◇山登り◇ 日光市 大日尾根から社山〜中禅寺山 しゃざん:1826m ちゅうぜんじやま:1655m 2015,11,4 訪問 爺 (時間やルートは参考にしない事) |
先日、足尾から社山〜大平山と周回した際、休憩場所に”クロワッサン”を忘れてきてしまった.まだ開封前でコンビニ袋に入れたままだ.猿とか鹿に食い散らかされたり、山のゴミ化してしまったりすると申し訳ない.回収しに行かなければ・・・と、寝付きが悪い2−3日を過ごした.11月4日は平日で、まあ天気も良い.那須に行こうと思っていた予定を変更し、忘れ物回収を実行する事にした.同じルート(社山南尾根から)を登ってはまだ先日の疲れがとれていないからきついので標高差も距離も最短で行きたい.9月にななころびさんが登った大日尾根(大日崎ショートカット)が目に付いた.社山は足尾から登ると標高差は1000m以上.一方この中禅寺湖畔からなら500m位.数値だけでもかなり楽だ.加えて景色も楽しめば これ、一石二鳥. (文化の日)連休も紅葉の喧噪も過ぎて奥日光も少しは静になっていると思うので.これで行きましょう. 立木観音を過ぎてゲート前に車を駐め、朝飯代わりのカップ蕎麦を食べ簡単に支度をして歩き始める.空気は冷たく空は雲一つ無し.対岸の男体山が大きい.イタリア大使館別荘跡を過ぎてから時々浜に下り、男体山をコンデジに収める.忘れ物を回収し社山から半月峠周りで下山予定だから急ぐ旅ではない.ゆっくり撮影しながら歩きましょう. |
ゲート前駐車場は空いてました |
舗装路を歩いて・・・ |
イタリア大使館別荘跡の記念公園(初めてです) |
こっちから見る男体山は砂防堰堤が目立たないので 良い山の形をしている |
社山 とんがってますね 右に延びるのが大日尾根か 社山右手の(台地)登りがちょっと気になります |
阿世潟を通り、涸れ沢に架けられた橋を2ヶ所渡って左の枝尾根に取り付いた.藪はないけどこれが案外急である.疲れの取れない重い足はたちまち鉛でも入っているのではないかと思う程上がらない.2−3匹のお猿さんが遠巻きにして笑っているかの様.休み休み、喘ぎ喘ぎ登って1557Pに着いた.社山を見て、真後ろを振り向くと樹の上に頭を出してる男体山が見えた.この1557ピークを挟み社山と男体山が一直線に並んでいるのか.休憩して息を整え高低差のあまりない尾根歩きをする.左右に時々遠望出来る社山、半月山や白根山などがくっきりと青空に映えている. これまで藪らしい所は皆無だったが、笹掴み急斜面になる.判ってはいたけど結構辛い.ゼイゼイ言いながら傾斜の緩んだ所まで登ると腰高の笹になり、更に緩く登って平坦な場所に出た.此処が ”ななさん” のレポにあった展望地か.思わず ”ふぇ〜〜” と、声が出た.素晴らしい光景である.錫ヶ岳、白根山、男体山から太郎山等々.戦場ヶ原や湯滝もハッキリ.風もなく、最高のロケーションだ.少し時間が過ぎていくが構わない. |
狸窪 半月峠分岐で此処に戻ります |
阿世潟峠分岐 直進します |
阿世潟にある案内板 |
阿世潟から男体山 |
尾根に取り付きます.緩く見えるけど急 |
残り紅葉が数本ありました |
前方シャクナゲ 思わずドキッとしますが左から回り込んで小鞍部へ下降 |
気分の良い尾根歩きとなります |
芝生の上を歩いてるみたい |
笹の登りになりました |
きついです タップリ汗をかきました |
腰高笹藪で下の踏み後を見失いながら登ります |
広い所に出ました〜♪ |
おお〜 |
左のポコッは錫ヶ岳、右の灰色ポコッは白根山 爺でも判ります! |
・・・ |
中央やや右 「湯滝」 |
デジ一 CPLが利きすぎた? |
デジ一 右下近景がボケてしまった. データ見たら絞りがF5になっていた(涙) 彩度を少し変えてみた |
尾根分岐から笹斜面を急降下する途中、富士山がかろうじて見えた.社山から見える事は知っていたので、今日は綺麗に澄み渡っているから見る事が出来るかも知れないと思っていた.やや、霞がちであるが雲の上にしっかり確認出来る.砂礫地の鞍部はカラ沢右俣の源頭上部で、地図にも表記されている崩壊地が異様な光景を見せている.他方、中禅寺湖が碧く男体山の麓に温泉街の建物が見える.あの忘れ物は此処から登って樹林に入り、一旦抜けた岩場の所だ.何だか待ち人と会う気分(笑) その岩場へ着くと あった! 良かった.袋に入ったまんま.袋はビッシリ濡れていた.回収し、ザックの脇に吊して山頂に向かう.シラビソ(?)低木樹林の中でカメラをぶらさげた単独ハイカーに”黒檜=黒檜岳の事”からきたのか?と、声をかけられた.大日尾根を登ってきた、と、答えたら その人もこれからそっちへ回るらしい.尾根の分岐とか、藪の様子とかいろいろ聞かれた.印刷した地形図を持っていて、それには赤線で阿世潟からぐるっとルートが描かれていた. 社山山頂にはお昼少し前に着いた.ハイカーが2人いて食事休憩中だった.すぐ、男女3人組が(阿世潟から)上がってきて着いた着いたと歓声を上げていた.後ろの女性が、○○さん(男性の事?)に連れて来られなければ登れなかった、と しきりに感激していた.社山は登山道があるとはいえ、急坂の連続でにせピークが幾つもありあそこが、、、とか、 あそこに着けば、、、とか 結構大変なのである. |
尾根分岐より社山 |
カラ沢右俣源頭を俯瞰 |
富士山が見えた〜♪ ズーム一杯 |
デジ一 |
デジ一 |
霜柱 踏んでしまった |
樹林帯に入って・・・ |
あの四角い岩の所・・・ |
ありました〜 そのまんまで良かった |
中身もそのまんま 賞味期限は昨日(3日)切れ |
ホッとして山頂 |
デジ一 |
さて、その急坂を下りて阿世潟峠から予定通り半月峠へと向かう.どこにでもある登山道の様子だが案外きつい.中禅寺山もそれ程特徴のある山頂ではなかった.少し休憩し、半月山をカラ松の梢の上に見て下ると間もなく半月峠だった.峠から樹林の中を下り狸(ムジナ)窪に出て、あとはのんびりとゲート前駐車地へ行く.大使館跡を過ぎると大勢の外人さんグループや小旗を持ったガイドさんが引き連れる観光客と擦れ違った.紅葉シーズンが終わっているとは言え此処は一大観光地なのだった. あ、足尾側に落とした地図はどうしようか・・・ 近いうちに時間を作って探しにいきましょう.必ず・・・ |
社山から下降中 |
阿世潟峠 |
中禅寺山への登り これが案外きつかった・・・ |
ヘーヘーで振り返ったら社山が違った形で見えました |
皇海山、鋸山(左)も ズームで |
中禅寺山の頂 |
半月峠 |
中禅寺湖に向かって下降中・・・ |
・・・です |
狸窪 到着 |
午後3時頃の男体山 |
振り返って |
(デジ一)と表記以外は → Photo Nikon P7800 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.