◇山登り◇

福島県 檜枝岐村
会津駒ヶ岳、中門岳
あいづこまがたけ:2133m
ちゅうもんだけ:20・・m


                  



2014年 6月 26日 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
 3週連続の福島県檜枝岐村.今日は半ば憧れていた会津駒ヶ岳.特別な思い入れや理由などないが、
キリンテから大津岐峠、駒ノ小屋、駒ヶ岳、中門、戻って駒ノ小屋、滝沢登山口、バスでキリンテへ戻るという周回ルートを計画.

 この辺りは全く不案内で、登山口の近くには駐車場があるだろう位にしか思わず、ロクに調べもしない.ところが駐車場はみつからず、登山口手前のキャンプ場近くに道路脇の空きスペースを見つけ車を駐めた.登山口賑やかだ.大きい標柱、距離標識、案内看板にセンサーその他.ただ、登山届けのボックスは見あたらなかった(判らなかった)ので、作成はしてきたが提出出来なかった.左に秋田ブキ(かな)の栽培畑を見てすぐ先の橋を渡り、ジグザグ道をゆっくり登る.情報(本からだけど)によると花の多いルートらしいが、駒ノ小屋から上はまだ残雪が多く残っているから、目指すは富士見林道と帰路の下り登山道だ.


キャンプ場手前


キリンテ登山口 6:20


キリンテ沢


整備され過ぎてない普通の登山道


ブナ林の中を登って行く


テープも極めて少なく標識も全くないが歩き易い
 今日は、カメラの電池をばっちり充電してきた.花が多く時間がかからなければいいがと心配しながら出てきたが、得てしてこういう期待をしてくると期待外れになる事が多いので程々な希望にしておく(←期待外れなどではなかったが、、、!!) 岩や露出した木の根などは殆どなく、急坂も直登せず回り込む様なジグザグ道だから歩き易い事、この上ない.しばらく行くとツバメオモトやミツバオウレン、イワカガミなどが次々と出てくる.足が止まる.ただ、カメラのディスプレイを見るのは眼鏡がないと辛い.眼鏡(MF老眼(笑))を、シャツの胸ポケットに入れておくと、落としたりするのが心配.ウエストポーチはコンデジ(P7800)一個でパンパン.ザックの中だと出したりしまったりするのが面倒だ.必然 MF設定も出来るのだが、AFでの撮影が多くなる.そうすると白い被写体にはピントが合わせ辛い.風に揺れていると尚更だ.ま、電子記憶媒体4GBで7500枚強撮れるから、数打ちゃ当たるべでカシャカシャ (画質Fine、サイズ4MBの設定の時)

 更に、予備カメラも兼ねて S6400もレポ用として持ってきた.登山道の様子や通常の撮影はこっちで行い、風景や綺麗な花は P7800で撮る.S6400 は、手に持って登山道歩き.これでカメラを取り出す時多少の時間ロスが防げるというもの.ま、大した事ではないかも知れず、気分の問題かも知れないけど・・・


ツバメオモトは道端に延々と続く


イワカガミも負けじと・・・はや、足が止まって動きません(笑)


白根山はすぐ判る


燧ヶ岳も


両側笹のやや広い道


見えるのが大津岐峠か・・・


登り切ると峠だ
 大津岐峠手前辺りから残雪が出てきて、その上に一人の足跡があった.登っている様なものだが昨日とかなのだろうか.やや、靴跡の輪郭が融け靴底模様がハッキリしていない.ただ、今日は結構日差しが強いからどうなのかは判らない.これまでも樹間から遠望があったが峠下の残雪斜面では白根山や日光連山、尾瀬の山々がよりハッキリ見えた.我が家の近くから見る日光連山は右から女峰、帝釈、小真名子、大真名子、男体、白根の順番これが逆に見えるのと、白根を除けば何となく形が違うので あれは何処の山?と、思ったりもする.大津岐峠も一面残雪に覆われていた.此処は大杉岳に縦走する分岐でもあるので何か標識があるかと思ったが見つける事は出来なかった.(帰ってから調べたら背の高い立派な標柱があるらしい←やや、西よりか?)

 花の撮影で結構時間を喰っているので三角点峰を見に行くかどうか迷ったが、特にその必要もないのでパス.その代わり、見事な風景をエネルギー補給しながら撮影したりで、じっくりと至福の時を過ごした.


大津岐峠着 向うのピークが三角点かな(←行きません) 9:10


峠からは会津駒ヶ岳が見える


尾瀬の山がよく見える 燧ヶ岳、至仏山。笠ヶ岳


北西方面は飯豊のお山らしい


標高1910m付近 残雪のない湿地帯だが花はまだ早い


稜線 (富士見林道) からの風景・・・


黙って景色を眺める・・・
 残雪で道は覆われているが、例の足跡がついているので迷う事はなかった.足跡の人は迷いもせずまっすぐと笹の中の道(峠からは見えない)へ向かっているので、この辺りに来慣れている人だろう.笹の中の道へ入って行くと木道になり開けて北に会津駒ヶ岳が見える.北東から南東まで見えるが、日光連山以外殆ど判らない.雪融けが終わったばかりの湿地帯はまだ植物がほんの僅かで、ショウジョウバカマと赤い小さな実の様なものがポツリポツリとあるだけだった.しかし、此処から延々と展望の稜線が続くのである.

 駒ヶ岳に近づくにつれ花の数が多くなってきた.当然、留まる足の数も多くなる.時間が気にはなるのだが、次に来られるかどうか判らないし後悔したくないから下山口のバス時刻を気にする事は止めた.ま、駄目なら国道を小一時間歩けば済むし、確か17:00頃にもあったと思うのでそれならかなりゆっくりでも間に合うだろう.そう考え、小さな花にレンズを向ける.しかし、ピントが合わないな〜(汗) MFも難しいし・・・.第一何でカメラが震えてるんだ、、、あ、手が震えてるのか.


起伏の少ない稜線はとても歩き易く気持ちが良い


登りに入るが急ではない.露岩も少し出てくるけど難儀な所はない
 木道地帯を過ぎると右手が切れ落ちている所を少し長く歩く.切れ落ちているといっても岩で垂直に、と言う訳ではないのと道がしっかりしているか危険はない.この道筋にも花が多くある.コイワカガミやミツバオウレンや笹の中にシラネアオイなど.谷の方を俯瞰するとシラネアオイの群落が見えた.そこへ下りて撮る事が出来たら、、と思うのだが時間が掛かりそうだし、第一登山道を外れる事になる.いつもの様に道の無い所を歩いているならいざ知らず、誰もいないとは言えルール違反はしたくない.シラネアオイの撮影はもう充分だ.さあ、右から尾根が上がって来た分岐点が駒の小屋だ.少し急ごうか.

 ああッ、色の濃いコイワカガミが又群生している、、撮らなくては.時間かかるな〜、、爺、困った〜(笑)


シラネアオイのバックに燧ヶ岳だが、ちょっと無理があったかなぁ(笑)


駒ノ小屋 11:00



 木製の梯子があって傍に旬を過ぎた感じのシャクナゲが咲いていた.ウグイスの鳴く展望の稜線が終わり一登りで灌木帯の切れ目から屋根が見える.甲高い人の話し声が聞こえる.予習してないので立派な駒の小屋に少々ビックリした.表のベンチには年配の方々が7−8人、中からも賑やかな声が聞こえた.目が合った人に軽く挨拶をして、空いているベンチに座って水を飲み、少しエネルギーを補給する.時刻は11:10.中門岳まで足を伸ばすかどうかは、駒ヶ岳山頂で決めようと、すぐに腰を上げる.目の前に大きな池がある風景を何かの本で記憶していたが、残雪が隠していた.此処から山頂はそう遠くなく難儀な所もない.強いて言えば残雪の照り返しが熱い事か.ただ、上空には広く少し厚い雲がかかり始めていた.


会津駒ヶ岳への登り


山頂 11:35


中門岳への稜線


三岩岳(左)とそれに続く稜線


向うが中門岳一帯


中門岳はこの辺り一帯をいうらしい 12:00


戻って駒ノ小屋 12:55



 山頂は樹木こそないが笹と(背はまだ低い)シラビソがあって案外見通しが良くない(と、思った).まあ、これまで散々爽快な景色を堪能してきたから、来られただけでも充分嬉しい.時刻は11:30.木道が行けッ! と言っている(笑) 木道を歩き中門岳方面が見える.残雪があるなだらかな気持ち良さそうな稜線だ.これも後悔しない様にしなければ、、と、一気に残雪斜面を降る.平らなピークに立ち右を向くと今月15日に登った三岩岳が案外近い.その左、かなり遠くに雪を抱く山並みが霞みがちに望める.上空ではヘリの爆音が聞こえる.雪融けが進んでいる湿地帯を3ヶ所(だったかな?)程通り大きな池のある中門岳に到着.花はまだ殆ど無く、そこら辺をパパッと撮影して引き返す.戻る途中、見える燧ヶ岳方向にはもう雲が一面かかっている.


駒ノ小屋を下り始め 遂に雲がかかってしまった 13:10


キリンテ側とちがってこちらは整備されている
 下り一辺倒の滝沢コースは、小屋から下る開けた場所(湿地帯であるらしい)が残雪.従ってお花ゼロ.日光連山や燧ヶ岳方面の展望も上の方が厚い雲に覆われてしまった.下りのどこかで降られるだろうと、ザックの一番下に入れておいた雨具を一番上に入れ直す.樹林帯に入っても結構残雪はある.道は判らないが大勢の足跡と時折現れるテープに、地図やコンパスを出す事もない.ベンチのある水場を過ぎ、”国道まで3.0km”の標柱がある場所で休憩.フルーツゼリーを食べる.まだ完全に融けてなくジャリジャリするが、氷アイスの様でこれまた美味.

 結局雨に降られる事はなく、登山口の階段に着いた時、下に土建屋さんのトラックが2台駐まっていた.補修工事でもしているのだろうか.舗装された林道を歩き、公衆トイレの近くまで来ると国道が見える.時刻は15:35 おおっ、15:50分のバスに乗れる.トイレの脇の水で顔、手、靴を洗いバス停のベンチに座ってバスを待つ.バスは5分ほど遅れてやってきた.大きなバスの乗客は他に2人程.運転手さんに何処で下りますか?と聞かれ、キリンテ登山口の近くのバス停でお願いします、と言ったらその近くなら何処でも停まれますから言ってくださいとの返事.いやあ、おもてなしっていいなあ.

 バスは、車の駐めてある所を少し過ぎて停まってくれた.料金箱に290円入れ、お礼の挨拶をしてバスから降りたら、こっちは雨が降ったのか道が濡れていた.


距離標柱もしっかり・・・


滝沢登山口に到着〜 15:05



バス停から公衆トイレと登山口入り口の案内
15:40

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.