◇山登り◇

山梨県北杜市
瑞牆山
みずがきやま:2230m



                  



2016,11,4 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
 相互リンクしていただいてるMUTYOさんのサイトに「不動の滝」というのがある.MUTYOさんの滝を撮る技術によるところも大きいけど、滑岩を流れる水の光景は何とも言えない.大きさ(落差)はそれ程でもないらしいが静に流れ落ちる滝は結構好きだ.この滝を含め、周囲には名だたる滝が多くある.そういう滝巡りをするのも良い.ただ、この滝の上には瑞牆山(みずがきやま)がある.百名山らしい(百に興味はないけど).富士山も見えるらしい.さらに、登山道が滝の前を通っているらしい.わざわざ道を外れて滝を観に行くという必要もない訳だ.

 ほぼ予定通り家を午前3時半頃に出て佐久からR141を南下.川上村で左折し県道に入ると右に八ヶ岳(かな?)が、朝日に赤く染まっている.車載の温度計は−2度.ナビは登山口までのガイドだから何処をどう走っているのか判らないけど、信号もない農場の様な広い所を走りクネクネ山道へ.ナビが無かったら帰りは絶対無理.

 休祝日は混んでいるらしい「みずがき自然公園」の広い駐車場はさすが平日、2割程度の車があるだけ.楽々駐車出来、朝飯(野菜とカップうどん)を食べ、支度をして出発.どこにも”登山口”の道標がない.駐車場の案内板を見ると車道を通って行く様である.舗装路を歩き、分岐から右に折れ緩く登ると舗装が切れてきた.すぐに道標があり、芝生広場から来てるらしい道が繋がっていた.芝生広場とは、駐車場から階段を上がってトイレのある広い場所の事か.そっちへ行けば此処へ来る道標があるのか.ま、それ程のタイムロスではないから気にも留めない(事にしよう)


朝焼け八ヶ岳 6:15


今日のお山は何だか岩だらけ・・・ 実際は樹林の中歩きだったけど


芝生広場の駐車場


車道をテクテク


はれ? そっち(右)から来られるんですね
 林道終点は少し広く車を数台駐められる.車が一台あり側にテントが張ってある.丁度一人出て来て支度をし始めたところだ.登山道っぽくなった道は良く踏まれて歩き易い.紅葉も終わりの様だけど、幾つか残り紅葉がありそれなりに綺麗.ただ、朝で太陽の光が届いてないから鮮やかさはない.

 沢沿いを歩くようになり少し岩が多かったり、通るのに難儀そうな所には大方丸木とクサリの手すりがある.指導標識とテープもしっかり.まだ、急坂という訳じゃなく中々高度を上げない.水に手を入れてみた.それ程冷たい感じはしなかった.周りの空気が冷たいからでしょうね.


此処から登山道、道標下には不動滝の案内板も


カエデが何本かありました


良く踏まれてます


朝の光では、、


ま、いいか


木の橋が多かった


見事な岩峰です


指導標識も多く・・・


ちょっと難儀っぽい所には架け橋
   特に難所はなく丸木で造ったベンチのある広場に着いた.此処から不動滝は見える.ちょっと水は少ない感じだが、とても良い雰囲気.1時間以上かけ、休憩、撮影、クッキータイムとのんびり.こちら側(不動沢)コースからの登山者が少ないのか、平日だからなのか判らないけどこの休憩中に通り過ぎたハイカーは単独2人、2人組×1の4人だけ.

 この不動滝は不動沢の左支沢で大双黒沢というらしい.標高1800m近い所にある(いずれも地形図から).左にはスラブがあり、壁登り(クライミング)などが行われているらしい.

 暖かくもないが風も無くそれ程寒くない.滝の真ん前に立っても飛沫が掛かる訳でもない.この様な場所で暖かいコーヒーなんか良いでしょうねえ・・・ ザックに多少の隙間はあるけど、重たくなってしまうからなあ・・・  

 水の少ない滑滝の撮影は苦手だ.目で見てる分に、水はサラサラと流れ落ちているのだけど、撮影し画像にしてみると水が岩と同化してしまい、ただの滑岩撮影もどきになってしまう(←爺の場合) 特にPLを利かせ過ぎた場合顕著に起こる.



ベンチのある小広場


「不動の滝」です



デジ一




デジ一




デジ一

 撮影兼大休憩を終え出発. すぐに沢を徒渉.水は少ないので飛び石伝いに渡る事が出来る.夫婦岩と名前の付いてる岩があった.目の前は壁.首が痛くなるように見上げて、ははあ、細長い二つの岩が寄り添ってるからか.こういうのなら爺でも名前はパッと考えつく.全体がカメラに収まらないので、少し離れて撮ってみる.苔の生えてる斜面を過ぎ次々と名前の付いた岩が出てくる.展望もない樹林の中を登って行くからこれは時々のアクセント.第一、摩天岩と言われても爺では摩天の形が判らない.

 一旦、下を流れていた沢が道と同じ高さになって流れている所があった.沢に近づくと対岸に細いロープが下がっている岩峰があった.此処も岩登りのゲレンデか.沢の水が綺麗なのですくって飲んでみた.まあ、普通の水だ.登山道に戻り少し歩くと左側に岩のプレートがあり、「左 王冠岩」と表示されてる.成る程、先程の岩はこれか.

 中には文字が切れてると思われる「・祖岩」なんてのがあったりする.どれか判らない.樹林の向こうに崖だか岩だかが見えるが、それだろうか?  「弁天岩」はツララが出来ている.今シーズン初めて見た.

 この辺りまでは何の問題もなく捗った.はっきりした道には(ピンク)テープが多く付けられて迷う事はなさそうである.(が、このアホ爺は・・・)


此処の横断は橋が流されているので徒渉


登山道からだと岩の全貌が見えません


少し離れた所から夫婦岩


苔の斜面 夏だともう少し輝きがあるだろうか


良く思いつくもんです


あれ? こっちが摩天岩だっけ?


矢立岩ってこっちだったかな?


王冠ね・・・




ツララが下がってましたよ


ちゃんとした道を登って行ったのです


登りづらい所にはロープだってしっかりと・・・


ピンクリボンも途切れなくあったし・・・ (此処はまだ間違ってないと思う)
  気が付くと(ピンク)テープが無くなった.少々うんざり気味だったので良かったと思ってしまった.後ろを振り返り薄い踏み後に交錯する踏み後っぽいもの.こういう所こそテープは必要だよねえ、、、などと独り言.踏み跡だか何だか判らない様な”道”を登って行き、やっと、これまでの道との差を感じ、何か怪しい・・・と気付いた時は後のお祭りマンボ.目の前のシャクナゲ藪を見て、、うっ、何処かで間違えた.何処で間違えたか判らないけど少し戻ってみましょう.で、戻って又迷った.駄目だこりゃ!!

 地図はすぐ出せるけどGPSはどうせ使う事はない、と ザックの奥底.ちょっと取り出すのがメンド臭い.左上に尾根形が見えるのでそこへ登り確認しましょ.少しは遠くの地形など望めるかも知れない.と、シャクナゲを避ける様に登ってみたけど、灌木とシャクナゲで見通しは全く利かない.上に空が僅かに見えるだけ.

 GPSをつけ、地図で今いる所を確認すると、登山道から直線距離で150m程東にずれた所にいる.あっちゃー、何で山梨まで来て、メジャー(だと思う)な登山道で迷わなきゃいけないんだよ・・・○カ爺が・・・



いつの間にかこんな所を、こういう所にこそ目印がいるよね〜などと振り返って独り言
落ち葉で道が隠れたぐらいにしか思ってなかった、、、が、
此処では多分間違っている.そのことにまだ気付いてない・・・

 
ん! あれっ あれれっ?? (←此処でやっと気が付いた間抜け爺)


戻って又間違えた.右の斜面を登り尾根形へ あ〜あ


シャクナゲ藪の薄い所を選んで登ります


尾根形に着きましたが展望はありません
 位置が判れば後は楽、、、とはいかない.限りなく密なシャクナゲ藪は入って行くのに躊躇する.所々に大きくない壁がありその基部は何とか通れそうだ.GPSを見ながら高度を下げない様に登山道に近づいて行く.シャクナゲ藪は切れたらカラ松(?)の低木林.シャクナゲ程(避けて歩くのに)大変じゃないので良かったと思ったが、木に当たったり、掴まったりする度に葉が大量に落ちてくる.ツバの広い帽子なので襟元から首筋へ入って来る事はなかったが背中とザックの間にはぎっしり.

 白いものが目に入った.スーパーのビニール袋か.おお、人が通った事があるのね、迷うのは爺だけじゃないんだあ、、と、妙な安心感.続いてすぐに木に巻き付けられた白テープ.んっ、登山道に出たのか? と、足元を見るけど踏み後かなあ・・・が、うっすら確認出来るだけ.GPSだと道からまだ60m程東にいる.上を見ると、テープは結構多く付いている.地図でその方向には瑞牆山がある.成る程、これを辿っていけば上の方で登山道に出るか何かだろう.(正規登山道に向かって)トラバースするより、こっちを登った方が楽な気がする.

 こまめに付けられた(白)テープを追うように登って行くと、クサリのある岩場に出た.登山者が数名.何名か、怪訝そうにこちらを見ている.こんにちは、ちょっと道を間違えちゃって、、とご挨拶.かなり、恥ずかしかった.


スーパーのビニール袋


向こうから来たら白いテープがありました♪


木を乗り越える時の跡、獣はこういう形を造らない(と思う)


テープを追って登ります


踏み後の左下から登ってきました.中央下、オレンジっぽいものが最後のテープ.右端立木の後ろがクサリ付き岩場 ヤレヤレ、、、



迷いの軌跡

 山頂は人が多かった.殆どの人は、コンロを持って来てお昼支度の様.金峰山が見える.その隣に富士山が栃木の山で見るより遙かに大きく見える.八ヶ岳とかあとはよく判らないけど180度のパノラマだ.ただ、三脚を立てる場所がない.取り敢えずおにぎり食べて・・・コンデジで撮って・・・パン食べて・・・コンデジで撮って・・・ボーーっとして、、、やっと、一組が下りて行った.すかさず陣取り.三脚を立てる.

 金峰山の方はハイカーが入れ替わり立ち替わりで、スペースが空かない.そちらで三脚を立てるのは諦めて下山にかかる.

 下山は、富士見小屋ルート.岩ゴロの急斜面は気をつけながらゆっくり.富士見小屋からは歩き易くなり、残り紅葉を楽しみながら車道に出、10分と掛からずに芝生広場の駐車場に着いた.


クサリ付き岩場、難しくはありません


山頂、ハイカーがこの後からどんどん登ってきます


山頂標識 三角点はド忘れ


金峰山 これ一枚だけ 情けな〜〜



デジ一




デジ一 (ちょっと傾いてしまった・・・)



デジ一




デジ一



富士見小屋(左)の方へ下山します


岩の多い急斜面、注意して下りましょう


下山中、富士山遠望(ズーム)


大ヤスリ岩と言うそうです


岩だらけ


あちらは木の橋だったけどこちらは鉄バシゴ・・か


富士見小屋 テントが沢山


小屋以降は歩き易くなりました


林道に出ました 富士見小屋の車ですね


林道からちょこっとだけ


林道から遊歩道へ入ります


しっかり整備されてますよ


お、車道がみえました


遊歩道を出ました.5−6分で駐車場に着きます



デジ一 林道で




デジ一




デジ一

”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P78002代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.