◇山登り◇

福島県 磐梯朝日国立公園
安達太良山
あだたらやま:1700m
(又は、あだたらさん?)


                  



2014年 7月 6日 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
              
霧降滝見からの続きです


僧悟台を通る登山道はもう少し広いかと思ったけど、そうでもない.塩沢登山口にあった案内板通り特別な整備はされてない様である.相変わらず枝葉が覆い被さるトンネルの中を歩いていく様な雰囲気.カッパを着ようと思ったが、どうせ濡れまくっているのでそのまま続行.足元の花をコンデジで撮影しながら、あまり起伏のない道をひたすら歩く.周りが少しずつ開けてくるがガスが出て遠くは望めない.前方斜面に残雪帯があり、(多分)二人のハイカーが登っているのが見えた.やがて、水が多く流れている沢を徒渉し、緩く登って行くと残雪帯になる.ここはそれ程難儀ではなく、むしろ涼しく快適.残雪帯を過ぎ、低い笹やシャクナゲの間の道を緩く登りながら時々振り返ってガスの光景にちょっとガッカリ.それでも、時折ガスが流れ、近くの山が見える.そして、分岐に着いた.此処で大ポカ.

霧降滝分岐10:20・・・避難小屋分岐11:40・・・箕輪山12:05/ 12:40・・・分岐13:00・・・鉄山13:30
安達太良山頂14:15

 箕輪山:1728m(地図標高点)
 鉄山 :1709m


僧悟台の道


何かの標識があったのか?


そんなに荒れてる様子ではありません


残雪が見えた


白いシャクナゲが結構咲いてましたよ
 鉄山に向かうのは左、右は「箕輪山」.標識は立っているが文字が消えて読めない.こちらはメジャーな登山道ではなさそうで、修復はされていない模様.ま、本来は判りやすい場所で、間違える方がどうかしている.でも、何故か間違えてしまった. これが、道のある怖さ(って、爺だけかぃ(笑))

 晴れていれば眺めの良さそうな道を登ってガス加減の頂上へ着いた.八幡滝から地図は殆ど見ていないが、大筋でルート判っている積もり(←これが危険)だったので、ちょっと鉄山に着くのは早い感じがしたし、途中避難小屋もあった気がするが、取り敢えずお腹が空いたのでお昼ご飯にしよう.ハイカーは二組4名が離れて休憩しているだけ.場所を探している時標識柱をみつけた.何となくかすれて良く判らないが、一瞥して近くの岩陰で缶コーヒーをグビリ.んまいなーーー♪ 昆布巻き鮭の缶詰、、ちょっと甘いが麦パンと好相性.サンドイッチはつぶれてしまってイマイチだった.食事を終え、身支度を整えて さぁ出かけようと立ち上がりかけた時、下(横向温泉方向・・・今はまだそっちが安達太良山頂方向と思っている)から上がってきたご夫婦らしい男女のハイカーに 「三角点はどの辺りでしょうか?」と、聞かれた.


残雪は斜めに登って向うの低木帯へ


分岐着 標識の文字が見えません


全く読めません(笑) 
 地図を出して調べて見ると、鉄山に三角点標記は道沿いだ.「標記はあるけどこの辺りには無いようですね?」と、地図を見せると、別の岩陰から年配の男性ハイカーが「あるにはあるけど、東の離れた所で藪漕ぎになるよ」と、教えてくれた.へー、三角点は違う場所にあるのか.地図が誤標記なのか、、、と、此処がまだ鉄山と思っている”悲しい爺”は妙に感心(笑) お互い気をつけてと別れ、安達太良山頂へ(と思っている方へ) 向かう(←まだ、間違えてる事に気が付いてない) 小さな岩ゴロゴロの荒れた様な道を下っていくと、すぐに壊れかけた標柱があった.自分の行こうとする方向には、、何処にも安達太良山頂の文字はない.”横向温泉・・・箕輪山頂””鬼面山・土湯峠”・・・? 何となく間違えてる事に気が付く.
 今日3度目のGPSを出して居場所を確認するとゲゲッ箕輪山だった.持ってきた地図は今日のルート部分を2枚に分けて印刷してきたもので、箕輪山は南側の半分しか印刷されていない.一旦山頂付近に戻ると、先程のご夫婦がまだ休憩中だった.「此処は箕輪山なんですね、、間違えて登ってきちゃいました」と、言ったら多分あの分岐で間違えたんでしょう、、と、今度は標識柱の傍らで休んでいた女史からアドバイス.その時ガスが引き、鉄山方向が望めた.「ほら、あれが避難小屋」と指差す方向に小さく見える.それから少し話しをしてお礼を言い、分岐に向かって降っていくがこのロスは1時間半程.痛い.


溝状にえぐられている登山道


箕輪山、山頂でした


この標識を見なければ何処まで下りたか・・


真ん中に小さくポチッと見えるのが避難小屋(箕輪山から))


苔の様な植物 避難小屋付近


避難小屋


鉄山山頂(と思う) これ三角点??


荒々しい光景です



 避難小屋まで一気に登ると、荒涼とした光景が目に入ってくる.凄いものだ.硫黄の匂いも漂っていた.鉄山はよく判らなかったが、高みに歩いて行くと若い女性ハイカー(ハイカラ姿)2人が風景を撮影している最中だった.「鉄山ってここなんですか?」と聞いたらそうだと言うので目立った標識のない周辺をパチパチ.さて、此処からどうやって安達太良山の方へ行くのか判らなかった.周りはロープが貼ってある.名案! ゆっくり風景撮影をしながらハイカラ姿2人組の様子を伺う.すると一旦戻り、何か標柱のある所を崖方向に下りて行った.”成る程!”








 後はのんびりと風景撮影をしながら安達太良山へと向かう.山頂は岩場の上らしく、取り敢えずザックを下に置いて踏んで来よう.テレビか何かの録画をしているのか、カメラ装備を持った二人のクルーとすれ違う.三角点と祠や岩穴の山の神や石碑を記録撮影して戻る.山頂下の広場はこんな時間だから多くはないが、それでも男女ハイカラ組が数組.泥だらけのズボンに汗だくのシャツ.何か居場所が違う様な感じでサッサと下りてしまいたい気分だが、せっかく登って着たのだから、それなりに味わっていかないと・・・ そこで、残り少なくなった食料でエネルギー補給し、下山に備える.
 峰の辻で、先を歩いていた(鉄山で会った)ハイカラ姿2人組に追いつくが、随分とゆっくり歩いている.時間も押しているのでちょっと気になり「どちらから登って来たんですか?」と聞いたら北側の何とかスキー場からだという.よく判らなかったが、早く下りないと暗くなっちゃいますね、と若干注意を促すと、今日はくろがね小屋泊まりだという.ゆっくり歩きに納得.羨ましいですねぇ、、と言い残し先へ急いだ.

 くろがね小屋から先にある、塩沢登山口分岐を見落とし、200m程まっすぐ行って”おかしい?”と気が付き戻って分岐を確認、事なきを得た.

 安達太良山14:45・・・くろがね小屋15:30・・・天狗岩16:25・・・塩沢登山口17:35






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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.