山登り

長野県原村他
赤岳(南八ヶ岳)
あかだけ:2899m


                  



2019,8,6 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 
 予定では東北とか上越に花撮影目的を兼ね、そっち方面の山登りをしようと考えていた.所が、天候不順やアクシデントなどで大幅に狂い、さてどうしよう・・・と、見直し.それにしても梅雨が明け天気が良くなると異様に熱い.何処か標高の高いところでも、、、と、選んだのが南八ヶ岳の赤岳.
 
 そこなら、花も多いし涼しいでしょう.赤岳は、数年前に一度、阿弥陀岳と共に登った事がある.その時は出だしが雨で、ずーーっとガスの中.全く展望が得られず、ちょっと残念で悔いの残る山行だった.リベンジと言うほどの思いではないけれど、せっかくの大展望だという頂(いただき)なのだから、是非絶景を眺めてきましょう.

 と、特別な理由はないんだけど、出掛けてきました.ルートは登高に真教寺尾根、下降に県界尾根を選びましたが、これも特に理由はなし.

 午前3時前に家を出て上信越道から中部横断道、高千穂高原ICで降り駐車場所を探す.サンメドウズの大きな駐車場は閉まっていて入れない.予め仕入れてきた情報通り先へ進み、半分開いているゲートを通って結構広い駐車場へ着くと、小さな小屋を積んだような軽トラックが駐まっていた.小屋の中には鳩がギッシリ入っていて、後ろの扉を開けて鳩を飛ばす様であった.奥さんとみられる女性がしきりにコンデジで撮影している.御主人は手で鳩を外に追い出すような仕草で飛ばしていた.どれ位いるのですか?と聞いたら 150羽 (と聞こえたが) .

 少し話をして、此処の駐車場は案内板も何もないけど、登山の駐車場として使っていいんですかね? と訪ねると、よく判らないけど、大丈夫じゃないかな.結構駐まってる車は多いよ. 

 今、他には3台.いずれも他県ナンバーの車が駐まっている.気が弱いからちょっと心配だけど、駐めてGO!
 



清里スキー場から見えた富士山



駐車地 6:35


さ、出発


堰堤


真教寺尾根分岐
 大門川の水音を聞きながら廃林道をテクテク.コンクリートの上を水が流れる徒渉点を渡り、15分ほどで堰堤を過ぎ真教寺尾根分岐に着いた.直進は県界尾根方向なので、帰りは此処へ来る筈と地形を良く覚えておく.

 堰堤上の少ない水流の沢を渡り、道はゆるりと登りになる.両側が笹に覆われた道は所々刈り払いがされていた.風も無く樹林の中の(急ではないが)登りは熱く、もう汗で全身ビッショリ.小広い砂地の鞍部に飛び出たらそこは真教寺尾根.フワッと風が来て若干涼しい.汗を拭いて水を飲み、しっかりした登山道に入っていく.(後で知ったが、此処は賽の河原≠ニ言う所らしい.砂地でも河原か・・・

 そう言えば、賽の河原ってのは各地にあるなあ.真教寺

 すぐに、南側が開け富士山が雲海の上によく見えた.左側(東南)には、瑞垣山とか金峰山とかだろうか、が、山並みを重ねている.早速デジ一を出す.今日も道草行脚だなあ.と、ザックの中のヘッデンを確認.ついでに点灯試験も(笑)




道はハッキリしている



緩く登って・・・


賽の河原


真教寺尾根


登り方向左側が開けた斜面



瑞垣山とか金峰山とかの方向  稜線がやけにハッキリしてますよ




富士山も未だクッキリ



笹が刈り払いされてます


ハナビラタケ



気分の良い道

 その後も所々に好展望地(主に南側)が出てきて足が止まる.その内花が出てきたら、こんなんで山頂に着くのは一帯何時になるのやら.等と思いながら「牛首山」へ着いた.ベンチが一つあり、腰掛けて汗を拭く.お腹が空いたのでイモパイ(パン)を食べるけど、下の方が固くて何だか(あたしゃ入れ歯だから)ちぎれない.それでも案外美味しいから手でちぎったりして四苦八苦しながら食べていると、単独女性が上がってきた.

 長野(地元)の優しい話し方の別嬪さん.挨拶し、しばらく駐車場所や登山口などの情報交換.ロッジの駐車場に駐めてきたらしい.先週だか、先々週だか来てガスや雨に遭い途中撤退したのだそうだ.もの静ながら中々のファイトマン・・・もとい、ファイトウーマンである.

 帽子をヘルメットに替えて お先にと出発.何処で追い越されるかな〜 樹林の中の道は穏やかで結構歩き易い.これまでもそうだった.地図にはない「扇山」 の山名板が木の根元に置かれているピークを過ぎ、道はゆっくり下っていく.木の間から赤岳が見えた.すぐ脇に頂上小屋があるのでそれと判る.やがて道は登りになり、急斜面への取り付きになる.




まだ見えてる 良い風景です.雲海は薄くなってきた



少し露岩が出てきたりする


牛首山


権現岳かな


なだらかな道が続く


扇山 地図に名称はない


シラビソの中の道
 少し開けて富士山がよく見える所に出た.残念ながら富士山は頭を雲に隠している.下でスッキリした富士山を撮ってきておいて良かった.富士山が駄目なら、足元に咲いている花でも撮っていきましょう.

 小規模の岩場があって登って行くと上が開けて強い日差しが降り注いでくる.熱い.風も無い.倒木のある場所で水を飲みクッキーをかじる.今日は水ペットボトル2本だけ.1本は凍らせてきた.これを、パンやお昼ご飯(いなり寿司)、バナナなどと一緒に保冷バッグに入れて来た.だから水は冷たい.頂上小屋に行けば、コーラが買える.山中でコーラを飲めるとは何とも贅沢山行だ.

 鎖場が続く手前で、単独別嬪さんが追いついてきた.長野の女性は凄い〜〜.又、少し話をし先に行ってもらった.こちらはどうせ足は遅いし、展望が良ければ撮影で止まる.花が咲いていると更にのんびりだ.



登って来た尾根と頭を雲で隠した富士山




赤岳と頂上小屋




大天狗と小天狗が見えた

 鎖場はかなり上まで続く.それ程厳しい個所はないけど、注意して登らなければならない.途中、下って来る男性ハイカー3人とスライド.皆、前夜泊組らしい.大きなザックを背負った40代位のハイカーは、キレット小屋でテントを張ったとか言っていた.

 (クサリ場の) 急斜面途中から鬼の角≠ンたいな大天狗、小天狗は中々凄い光景だ.あの角≠ノは登れるんだろうか? ま、そうだとしても登れないけど.足を止め、デジ一を出して撮っておく.早いスピードで登って来る2人の男性ハイカーに追い越された.(鎖場から少し脇に逸れ、先に行ってもらう)

 岩場の間には数々の花が咲いている.ウスユキソウやイブキジャコウソウ、リンドウに似てる物など様々.足元の岩の間に咲いていたりするから、足の置き場に困る.踏まないと上に上がれなかったりするので、ごめんなさいを言いながら・・・・.


岩場が始まる


ここ登ると展望が広がってきた クサリも出て来るけど・・



つい撮ってしまう




権現岳へ行った時はガスだったなあ




左は県界尾根




中央やや下、長野の別嬪さんが登って行きます.クサリは頼ってませんねえ




大天狗、小天狗 近づいてきましたよ




クサリが2本垂れてる岩場、此処は下まで見えてるので高度感がある.



チシマギキョウ


イブキジャコウソウ



風がなく熱いッス



シンドイしんどい、言いながらグングン登って行く人


幾分風が出て来るが、それでも熱い〜



クサリがなくなり、あそこを乗っ越すと分岐かな




権現岳 右奥に編笠山 キレット小屋は見えないのか




真教寺尾根一望

 キレット小屋方向からとの分岐に到着.突然、上空でドドーンと雷鳴.上を見上げるが青空で雷雲はなさそうだ.大きな雲は東方向に多くある.こちらは影響はなさそうだ、と、少し安心.分岐から岩場が続くが疲れた足で躓き転んだりしたら大変で、今までのクサリ登りよりこちらの方が注意を要する.

 山頂はそれ程賑やかではなかった.ま、平日でもあるからして.パパッと山頂を記録撮影し、阿弥陀岳はデジ一でも撮影しておく.良い眺めである.適当にガシャガシャと撮り遊び、頂上小屋でコーラ(400円也)を買い、近くのベンチに座っていなり寿司弁当を食べる.
 熱いとき、山では中々喉に落ちていかない.水分とかが足りない様な感じで食べづらい.いなり寿司は、口の中に含むとジワッと水気が広がり、酸味がほどよい刺激となってスッスッと美味しく食べられるのだ(←お試しあれ) ま、この為に凍らせた水を持って来て冷たくしてあるのだ.

 お腹が一杯になると寝不足の身体は眠くなる.風はあまりなく相変わらず遠雷が響く. 


キレット小屋との分岐


鉄バシゴを登って



阿弥陀岳




親子が下っているのが見える (青いジャケット) 小学生かな



山頂が見えた 回り込んで少し下降すると竜頭峰分岐


ふう〜 やれやれ



山頂

県界尾根下降編                  Photo Nikon P7800 二代目 

HOME  /  閉じる

当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.