山登り

山形県遊佐町
鳥海山(七高山、新山)
しんざん:2236m
しちこうさん:2229m



                  



2017,8,3 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
 鳥海山は七月に(家族登山で)予定していたのだが、天候が最悪で2周続けて延期&中止になってしまった.このままでは鳥海の花見も終わってしまうという焦りで、急遽天候を観て実行することにした.特に大袈裟なものではなく、往路はどっかの道の駅で車中泊、山登りの後はかなり疲れているだろうから宇都宮までの7時間弱運転は避け、姉のいる木戸石へ行き、まあ次の日はリハビリがてらの森吉山で再びお花見、という豪華お花見行脚・・・と、なるはずであった.

 出掛ける一日前に姉にメールを入れておく.「○○日行くぞ〜」 だけ、当然返事は 「了解!」 だけ.まあ、姉が出掛けるか何かでいなくても家の鍵のありかは判っているので、勝手に入って勝手に飯作って、勝手に風呂入っても文句は来ない.姉弟って良いなあ.あ、姉は一人暮らしだ.あと、4−5年も暮らせば長女夫婦が同居か、迎えに来るらしい.それまで、利用できる時は大いに甘えておく(笑)

 で、東北自動車道のパーキングで 「明日の夕方頃着くからさ、4日は森吉山に連れて行くぞ」 と、これは電話で.そしたら、、「4日は、雪田の実家の大掃除だ.メンバーに入れておいたから.んじゃ、気を付けて」・・・ 何?何で今頃大掃除なのさ? 「実家の義姉が(老人保健)施設さ入ったがら、実家は無人になるべ.だがら、大掃除」 いずれ”施設”に入る事は知っていたけど、こうもバタバタになっていたとは.「いんやぁ〜、前からあらがた決まってたんだども、こっちのふとたち(人達)だけで済ませっぺがと思ってたがら、あははは に、してもおめえはタイミングえーなー」 ・・・・どこがじゃ

 下手ですが、花とデジ一画像もどうぞ



端整な姿の鳥海山




あ、朝焼けだ

 道の駅は「清水の里」にするつもりだったけど、コンビニが確か近くになかった事を思い出した.それなら、「おがち」で良いか.そこならすぐ近くにこんびにが2軒、GSもある.矢島登山口から少し離れるけど大差ないだろう.で「おがち」に決定.晩飯とビールだけをコンビニで調達.「おがち」では外に出ると半袖では涼しすぎる程.車の中は丁度良い.缶ビール一本でZZzzz・・・ 夜中1時頃目が醒めた.やっぱり、道の駅.少し離れているとはいえ、大型車のエンジン掛けっぱなし数台がかなり大きい音を出していた.もう眠れない.

 午前3時半頃出発.「法体の滝」を過ぎて明るくなり始め、田んぼ道の(走る方向)左前方側に鳥海山が見えた.残雪も判る.山道に入り、駐車場のある展望台があったので寄ってみた.此処から眺める鳥海山も素晴らしい.見えているのは七高山で新山はその向こうに隠れているのだと思うけど、何とも言えない風景である.

 展望台で撮影を終えたあと、車に戻ったら東の空が朝焼けだ.お、これは赤い鳥海山が見られるかも知れないと、急いで戻ったけど赤いのが終わったのか、赤くならなかったのか、山頂付近がちょっと赤いかな、、程度だった.

 矢島口の舗装されている駐車場に着くと、駐まっている車は5台ほど.ま、平日だからこんなものか.



矢島登山口駐車場(標高1212m)


祓川ヒュッテ
 支度している人が数人いて、オジさんが一人あちこちの人に話しかけている.管理人とかではなさそうだけど、何を話しているのだろう.登らないのだろうか? こっちは挨拶だけして話には加わらない.朝飯のカップうどんを食べている間に何人か出発.気温は17度位.歩くには丁度良い.

 爺も登山カードに記入し投函.おお、下山カードもあるのね.ボックスの脇にはパイプから冷たい水が勢いよく噴きだしている.

 祓川ヒュッテは中々立派な建物だけど、素泊まり専用らしい.軽トラックが一台駐まっていて、表の戸が半開きになっているから、中に誰かいるのだろう.

 「竜ヶ原湿原」の木道を歩いて早速花を探して見たけど、あまりみつからなかった.モウセンゴケをみつけたかったが、他の草が多く駄目だった.きりたんぽを1/3にした様な花はイワショウブだっけ? 




竜ヶ原湿原から



湿原を過ぎて





ミズバショウが見られるとは・・・

 ブルーシートがかかってある資材小屋みたいなものがあり、少し下って池があった.右手前に鳥居がある.あ、祓川神社か.一応手を合わせ、お賽銭は・・・入れる物がなさそうだからパス.池の周りをちょっと散策.おお〜ミズバショウが咲いてるよ.今年、お初〜♪ 早速道草を喰ってしまった.

 池を過ぎると、雪渓の登りになった.今日は念の為チェーンスパイクを持って来たが、着けなくても大丈夫.10分位で登り終え下の景色を見下ろすと、竜ヶ原湿原や祓川ヒュッテ、先程の神社が見えた.

 石段の登りになったり、岩がらみの急登になったり.風がなく上空は開けてているので強い日差しに焼かれる.昨年の二の舞か・・・! と、涸れ頭を不安がよぎったりする.が、それも余計な思いで間もなく次の雪渓が出てくる.その手前に、「賽の河原」という標柱があった.此処は生まれてすぐの子供を亡くした親たちが、石を積んだというケルンが多くあるらしいけど、それはまだ雪渓の下の様だ.

 沢があり、その傍らに白い塊がある.何だろうと近寄って見てみると小さい輪を造り、ビッシリ咲いているヒナザクラだった.明日は森吉山の予定が大掃除になってしまったので、ヒナザクラは諦めていたが神様は見捨てなかったのだねぇ(笑)


1番目の雪渓


登ってる途中で振り返り 奥に祓川ヒュッテ、左、祓川神社


結構急で早速息上がり・・・


石段野道の向こうに雪渓が



ヒナザクラ




2番目の雪渓 「賽の河原」 先行していたハイカー 上に七高山・・・遠いなオイ

 雪渓の上部を3人のハイカーが登っているのが見えた.慎重に歩いているのか結構ゆっくりだ.上には、七高山が見えている.デジ一を出したり仕舞ったり.

 雪渓を登り終え石段の登り際に小さい標柱がある.おお、此処は何という場所だろう.見たら、「賽の河原上部」・・・ いや、それは登って来たから判ります(笑)

 岩道をフーフー言いながら登り終えると湿原っぽい所に出た.標識があったかどうかは判らない.見逃したかも知れない.(後で調べたら)「御田」と呼ぶ所らしい.丸木を横に並べた木道が敷いてあり、僅かだが花が咲いている所もあった.イワイチョウ、チングルマや先程に比べるとかなり小さいヒナザクラが咲いている.

 続いて雪渓が出て来た.今までのより急で、登るのに若干注意を要する.但し、滑って落ちても谷底とかいう訳ではないから、ことさら怖がる必要はない.ゆっくり登って振り向くと、今通ってきた小湿原と日本海が見えた.風力発電のプロペラが何基も見える.遠くの山も見える.疲れも吹っ飛ぶ光景だ.


雪渓を終え、ひと登りして・・・


お、結構広い湿原に出ましたよ.名前の標識板などあったかな?



雪渓が続いてる ハイカーが休憩中 3番目の雪渓(一番短い)



シロ飛びしてしまったモミジカラマツ、道端に延々と


4番目の雪渓



4番目の雪渓、登り疲れて振り向くと、おお〜♪



雪渓を登り終えて 溜息〜♪

 盛りが過ぎたベニバナイチゴの木を数本見て僅かに登ると又雪渓.数えて5つ目か.時々後ろを振り向いて立ち止まり、デジ一を出して撮ってみたり.

 康ケルン標石がある所に「七ツ釜避難小屋」の指導標がある.特に用事もないから行かないけど、すぐ下に水が豊富に流れている沢があるから、案外快適に過ごせるかも知れない.



5番目〜


←を、登り終えて


此処から避難小屋はすぐ


地図にある分岐でしょうか?



徹底して雪渓コースを、6番目

 6つ目の雪渓はかなり大きい.中央付近を登っている途中、左岸に標柱が見えた.ちょっと面倒だと思ったけど、トラバースして見に行ってみた.「七ツ釜矢島口八合目」とある.おお、あと、2合登れば頂上か.分岐にもなってる様だ.地図には西側に破線路が表記されている.そちらも、何だか展望が良さそうだ.又、機会をみつけて行ってみよう.

 一旦僅かだが岩道があり緩く登って
更に雪渓が出てくる.6番目より大きい気がする.雪渓末端から勢いよく水が流れ出ているので、手ですくって飲んでみた.うん!美味しい.水に入れた手はすぐに痛くなる.帰りの水は心配がない.
 
 岩場付近まで登ると、やや古い指導標柱があり「大雪路入口」とある.かなり上がってきたのに、此処が入り口なのかい.ふう〜〜.疲れがどっと



6番目が終わり少し岩の道歩き


7番目の雪渓入り口 沢水は手を入れるとすぐに痛くなる程冷たい



7番目 これが一番大きいか 左上にずーーっと続いている



上の画像の岩場付近まで登るとこれが建っている.此処が入り口かい・・・


見えている、、、近そうなんだけど・・・



見えるハイカーは一人だけ この登山道、人気の鳥海山とは思えない

 結構長い雪渓だったけど、後ろの風景を楽しみながらだから難儀ではなく、疲れは勿論人一倍あるけど、むしろ楽しい.一人旅だから誰に遠慮する事もなく、右に行ったり左に戻ったり.デジ一を出したり.こんなんで山頂に行き着けるのかぁ〜

 道が岩場になり、滑滝が連続する左支沢を横断すると「氷の薬師」という所だった.何かあるかと探して見るけどよく判らない.やや若い男性が休憩している.雪渓で疲れたと言っていた.チェーンスパイクを外している.爺とは違い、しっかり装備している.先に出発.

 道脇には花が多く咲いている.これでは、まともに捗る訳がない(笑) ヨツバシオガマやイワイチョウがかなりな群落をつくっていた.見事、見事と言いながらもう良いかと呟きながら又レンズを向ける.そうしてる間にあの若い男性ハイカーに追い越された.再度挨拶して又々レンズを花に.

 綺麗に並べられた石段の登り道が出て来て、少々驚く.そして8つ目の雪渓は横断だった.



7番目終了間近.振り返って、ハイカーが一人小さく見えるがその後会う事はなかった



道というより岩ゴロの沢


「氷の薬師」 だそうです


石畳を通り8番目は雪渓横断


おお、近くなってきた
 花を見ながら、撮りながら日差しにジリジリ焼かれながら「舎利坂」のガレ斜面はきつい.誰も後から登って来ないけど、岩を落とさない様に注意しながら登って行く.ヘーヘーしながら七高山の手前鞍部に登り着くと、それまで見えなかった新山が目の前に飛び込んでくる.

 新山を見ながら登ってくるコースも良いと思うが、こうしてフスマを開けたら目の前にえんま様がいた様な驚き&感動(えんやは感動するけどえんま様はおっかない)が沸き上がってくるのはいいものである.



イワイチョウ



イワイチョウの群落(一部) 小さくてよく判らない(-_-;;


ヨツバシオガマ



・・・




中央奥は岩手山?



最後の急斜面へ


石畳の急斜面なら楽勝〜 と、思ったけど・・・


石畳はすぐ終わって


ザラザラの急斜面、きついッス



イワギキョウ




下までドーーンとよく見えます 落ちない様に登りましょう




皆さん、難儀してますよ




イワブクロとイワギキョウ 踏んで歩く程に・・・



ん?


チョウカイフスマ


イワブクロ(沢山あるのだね)


七高山、北のピーク



北のピークから奥に七高山




新山 (北のピークから)

 まず、北側のピークへ寄ってそれから七高山の山頂へ.結構多くのハイカーが佇んでいた.適当な所に場所を取り、大休憩.近くの爺と同じ位かやや若い新発田から来たという人と話が弾んだ.山頂(新山)はどうしようか迷ってるという.こちらも、岩を積み重ねた山頂には興味がないけど、若干(爺にしては)時間も早いので登ってしまおうかと思っていると告げた.登りは展望稜線を来たが下山は千蛇谷を下るという.かなり古そうな4本爪軽アイゼンを出して見せてくれた.明日は月山に登るらしい.おにぎりとパンを食べ終わったら、その人がダンゴをどうぞと言って差し出してくれた.お腹いっぱいだったから辞しようかと思ったけど、いただいてしまった.



北のぴーくから 北方向



鳥がが止まっていました


七高山、山頂


新山と雪渓


新山へのルートは此処を下りて・・・
 七高山から山頂へは一旦下らなければならない.分岐をガレの急斜面に差し掛かったら下から7−8人程登ってきている.下るのは爺ともう一人.みんなが登ってくるまで途中で待つ事になり、顔を見合わせて苦笑い.登ってくる人の中にはかなり年配の人も多く、息も絶え絶えになってる人もいた.

 一旦下りきり、頂上小屋の方から行くのが一般だろうけど、爺は残雪を登って逆コースを行く.こちらの方が断然楽だ.それに爺は修行僧ではない.楽出来る所は楽をする.

 山頂はやはり狭い.パパッと登ってササッと引き上げる.帰りも同じルート.積み重なった岩場を下りて来る時写真を撮ろうとしている夫婦?親子?がいて、(凄く年配)女性がルート上に立ち、山頂は入る?とか何とか下の男性に指示している.爺がそこを下りていると当然その中に爺も入ってしまう.下の男性が、あ、オジサンが入ってしまった.どいて! と、声をかけられた.おいッ、この岩場をどいてって、簡単にさっとどけられるかッ と、言葉を返そうとしたら男性が、あ、、怒られちゃうな と、笑って謝った積もりだろう.ま、爺は温厚だから苦笑いをしながら、(いつもより)ゆっくりと下りて行ったのでした.



雪渓から振り返って



こんなコースで、すぐどいてと言われても・・・


山頂


山頂 あの帽子は?
 七高山に戻ると、未だ多くのハイカーが休憩をしていた.今は休憩する程の疲労感はないけど、下山に備えてエネルギーを補給しておく事にし、鞍部の所で座り心地の良い岩をみつけ、ミニクロワッサン2個食べる.今日は水も随分飲んだ.まあ、無くなっても補給出来る沢に事欠かない.(上から2番目の雪渓の所で沢水を汲んで飲んだけど手が切れる冷たさで美味しかった)

 今日はお天気に恵まれ、熱い程だったが、下山中上を見るともうガスがかかり始めていた.雪渓に入ると白い冷気が立ちこめている.こちらから登る人は少なかったから、下る人もパラパラ程度.殆どは一人旅だった.



チョウカイフスマ

下手ですが、花とデジ一画像もどうぞ             Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.