山登り

秋田市
太平山
たいへいざん:1170.6m




                  



2022,10,14 訪問


(時間は参考になりません)
              
 鳥海山祓川登山口から次のねぐらの道の駅「あきた港」に向かう.急ぎはしないから、自動車道は遣わずに下道(主に国道7号線)を走るが、車は混んでいるという事はなく、とてもスムース.問題なく道の駅の案内表示板がある所(多分2つ目だったか?)まで来て左折したけれど、前方にそれらし施設は見えない.全部ではないと思うが、施設案内板を曲がるとすぐに大きな駐車場があり、物産店とか大きな建物がある≠フだが、中々出てこない.左回りに大きく回って行くと、大きな駐車場があり、大型車や乗用車など結構多く駐まっていた.縦長の案内板があり、入口専用、施設のWCは使用可 等と表記されている.此処でいいのかな? 
 午後8時半、適当な所に駐車し、途中の(近くの7/11)コンビニで買って来た暖かいお弁当を食べてすぐに荷室の寝袋に潜り込む.眠かったのですぐに Zzzz・・・ 
 翌午前2時半頃、トイレもよおし目が覚めた.5時間半位寝たのか、トイレは車道を挟んで対面にあった. 済ませて戻り、外へ出て見上げると何かでっかい塔が建っていた.此処に着いた時は、全く気が付かなった.

 港の明かりでそらは漆黒ではないけれど、星が見える.塔の先端にはW≠フ形の星座.多分6-7度位か、それ程寒くはないから三脚を出して塔はじめ、あちこち撮って回った.

 車に戻って、熱い缶コーンを飲む?噛む?しながら、再び寝袋に.今日は太平山だし、山頂に行けなくても一向に構わない.事情に寄っては森吉山辺りでも良いかと思っているから、寝坊しても一向に構わない.再び Zzzz・・・

←ポートタワー・セリオン という名称らしい
  ( D810 24mm F4 20sec ISO800 10/14 AM2:30頃)

 下手ですがD810で撮った画像もどうぞ


旭又駐車場


登山口
 朝道の駅で朝5時頃に目を醒ますと未だ暗い.荷室を整理したかったが、駐車している車が近くに多くいるから迷惑になるといけない.太平山の登山口駐車場は広そうだから、まず出発してしまおう.
 昨夜寄ったコンビニに入ってお昼の食料を買い、(太平山の)登山口に向けて走る.道は勿論ナビ任せ.兎が前を走っていたり、フクロウ科か何かの大型鳥がいた林道になってからも舗装路は続き、広い駐車場に着いた.駐車場には一台駐まっていて、もう出発してるんだろう.

 お湯を沸かしてる間に、後ろの座席を起こし、荷室を整理する.荷物は少ないからすぐ終わる.力カップうどんにお湯を入れて、靴など履いてる間に次々と4台入ってきた.力カップが出来上がるまでには3分ではなく5分かかる.ザックには今日買ってきた食料、水を入れれば終わり.山登りの支度は終わったようなもの.力カップを食べてる間に、後から来た車の全員(単独3人、女性2人組)が出掛けていった.まあ、爺が先に出ると後から来たこの人達に追い越されるのは必須だから、気分的には殿(しんがり)の方が楽.  7:45出発




フムフム



屋根の苔 年代を感じます


では、行きましょう


幅の広い道


木道



 水の豊富な沢(旭又沢)に架かる木橋を渡り、濡れた岩が多い道を登るとすぐに幅の広い林道のような道に出た.10月中旬だけど、紅葉の雰囲気は全くなし.ま、夏の緑と並べて比べれば若干黄色がかっているかも知れない、、と、いう程度.杉の樹林帯(太い杉が多い)をのんびり歩いて行く.橋を渡って間もなく矢源沢分岐の導標を見る.下山は此処へ出てくる予定だ.距離が表記してある.旭又コース(往路)は3.8km、宝蔵岳コース(下山路)4.0km 若干長いだけで大して変わらない様だ.ま、事前の調べによると弟子還(てしがえり)にクサリ場の難所があるらしい.

 再び橋で右岸に渡り、アルミ梯子を登って崩れたような斜面に施された木道を過ぎると、やや急斜面の尾根登りになる. これで何となく登山道っぽくなったか. やがて、小さな社殿の御滝神社≠ノ着く.近くの導標には御手洗100分≠ニある.←爺の場合は120分かかるかもな・・・



右に矢源沢入口 復路は此処へ出る予定


カニコウモリ? 何だろう?



橋を渡ってアルミ梯子・・か



崩壊地の木道


御滝神社
 神社からは更に急な尾根になり、中々しんどい.杉の樹林帯から徐々に広葉樹に変わっていき、ブナも目立つ.どの辺りだろうか、少し平らな所に出て道の中に岩がある.その中央には人工と見られる四角い穴があった.何か導標の柱でもあったのだろうか? 疲れてるから丁度いい、水飲んで少し休んでると単独男性(60代位?)が登って来た.ご挨拶し、先に行ってもらう.

 尚も登りは続く.杉はほぼなくなり、樹林は殆どブナが占める様になってきた.ただ、それ程太さはない.黄葉もまだまだのような感じだ.道から外れた所にブナの倒木があるので、キノコでも生えてないかと探してみたりするが、ツキヨタケすら見つけることは出来なかった.道は傾斜を緩め、やや下るようになって、ちょっと広場に出た.石碑がある所には御手洗神社≠フ導標(柱)があった.椅子、テーブルもあるので、ゆっくり休んで行きましょう.が、白いビニールで覆われたテーブルや椅子は濡れていて、座る事も荷物を置くことも出来ない.ブナの木で覆われているから、乾くのには時間が掛かるんだろうなあ.
 湧き水の池で水を補充していたら、単独男性が登って来た.その男性は、ご挨拶し辺りをパパっと撮ってすぐ登って行った.


あやめ坂、、って、アヤメが咲くの?


ツクバネソウ


ブナのナタメ 判別は無理


岩に四角い穴



秋と云うには、、、まだまだだなあ




枝葉の隙間からピークが見えます 南方向



黄色い花


ブナは多いがちょっと細いかなァ



ブナの道は気持ちがいい、酸素などの量が多いから、、あ、判りません



御手洗到着 ベンチ等にビニールシートが.山で初めて見た


御手洗の池 10:25
 しばらく登って行くと七曲り≠フ板が木に取り付けられてる所に出た.要するに七つの曲がり角がある訳ね.と、緩い傾斜の道を七つ曲がって稜線に出た.この手前で、女性二人組が下りて来たのと擦れ違う.続いて単独男性、此処には鐘があり、北方向に少し登ると旭岳≠ナ展望が良さそうだけど、余計な体力は残ってない.稜線で更に一人と擦れ違う(←御手洗で追い越された人).みんな、下山が早いなあ.

 島木、反増≠フ部分がひしゃげた鳥居を潜って立派な建物が建つ奥岳℃R頂に出た.見事な眺めです.ザックを下ろして、汗を拭き、冷たいお茶を飲み、カメラを持たずゆっくりと辺りを見学.(駐車場で沸かしポットに入れてきた)お湯をカップうどん(キツネ)に入れ、今度はカメラを持ってウロウロ.
 グルっと回って戻ったら、屈強そうな単独男性が、弟子還側から上がってきてご挨拶.




露岩は殆どなく歩き易い



標高1000m近くなると少し色づいてくる



一≠ヘ見かけなかった気がするが、ここだったか?


各カーブにある曲がり番号



遠くに海が見える. こんもりは男鹿半島でしょう



稜線に出ました


此処にも鐘が



奥岳、もうすぐ




旭岳、左は笹森 そこまでは以前、萩形沢遡行の時に来た事があります.



右はWC


山頂の建物 立派です 12:10
 男性は由利本荘在住で、出身は比内町(現在は大館市編入)出身という事.爺とは2歳違い下.卒業高校も近く、すっかり意気投合.「・・・んだんだ、んだすなぁ・・・」 つい、方言混じりにもなる.カップうどんを食べながら. 
 彼は、由利本荘山の会に属していて多〇谷さんというそうだ.比内地方に多い名字で、爺の同級生にもいた事を思い出した.何か用事(←聞いたけど失念)があったんだけど、夕方まで時間があったから、登りに来た、という.山が好きなんですねえ.

 それからも、鳥海山の話(何と多〇谷さんは100回を越えているそうだ・・凄〜いッ)、秋田駒ケ岳の話等 時間がたつのも忘れてしまう程.さすが、地元で長年山を歩いている.実に詳しい.御名残り惜しいが、下山しますと言って辞する事にした.多〇谷さんに軽井沢コース(弟子還コース)の最新情報を教わり、下山開始.いきなり丸舞登山口方向に向かって「あ!そっちは反対側だよ」 と、注意を受ける.タハハ・・・ 山頂では目の前でこの導標が目立ったもんだからつい. (13:25下山開始)



帰り道




北方向



一等三角点


方位盤
 ←丸舞コース、これ下るとまるで反対の方へ行ってしまう.山頂では良く目立つ標柱です(^_^;;

 草が覆い被さる道を下降.こちらは、歩く人が旭又コースより少ないのか、道幅が狭い.ルートはハッキリしているから問題はないんだけど.小ピークに上がるとさっきまでいた奥岳の建物と古い木の鳥居などが良く見える.そこに、多〇谷さんが立っていて、手を振り何か声を出している.こちらも、オーイ、何ですか?ーー と、応答すると 「気を付けてー」 だった.山頂で別れる挨拶をしてなかったか? まあ、暖かい気持ちになりこちらも「ありがとーー」 と、手を振って返した.

 弟子還はピークに弟子還嶽神社≠ニ彫られた木柱と石碑があった.此処からも奥岳が見事に望める.下り始めるとクサリが出てきた.設置されている所は岩場の急斜面.両側ブッシュ混じりの低灌木で高度感はそれ程ない.計、3ヶ所あり、2ヶ所目が最もキツイ斜度.通過にはそれなりの注意が必要.



あの顕著なピークが弟子還岳か?



草が結構覆い被さっている


弟子還岳 その向こうにクサリ場



弟子還岳手前から奥岳を望む 



弟子還岳


奥岳、見納め



中央のピークが宝蔵岳か?



弟子還のクサリ場 一つ目


二つ目 注意を要する


三つ目 終了


分岐に着、旭又Pへ右折
 分岐に着いて導標を良く見ると宝蔵岳分岐≠ニある.旭又登山口P方向も記されている.地図を見ると、この地点は宝蔵岳()らしい.樹木に囲まれ展望はない.登ってピークに・・という感覚はなかったが.そこを右折しさらに下降.この辺りからは刈り払いされていて、覆い被さる笹などはなくとても歩き易い.ブナの葉がが何となく黄色に色づいているように見えて、気分がいい.左手の藪でガサガサ音がしたが、大きなものではないから、プーさんとは違うだろう.鈴はハイカーが多いので付けていなかったけど、此処からは鳴らして歩くことにした.リーンリーンと割と心地よい音色.

 特に何事もなく往路で確認した分岐に出、爺の車が一台になってしまった、旭又駐車場に戻った.鳥海山の山行で疲れてるだろうから、と、翌日は楽勝を求めて選んだ太平山だったが、あにはからんや結構しんどい山だった.(後で地図を良く見てみたら標高差880mもあった.)

 ただ、全体を通して歩き易く1000m少しの山頂なのに展望は素晴らしかった.


ブナの道


気分が良いですよ


軽井沢尾根、、か


*



歩き易いし、ブナ林は美しいし、、



大きな杉混じりの樹林になり急降下


旭又コースに合流 16:10
下手ですがD810で撮った画像もどうぞ   Photo Nikon D5600 

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