山登り

秋田県仙北市
秋田駒ヶ岳の途中迄
(敗退ともいう)



                  



2018,8、21  訪問


(殆ど参考になりません)
              
 昨日鳥海山を下山し、駐車場に戻ったのが18:20頃.駐車場を20分後くらいに出て道の駅「雫石あねっこ」に着いたのは21時ちょっと過ぎ.秋田自動車道などを通って来たのだが、結構かかるものだ.ここ「あねっこ」では入浴施設があるのだけど、こんな時間だからやってる訳がない.一応、身体を拭いて下着をとっかえると案外さっぱりする.途中、コンビニで買ってきたお弁当と缶ビールで少し遅い晩飯.疲れもあって、爆睡.

 夜中に一度目を醒ましただけ.朝、何だか騒がしくて目が醒めた.作業用トラック(道路関連)が数台停まって何やら準備していた.(ガラケーの)時計を見ると、あれま5時半過ぎだ.作業は、どうやら駐車場の白線描きの様だ.こんな、朝早くからやるのは利用車が少ない時間帯を考えてのことなのだろうね.

 で、今日(21日)の予定は秋田駒ヶ岳.登山口へは遅くとも5時半の予定だった.簡単に崩れてしまった.早く出発するのについてはルートを「十丈の滝」側から登ろうと思っている為で、普通の八合目出発なら少々遅くても構わない. トイレ行ったり、モタモタしてるまに6時になってしまった.取り敢えず出発し、コンビニに入り食料調達などしていたら、7時過ぎちゃった.駒ヶ岳中生保内口(なかおぼないくち)の案内板を確認し、ダートの林道を走って3台くらい駐められる終点に到着.

 あれ?(林道途中に) 「十丈の滝」入り口などの看板は見なかったな・・・見逃したか ま、帰りで良いか.

 朝飯(カップキツネ)を食べ支度していたら、でっかいアブが2−3匹飛んできた.7時半過ぎて、どこまで行けるのだろうか? 当初の予定は男岳〜男女岳〜阿弥陀池一周〜ムーミン谷〜横長根 と周回してくる筈だったけどこんな出発の時間じゃ大きく変更しなくてはならない.五百羅漢からムーミン谷に下り、横長根周りがいいとこか.

 下手ですがデジ一画像もどうぞ


林道終点 7:40 この遅い出発は、、山、なめてんのかッ


林道から見た入り口 標識などないね・・・と、思ったら


草に埋もれていました


まあ、一般的な登山道です 土が足に優しいよ


林道入り口
 藪に埋もれた指導標柱のある入り口に入って行く.入り口こそ草ぼうぼうだったが、(杉、広葉樹の混交)樹林内の道は結構踏まれていて歩き易い.ただ、歩く人は多くない様で刈り払いはされていない.部分的に草ぼうぼうを掻き分けながら登る.

 昨日の涼しさに比べ、今日はかなり熱い.樹林の中で風も無い.汗が噴きだしてくる.早く開けた稜線に上がれば涼しい風に吹かれるだろう.それに期待しましょう.

 沢のすぐ脇を登って行くので沢音が良く聞こえる.音だけでは涼しくないのだけど.杉がなくなりブナが多く出て来るがあまり太くはない.道はやや急になってくるけど石とか岩とかはなく、土だから何となく膝に良い気がする.昨日の今日だから足は重い.でも、山頂はとうに諦めているから気は軽い.



橋だって立派なもんです


此処はルンルン気分ですね


沢音をBGMに、快適登り・・・ちょっと、足が重いけど(^_^;;


この程度の草ぼうぼうは我慢しましょ  でも、蒸し暑い


道が見えない先にはちゃんと橋がありました


休憩場所、水飲み放題、無料 
 休憩に良い場所があり、早速沢水で顔を洗う.冷たくて気持ちが良い.手ですくって少し飲んでみた.へ〜、甘く感じて美味しい.もう一口飲んで、パンを食べた.熱いから食べられなくなると、歩くのが辛くなる.何度も経験済みだ.ま、学習能力が乏しいから何度も経験してるってか. 飴を口に含んで、出発する.

 橋を渡り少し登ると、道の上に又、草が被りだした.すぐに終わるだろうと思ったら、背丈のチシマザサが前を覆ってきた.道は下に感じるが見えない.秋田駒ヶ岳か此処は・・・

 尾根形に出ても笹藪は続き、分岐手前では背丈を超す高さになってしまった.日差しは強く、風がないから熱い.転げる様に分岐の小広場に飛び出した.汗ビッショリで息苦しさから解放された感じだ.風を期待したが、それはなかった.正面の木立の間に男岳と女岳が見えた.かなーーり遠い.まだ、1時間半程度しか歩いていないというのにこのザマはない.

 10分程休み、出発.水沢分岐も目に見えるが、何だか遠い.しかも足元は藪だ.




み、道が・・・




道型は判る、、、しかし・・・




頭が出る所から、後ろを振り返ると



分岐に着きました、、、やれやれ 9:00


あっちが水沢分岐方向か、、、藪だなあ
 初めのうちは藪もそれ程でもなかったのだけど、胸高のチシマザサで難儀する.足元に感ずる”道”は幅が狭くなってきて、”道”から足を踏み外すと笹に躓き何度も転びそうになる.隠れている倒木はないから助かるけど、段差がありそれにつまづいて笹の中に思いっきり転ぶこと2度.何、やってんだか・・・

 疲れてるときに転ぶと、起き上がるのが大変.笹を掴み、杖をついてヨッコラショ.これだけでも、体力がかなり失われてゆく.幸い、転んでも岩とかなく、斜面を転げ落ちることもない.

 笹が切れ、草原の様な斜面になって幾分楽にはなる.道は殆どブッシュに覆われているがチシマザサよりはましだ.ネットで見た横長根の道はしっかり良かった.こちら側は記事をみつけられなかったから、判らなかったが同じ様なものだろうと思っていた.ところが、どっこい 藪だらけ.

 足元に道が見られたのは、ほんの僅かな距離.



左、水沢分岐  奥、男岳  右、女岳




丈があるアザミ これが被さっているところがあり、痛い



ヤマハハコ


何かの導標跡、後で考えたら此処は三角点峰だったかも知れない


こういう所は良いんだけど・・・


こうなっちまうとなあ、、、



見てる方だって暑苦しい




金十郎長根やっと半分位  熱い、疲れた〜 振り返って




おお〜 田沢湖だ

 足元に多くの花が咲いてる.踏まずに歩ければ良いのだけど、そんな余裕もない.ジリジリ焼かれ熱い.足は上がらない.十歩登っては休み、草に足をとられすっころんでは、そのまま寝転んで休み、空を眺めたりもしてみる.高山植物を散々潰しまくり、起き上がる時まとめて掴むのでブチブチと切れる.こんなのを普通の登山道でやったら、もしかしたら逮捕されるかも知れない.それにしても熱い!

 それ程急ではないけど、極めて遅い登りになった.これではムーミン谷回りもあやしいな.

 振り返れば、田沢湖が見える様になってきた.男岳も見事に青空に映え、聳え立っている.良い風景だ.前回の時はガスで殆ど拝めてないから、嬉しい事は嬉しい・・・のだが.

 前回、水沢温泉〜男岳〜乳頭山の記事


タテヤマウツボグサ(?)が道からそこら辺り一面、掻き分けながら進む


エゾシオガマ



あああ、あそこが分岐かな(もう少し上でした) 熱い、しぬう




景色は最高なんだけどさ



水沢分岐、 11:55


眺めは良い
 やっとの思いで「水沢分岐」に着いた.4時間弱もかかってしまった.休憩し、買ってきたお弁当(おにぎり二つと少しのおかず)を食べようとしたが、おにぎりはちょっと口に入らない.おかず(小さなコロッケ、小さな卵焼き、小さなウインナー、小さな鳥唐揚げ)だけを食べた.

 此処から目の前の斜面を登り、しかも目の前には切り立った五百羅漢傍の登りが・・・ 止めた、止めた.此処で戻りましょう.此処から眺める男岳や女岳は見事だ.田沢湖の展望も素晴らしい.三脚を立て撮影しながら休憩.1時間位過ごして下山にする.



男岳  五百羅漢って、どれでしょう?




女岳




鳥海山の山頂は、どうやら雲の中(中央少し上)

 登りと下りの違いがあるので、下山では若干楽だけど 覆い被さっている細いイネ科の草には悩まされた.登りではあまりなかったが、下りで 左足を前に出した時草の端っこを踏む.ワッカの様なものが出来、それに右足を突っ込むと、前のめりに転倒する.草の中にバッタリだから怪我はしないで済むんだけど、笹藪になるまで4−5回は転んだ.登りでも結構転んだり、転びそうになっているから、今日は普段めったに転ばない私の転倒記録でもある.

 下りでも、時々振り返りながら男岳、女岳を眺める.紅葉時期は良い光景だろうなあ.

 もう「十丈の滝」見学などどうでもよくなっている.早く、姉の家に行き、ビールをご馳走して貰おう.田沢湖からは一般道で一時間半位だ.



涼しい秋とかだったら、藪でも気分の良い尾根でしょう 「金十郎長根」 と言うようです




下山中 振り返って



ウメバチソウ


タテヤマウツボグサ?


カントウヨメナ?


アカモノの実


シラタマノキの実




シャジンの仲間


トウウチソウ


自然だね〜
   下手ですがデジ一画像もどうぞ      Photo Nikon P7800 二代目 

HOME  /  閉じる

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.