山登り

山梨県大月市
百蔵山、扇山
ももくらやま:1003m
おおぎやま:1138m



                  



2018,2,14 訪問


(時間は参考になりません)
富士ばかりで下手なデジ一画像もどうぞ
              
 さて、秀麗富嶽十二景、今回は六番、七番に行ってきました.

 駐車場がよく判らないし、どちらから周回するか悩んだので今回は珍しくもせっせとインターネットで情報を集めた.多くは駅から駅へとか、バスを使ったりとかだから、行動時間がやや遅くちょっと参考にならない.しかし、少ない中で市営グランド、梨の木平の駐車場を使える事が判った.

 車が2台あったり、バイクとか自転車とかを計画に入れたらかなり楽だと思うが、そんな便利な物はない.どっちかに置いてグルッと歩くしかないのだ.どっちにしようと悩んだけど、アクセスの判りやすさ(ナビ設定が出来た)で、市営グランドに決めた.すると、先に登るのは当然七番の百蔵山になる.

 2時45分に家を出て、大月インターを降り、コンビニ(ファミマ)に寄ってグランドの駐車場に着いたのは5時半頃.何だか眠い.つい十分程ウトウト.持って来たお湯をカップきつねに注ぎ、支度をする.この辺り雪は全く無い.薄明るくなってきた山の方向(西南)を見ると、富士山が頭を出していた.晴れて雲一つ無い.

 靴はどうしようか? 夏靴でいいかな、、と、思ったけど雪の状態も判らないし.ま、備えあればということで冬靴にする.終盤の長い舗装路歩きがどうかなあ〜 と、若干不安.

 細い勾配のある車道を歩いて(登って)行き、少し開けた所で振り返ると富士山がよく見え、少し赤みがかっている.早速三脚を立て、数枚撮っておく.おおッ、さい先がよいではないか.

 それにしてもこの辺り結構な勾配の住宅地(?)か.この付近の人達は毎日こういう光景をみているのか〜.


駐車場から富士山の頭が見えます. 6:20


此処は左へ 後ろは百蔵山


結構な勾配の細い道


富士山が朝日に



ズームで切り取って、さい先の良い風景です ♪



撮ってたら玄関から年配の女性が出てきた


神社の様だけど名前が何処にも?
 神社の様な建物の脇を通る時、中から年配の女性が出てきて”おはようございます”のご挨拶.早いですね、、と、言っていた.時間は丁度7:00.あまり早く行く(登る)人っていないのだろうか? どっか、回るのかい?と聞かれたので 扇山まで行きます.と、答えたら、あら、遠くまで行くのね.気をつけて. ありがとうございます.と言って登山道に入って行く.

 杉か桧の樹林帯の中をゆっくり登って行き、ジグザグに高度を上げて尾根(標高800m位)に出る.いきなり開けて雲一つない富士山がよく見えた.
赤松が数本有り、その前に行くと遮る樹木がない.大月の街や遠くは(多分)富士吉田でしょう.普段、富士山と縁のないお上りさんは感動しきりですなぁ〜.

 見る位置も被写体も同じだから、同じ光景ばかり撮る事になってしまうけど、まあ良いでしょう.先程下で見た赤味はなくなっているが、霞はまだない.百蔵山に向けて出発したのは30分後だった.


 樹林の中を緩く登って


あそこが(850m)尾根でしょう



尾根の展望地から




遮るものがありません 左のピークは石割山(いつか行かなくちゃ)




中央高速道 →が大月IC方向



掘り割りの登山道


そこが稜線 葛野部落への分岐
 歩き易い登山道で、稜線に出てから少し積雪があったが歩くのに問題はなかった.今日は使わなくても大丈夫だろうから持ってかなくても良いだろうと思ったけど、それ程邪魔にはならないのでスパッツと共にザックに入れてきた.(←持っていって正解だった)

 山頂は結構広く誰もいなかった.此処からも樹木に邪魔される事はない富士が良く見えた.先程の所と概ね風景は良く似ている.ただ標高が高い分だけ富士吉田の街が広く見えている.山中湖は手前の山(石割山とか?)に隠れて見えてない.※知ったかぶりしているけど、地図を見ながらの適当

 お馴染みの十二景の山名板、画像入りの説明板、あれ!山梨百名山の丸いポール、百藏大明神遺跡とかボーイスカウトのカラフルな板、300回登頂記念版(←撮り忘れ)とか三角点.かなり賑やかである.取り敢えずこれらの撮影は後回しにして富士山の撮影を先行.いつ霞んでしまうか、雲に隠れてしまうか判らないから.

 一応取り終えて七番コンプリート.ファミリーマートでも売っていたミニチョコクロワッサンを2個食べながら、コンデジであちこち記録撮り.柏の木みたいだけど、結構高い所にも生えているんですね.あと、桜? おお、その時期にくれば桜と富士を併せて撮れるのか.でも、人も多いだろうしいずれと言うことで考えておきましょう.



稜線も歩き易い道


雪が凍って良く滑る 北側斜面には多くある



百蔵山山頂 8:20




裾が長く綺麗だったので、画像サイズを変えて撮ってみた



お馴染みの山名板


三角点


自撮り


扇山に向かいましょう 9:00
 山頂から平坦な道を僅かに歩くと北向きの急降下になる.残雪が多く道は凍っている.降りきれば雪はなくなるだろうと思い、チェーンスパイクはまだ着けず柔らかそうな所を選んで下降して行く.しかし、斜面は急で雪の無い落ち葉の斜面は固く凍っていて危ない.此処でチェーンスパイクとスパッツを着け、快適に下降.(標高差)およそ200m下降すると平坦な尾根になり、思った通り雪はなくなった.此処でチェーンスパイクは外す.

 地図にはない名前の「コタラ山」分岐(破線道、分岐標識は見当たらなかった)を過ぎてトラバース.そこから(地図で)二つ目の分岐は右へ下降して「宮谷」.819Pを過ぎ少し下って扇山の登りに入る.道には凍り付いた雪が多く難儀が予想されるので、予めチェーンスパイクを着けた.

 登り始めてすぐに上から男女一組が下りてきてご挨拶.今日初めてのハイカーさん達だ.二人ともチェーンスパイクを着けている.

 登る途中、樹間から雲のないスッキリとした富士山が確認出来た.その右には遠く白い稜線が見えたが、どこの山だろう.方角からすると南アルプスかも知れない.



急斜面の下降は凍っていておっかない.チェーンスパイクとスパッツを着けた



下りきると雪は消えている


「宮谷」の分岐 9:40


小ピークも平坦な道で巻いてる様です


まだ、雲のない富士山



チェーンスパイクを着けて歩いてます




お、真っ白に雪を被った山が見える.南アルプス?



結構、急


所々、雪


大久保山(地図にはない山名)


「鳥沢」分岐 振り返って 
 扇山に着いたかなと思ったピークには「大久保山.1109m」という小さな板ヶ木に掛かっていた.考えてみたら「鳥沢駅」分岐にも着いてないのだから、未だ先な事は判っている筈だが、山登りはこういう事が良くある(って、私だけ!?) 

 日に照らされて少し柔らかくなった雪が多くなるが、分岐からはトレースがこれまでより多くなり歩き易い.扇山へ登ってる人が多くいると言うことか.山頂の見える辺りまできた時に、山頂付近に数人のハイカーが見えた.が、普通のハイカーの格好ではない.オレンジ色の上下に消防が使う様なヘルメットを被っている.上から、男性ハイカーが下りてきて、ご挨拶.どうやら遭難があったらしいですよ と、教えてくれた.

 山頂に着いたら(大月消防の)ヘルメットを被ったレスキューの二人と、トランシーバーを持っているが普通のハイカー姿の人が何やら話をしていた.

 まあ、こっちは写真撮影に来たのだから聞いてない振りをして、三脚立てたり、カメラを準備したりしていると、レスキューの一人が近づいてきて、いろいろ訪ねられた.


分岐を過ぎて、こちらは歩く人が多いようです


ん! 山頂にいる人は・・・



山頂到着 富士山はまだ綺麗に見えてますよ 11:25



手前がかなりうるさいけど、、、六番コンプリート

 稜線の歩行中に誰か会わなかったとか、不審な声が聞こえなかったか、とか. 擦れ違ったハイカーは男女一組だけと答えておいて、何かあったのですか? と、聞く. その人によると、昨日(13日)に入山して帰って来ないし連絡もないと家族から通報があったので捜索している最中だ、という. 電車で来たらしく、この山域に入ったようだが、何処を歩いているのか判らないので、あちこちに分散して探しているのだ、とも.その時トランシーバーに”・・・権現山に着いた・・・これから・・・に向かう・・・” と入り、いろいろ連絡を取り合っている.
 この様な、標識が多く道筋のハッキリしている山域で道迷いをしたのだろうか?

 さて、此処からの眺めは手前に雑木が生け垣の様になり、それを越えて富士山が眺められるといった光景.何枚か撮ったけど、何だか飽きてきた.見えるのは富士山ばっかりだからか.まあ、お昼近いのだけどそれ程霞みもせず綺麗に見えてるから、六番もコンプリート、、と、言うことにしよう.

 レスキューが鳥沢分岐の方に下山していき、代わりに二人ハイカーが上がってきた.おにぎりを二つ食べ、ミニチョコクロワッサンを一個食べて、下山の準備.すると、先程下山していったレスキューの人達が急いで上がって来て違う方(恋塚方面)へ下りて行った.


移動するレスキューの人達


「鳥沢」分岐に戻ってきました 12:10
 分岐まで戻り鳥沢駅方向へ左折.すぐ、雪がなくなりチェーンスパイクはいらないだろうと外す.しばらくは露岩もなく歩き易いジグザグ道を下っていくけど、杉桧樹林の中に入ると道の雪が凍っていて油断すると危ない.ショートカットしようなどと雪の無い杉の葉斜面を下ろうものなら、カッチカッチに凍ってしまって、こっちの方がもっと危ない.

 途中、伐採地新しげな伐採地に丸太のベンチがあって、休憩.滑らない様歩いて来た為か足が突っ張っている感じだ.額の汗を拭き、水を飲み、持って来たバナナを食べる.
 背中が若干汗ばんだけど、多くかいてはいない.下降を再開.

 ゆっくり歩く事に努め、何とか転びもせずに案内板の多い「梨の木平」に着いた.此処でスパッツを外すと、脛に空気が当たり涼しく気持ちがいい.

 此処には駐車場があるらしいが、樹林の中でそれは見当たらない.広域的な案内板をみても表記はないし、第一この板、「現在地」の表記もない.一瞬、地図のどこにいるか判らなかったが、「梨の木平、扇山登山道」と描かれてある所だと少し時間が掛かって理解


まだ良く見えてます


樹林内はカチンカチン


観音像 13:15


案内板 「現在地」と表記がないので一瞬何処にいる? だった
 林の中を通って舗装路に出、少し下りクネクネ道路のショートカット道には落ち葉が沢山積もっていた.つい、油断.コンデジで(舗装路の)カーブの様子を撮ろうと構えながら落ち葉の道へ.ツーッと滑って真後ろへストン、コンデジが何処かへ飛んでいった.ザックがクッションになったので手も、尻餅もつかなかったけど、カメラは大丈夫か? と、慌ててチェック.何事もなくホッとし、コンデジを探したら、笹の中の落ち葉の上に軟着陸していて無事.こちらもラッキー.

 今回一番辛い歩きは、やはり思った通りの長〜い舗装路歩き.冬靴だから靴底が固く、少し大袈裟に言えば歯のない下駄で歩いている様なもの.歩きづらいったら、、、もう・・・
 それでも、富士山の頭を見ながらのんびり舗装路を歩きは案外楽しかったりする.斜面に建つやや古い住宅地の細い道を登って市営総合グランドの駐車場に着いた時は、靴を脱ぐ時痙攣が起きそうな程、足がかなりくたびれていた.


左上クネクネ舗装路、 その こっち、落ち葉の道


ウエルネスパーク入り口 直進します 13:45



舗装路を歩いていると富士山の頭が・・・ さすがに霞がち




桂川ウエルネスパークの施設




しつこいけど




あそこ(矢印)まで歩くのかあ〜



「さとやまおおはし」を渡って右折


細い坂道を歩いて、合ってるかどうか若干不安



扇山かな




”いらか”の上に・・・しつこくてすいません



左に支援学校


到着〜 足パンパン 15:10
     富士ばかりで下手なデジ一画像もどうぞ           Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.