山登り

山梨県都留市他
平尾山〜石割山
ひらおさん:1290m
いしわりやま:1412.3m



                  



2020,2,28 訪問


(殆ど参考になりません)
              
 今年初めての富士山拝みは、その展望に定評のある石割山へ行くことにした.登山ルートはヤマレコなどによると、赤い鳥居(登山口)〜石割神社〜石割山〜平尾山〜大平山〜登山口というのが一般的らしい.殆どのレコがそうなっている.では、登山口までのアクセスはというと、圏央道相模湖ICで降りて国道413号をひたすら山中湖まで走るか、又は中央道から東富士五湖道路へとグルッと回るかなのだが・・・.何だか登山口が遠い.
 
 地図(地形図)を見ると、忍野村の東に遊水池があり、林道っぽい実線が南東に延びて平尾山の南西稜線に繋がっている.更に、ヤマプラの地図では遊水池脇にPマークがある.おっ、これを利用して大平山、戻って平尾山〜石割山〜二十曲峠〜遊水池付近と周回出来るだろう(の、気がする)  アクセスも中央道の富士吉田ICで降りれば簡単だ(と、思う).
 
 朝、2時半に家を出発.この日は寒い朝になった.東北道の岩舟辺りで車載温度計は-3度.まあ、寒く晴れれば空気が綺麗な訳で、綺麗な富士山が観られるというもの.天気予報も西(九州とか四国とか)の方は午後から崩れてくるというから、こちらもそれなりに(午後から)雲など多くなり、富士山も頭を隠すとかに違いない.ただ、今日はそんなに行程が長い訳ではないから、のんびり見学が出来るはずだ.

 富士吉田ICを降りて忍野村に入ると気温は-7度.結構寒いですなあ.コンビニ(7-11)に寄り、食料などを買って外に出たら、(向かいの)家の屋根の上に富士山が見えた.驚いたあ! 

  富士山ばかりで飽きますが、デジ一画像もどうぞ
 
  



おおおーー



+
朝6:10頃



P出発 7:25 右が貯水池


貯水池の上流 沈殿槽? 薄氷が張ってました
 何処を走ってるのか判らないけど、住宅街から抜け富士山が、遮る物無しで見える.朝日が昇る前だから少し赤い.これは、少し待ってれば赤い富士山が観られるかなと三脚にカメラをセットし、車の外に出して爺は寒いから車の中で待つ.適当な所で車の中からリモコンでガシャガシャ.上手く撮れたかな.

 区画整理された耕作地内の道路を走り、貯水池脇の駐車場へ到着.寒いねえ、-8度だって.この駐車場は何かの園地だろうか?案内板はない.あるのは調整池内に入ってはいけません≠フ注意書きだけ.それなのにWCがあった.シャッターが閉じていて冬季は使えない様だ.

 支度をして林道に入って行くが、早速判らない.導標の類は一切無い.テープは見かけるけどいろんな所に着いてるから林業とかのものだろう.地図でも表記されている通り、枝道が多くある.最初の分岐は右、そしてすぐに左へ行く.地図ではそうだが、何となく雰囲気が違う.

 それ程荒れてない林道を進んで行くと堰堤が次から次へ出てきた.どっかで間違えましたね.ま、林道は立派だしまっすぐ稜線に向かってる様だから、このまま進んで行けば稜線に出る(地図にない)道にでも出るでしょう・・・と、お気楽.が、林道が終わり堰堤を2個所越えても道は出て来ない.沢はV字形になってきたので、沢の中を登る様になってきた.もう間違えたと思っているが戻るのも極端な時間ロスの様で、このまま進む.



取り敢えず林道を進みます


林道がなくなりました・・・



あの堰堤を越えれば林道復活するのでは? と、思い沢の中を歩いて行きます




堰堤も終わり、林道も出てきません.間違えた様ですが戻るのもめんどくさいのでこのまま遡行します
上には稜線っぽいのが見えてますから 前方に3m位の滝 右を小さく巻いて越えます

 3m位の滝を越えると沢が二俣(右すぐ奥も二俣)になっている所に出た.判り易い所なのでGPSに確認.1318Pの西、標高1150m付近と判った.沢が狭くなり急になってきているので此処で中間尾根か、左支沢右岸尾根か迷ったが、鹿道がある右岸尾根に取り付いた.初めの内は藪もなく登り易いが、予想もしてなかった獣柵(鉄フェンス)が出てきた.どこか獣が通ってる所がないか探して見たが、地面すれすれに僅かな穴が掘られて(獣は)摺り抜けてる様である.穴を掘れば別だけど、とても抜けられない.谷側に移動して行くと、倒木が偏すの上に覆い被さっている.何とか枝を交わしながら倒木の上に乗り、フェンスを越える事が出来たが、以外に時間を取られてしまった.忍野辺りまで来て、なにやってんだかなあ・・・

 そこからも苦行が続く.ブッシュの中にするどいトゲを持った低木が沢山混じって登高を阻む.とにかく痛い.手袋の上からも、ズボンの上からもお構いなく差して来る.



かなり上流ですが、石積みの土留めが施工されてました


沢から離れると、蔦のお出迎え


柵が出てきました!


倒木を利用して越えさせて≠「ただきました



ブッシュの中に黒っぽく見える細い低木はトゲ付き



これ (-_-;;


笹のある所にトゲの木はない 不思議だなあ?
 ブッシュが終わり笹が出てきてホッとする.上に岩壁が出てきて、右に回り込み広い窪地に出た.中々気分の良い所だ.左支沢源頭1230m付近にいる.木杭で土留めが施された下流を眺めると、対岸の尾根の上から富士山が頭を出している.右を見ると数本の松が生えてる尾根が近い.そこへ行けば案外ハッキリした踏み後があるかも知れない.富士山も、もっと良く見えるかも知れない.この頃から砲撃訓練が始まった様で、大砲の音が連続する.ミサイルやロケット砲の時代なのに、あんなもので対抗出来るんだろうか?なんて事を考えたりしながら登って行く.

 相変わらずイテテイテテと針のある低木に悩まされながら、尾根に乗る.僅かだが、踏み後らしき物があった.富士山は残念ながら松の枝が邪魔になっている.休憩して、尾根を登っていく.1318Pの北東尾根に着いた所で又フェンス.ありゃあ〜 と、溜息が出そうになったが、何とフェンスの出入り口があった.フェンスを抜けると、フェンス際には顕著な踏み後があった.(地形図にもある1318Pへの実線のルート)

 実線ルートとは思えない踏み後を登り笹藪を抜けると、途端に立派な道に出た.ヤマプラ地図にその破線路表記はない.此処(1318P)から平尾山はもっと南.振り向くと木々の間から石割山が見えた.



富士山だ!




(南アルプス) 荒川とか聖とからしいです. 右は白峰三山とか 街並みは忍野村 真下に貯水池 左側やや水色の我が車-♪




細いけど、尾根上の踏み後



あそこが1318Pの西尾根


フェンスに開口部が、ありがたや〜


地図に破線路表記の道


笹藪を抜けると



稜線、登山道 9:30

 登山道に出た所から、平尾山はすぐで誰もいない.正面に富士山が大きい.下には別荘地と山中湖が少し左寄りに.ただ、山頂からそのまま撮ると枯ススキの穂が下の方に入ってしまい、何ともうっとうしい.が、こういう所どっかにススキが邪魔をしない場所があるものだ.その証拠に、枯れススキが踏み倒されあちこちに道もどきが出来ている.ジックリ探すと、ちゃんとありました.

 撮影を終えて山頂に戻ると男2人のハイカーが到着していた.少しお腹が空いてるのでグラグラするベンチに座って助六寿司≠フ半分を食べる.ついでに大福を一個食べ、出発.実は当初計画では此処から大平山に行くつもりでもあった. それは、(地図上)林道から上がってくる道が平尾山の南1220mの稜線に合流しているから、まずは大平山へ.それから戻って・・・・だったのだが、先に平尾山に来てしまった.

 平尾山の山頂から、大平山への道は木杭階段が整備されていて急降下だ.これを登り返すのかと思ったのと、富士山は大きく見えるんだろうけど、風景的にはあまり代わり映えしないんじゃないか? と、勝手に推測.あっさりと大平山行きは止めて石割山に向かう.


平野&ェ岐 直進で・・・


平尾山 9:40



平尾山頂からだと手前の枯れススキが邪魔



1318Pへ戻って来ました 往路は左から出てきたのだけど
目印は中央の木の枝に小さな赤テープだけ


雪が少し出てきました
 特に問題となる様な道はなかったが、お昼近くなって気温が上がり、泥濘個所が多く急斜面では滑って難儀.石割山に着くと、男女一組のハイカーが案内板の所で休憩中.山頂は緩い斜面になっているので、靴が泥だらけになるのを覚悟しないと歩き回れない.取り敢えず、笹藪との際の所で倒木(?)に座り残りの助六寿司を食べる.上空は雲が多くなってきた.

 あまり歩き回れないので適当に富士山と遠くのお山などを撮っている内に犬を連れた男女一組が(石割神社の方から)上がって来た.こちらは、撮影も飽きたので二十曲峠方向へ下山を始める.道は良いが歩く人はそう多くないのだろうか? 掘り割りの道は狭く、土は軟らかい.

 特に難儀な所はなく峠に着いた.WC、山の神や四阿などがあり3−4台は駐められそうな駐車場もある.富士山も大きく見えて、車で来られるから誰でも富士山を入れた山の風景を見ることが出来る.


掘り割りで泥濘


急斜面で泥濘



石割山山頂〜♪ 11:30




雲が多くなって来ました




南アルプスとか、白峰三山とか



峠に向かって下山すると


すぐに分岐、峠は左へ



幅は狭いけど道筋はハッキリ判ります 東電の点検道利用かな?



雰囲気は悪くないです.


掘り割りで幅の狭い道 日陰部分は霜柱サクサク


あまり急な所はないですね


峠が見えて来ました


山の神


水の神


都留市側へは通行止め


峠、全景 夫婦松はあれか? 離れているから違うかな



峠で 12:45




休憩してたら頭に雲が・・・

 舗装路を下ってまもなく道は大きくカーブしていくが、すぐ、左に舗装されてない林道が戻る様に分岐している.ショートカット気味の道になってるらしいから、こっちを通ったら20分弱で元の道に合流.別荘地なのか、人のいない(別荘風)建物が何軒か出て来た.地図にはない、左(遊水池)に向かう道があるかどうかさがしてみるけど、判らない.道を訪ねたいけど人がいない.黙って入って行くのは不法侵入で咎められそう.

 右側にヨーロッパ風の洒落た建物がある.COFEEとかCAKEという看板があることから、喫茶店でしょうね.駐車場に車は一台もない.やってるのかどうか判らないが、小さな窓から小さな電気の灯りが見えるのでやってるんでしょう.入って道を聞いたり、のんびり味わい慣れないコーヒーなどで寛いでも良いが、帰り道が遠いから横目で通り過ぎるだけ.

 結局賀背橋≠ワで来て鋭角に折り返す.此処からも未だ富士山がスッキリと見えている.多かった雲も取れている.道が直線的なので調整池の駐車場は近い様で、遠い.


林道の舗装路を下ってすぐに


ショートカット林道 下りて撮ってないのに気付き振り向いて


再び林道(右)に合流


別荘地の様ですが



花あかり



区画整理された道、賀背橋から 中央台地の様なものが貯水池の土堤
左が石割山かなあ


駐車場着 14:10



雲が取れて案外スッキリ 13:45




駐車場手前から ズームで


 おまけ・・・日常の中の富士山三景



作業用の仮設資材.私の様な他県民にとって、富士山は特別な存在
でも、此処では生活風景の一部




いつから置かれているのだろうか? あの機械




田畑で仕事をする人がいたり、冬の誰もいない光景も 日常
初夏などは作物の緑が、富士山をどう演出してくれるんでしょうか、、
そのあたりに又来てみたい、と思うのですが

富士山ばかりで飽きますが、デジ一画像もどうぞ    Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.