◇山登りでお花見◇

鹿沼市
東大芦川から夕日岳〜薬師岳
*:m



                  



2016,4,30 訪問

爺, nob,& yuki
(時間やルートは参考にしない事)
              
  夕日岳新道や薬師〜大木戸の稜線を歩くのはいつも冬かそれに近い季節が多い.この稜線や尾根にツツジが多く生えているから春の花の咲く時期には見事だろう・・・と、いつも思っていた.

 石裂山(879m)に登ったのは19日でアカヤシオツツジは丁度見頃だった.今年の花の付き具合は良いと言う事でその後鳴虫山(1104m)の方もヤシオ満開の情報があり、ヤシオの花は標高を上げてきている.では、今週末(4月末)頃は1200m付近が狙い目か.30日は天気が良さそうだ.月山(1287m)にでも行っみようかと思ったが、アカヤシオではメジャーな山.人も多いし撮影は落ち着かない.ましてやハイカーの邪魔になるだろう.

 と言う事で、あまり意味もないけど夕日岳に行く事にした.ルートは大松尾根から大木戸山、薬師岳、夕日岳、夕日岳新道をオオボッチまでとし、大滝神社マークへ下山と計画.

 yuki に 話したら、行くかな〜  nob に冗談半分で行くか? と言ったら たまに行ってみようか・・・
 久々の家族登山になってしまった.

 こうなるとルート計画にイニシアチブを持つyukiの発言力が芽を出してくる.逆回りの方が、間違いは少ない様だから、そうしましょッ 大松尾根に拘りはあんの? ・・・いいや、ないけど.


ヒュッテの駐車場 6:30


あそこを飛び石伝いに徒渉


登れる所を適当に


コンクリート造りの 何だろう?


支沢右岸尾根、踏み後がしっかり


ミツバツツジ
 ヒュッテの駐車場に着いたら気温は7度.結構寒い.連休だから誰か来てるかなと思ったけど、誰もいない.朝飯やら支度やらで出発は6:30.林道から沢に下りる斜面でいきなりyukiがすっころんだ.出発してまだ10分と経っていない.膝を痛めた様だが、取り敢えず大丈夫と言っている.沢に下りたら水が多く徒渉出来ず、卍マークのある尾根に取り付けない、堰堤の少し上流を飛び石伝いに徒渉.支沢左岸の踏み後を辿ると、昨年暮れに下降した時は気付かなかったコンクリート造りの箱の様な物があった.中には何も入っていない.何だろう?

 支沢を横断し、支沢右岸尾根を838Pに向かって登って行く.踏み後はある様な無い様な・・・ ムラサキのミツバツツジがチラホラ.2株程だけどシロヤシオがもう咲いていた.ヤマツツジは殆ど蕾.

 桧の樹林帯の中、藪はなく下生えもない.足元に花の様子は全くなくスミレの花さえ見えない.何とも寂しい尾根だ.標高を上げるにつれて、アカヤシオがポツリポツリ出始める.殆ど終わりかけているか、先日の風雨で痛めつけられている様なものばかり.


今期初めてのシロヤシオツツジ


アカヤシオがチラホラと
 足元に小笹が出てくる1000m辺りからは、シャキッとした花付きのアカヤシオが見られる様になった.1100mの(東からの)尾根合流辺りでは見事な群生があったので、撮影タイム.木の背丈が高いので下から仰ぎ見るから首が痛くなってしまう.真上などはアングルファインダーを忘れた為撮るのが辛い.それでも時間をかけ休憩場所に戻ると、2人とも何やらズボンをバサバサはたいている.ダニらしい.小さいのを入れて数えると1人14−5匹位.オラには一匹も着いていなかった.

 それからもヤシオの花の中を登ってオオボッチ(1294P)の笹広場に着いたら、これが凄かった.

 今年は花の付きがどこも良い様で、至る所(アカヤシオ)花盛りである.オオボッチの名板がある所はこんもりしたピークだ.その手前(北西側)の小鞍部に登り着きその周囲は密に咲き誇るアカヤシオでいっぱいだった.連続する急斜面を登って来た疲れも、ダニがいるかも知れない膝上の笹も忘れてウロウロ歩き回った.



ダニを取り除いてる yuki  1100m付近


アカヤシオの中を登る


オオボッチで 9:00
 樹林帯の中の撮影は(爺では)難しい.全体を撮ると樹木が多く煩雑になり、何をどう撮っているのか判らないね〜.接近して部分を切り取るのは有効な手段だけど、何処の場所で撮ったのかな〜になる.ま、チマチマ考えてもしょーがない.プロじゃないんだから(笑) あれこれやりながら時間をかけて撮影.カメラを持たないyukiは、まだ此処から長いんだよ、、、と、心配そう.(この辺りのアカヤシオ画像は纏めて下に)

 さて、このルートには此処から夕日岳まで二つの難所がある.”胸突き”の急斜面と”岩タア”の岩場だ.特に岩場は登り問題ないが下りは足元が見えなくなるからちょっとやっかい.山登りをあまりしないnobは心配なので、一応ザイルを持って来た.

 ”胸突き”の急斜面は左へトラバース気味に登って行くのだけど、踏み後は薄い.適当に木に掴まり、根っこを探しながら登る.アカヤシオは此処までも切れ目無く多くあるのだが、鑑賞している暇はない.”胸突き”を登り切り何やら後ろからブツブツ文句が聞こえる.普通の登山道じゃないのか? ずっとこんなのが続くのか? こういう歩きに慣れていないnobは、ぼやき始めた.


花の中を登ります 見えるのは夕日岳(のちょっと手前)


岩場は雪などないから問題なし. 足を痛めたyukiはややへっぴり腰だ


夕日岳山頂 10:45
 岩場の下降は何の心配もなかった.すんなり下りたけど、yukiがいつもより慎重だった.聞くと、突っ初めのアクシデントで膝をきつく曲げられないというのだ.岩場など段差のある所は辛いらしい.その他は大丈夫というが・・・

 そこで、爺が提案.ぼやいているnob と、膝故障の yukiとで夕日岳から古峯神社に下り、爺は一人で回って車を回収し、迎えに行く というものだ.揃って還ってきた返事は 何時になるか、何時間待てばいいのか不安だからこのまま予定通りでいい.と、にべもなく却下.(イマイチ信用されていないのか(爆))

 夕日岳山頂には6-7人位、休憩中だった.(登山道とは)違う方から登ってきたので少し驚いている様子.女性ハイカーに古峰ヶ原から登ってきたのか? と、聞かれ 東大芦川から と答えたら不思議そうな顔をしていた.更に何処を戻るのか? と質問されたので、杖で薬師岳の方を指し あそこを回って下りると言ったら 道はあるの?と聞かれたので まあ、歩ける道は薄いけどありますよ と、答えておいたが 良く判らない様子だった.



三つ目から薬師岳へ行く途中で


同上
 山頂を後にして”三つ目”に向かう.お腹が空いた.力が出ない.此処までおやつに細いステックパンを1個食べただけ.薬師岳で昼食を摂る事にし取り敢えず我慢する.yuki も腹が減っている様子.ぼやいていたnobは登山道になり、俄然元気が出た感じだ.数人のハイカーと擦れ違い稜線に咲き誇るアカヤシオを見ながら薬師岳に向かうが案外遠く感じる.アップダウンを幾つか過ぎ、”薬師の肩”では足が重くなってきてシンドイ.突然nobが足早に登り始めた.あきれてyukiと顔を見合わせ、笑った.薬師岳山頂は誰もいない.大木戸山方向の稜線側で休憩.お昼だ、お昼だ!

 コンビニざる蕎麦を広げ・・・・あれ? 箸は? yuki「一善貰ってきたけど・」 爺「あれは、朝飯で使って車の中だな・・」 nob ウエストポーチをガサゴソ「これ使えねーか」 爺「何でアレンレンチなんか入ってるんだ.使える訳なかっぺ -_-#」 

 以前、女峰山へ行った時も忘れて十徳ナイフのフォークを箸代わりにして食べた事がある.経験はものを言うのだね〜. ただ、箸の様につまんで蕎麦つゆにつけてとか出来ないから蕎麦につゆを全部かけて食べたけど、こうすると味が何だかイマイチだな〜.


”薬師の肩”手前にある祠と仁王(?)像


薬師岳に着きました 12:15
 元気が出たところで山頂のアカヤシオを適当に(コンデジで)撮影しておく.何だか、もう飽きてしまった(笑) 大木戸山方向へ下り始めてすぐ、ハイカー(男女+犬1匹) 続いて男女1組と擦れ違う.結構、歩いているんですね.それからも咲いてる咲いてる・・・ 撮影もめんど臭くなりアカヤシオのトンネルを黙々と歩くだけ(笑)

 ヒノキガタアに着いた時、yukiが提案.三の宿山は論外として大木戸山までの登り返しがこの足ではきつそうだ.適当に尾根を下って林道に下りないか? というもの.ま、此処までくれば何処からおりても林道に出る.急斜面か多少そうでもないかだけ.無理して大木戸から大松尾根の長歩きをする必要はない.林道に下りる事にした.

 ヒノキガタアから1159Pの登りで右にトラバースする様に踏み後が付いている.それを辿り、南に延びる尾根を下って林道に下りた.後は荒れた林道をテクテク歩いてヒュッテの駐車場に着いた.

 ※コンデジの設定がいつの間にか NORMAL に変わってしまっていた.概ねプログラムオートで撮ってるのだけど、こちらも単純なオート.何だか全体的に白っぽくなってしまった.ま、いいか・・・


大木戸山への稜線も花一杯・・・


・・・花一杯 奥に夕日岳


稜線上の好展望地から 夕日岳


ヒノキガタアの祠 13:25


トラバース道


上から下りてきた場所 14:20


水が落ちていた林道脇の滝


標高1100m付近で


同上


デジ一(オオボッチで)


デジ一(オオボッチで)


デジ一(オオボッチで)


デジ一(オオボッチで)


デジ一(夕日岳新道から 横根山方向)
”デジ一” と表記のある画像以外は → Photo Nikon P7800 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.