山登り

長野県原村他
赤岳(南八ヶ岳)
あかだけ:2899m


                  



2019,8,6 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 県界尾根下降 真教寺尾根登高
 山頂に着き、頂上小屋のベンチで遠雷を聞きながら昼飯のいなり寿司弁当を食べ終える頃、5−6人の団体さんが来た.男性2人、女性4人(だったかな?).いずれもハーネスを装備しカラビナ付きスリングを2−3本ぶら下げた物々しい格好の人達だ.疲れた〜と言いながら隣に座ったのはその中の年配(あたしと同じ位かちょっと下?)の女性.

 お疲れさん、凄い装備してるけど、どっから登って来たんすか? と聞くと
 「しんどい坂や、、何てとこやったかな?」 と、関西弁.すかさず向こう隣のオバちゃんが 「てんぐおねとかいうてはったな」 「せやせや、てんぐおねや.えらいきつーてな」 元気なオバさんたちだねえ.男性は若いのでガイドさんか? 今日は此処で宿泊するのかな. ふーーん、天狗尾根ってどこだ? バッチリ装備でないと登って来られないような所なのか?

 しばらく話をしてから、辺りの風景を撮影.硫黄岳や天狗岳は見えているが、今年登った蓼科山は見えて無いようだ. 時刻は13:30.随分時間をとったけど、これならヘッデンなしで帰れそうだ.
 じゃあ、、と、言って別れると 「きぃつけてーな」 と、声が背中にかかる.

 県界尾根≠フ指導標を見て下りて行く.いきなり、下り始めてすぐの案内板を見落とし、WCの方へ行ってしまった.気付いて戻り、見られたら少し恥ずかしいと思い何食わぬ顔をして戻り、上を見たが誰にも見られてなかった.
  下手ですがデジ一画像もどうぞ



阿弥陀岳



山頂(南峰)


頂上山荘(北峰)


北峰から南峰


直進するとWC、標識を左に下降して行く
 いきなり急降下.すぐにクサリがずーーっと垂れ下がり下が見えない.急な事は急なのだけど、道脇がハイマツやダケカンバの低木で塀の様になっているから、高度感は感じない.それでも、急な事に加え足元は砂利と小さな岩があるので下降は難儀する.クサリに頼った方が遙かにベタアー.

 低木越しに展望はあり、赤岳展望荘や稜線を登るハイカー達がよく見える.クサリは何処まで続くのかと思える程長く(私がそう感じただけかもしれないけど) 下降でも汗が噴きだしてくる.こちらに下りてくるハイカーはいないようだ.ま、のんびり下っていきましょう.

 展望荘への分岐を過ぎ、長い鉄バシゴがあった.特に困難という事はないが、下の方がハングしている岩に架けられていて少しグラグラする.皮肉な事に、そう言う所に限って綺麗な花がさいているのよねぇ.色が薄いけどタカネナデシコ.紅い色のそれはハシゴから少し離れているので撮影は難しい.黄色いブーケ状の花はミヤママンネングサだ.




下降路




くの字に曲がってみえるこれから下る尾根




展望荘、上に横岳、平らな硫黄岳、奥に天狗岳




画像では判り辛いけど、クサリがずーーっと垂れ下がっている




撮っていたら左からヒラヒラと何かが アサギマダラだった.



長いハシゴ、勾配があまりきつくないのでクサリと併用して


クサリも長い・・・
 ハシゴを降りきると長いクサリ.登りも体力が必要で大変だよね.このクサリを終えると横に架けられた鉄板のトラバース道.5−6mとそれ程長くはない.これで、クサリやハシゴは終わり.ホッとする.急斜面からも解放される.休憩して(冷たい)水を飲みバナナを食べた.納豆巻きも残っているが、これは残しておこう.

 休憩を終えて歩きはじめに草に隠れていた岩に右足(膝下)をゴッツッ.イテテテ.ズボンは破けてなかったが傷が出来て出血がジワッ.救急セットを出してマキロンを振りかけたら又イテテテ.涙が出そう(笑・・ごとじゃない) 大きめのカットバンを貼って出発.そう言えば、左足指の調子は良い.下降でも問題ない.

 樹林の中の単調な下降が続く.開けた所と違い樹林の中に咲いている花は殆ど無い.その内、「大天狗」 の標識がある所に出た.ははあ、こっちにも大天狗がいるのか.更に、その標識には「小天狗 50分」 とあり、その辺りが稜線から清里へ降りる分岐だろうと知る.



・・・


・・・



垂直に近かったり、ハングしている個所に取り付けられた鉄バシゴ



タカネナデシコ


タイツリオウギというらしい イワオウギかも



最後のクサリだった



鉄板を敷いたトラバース道


樹林の中に入り安堵


爺のこきたない右足 鮮やかなのが本日の
土色は過去の戦歴(実は他にも多数(^_^;; )
 岩混じりの道はやがて岩がなくなり歩き易いなだらかな道に変わる.所々、赤岳が遠望出来る(上が)開けた所があり、今下りて来た尾根が確認出来る.赤岳の山頂部は既に雲に覆われていた.東側には朝登った真教寺尾根がなだらかに、そして右へ大きく傾斜を強め、上はやはり雲に覆われている.

 小天狗の分岐は樹林の中にあり、標識がしっかり整備されていて判り易い.登山道入り口まで40分とある.おお、あとわずかじゃ〜(←登山道入り口=あの駐車場の所と思っている) 清里方向は良く歩かれている感じだが防火線の頭&向は踏み後+ 程度だ.

 道は一転急降下.掘り割りで歩きづらい.木の根で転倒しかけたりした.長い下りと思えたけど駐車場入り口40分≠ェ効いてるのか、30分弱で涸れ沢に下り立った.沢があれば水があるだろうと思っていたが、残念.ま、冷たいコーラが少し残っているからそれを飲み干す.

 間もなく登山道入り口≠フ標識がある所に着いた.ゲッ入り口って・・・ 疲れが ドッ
 更に40分程テクテク.水が流れるコンクリート徒渉場所で顔を洗ったら、冷たく気持ちが良かった.


大天狗


歩き易い穏やかな道



赤岳は雲の中




真教寺尾根



小天狗か?


小天狗分岐


掘り割り道の急降下


キノコは未だ多くなかったが、綺麗なキノコを見た



今朝通ったばかりなのに、もう懐かしい



涸れ沢に出て・・・


林道の様に広い道(廃林道でした)を通り・・・


登山道入り口・・・え〜まだ40分歩くのか オイ


帰ってきました、、、へとへと  17:45


タカネニガナ


ミヤマコゴメグサ


(ヤマ)ホタルブクロ


ミヤマコウゾリナ


イワオトギリ


チシマギキョウ


イブキジャコウソウ


ヨモギ? の仲間


ミネウスユキソウ


コケモモ


タカネツメクサ?


ヨツバシオガマ?


ミヤマキンポウゲ


ミヤマダイコンソウ


ミヤマカラマツ


タカネナデシコ


ミヤママンネングサ


ゴゼンタチバナ


ベニイグチ?


イチヤクソウ


下手ですがデジ一画像もどうぞ      Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
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充分に立ててから実行して下さい.