避ける物がないので、これで体力がかなり奪われてしまいました.月山、観光的な山といえどもあなどってはいけませんね.と、若干の反省を噛みしめつつ次の目的地へ向かいます.



デジ一 ヒナウスユキソウとミヤマシャジン




デジ一 チングルマ



トモエシオガマ?


アザミの仲間(^_^;;


ダイモンジソウ?




ミヤマシャジン


ハクサンフウロ


ミヤマリンドウ


ウツボグサ?


アキノキリンソウ?


ミヤマウスユキソウ


コイワカガミ




トウヤクリンドウ


キンコウカ


タチギボウシ
”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P7800 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.