◇山登り◇ 群馬県嬬恋村、長野県東御市他 水ノ塔山、東籠ノ登山 池の平 みずのとやま:2202m ひがしかごのとやま:2227m 2020,8,4 訪問 爺 (時間などは参考になりません) |
さて、高峰山から下山し水ノ塔山の登山口に移動します. ガスの中、高峰山を往復して車に戻り、昼飯とか三脚とかを入れたり脇にくくりつけたりして準備.山頂で出会ったお二人さんが下りて来て、すぐに高峰温泉の方へ歩いて行った.なる程、あっちへ行けばいいんですね.(此処高峰山登山口の案内板にもしっかり表記されている) 時刻は8:20分を過ぎているけど、ガスは取れない.雨予報はないので、その心配はなさそうだが・・・ 高峰温泉の駐車場では、男女ハイカーが一組出発する所であった.その人達は躊躇なく右の樹林の中の道へ入っていく.ふむ、そこが登山口ですね.色褪せた案内板と案外温和しい導標が設置されている.帰りの林道を確認して、登山道へ入っていく.樹林の中は概ね緑色.その中にマルバダケブキが一際良く目立つ.今日は風も無く蒸しっとする.先行する2人を追い越さないように、ゆっくり登って行く.が、足元は笹であまり花が咲いてない.すぐに汗ばんでも来る. スキー場の笹斜面などを見て、やがて、開けた砂礫地(露岩混じり)斜面に出る. 高峰山 編 下手ですがデジ一画像もどうぞ |
(帰り)林道の擁壁に咲いていたウスユキソウ |
高峰温泉 |
こっちは登山口 |
戻って来る林道 |
では、出発〜♪ 8:25 |
ゆるりと登って行きます |
ガスは少し晴れ、近くは見通せる様になってきた. 此処はスキー場だね |
何じゃこれ? |
徐々に遠景も |
露岩混じりのザレ場 |
ガスはまだ取れてない.小さなシャジクソウがあちこちに生えている.初めのうちは珍しいからコンデジでカシャカシャ撮っていたが、多く出て来ると見るだけ.黄色い小さな花が固まったものは、ハクサンオミナエシでしょう.(帰って調べたらすぐに判った.コキンレイカともいうらしい) 正に今が旬. ウスユキソウも出てきます.少々時間をかけて撮影&見学します. 道程は急でもないから、のんびりで疲れは少ない.水ノ塔山と登山口の標高差は250m位だ.のんびり登るには丁度良い.もう少し早い時期にくれば、雪融けの花等が多く咲いてるんでしょうねえ. 2個所目の露岩帯も同じ様な植生だ.此処では、なるべく草地の端を気を付けて通る.もしかしたらランがあるかも知れない、、と.うん!、、ありましたが名前は当然判りません(笑) 判ってるのはランだろうということだけ.帰ってから調べてみましょう. |
ツガザクラの実かな? |
こういう砂礫地の縁には |
ランの仲間とか |
トンボソウの仲間? とか |
ウスユキソウが咲いている |
東篭ノ登山 あまり急でなくて助かります |
登り切ると水ノ塔山 |
ハクサンオミナエシ |
タカネニガナ |
山頂少し手前で、前方を登る あの2人組に追いついてしまった.こちらは随分時間をかけてゆっくり来たのだが、あっちの人達もかなりゆっくりなんですね・・・.山頂の方から男女2人が下りて来た.ああ、高峰山の山頂での人達だった.水ノ塔山迄だったらしい.少し立ち話をして 気を付けて、と別れ ひと登りで山頂へ.山頂からの眺めは南〜西方面まで展望が素晴らしい.ただ、これまで登って来てる中での景色だから、見慣れてしまってる感が強く、おお〜、とはならないなぁ(←贅沢でわがままだなあ) 特に休むでもなく東篭へ向かう.花が終わったゴゼンタチバナの葉の群生を見ながら、湿った岩に注意しながら歩いて行く.東篭ノ登山や南側のガスはすっかり取れている.眼下には帰りに通る林道が見え、爆音をまき散らしながらオートバイが何台か走って、兎平方向に走っていった.良い景色だが、こういう音がBGMでは、何とも無粋. 右側(北側)は濃いガスで全く展望は利かない.最もこの辺りの稜線は、北側は樹が多く、そっちの展望が利く所はあるのだろうか? |
水ノ塔山 山頂 9:45 |
篭ノ登山へは稜線の北側を回り込んで・・・ |
再び稜線に出ます 東篭ノ登山、下には帰りの林道 此処は赤ゾレという所か? |
此処は赤ゾレ? |
これもラン科だよなあ |
お腹が空いたので、岩の小ピークで休憩.冷たい水を飲み、コッペパンを食べる.風は少しだけだが充分涼しい.2000mを越えてる場所だけのことはある.食べてる時、男女2人組が通り抜けて行った. 東籠ノ登山を正面に見ながら、登りに入る.樹林の中の登りになるがきつさはないので有り難い.山頂手前で鈴を鳴らしたハイカーが来たので先に行ってもらおうと道を開けて待っていると、50代位の男性ハイカーが登って来て「連れがいるので、待ちます.引き留めてしまって済みません」 と、誤られた.それなら、と先を歩き東篭の山頂すぐ下で又さっきの人が登って来る.その後ろにガンラガラガラと大きな音を立てる鈴を鳴らしながら、女性が着いてきた. 山頂への道が幾つかあったので、右寄りの道へ回り 途中群がって咲いているウスユキソウを撮ったりして山頂へ到着.山頂には数人しかいなかった.おお、案外スッキリしてますねぇ〜 南側に見える池の平や、歩いて来た稜線、水ノ塔山、高峰山などを撮ていると、池の平側からどんどんハイカーが登って来た.山頂は見る間に一杯になってしまった.西篭ノ登山はほぼガスに隠れている.行こうかどうしようかちょっと迷ったけど、特別行かなくてはならない事もないから、止めて池の平に下山する事にした. |
東篭ノ登山 登山道は樹林の中へ |
樹林の中の登山道 |
東篭ノ登山 山頂〜♪ 10:50 |
西篭ノ登山はガス 行くのはPASS |
池の平 |
兎平へ下りる道は広く、露岩も多少あるけど難儀な所はない.何人かの登るハイカー(観光客も?)さん達と擦れ違い、下りて行くと、ガンラガラの女性が露岩の中を注意深く下りている.男性はいないから又先に行ってるのでしょう.簡単に追いついてしまったが、こちらに気付いてくれない.ちょっと広くなっている道の所で、声をかけ先に行かせてもらったが、あのガンラガラが実に大きな音で、かなり気になった. 兎平の駐車場は沢山の車が駐まっている.建物があるので、自販機もあるだろう、そこで冷たい缶コーヒーでも買おうかなと、ザックの中の財布を捜す.あれ? 持って来てなかったか? どうやら忘れて来たみたいだ.こうなると余計飲みたくなるから、困ったもんだ.が、水を飲んで我慢するしかない. 大きな案内板のある所の草地には、ハクサンフウロやタカネナデシコ?が咲いている.あまり人は多くなさそうだ.此処は観光地でもあるから、観光客が多かったら割愛しようと思っていたが、一応回って観光気分も味わってみましょう、、と、見晴岳の方へ緩く登って行く. |
兎平への下山路は樹林の中 |
コバノイチヤクソウか? |
兎平に到着 11:30 |
マルバダケブキと、蝶 |
アサギマダラ |
ハクサンフウロ |
まずは見晴岳へ |
? |
あ、トモエシオガマ お初ですよ〜♪ |
公園の散歩道、の様 |
「雲上の丘」 に登る途中から あれは黒斑山かな? |
「雲上の丘」 から 東篭ノ登山と水ノ塔山 |
** |
タカネナデシコ? |
ヤマオダマキ |
休憩地 (見晴岳はちょっと向こう) 13:00 |
ヤマオダマキをみつけた.三脚を出そうと立ち止まり、ザックを下ろしたりしていたら、4−5人の子供(2人)を含む家族連れか.話をしながら歩いて来た.やり過ごしたら、続いて同じ様な人数(子連れ)が来て中断.道はそう広くないので三脚を広げると道を塞いでしまう.それは、良くない.三脚は止めて、手持ち撮影.今日のレンズは手ブレ防止が付いてない方のマイクロレンズ.感度を高めて撮影するが、どーだかなー. 見晴岳に着くと4−5人3組が休憩中.道なりに奥へ行くとアンテナ施設があり、此処には2人、1人の二組だけ.適当な場所を選んで座り、お昼にします(助六寿司はジュウシィ) 簡単なお昼を終え、頑丈な柵のある所を通り、少し下って三方ヶ峰(さんぼうがみね) へ寄って池の平湿原へ下りた. ※この頑丈な柵はコマクサ保護の為? |
マツムシソウと蝶 |
ウツボグサ |
池の平湿原 |
三方ヶ峰へ寄ってみます |
ノアザミ |
三方ヶ峰山頂 13:25 |
三方ヶ峰から 中央は水ノ塔山 |
池の平湿原から兎平に戻る途中、ツアーのご老人一行と擦れ違う.14−5人が二組位(別or同じ)グループか? マスクしている人が数人.大声で笑いながら、話しながら歩いてくる.ガイドさんはマスクをつけ、「此処下ると水平の木道になりまーーすッ」
と、これまた大声で案内.普段なら、おおッ じいさん、ばあさん元気だねぇってなるのだけど、こんな世は大声はお控え下さいねってな雰囲気・・・ 早く元の生活にならないかなぁ. ま、こちらもマスクはつけてないから道の脇に大きく逸れてやり過ごす.爺は別に近い擦れ違いでも平気なんだけど、相手に嫌な気分を与えてしまうと、なんだかなあ、、だからね.手を繋いで歩く人、唄を口ずさんでる御老女もいる.和やかなんだけど、それが妙に寂しさとか侘びしさを感じるねぇ(あ、演歌のワビサビってこれのことか?) 何だかニュースに良く出て来る昼カラオケの事も思い出してしまった. |
池の平に向かいます |
もう、湿原に入ってるんでしょうね |
おお〜 こちらは誰もいない |
兎平に戻ってきました 14:00 |
ウツボグサが沢山 |
帰路は林道を戻ります.標高が高い所だからか池の平などと同じ様な草花が、道脇に沢山生えていた.上の稜線を歩いている時、林道は少し長居ので、退屈しないよう草花を探しながらのんびり戻ろう、と、思っていた.が、何と想像以上に草花が多いのにはビックリした.あっちであって、こっちでないのはマツムシソウ、コマクサ位だ. 池の平に生えている草花が殆ど生えているのだ.花の写真を撮るだけなら、わざわざ観光客などで混んでる池の平に行く必要はない.あっちは、ロープで制限されてるけど、こっちにはない.時々車が通るだけで、観光客はいない.小さな花になんぼでも近づける.工夫して三脚を立てれば、斜面でも問題はない. 大して退屈もせず、ブラブラと駐車地に戻ったら、爺の車の後ろに(朝とは)別の車が駐まっていて、トランクを開け何かしている.聞くと、あの林道の砂利道を走って、タイヤをパンクさせたんだそうだ.JAFを呼ぶんですか?と聞いたら、予備タイヤに交換するそうだ.おお、今時予備タイヤを摘んでるなんて、、.その人は前にもパンクさせているので、予備タイヤとしてスタッドレス1本を積んでおく様にしているとのこと.準備万端ですね.パンクでタイヤ交換してる人を見るのは、いつ以来だろうか・・・覚えてない. |
林道は砂利道 |
林道の左斜面によく見ました |
小さい花だけど、クワガタソウの仲間? |
? 判らないのばっかし -_-;; |
終盤のシシウド |
あれが赤ゾレか 右へ三つ目のコブが水ノ塔山 |
ハクサンオミナエシ |
まとまって生えてました. ウスユキソウ、タカネナデシコ、シャジクソウ、ハクサンオミナエシ クガイソウ、ハクサンフウロ・・・ こういう場所が林道脇にわんさか |
高峰山 編 下手ですがデジ一画像もどうぞ Photo Nikon P7800 二代目 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.