山登り

茨城県大子町
生瀬富士 1
なませふじ:420m



                  



2023,11,24 訪問


(参考になりません)
              
 1、小学校近くの尾根取付〜生瀬富士 2、生瀬富士〜かずま〜滝本

 今年は何故か紅葉見に行こうという気が起きなかった.良くも悪くも毎年のように見ているし、撮影もあまり上手く撮れてるとは思えない、、苦手な対象である事だし.気温も何だか暖かく、きりっとした空気になってない.こんな状況で、例年並みの紅葉になるのだろうか? とさえ思っていた. そんな折、たそがれおやじさんが奥久慈の月居山の紅葉速報を発信された.

 月居山に登った事はないけど、その周辺には何度か足を運んでいる.最近では2020年に生瀬富士に行っている.その時撮ってきた画像を見ながら、よし、行ってみるか・・と、重い腰を上げた.

 生瀬富士へは二度とも同じルートで、生瀬滝上から立神山〜生瀬富士〜岩尾根〜町道に出て帰還というもの.だからという訳じゃないが今回は趣向を変えて、袋田小学校付近から延びてる破線路を登って見る事にした.特に理由はないが、生瀬富士〜月居山と周回するには、駐車場を何処にするか?やはり、無料の第一か第二だろうと思う.土産も買わないのにお土産屋さんのちゅうしゃじょうに駐める訳にはいかない.

 すると、出来るだけ早目に駐めないとすぐに満車になってしまうかも知れない.平日でも、前日が祝日翌日は土曜日.連休の人も多いでしょうからね.が、早く出発すると(第一駐車場が登山口のコースで)一時間位で着いてしまう.それじゃあ早すぎるから、ちょっと遠回りしたい.そこで、、と、いう訳.

 


県営第一駐車場 7:00


霧orモヤ
 朝、家を4時に出て第一駐車場には着いたのは、6:00位に到着.ずーーっと霧orモヤが出て見通しが悪い走りだった.意外に掛かります.此処の駐車場はこの時間で5-6割位埋まっていた.久々の朝飯代わり力カップうどんを食べ、簡単に支度して出発.出掛ける前にGPSをON.あ、BATTERY LOW≠フ警告表示.シマッタなあ.予備電池を買ってくるのを忘れてた.この時間だから買いに戻っても山登りに影響はないけど、、ま、いいか.(かなり)ご無沙汰しているコンパスを持って行きましょう(使えるかしらね・・・) 因みに外気温は7度.薄いセーターにペラペラパーカーを着.

 霧(orモヤ)の中、第一駐車場を出て道路を横断すると生瀬富士の登山口があった.案内標示板が二枚あって、判りやすい.郵便局の方に向かって(袋田とは反対方向) 歩いて行く.使われてるのか廃屋なのか判らない建物が傍(左岸)にある川に架かる橋から、中々見事な紅葉があった.太陽が出てないのと霧(orモヤ)が出ているからちょっと残念だが、中々綺麗.



お! 幸先がいいね



・・・


自撮り・・・


赤い〜


滝川(この上流に袋田の滝がある)
 郵便局を通り過ぎすぐに道路反対側の小学校の入り口前に着いた.〇〇登山口とか○○山入口とかの標示板、案内板の類はない.あると思っていたからちょっと心配 
 小学校への道を進み、右に体育館があってその渡り廊下(又は連絡通路)を横断していく.これは地図でも確認出来ていて、果たして、此処を通る時(学校関係の人とかに)咎められやしないだろうか、、と、やや不安だった.が、この時間誰もいなかったのでちょっと安堵.不審者に思われたら溜まんねっスから.

 車が入れるのはは此処までらしく、通路を過ぎた所に乗用車が2台停まっていた.道は舗装してはいるけど人一人が通れるくらいの細さになった.で、すぐに民家の(多分)敷地に続いていた.民家の軒先でも通るのだろうか? うーむ、これはちょっと通り辛い.辺りに案内板とか標示板とかないかな?と探してみるけど見当たらない.気の弱い爺はこれ以上進めません.

←古い民家の玄関



あれ、小学校


イチョウの木


車は通れそうにない道


草が生えてる道
 戻って、草が生えてる(小学校から来て)左の道を進んでみた.すぐに緩やかな登りになって、何かの石碑が建っていた.さらに歩いて行くと5-6基位のお墓が建っていた.道≠ヘ此処で終わり.どうしようかとちょっと思案.お墓の上に、尾根裾が見える.藪もない事だし、破線路は概ねその尾根の延長を通っている.(←尾根裾の方は途中で東にズレているが) 

 尾根に上がっても明瞭な踏み後はない.笹藪だけど幸い薄いから、取り敢えず尾根を外さず歩いて行く.ただ、笹の葉は雨の後の様に濡れていて、触れると雫の様に垂れてくる.なるべく触らないようにして歩くが、密な所はそうもいかず、ペラペラパーカーは濡れてしまう.そんなのを我慢して歩いて行くと、左からあまり歩かれてない雰囲気の道が合流してきた.成程、これが破線路かも知れないですね.下の住宅を過ぎると此処に登って来るんですかね.確認しに下りてみようと思ったけど、意味がないような気がして止めた.



石碑


先程の道を行くと、あの住宅の庭先に出る



気がある所墓地 霧orモヤの中に尾根裾が見える
そこへ向かって登って行きます


笹藪はなくなって歩き易くなる



刈り払いされていますよ

 道はハッキリしてきて、小鞍部を過ぎると、何と、刈り払い迄してある.リボンが点々と付けられているけどこれは、境界杭の位置を示す為のもの.測量する為の刈り払いは、こんなに丁寧にするとは思えない程.これは、こっちから歩く人も多くいてその内導標とか出てくるかも知れないですよ、と、期待大.

 笹とかが無くなると刈り払いの痕跡も消え、しばらくは藪もなく中々快適な尾根歩きとなる.導標は出てこないけど、薄いながらも踏み後はハッキリしている.地図でも判る通り小ピークがポコポコ出て、その都度GPSをONにして、位置を登録しておきスイッチはすぐに切る.何しろ電池残量が少なく電源を入れる度にBATTERY LOW≠フ警告が出るものだから心臓に悪い.

 どの位歩いたか、尾根がY字分岐になっているピーク(250m級)に出て、一応GPSに記録.明瞭な踏み後を選んで下って行くと両側が針葉樹林になっていた.(※霧、モヤで見通しが悪い) ん、これまではほぼ進行方向左が針葉樹、右が広葉樹みたいな感じだったが. ちょっと不審に思いながら先へ進むと急こう配の下りになって、踏み後も消えている(か、判らなくなっている) 判り辛い霧、モヤの向こうを凝視すると急坂は更に続いてるように見える. あれ、間違えたな.あのピークまで戻って確認しましょう.




やや薄暗く、霧orモヤの中でも結構綺麗 ただ、、ブレた



この辺り、一番濃かった


尾根が3方向から合流する220m級ピーク


まあ、それなりに歩き易い


コウヤボウキ



尾根を外さずに、急ぎません(※早く歩けない)



向こうが急坂、間違えて戻る


あそこのピークで間違えた
 ピークに戻って、本日二度目のコンパス作業.うーむ、やはり先程の道は左に大きく逸れていますね.地図の破線路も左に折れている事はなく、右へ右へと緩く大きなカーブを描いている.踏み後の薄い方を下って行くとすぐに起伏の少ない尾根道になり、ハッキリした踏み後が出てきてホッとする.

 そこからは特に難しい所はなく、霧、モヤがなければそこそこ快適な尾根歩きだ.所々に古いテープも散見される.板を積み重ねた様な大きな露岩が二つあった.人工物かと思った.折角だからちょっと休憩していきましょう.暑くなってきたので、ペラペラパーカーの下の薄いセーターは脱ぐ.水を飲んで、アップルデニッシュを一個食べます.空を見上げると青空になっている.おお、霧、モヤが晴れるのも、じきですなと.一人喜ぶ.

 右手に時々霧、モヤがきれてピークが見える.今日初めての遠望で、あれが生瀬富士かと思っていたが、その内そのピークの右手に更に大きそうなピークが霧、モヤの中から浮かび上がってきた.ははあ、そっちがアレですね(^_^)


画像では判り辛いけど、道型がピークを回り込んでいる


ササ藪のピーク 濡れているので左を巻いてきた



道は掘割に、少し長く続いていた




綺麗な赤なんだけど、、



ここは突っ切るしかない


特徴のある露岩



霧orモヤが取れてきた 右が生瀬富士か!

 稜線に登り出たとして、地図にある第一Pから上がってくる登山道との合流点が判るかどうかだが、ま、心配は無用だろう.右手伐採地になり、少し急になってきた尾根の踏み後をルンルン気分で登って行くと、えーー、藪ですよ.低灌木に蔦.足元はブッシュがそれぞれ密の激藪.蔦が足にからまり四苦八苦.加えて茨が隠れていてズボンの上から遠慮なく突き刺してくる.地面を見ると無情にも踏み後がしっかり判る.堪らず右斜面に逃げるが、より酷い.左は藪はないが極めて急斜面. 諦めて激藪の尾根道を突き進む.茨や蔦をかわす時足を変に曲げて攣りそうになったり.

 それでも、藪は思ったより早く切れて安堵.稜線が近くなってくると、今度は急斜面.(登り方向左手)紅葉の塊があった.どの木も紅い.向こうへ移動して撮っていこうかと思ったが、そこも急斜面で立ち止まって撮るには足場が悪い.ま、この後紅葉の名所で充分観られるだろうから、近くの紅い木を撮って登りを続行.木や、地面の根っこに頼りながら何とか稜線に登り上がる.ふう〜シンドかった.



激・藪・・ 進めません



藪の中にこれが沢山、縦横に繁茂 手で掴めないから難儀


あそこが、、と、頑張る



藪を越えた先にご褒美が ♪





綺麗なんだけど、紅葉の下は急斜面


稜線の道


右下から登山道が合流
 稜線には、道があってホッとする.ただ、導標とかはない.370m級ピークに古いテープがあるだけ.ピークで休憩し、水飲んでアップルデニッシュを一個食べる.これ、んまいなあ〜.気のせいかもしれないが、生瀬富士方向から話し声が聞こえてきた.分岐は近いな.

 南側の渓に、綺麗な紅葉が多くあったので、一応撮っていく.これから行く所に比べれば、この程度は序の口だろう.
 歩いて少しで分岐.導標があった.C-11=E・・か. 下の方から何人かの女性の声が聞こえてきた.岩場を登って、山頂に到着.霧、モヤはすっかり取れてそこそこの展望がある.先客がいる狭い山頂ではゆっくり撮影する事も出来ない.岩尾根の方へ先に向かいましょう.

 続きます


この辺りは赤が薄い


*



何だかハードだけど・・・



根っこや木の枝に掴まって


山頂 10:40


岩尾根(ジャンダルムとか呼ばれてるらしいが)


岩尾根の先端 C−13 生瀬富士 と表記されてます



生瀬富士山頂からの眺め




少し霞んでる

D810で撮った画像         Photo Nikon D5600 

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