山登り

大月市
雁ケ腹摺山、姥子山
がんがはらすりやま:1874m
うばこやま:1503m


                  



2018,1,19 訪問


(時間は参考になりません)
              
 「秀麗富嶽十二景」という名勝があるのを知ったのは昨年の事.富士山が良く見える山だという.富士山に特別の思いはないけれど、裾を拡げスックと立ち上がり、どっから見ても一目でそれと判る形をしている.(爺の)下手な撮影技術で適当に撮ってもしっかり絵になる.

 山そのものもそれ程大変ではない様だ.これは爺向きでもある.12と言う数字も少ないから、根気を入れて回らなくても早いコンプリートが出来るに違いない.滝、山、花&きのこにこれが加えることにするか.

 で、取り敢えず何処から行くかという事になるけれど、何処へも行った事はない山なので、そこは一番からだろうね.

 19日の予報は全国的に晴れ.家を出たのが午前2時45分.ナビを金山鉱泉にセットし北関東道〜東北道〜圏央道〜中央道と走り大月インターへ順調.ナビは5千なんぼと出たが、夜間割引で3千なんぼ(帰りは4千なんぼ←日中でも割引があるのだね) . 

 大月駅の手前で左折する様ナビは指示しているけど、暗くて路地に入る様な道が良く判らない.通り過ぎ、大月駅で周ターン.あとは、問題なく金山鉱泉へ.しっかし、道の狭いこと.擦れ違いは苦労するだろうなあ.

 さて、駐車場所だが鉱泉施設の建物を過ぎて、涸れ支沢に架かるそれ程大きくない橋を渡ると、すぐ右側に数台駐められるスペースがあって、車が2台駐車していた.端っこには登山案内板があったので、此処で良いだろうと駐車.時間は5:30ちょっと前.まだ暗い.朝飯(きつねカップ)を食べて支度して6時ちょっと過ぎ.まだ暗い.



まあッ白ッ (デジ一)



外灯が点いてるから薄暗い.1/2秒でも手振れ防止の働きで
結構しっかり明るく撮れてしまう 6:40


最終の駐車地.林道はまっつぐ
 更に30分強、過ぎて薄明かりになってきたのを見計らい出発.左に民宿みたいなのがあり、過ぎてすぐに右側にも駐車スペースあった.こっちの方がやや広く駐めやすいけど、爺の駐車地から150mくらいだから、まあ移動しなくても大した差はない.此処より林道は車での通行は出来なくなっている.

 緩い登り坂の林道を歩いているとすぐに暖かくなってくる.汗をかきそうだから、林道終点で厚手のジャケットの下のセーターは脱いだ.今日は三脚と望遠ズームを持ってきた.更に旧500円札の絵柄になった場所だというので500mm望遠も入れて来た.ザイルやヘルメットは置いてきた.他はいつもと同じ.ちょっと重く、早肩に喰いこんでくる.
しかし、空が明るくなり晴れた青空が見えてくると、気分は高揚.平日だから誰もいない.無職っていいなあ〜♪ (※500mm望遠といっても安物のF5.6.望遠ズームと重さは余り変わらない)

 林道終点から暫くの間沢筋(土沢)を歩くようになり、沢音もかろやか〜♪ 道は良く判り、何度かある徒渉も楽しささへ感じるよ〜♪ と、○カ爺は浮かれてしまうのですが、、、


凍ってる所は一部.道路の際を歩く


林道終点 白いのが指導標、沢沿いの道になる 7:05



丸木橋があった.沢の水が多いのかそうでないのかは判らない.



飛び石伝いで渡ります.凍っていなくて幸い



踏み後がはっきりしているので安心です


もう何度徒渉したか・・・


ゲッ、と思ったけど、、ちゃんど道を切り開いてくれていますよ(赤テープ)


橋、かなり老化してますが・・・



道筋で滝らしい滝


金山峠 あれが大岱山?
 沢本流を離れ道が怪しい支沢(涸れ沢)は落ち葉が堆積し時々ズボッともぐる.樹林内の急斜面手前で上から下りて来るハイカーとスライド.四角いバッグはカメラ用みたいだ.朝早く登り(又は前の日?) 撮影を終えて下山してきたのでしょうか? 

 大月(観光関連)のHPに十二景富士山の写真が載っているけど、赤かったり、紺だったり、普段見ることのない色合いの富士山写真が載っている.やはり、夕暮れ時とか、朝焼けなどの時間に撮るのでしょうね.かなり、強い思い入れがないと難しいかも知れません.深く考えることが苦手な私には、そういうの真似出来ません.

 急な樹林内斜面を登り上げて、金山峠に着いた頃になると、空が曇ってきた.大岱山とかへの表示もありますね.地図にはない.方向から見ると1177Pの様だ.近いから帰りに元気だったら寄ってみましょう.でも(雲は)何か、嫌〜〜な感じ.ちょっと心配になりながらもダートの林道に着き休憩.



涸れ沢に分かれて、枝尾根を少し登る 7:50


落ち葉の積もった涸れ沢を登ります


金山峠、尾根道は電力会社の点検道.右下に緩く下って行く


すぐに林道が見えてくる


向こうから下りてきた


水源地だそうです
 大月ICを下りて1km程きた所のコンビニで買ってきたミニパンを食べる.このミニパン、表面にレーズンが入っていて中にはとろりのチーズも.案外いける気もするけど、爺にはミニチョコクロワッサンの方が疲れに刺激的で好み.あそこはファミリーマートだったかな.それ、置いてなかったのよね.
 喉は渇いてないけど水を飲んでおく.橋の所に「百間干」と書かれた案内板があった.180mか? どこから計ってるのだろう? 曇っているから、テンションは下がりっぱなし.こんな事ばかりに思いがよそ見する.

 林道を沢上流方向に10分弱歩いて行くと、右斜面に取り付く指導標があり、樹林内の斜面をジグザグに登っていく.木立の上は雲ばかり見え、陽は差してこない.まだまだ先があるのに、登るのが何だかしんどくなってきた.急な斜面のせいばかりではない・・・ やがて、丸木の階段を上り、舗装してある林道に飛び出した.



少し歩くと・・・


登山道



樹林の中の登り.植樹間隔が広くとられている様で結構明るい



空は曇ってます


どこにでもある山のゴミ


舗装された林道を横断 9:40


雨量観測施設
 この林道は姥子山への分岐にもなっているらしい.まあ、体力と気力が残っていれば寄っていきましょうと、そのまま横断し、対面の階段を上り登山道に入る.すぐに雨量観測所があって広い尾根の分岐に着いた.あ、此処も姥子山の分岐になっているんだね.見上げると北側には青空が見えるけど、富士山のある南西側は雲で一杯.

 道は良く判り歩き易い.何となく飽きる頃、それとなく指導標が出てくる.但し、あと何キロとか あと何分などとの表記はない.もう少し、もう少しと思いながら登ると 枯れ草の水平道になり、何やら小さいスキー場の様な斜面になる.途中に分岐があり、大峠から此処で交わるのか.林道が閉鎖されてないシーズンなら、そちらから1時間程度で来られるらしい.すると、ハイカーも多いんでしょう.

 そこからちょっと見上げると山頂とすぐ判る案内板や標柱などが見えた.



がっしり岩を掴んでます



広い尾根の分岐 右、姥ヶ岳 左、雁ケ腹摺山


露岩


枯れ草の道・・・


右上が山頂 11:05
 周囲300度位は樹林.斜面に立ち後ろを振り向くと雲で真っ白.8割は(富士山を)見られないなと思って来たから、ほぼ大当たりになる訳だが当たっても、うれしかない.

 山頂に着き、真っ白な正面、看板、標柱を4−5枚も撮るとやることが無くなってしまった.雲がゆっくり流れてくる方を見ても雲だらけ.ダメだなと思いつつ、樹林の中の適当な場所を選び荷を下ろして少し早い昼食.おにぎり二つとミニパン1個.

 45分位、待ってみたが状況は全く変わらず、寒くなってきたので、引き返す事にした.




真っ白で何も見えません(-_-;;




こういう風に見えるのだそうだが・・・




山頂の様子 地面は凍っている

 姥子山分岐の手前にくると道から少し離れた所でハイカーが昼食休憩をしていた.挨拶だけ交わして通り過ぎる.分岐は直進し、凍って滑る泥付き斜面を下ってすぐに林道に出た.横断してひと登りすると姥子山西峰.標識はなく展望も無い.一旦下り、再びひと登りして東峰.こちらには山名板があり展望が良い.

 雁ケ摺原山と思われる山が半分ガスに覆われていたが、青空も見えている.富士山の方は相変わらずでダメ.

 平たい岩に腰掛け
(瓶型)缶コーヒーとミニパン1個.未練がましく30分待ってみたが此処でも状況は同じ.引き返す事にした.富嶽12景は初めの一番で大コケしてしまった訳だが、救われるのはあまり拘ってないという富士山に対しての姿勢かも知れない.

 結局、デジ一は雁ケ腹摺山頂での2カットだけ.三脚も望遠もザックから出すことはなかった.樹林だって、霞がちの電力鉄塔だって撮ったら面白い光景があったに違いない.一番目的の富士山が見えなかった為、他の光景をじっくり観る余裕が無くなってしまった.少し、反省しなければならない.

 (と、思いつつも) 取り立てて見る物もない下山道は何だか長く感じた. 駐車場着15:50



分岐に戻って、直進 12:15


僅か下ると林道 


此処が多分 姥子山西峰


ひと登りで姥子山山頂(東峰) 12:55



雁ケ腹摺山の方に青空が出てるけど




富士山の方角はやはりダメ

”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P7800 二代目 
 

HOME  /  閉じる

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.