山登り

群馬県片品村他
前武尊、武尊山(沖武尊)
ほたかさん:2158.3m
まえほたか:2089.7m



                  



2019,9,6 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 走るルートは、関越自動車道沼田ICを降り、国道120号で片品村から県道64号に入り、オグナスキー場へ向かう.食料調達は国道120号沿いに多くあるから問題なし.ナビ画面でも(広域だけど)その様に見えている.のだが・・・

 武尊山は以前から行ってみたい山の一つでもあった.登山口はいろいろあるようだが、ネットで調べて最もヒットするのは、武尊神社がある登山口だ.そのすぐ傍には裏見の滝もあり、登山のついでに併せて見学出来れば、一石二鳥.ただ、そっちへは(登山口までの)アプローチがやや長い.
 登山口が一杯あって、何処から登るか? と、迷ってしまうのだが近い所は、、と、調べてみると(というほど大袈裟なものではないけど) 迷うのが得意な爺でも判り易いオグナホタカスキー場≠ゥらの登山口にしようと決めた.武尊山まで少し長いけどそれ程危険個所もないようだ.うん、此処からにしましょう.

 沼田ICを降りてナビに従いながら走る.すぐに市街地が過ぎて家もまばらな道になる.ん!これ国道(120号)か? と、疑いながらも走り続け県道64号の標識を見る.ナビは距離など短いルートを優先して案内して行くのだろうから文句は言えない.ただ、こちらはコンビニに入る必要がある.今回、事前に調べてきたが、この街道は調べてなかった.

 もうかなり走ってきてしまったのだし、このまま行って(コンビニが)なかったら、国道120号に出て吹割の滝辺りまで行けば、確か7−11があったから、そうしよう.←そうした・・・ 

  下手ですがデジ一画像もどうぞ



タマゴタケ



お、此処だ


6:20 さ、出発 右の薄い踏み後へ入っていく
 誰もいない「OGNAほたかスキー場」の第一駐車場を出発.すぐ樹林帯に入る.それ程整備されてるという訳ではないが、しっかりした踏み後をジグザグに登って行く.予想もしてなかったが、キノコが多く生えタマゴタケが旬の様であちこちに見た.チタケ(栃木ではチチタケと呼ぶ)もあった.早速コンデジを出して撮っておく.当然足が止まる.ま、構わないけど.

 登山道が道路を横断する所に出た.出口の右に導標が立ててあるが 「武尊山3.8km 前武尊5.2km・・」 等となっている.中々怪しい.何か訳があるのでしょうか?

 起伏のない尾根からスキー場に出てそこからゲレンデの舗装道路を上る事になった.風もなく熱い.急がずにゆっくり登る.ゲレンデの斜面が上の方まで白い植物で覆われていた.ヤマハハコの大群生だ.思わずおーーっと声が出る位凄い数である.そう言えば、以前(2017年)に訪れた西大嶺のスキー場でも沢山あった.ああいう草原に生えやすい植物なのでしょうね.

 リフト山頂駅の建物を過ぎ舗装が終わって、道は登山道風になる.ヤマハハコの大群生を横目に見て尾根に乗った.川場からの分岐を過ぎ、樹林の中の登りは日差しが遮られ若干涼しい.(あ、分岐の導標を撮り忘れた)



標識もしっかりあります


この樹林の中、キノコが沢山生えてます



モリノカレバタケ? この様に円を描いて発生する事を菌輪≠ニいうらしい



林道横断の所にあった指導標
何か、距離表示が怪しい


此処からゲレンデ内の舗装路歩き 熱い・・・



振り返って、良い景色ですが・・・熱い



ハナイカリかな


前武尊が案外近く見えますよ



白っぽいのが、ぜーーんぶヤマハハコ 凄いですね〜♪









 若干涼しいとは言っても、ゲレンデ内と比べたらであって登りでは汗が絞られる.お地蔵さん2体、祠1個所.クサリ場2個所があり、それなりの急登をこなして前武尊に着く.屋根がかけられた赤城山を眺めている像(何ていったかな・・) は、キリッと引き締まった顔の武将だ.

 山頂は西南方向がよく見え、赤城山や、そのの右、遙か遠くに富士山が雲海の上に確認出来た.立ち見用にでも造ったのか木と土のベンチ(みたいなの)に座り、コッペパンを齧ってたらハイカーが1人上がって来た.挨拶をし、その60歳前後の男性ハイカーは、辺りをチャチャットコンデジ撮影をして、「家の串」の方へ歩いて行った.



尾根道の登り


お地蔵さん


クサリ場 2個所ありますが難儀ではありません 此処は振り返って


お地蔵さん


緩くなって


前武尊山頂 8:50 



 デジ一を出して、遠くの風景を撮影してからこちらも出発.前方に台形をした岩峰が見える.右側(東側)が岩がむき出しになっている崖で中々凄い形をしている.まさか、あんな所を登って行く訳じゃあるまいな.ちょっと心配しながら近づいて行くと、道はその岩峰の右側(東側)をトラバースしていくようなので、安心.

 トラバースの終わった所に 「剣ヶ峰岩峰群の鞍部」 と導標が建っている.岩峰群について危険だから自信のない者は巻き道を選べ、、とか特に表記したものはないが 岩峰群 となれば生易しく通過出来るものではないだろう.(←情報をもう少し集めてくれば良かったなあ・・・) 今日はザイルとか下降道具とか持って来ていない.そこしか道がないのなら仕方がないけど、安全に、楽に通るルートが設けられているのであれば、一も二もなくそちらを選ぶ.先はながいのだから.そして、鞍部を乗っ越す様に左側(西側)の巻き道に下りた.



山頂からの眺め


赤城山は判ります 



富士山がちょこっと




剣ヶ峰



振り返って、前武尊


笹道のトラバース



燧ヶ岳




家の串ですね



「剣ヶ峰岩峰群鞍部」


岩峰群の巻き道(歩きにくい所多々あり)


エノキタケみたいな気もするけど判りません


ツルリンドウ
 岩峰群を巻き終わって歩き易い樹林帯の道から「家の串」 (2103P) の登りに入る.ひと登りで家の串の山頂に出た.覆い被さる木々はないが背丈のある笹が全周を囲み、展望は今いち.虫が多く休憩にも今イチ.山名板などを撮っていたら、男性ハイカーが登って来た.挨拶をして、先に行ってもらう.本日、二人目.

 今日は、熱いだろうと凍らせた水のペットボトルに冷たい水のペットボトル、コーラを、保冷剤を入れた保温バッグを持って来た.長い間冷たい水を飲めるので、真夏は殆どこれにしている.何と言っても文化的味のコカコーラを山の上で飲めるのだ.仮に熱くて、食事が喉を通らないとき、水で流し込んだりしてしまうけど、食事の前にコーラを一口飲むと、案外スッと小食べられるのだ.(爺の場合だけど) ま、ビールの方がもっと良いんだけど、山中では(泊を除いて)アルコールは摂らない事にしている.で、その冷た〜い水を飲んで家の串を出発.

 ま、ノンアルコールってのもあるけど、何だか騙されてる様な気がしてなあ(笑)



「家の串」 の登りで東方向



ああ、あそこ


「家の串」 到着 10:00


食べられそうな気がするが、、、


色の濃いリンドウ
 「家の串」 から少し下降すると岩場の痩せ尾根が出て来る.注意して通れば特に問題はない.岩場からは武尊山の方角がよく見えるけどガスがかかって山頂は中の岳と共に見えない.晴れてくれればいいがと念じながら先へ進む.見えていた燧ヶ岳や日光連山なども雲の中になってしまっている.

 「中の岳南の分岐」 と表記された導標のある所に出た.武尊山0.8km≠ニある.おお、もう少しだ.低木に囲まれた場所で風も無く熱いので又水を飲む.

 道は中の岳の左側(南西)をトラバースするような笹の道.分岐からすぐに「○界の水」 (←○は壊れている所) と書かれた、小さな板があり、細いパイプから僅かに水が流れ落ちている.空に近くなった方のボトルを満タンにした.冷たい水だ.
 やがて、細長い池に出た.浅い所にオタマジャクシが沢山泳いでいた.分岐にあった導標の 「三ツ池」 だろう.もう少し早い時期なら花等多く咲いたりしているのだろうか?



岩の痩せ尾根



真っ赤なキノコ


「中の岳南の分岐」


道は中の岳の西側 ガスが・・・ 


三ツ池



像が見えてきました




三ツ池を振り返る




 日本武尊の像が建っている岩場に登り着く.中々凛々しい像である.右の壁面にソーラーパネル付きのライトがあったが、夜になるとずーーっと点いているのだろうか? そこからは間もなくで武尊山の山頂に着いた.山頂には、追い抜かれた2人の他、家族連れとみられる4人が休憩中.ガスも薄らぎ晴れてきた.ラッキーな事だ.遠くも見えて来ているので、デジ一を出して適当にガシャガシャ撮りまくる.

 山頂の静寂が破られ、何だか騒々しい爆音が聞こえてきた.誰かが ドローンだよと上空を指差している.ドローンが山頂のすぐ上を行ったり来たりしている.エンジンの音が辺りに響き煩い.一旦帰った様な気がしたがまた戻って来た.本当に煩い.他の人もそんな事を言っていた.



日本武尊像、右上にソーラーパネル付きライト



分岐に着いて


すぐ山頂 11:15



右端、巻機山 左は谷川連峰(と、教えていただきました)



方位盤



 みんなが下山しだした.こちらも来た道を戻って像のある岩場に立ち、一応晴れている武尊山を撮っておく.もう少し険しさを予想していたのだけど、此処から眺める武尊山は中々優しい面影をしている山に見えた.帰りの岩場から見ても、もうガスに隠れる事はなかった.それからも秋の花やキノコを撮ったりしながらのんびり下山.一日中天気が良く、中々良い山行であった.

 次は、別なルートで花の季節に来てみよう.

 駐車場着 16:30



家の串や前武尊などは雲が覆ってる




尖ってる山は川場剣ヶ峰




日本武尊像、何を見守ってるんでしょうか. 12:15 さ、帰りましょうかね




帰路は武尊晴れ




チタケ(チチタケ)

下手ですがデジ一画像もどうぞ     Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.