山登り

山梨県大月市
笹子雁ヶ腹摺山
ささごがんがはらすりやま:1358m


                  



2018,10,15 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 さて、大月市の「秀麗富嶽十二景」も(私的に)佳境入り.天気の良い日を選んで出掛けてきました.今回の笹子雁ヶ腹摺山(以降、名前が長いので笹雁山 = たそがれさんに倣い) と、滝子山は四番になっている.結構離れているのだけど.まあ、深く考えるのはよすとしてどっちから回るかは、一応検討しておきましょう.勿論、通して歩くなんて事はしない.一番近い所(登山口)から、ヒョイって感じ.

 (私の場合)一つの山を終え、一旦(車とかへ)戻るとテンションが下がってしまい、次はあまり歩きたくなくなる.それは低い山でも同じ.悩んだ末、笹雁山を先に登り、滝子山はその後行く事にした.比べるなら、滝子山の方がずっとしんどい.登り疲れて笹雁山は後で良いか〜なんて事になるかも知れない.笹雁山なら笹子峠から往復2時間半程度で行けるらしいから朝飯前に登ってしまい、戻って朝飯.滝子山登山口に移動して、そっちを制覇、、の目論見.

 問題は、いつもの事だけどお天気だ.今週は案外晴れの日が続きそうだ.その中で最も安定する日と言うことで15日の木曜日に決定.

 午前2時、夜空は満天のキラ星.出掛けにこんなに星がよく見えたのは久し振りだ.こっち(宇都宮)が晴れてるからと言って、大月が晴れてるかどうかは判らないけど、雨の出発などよりはいい.

 笹子峠への道は判り易く、ナビなしでも来る事が出来る(気がする).大月ICを降りて、コンビニで食料を調達.甲州街道に入ってすんなりと笹子峠に着いた.早く走れないから、ナビが2時間50分と指しているのに、3時間10分位掛かった.でも、私としては上出来.



朝焼けだ 最初の鉄塔から 5:50  右中程電線に光ってる点は星



笹子峠の登山口 5:35


明るく撮れてるがもうちょっと薄暗い
 
大月市「秀麗富嶽十二景」 これまでに訪れた所

 1,(1)雁ヶ腹摺山、姥子山
 2,(12)清八山、本社ヶ丸
 3,(7)百藏山、(6)扇山
 4,(10)九鬼山、御前山
 5、(9)倉岳山、高畑山
 6,(2)牛奥ノ雁ヶ腹摺山、
   (3)大蔵高丸、ハマイバ

 7,・・・今回の山
 登った順、()内は大月市で定めた番号
※1番では、雲に隠れて全く見えなかったので、再訪する必要がある.

 
 支度(といっても靴を登山靴に履き替えるだけ) をして、水とハムとチーズを挟んだ三角のパンをザックに入れ、ヘッデンを点けて出発.勿論、こんな暗い時間に誰かいる訳ではない.寒いのでセーターを中に着込み、やや厚手のパーカーを羽織ると寒くない.

 何かトンネルの施設がある駐車地から判り易い登山口に入って行く.ヘッデンに照らされる道は判り易く、まもなく笹子峠に着いた.右に折れ、すぐ急斜面になった.え!こんなに急なのお・・・ 

 喘ぎ喘ぎ、しばらく登って熱くなってきたのでセーターを脱いだ.朝焼けになるのか、東南方向が明るくなり、おっ、もしかしたら紅い富士山が拝めるかも知れないぞ! と、期待が膨らむ.富士山の方向を見てもそれらしいのは見えないから、もっと標高を上げなければいけないのだろう.

 急な尾根歩きから道は水平になり楽な歩きになったかと思うと、いきなり鉄塔が出てきた.薄暗い中、道を探し同じ様なトラバース道を緩く登って行く.明るくなってきて、ヘッデンも必要なくなり辺りがよく判る.樹林の中ですぐ上に尾根がある.道はその尾根に近づき分岐の指導標があった.“尾根道 と 新道” とある.私が通って来たのは“新道”の方だったのか.気が付かなかったが、何処で分岐してたのだろう.



分岐 右(新道)から登って来た. 6:05


鉄塔が・・・ 此処での富士山は赤くないが・・・


枝が邪魔だけど、赤い富士  山頂までもつかな〜

 樹林越しに富士山が見えた.おお、少し赤い.気のせいか段々赤味を増してきてる気がする.むむっ、のんびりはしてられない.どこか開けて枝に邪魔されないすっきりと眺められる場所はないかと、案外急な登山道を急ぐ.だけど、見事に樹林の中ばかり.

 急斜面を凌ぎ、山頂に着いた時は富士山はもう赤くない.私としてはかなり急いだので汗ビッショリになってしまった.僅かに吹いてくる風がかなり冷たい.風が遮られる木の陰でシャツを脱ぎ、汗を拭いて又シャツを着る.ツ、冷たい〜. お腹が空いたので水を飲み、パンを食べた.

 山頂は低木に囲まれて、あまり眺望が良くない.たそがれさんの記事で、反射板の方がよく見えるらしい.少し下りて行くと、中々良い光景である.アンテナがかなり目立つけど、まあ風景の一部でご愛敬と言うことで良い.笹子雁ヶ腹摺山、取り敢えずコンプリート!

 あ、山頂の写真撮るのを忘れてた.と、何カットかカシャッ. 狭い山頂だけど、標識は多め.



反射板 6:25


山頂



・・・




ほんのり赤味があるかな



往路は殆ど撮ってなかった尾根道


ロープ、階段がある急斜面



鉄塔まで戻ってきて、あれやこれや位置変えてみるけど、、、

 富士山を撮る様になってから気になり出したのは、カメラの撮影位置.水平出しだ.カメラ辞退に水平、垂直のインジケーターが表示されるのだけど、常時使っている自由雲台は全て手作業.垂直はまあ良いとして、水平が取れないのでは傾きとか、微妙な事が気になってくる.で、インジケーターを見ながらカメラを動かして調整するのだけど、垂直だ、と思った位置でノブを固定する時僅かにずれてしまう.プロじゃないし、誰に見せる訳でもないんだから別に構わないんだけど・・・ 気になるとね、、、

 そこで、思い切ってマンフロットのギア雲台を購入.今回初めて使用する.今持っているギア雲台は重量が1.8kgあり、山に持って歩くのは苦行.新しいのは(重量が)半分以下だからちょっと嵩張るのを我慢すれば具合が良い.(←上手く撮れるかどうかっつーのは別 (^_^;;)

 撮る場所も狭く、対象も限られてるからすぐに終わってしまう.食べる物もないし、水を飲んでカンロ飴を口に放り込んで下山にかかる.

 富士山がよく見える場所があるかも知れないと、帰路は尾根コースを辿るが、そう言う場所はなくアップダウンがあり疲れただけだった.駐車場に戻り、お湯を沸かし力カップうどんを食べて、滝子山に向かう事にする.


右へ尾根道を選択


倒木



尾根道から ちょっと枝が煩い



うっかりすると、霜と濡れ落ち葉でズルッ


緩やかに見えるけど、かなり急なルンゼ.転げ落ちたら何処まで


尾根道、新道の分岐 振り返って
左から下りて来た.右が新道 足元ばかり照らして歩いたので
往路は指導標に気が付かなかった


新調したギア雲台 使い勝手は人それぞれだから、、、



結構急です.落ち葉が滑るので階段は有り難い




あれが笹子雁ヶ腹摺山かな?



笹子峠に戻ってきた


駐車場着 8:05


笹子峠、登山口


笹子隧道



隧道の説明板

 Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
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