山登り

秋田県北秋田市(森吉)
森吉山
もりよしざん:1454m



                  



2016,7,2 訪問

爺 & 爺の姉
(時間やルートは参考にしない事)
              
 昨日は合居沢で物忘れをしてちょっとショックだったけど、期待した以上の光景が見られ気分は上々.今や実家同然の姉の家で一晩ぐっすり.来る前に姉を森吉山に連れて行く約束をしていた.(姉は)高校生の頃鳥海山とか少しは東北の山を登っていた.この森吉山には15−20年前に一度登ってるらしい.但し、スキー場からゴンドラとか使ったらしい.

 今日のルートはヒバクラコースでちょっと長いよ.と、念を押しておく.(一週間前に)靴や洋服などは大丈夫か?と聞いて、簡単なものでいいから準備しておいてと言ってあったので、当日確認したら・・・着る物はオラも似た様なもんだからどーでもよし.が、靴が、トレッキングシューズじゃあなかった.

 「スニーカーだろ、それ」
 「登山靴とかねものさ、靴屋さ行ったらこれ勧められたんだしゃ.バハハ」
 「いや、普通は登山用品店で買う物だけど・・・」
 「靴屋のバーさん、なも、しゃべてなかたども」
 「山を長歩き出来っか? そんなので」
 「大丈夫、心配ねー」
 「靴擦れしても、しらねど」

 シャツはバレーボール(未だにやってる)クラブの文字が背中に描いてあるやつ.合羽は・・・ま、いいか.


駐車場


さ、出掛けましょう


足元はスニーカー 防水か?それ
 今日は晴れ時々曇りの予報.登山口に着いて、空を見上げると薄曇りだ.雨は降らない様な気がする.風も殆ど無し.歩き始めは、気温も快適.だったのだが、、立川源流部展望場所を過ぎた辺りからポツポツ降ってきた.合羽を着用.

 トレラン風の若い単独男性ハイカーが、追いつき軽く挨拶して追い抜いていった.駐車場には爺の車の他に一台(他県NO)いただけ.平日だし、天気もさほどではないのとこちらから登る人は少ない.山頂なら、ゴンドラ利用で結構ハイカーが多いかも知れない.

 クッキー等かじりながらのんびり行脚.時々、両脇の笹藪(ネマガリダケが太い)に入って、タケノコを採っている.かなり伸びてしまっている物が多いけど、その中から食べ頃のものを選んで藪の中から這いだしてくる.あああ、あんまり採ると荷物になるからさ・・・ 
何だ!カメラより軽いべ.(←優しい口調) ハイ判りました.って、オラの荷物かそれ.あたりめーだ、年上はいたわるもんだ(←優しい口調)

 ヒバクラ岳分岐の手前で下山してきた男女ハイカーとご挨拶.山人平の向こう、雪渓辺りでキスゲは咲いていたでしょうか、と 聞いたところ、結構咲いていたというお返事.おお、ラッキー、、と,思ったが・・




ギンリョウソウ



あれま、どーしましょ・・靴濡れちゃうだわさ
(だから、言ったっぺよ)


もしもし、タケノコなんか採ってるとクマ出るよ



ゴゼンタチバナがいっぱい〜

 ヒバクラ岳分岐に近づくと木道脇に咲き始めのニッコウキスゲがチラホラ出て来た.ガスで遠くは見えない.風も出て来た.

 どうする? 山頂へ行くのか? 一応聞いて見る. 
キスゲが咲いでるっていうし、こごまできたら、えがねばなねべしゃ えぐど!(←極めて優しい口調) と、.元気だね. 

 湿地帯では
ミズバショウが終わりになり、大きな葉を拡げている.山人平は開けているだけあって風当たりが強い.雨も少し強くなりカメラを出すのもはばかられた.

 山頂直下の残雪地帯は、雪が融けたばかりの様で草が伸びきっていない.だからニッコウキスゲは一輪も見る事は出来なかった.あの、男女ハイカーはヒバクラ岳分岐周辺と勘違いして、教えてくれたのだろう.

 単独トレラン風ハイカーが下りてきた.風が強くガスで何も見えなかった、と、言いのこし駆ける様に下山していった.


ヒバクラ岳分岐、雨とガスで なんも見えません(-_-;


あ! 何だっけ? サラサドウダンの仲間か?


ニッコウキスゲは咲き始め


え〜〜と?
 一気に山頂に登り上がり、風が強いのであおられない様我慢してもらって山頂標識と一緒にカシャッ.どうせ回りは(ガスで)真っ白だから急いで下山にかかる.途中、少し大きな岩場の陰に隠れ、お昼休憩.

 風は少し弱くなった様に感じられたが、気のせいか.ガスは相変わらず濃い.山人平を過ぎ、ヒバクラ岳分岐辺りまで戻ると、風も弱くなり雨も止んだ.時々ガスが切れ、穏やかな山容が霧の陰に姿を現す.姉は、こういう光景は好きだと言っていたが、それも僅かな時間で再びガスに包まれてしまう.

 ブナの樹林帯に入ってから、合羽を脱いで身軽になった.足は大丈夫か? と、一応聞いてみた.全然大丈夫と言っていたが、靴下までビショビショだろう.擦りむいてはいないようだった.

 駐車場に着く頃には雨もすっかり止み、薄日さえ差している.何というお天気でしょう.


お馴染み、ハクサンチドリ


アカモノ?


山頂 風がビュウビュウ 回り真っ白


ヒナザクラ 雨に打たれて・・



タニウツギ 風で揺れ、ぶれてます



イワイチョウだっけ


帰り、咲き始めのキスゲ
Photo Nikon P7800 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.