山登り

米沢市、福島市
西吾妻山
にしあずまやま:2035m
(にしあずまやさん)   
西大巓(にしだいてん):1982m


                  



2017,9,21 訪問


(時間やルートは参考にしない事)
       下手なデジ一画像もどうぞ       
 今年、中々当たり外れが多い天気予報で、21日は(北海道や北東北は除く)全国的に穏やかな良いお天気だという. この週に、山へ行くことにしていたが、どこへ行くかは決めていなかった.出来れば、一度も行った事がない吾妻連峰は景色を(画像に)収めたい所の一つ.八ヶ岳もこないだのリベンジをしてみたい. 等、迷ったけど西吾妻山に決めた.

 ルートはデコ平登山口から西大巓(にしだいてん) 西吾妻山、弁天岩辺りまで.西吾妻山は木々に囲まれ展望が無いという事なので、通過するだけ.花の季節はほぼ終わっているのでそれは期待しない.

 登山口までのアプローチは東北自動車道を利用しても結構かかるので、前夜車中泊としよう.道の駅「つちゆ」がありますね.これにしましょう(←選択ミス) 此処までなら2時間半程度で行ける.翌日の登山道入り口までは1時間強というところか(←ルート選択ミス) 

 道の駅「つちゆ」に着いて驚いた.雨は降って仁けど凄い風だ.車から降りてWCに行く時あおられてよろける程.車がユサユサ揺れる.

 とにかく、荷室を整理して寝場所を作りコンビニで買ってきたおつまみで缶ビールを一杯.車が倒れるんじゃないかと思う程揺れるので落ち着かない.ビールに酔ってんだか、車酔いなんだか判らない.横になっても車がユサユサ・・・・ 眠れねぇ〜〜〜 午前2時過ぎ頃、やっと少し弱くなってきた.で、すこし ウトウト.午前4時きっかりに登山口に向け出発. ナビを何処にセットしたら良いのか判らないのでグランデコスノーリゾートにする.近くへ行けば「西吾妻山登山口」などと表示された看板が一杯出てくるだろう(←相変わらず甘い考え)


グランデコの駐車場 この上は晴れてるけど、山の上は雲・・・


ゴンドラ乗り場の案内板
 ・・・登山口などの看板は全く見ず(見逃したか?)、グランデコに着いてしまった.駐車場が結構あるので、奥まで行ってみたが東急ホテルの辺りで一般車通行止め.グランデコ・・入り口まで戻って檜原湖の方に向かう.看板は出て来ませんね〜.全く判りません.気が付いたら白布峠まで来ている.

 トイレがある駐車場があって道路の反対側の尾根筋に割とはっきりした踏み後があるので地図を確認すると矢筈山を経由して登れる様だが、やはり標識は見えない(見つからない) 結構有名だから、簡単に判るだろうと思ったけど、もうちょっとしっかり調べておけば良かったなあ(・・・相変わらずどっか抜けてる

 仕方がない、グランデコのゴンドラを利用しましょ. ゆっくり戻っても運転始業時間には早いので、途中の駐車場で朝飯を喰っておくことにする.へ!此処、「小野川不動滝」遊歩道始点の駐車場か.ここんとこ、山ばかりで滝は見ていない.見て行きたい気持ちはあるけど、時間がないだろうからパスだなぁ.

 8:35分頃ゴンドラ乗り場に行き片道分(1,140円)を払って乗車.今日は風が強いから20分位かかります.と、言っていた.この時間帯誰もおらず爺一人.

 樹林の斜面を切り開いて施設されているけど、風が強く揺れる揺れる.
怖い〜


揺れたな〜


山頂駅を出て右に行く.やっと西吾妻山の名前が出て来た
 何やかやで実質の登山口に入ったのが9:05分過ぎ.帰路のゴンドラは16:00が最終だという.まあ、間に合わなければ林道かゲレンデを下る事になるが、それでも別に構わない.

 結構急なゲレンデの中をジグザグに付けられた道の両側というか、ほぼ全面にヤマハハコの白い花が旬.時々強い風が舞い降りてくる.空は雲が多く振り返るとゴンドラ山頂駅や小野川湖?が霞がちだけど見える.

 それ程時間はかからずに樹林内に突入.露岩と露出した木の根っこ、ジメジメした道を緩く登って行く.既に標高1600m近い.樹林の中で風は僅か(ザアザアと風の音は強く聞こえる) 暑くなり、上着の薄いパーカーを脱ぐと汗が風に当たり気持ちが良い.

 花等は当然ながら見られない.紅葉もナナカマドとかが僅かに始まっているか、という感じ.撮る物と言えば、若干のキノコかゴゼンタチバナの実.岩ゴロか木の根道だけ.後ろから健脚そうなハイカーに道を譲り、マイペースで単調に登って行く.



ゲレンデを登って行きます


ゲレンデは野原の様で白い花が沢山咲いてます



画像の白い花はヤマハハコ




振り返ってゴンドラ山頂駅、小野川湖



ゲレンデから樹林帯の中へ


岩ゴロ&湿った緩い登り道
 地図の1843Pだろうか、少し展望があり南西方向が見えた.東〜北東は雲が多く、更に下の沢(中ノ沢)の向かってどんどん下りては消える、、を、繰り返している.流れは速いので風が強いのだろう.それでも、そこから若干下り更に登る頃になって、風の音がしない事に気が付いた.

 間もなく、東側の斜面が開けている所を登る様になる.黄色、オレンジが若干目立ち中々良い光景だ.ひと登りで西大巓に着いた.途端に強風.山形側から強い風が吹き付けてくる.男性(熟年)ハイカーが2人、山形側の道から上がって来てご挨拶.登山口は何処からだろう?風が強いとか、ガスだとかワーワー言いながら反対側の斜面に行き休憩する様だ.

 笹の中に身を潜めると風は防げるけど、辺りをパパッとコンデジに収め先へ行く事にした.此処で又ミス!


展望はなし、花もなし、紅葉もまだなし


刈り払いされてますね



秋色間近〜1




秋色間近〜2




秋色間近〜3



西大巓、三角点はないんだね


上の矢印を見ないで右へ行ってしまった
 西吾妻小屋と表示された指導標柱を見て、そっちへ下りてしまった.ガスの中なだらかな斜面を下りていく.ガスの流れが早く時々フワッと遠景が浮かびすぐに隠れる.その時遠景に山がない.この道はひたすら下降している様だ.慌ててGPSを出して確認すると、登山道の中にはいるけれど矢筈山に向かっている.現在地は西大巓から真西に150m程下りた地点にいた.溜息をつきながら、戻ったけど14−5分位で済んで良かった.

 あの、2人組はまだ休憩していた.西吾妻山には行かないのだろうか?

 往きで気が付かなかったが、山頂の笹藪の中にやや大きな板が置かれていた.文字がかすれ見えにくくなっているけど”←矢筈山 西吾妻山→” と、読めた.この板の前に立ち、左を見ると道が見える.右を見ても道は見えず笹藪だけ.晴れてる時は、問題ないでしょうけどね・・・

 そう言えばガスで良く判らなかったが西大巓の手前に分岐道があった様な気がする.指導標はなかった様に思うけど・・・ 西大巓から踏み後を北東側に下りていくと、ガスが切れトラバース道みたいなのがしっかり見えた.



疑いもなくズンズン下りて行く


・・・引き返しましょう



道が見えたけど西吾妻山は見えない

 お腹がすいたので、適当な所の岩に腰掛けお昼にする.涼しいとおにぎりも美味しい.こちら側は風が全くない.この辺り、ガスは完全に消えているが、西吾妻山とその下はガスが激しく流れている.山頂は別に行かなくてもいいか、、、と、いう想いが沸き上がってきたけど、写真も撮れず、山頂も行かずでは何だか面白くない

 ガレて歩きにくいトラバース道で追い越された単独ハイカーがもう戻って来た.早いですね、、と、ご挨拶.山頂などの様子を教えてくれた.別れて樹林帯に入ると、又岩ゴロのやや急坂.登り切って湿原帯に出たのか木道がありガスが濃い.

 西吾妻小屋と山頂への分岐に着いた.小屋は左後ろにガスの中にふわりと屋根が見えるだけ.帰りに寄ってみましょう.


ザラザラしたガレ道


ロープが張られた河原の様な道


又、岩ゴロの登り


展望良さそうな所なんだけど・・・



ガスだね・・・




木道になりましたよ




分岐で左後ろを振り向いたら西吾妻小屋があった

 木道はすぐに切れ、山頂へはそれ程かからなかった.山頂には天元台から来たという男女(熟年)お二人が休憩中.記念撮影を頼まれ、スマホのシャッターに触れる.撮れている様で良かった.

 山頂は情報通り疎らなオオシラビソと低灌木だけど囲まれて展望はない.最も、ガスが濃いから見える所10m位.少し北へ行って見るけどガスが更に濃く風も道に沿って強く吹き付けてくる.これでは天狗岩方向に行っても駄目だろう.此処から引き返す事にした.残念とか、そう言う気持ちは湧いてこない.

 因みに吾妻山というと、この付近一帯の山群を総称していうみたいだ.那須岳の様に.東吾妻とかその辺りあちこち登ってはじめて吾妻山に登ったドー と、言えるのかも知れない.日百目指している人は大変だ.



分岐から木道を少し歩いて


樹林の中を登ると


10分位で西吾妻山の山頂


静かな山頂です


戻って分岐


小屋入り口 トイレがある様で、避難小屋としては中々大きい
 西吾妻小屋には休憩中のハイカーグループがいて歓談中.中に入るのは止め、戻ると木道の向こうの光景が現れたり消えたり.少し撮影時間を多く取りデジ一を出してガシャガシャと、適当に撮りまくる.

 湿原から戻って下降中、西大巓が青空に浮かび上がった.中々素敵な光景ではある.しばらくして、再びガスで頭を隠してしまったけど、デジ一で何とか撮る事が出来たから良かった.但し、西吾妻山はついに姿を現す事はなかったので、次は花の季節に天元台の方からでも行ってみよう.

 西大巓に戻って13:55分.往路は道草を喰いながらでも丁度2時間.復路は下りだから1時間半もあれば山頂駅に着くだろう.こんな事なら、割引のある往復券にすれば良かったかなぁ.

 山頂駅に着いたのは15:00ジャスト.そこでの切符は買えず、下の方で精算と言う事だった.下の駅の精算は可愛い外人さん女性が、隣のスタッフの協力のもとで行ってくれた.おお、ラッキー!!


戻って西大巓 此処が分岐だったのね


ゲレンデに帰ってきました


雲は相変わらず


下の駅 帰りは揺れなかった
 【 余談 】 爺の家から此処へのアプローチは、磐越自動車道猪苗代ICを利用した方が良さそうだ.往路では、道の駅「つちゆ」が”いっとはじめ”に目に飛び込んで来た為、そっちかからのルートしか頭になかったけど、帰路のナビでは猪苗代ICからのを、示している.何と、その近くには道の駅「猪苗代」があった.

 それより、ICからデコ平までそう遠くないので朝早く(2時とか、3時とか←爺は遅い・・・) 出られれば、車中泊は不要になる.

 ただ、今回はデコ平の登山口への道(入り口)が判らなかったけど、次に行く時は天元台とか、浄土平から東吾妻山付近とかだろうから、もうデコ平に行く事はないかも知れない.

 それより、この近くには小滝や朱滝がある.朱滝は無理としても小滝は是非見てみたいものだ.



西大巓から上には、リンドウが旬




西大巓が青空に、、、少しの時間だったけど




西吾妻山はついに見えず




しつこいけど、もう一回(笑)

下手なデジ一画像もどうぞ    Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.