山登り

静岡県裾野野市
愛鷹山(あしたかやま)
位牌岳(いはいだけ):1457m

位牌岳〜呼子岳〜越前岳 のT

                  



2022,5,19 訪問


(時間は参考になりません)
              
 富士山を観に(撮りに)行って来よう、と出掛けた.富士山は東西南北何処から眺めてもそれと判る形だ.富士山には登ったことがないし、登る気もない(今更登る体力もない・・)から、登ってなんぼ≠フ話題に触れる事は出来ない.のだが、、
 富士山を四方から眺めた姿を撮り留めておくのも、面白いかも知れない.(←大月市富嶽十二景)を撮っていて思い始めた. 現在、爺的に終わってる方角と言えば、
 北:御坂山地 黒岳∞釈迦ヶ岳∞三ッ峠山≠ソょっと東寄りに富嶽十二景
 西:毛無山∞雨ヶ岳≠ソょっと、北寄りだけど(^_^;;
 北東:石割山∞平尾山=@・・・・位
 東と南はまだ訪れていない. 東は、道志村近辺と神奈川県の金時山とかでいいのか?
 
 南側からとなると静岡県の 「愛鷹山」 しかない.アプローチは一番遠いように見える.自動車道を使って3時間半以上(ナビで)、往復12,000円位する.ウーム.そんだけ かけて富士山見えなかった、じゃあ悲しいなぁ.この時期は晴れても霞勝ちだから.
 んじゃあ、せっかく久々の遠出なのだから、2日間歩いて来ましょ. どちらかの日で観られればオッケ. と、選んだのが、富士山西南の天子ヶ岳≠ナ、山梨県の長者ヶ岳≠絡める事にする.道志村は少し騒々しいし、金時山は人が沢山でしょ.長者ヶ岳なら(田貫湖からの)登山口が、道の駅朝霧高原≠ゥら近い.そこは一度車中泊したことがある.(一度っきりだから良く覚えていないけど)

 
割石峠〜呼子岳〜越前岳〜山神社



おお〜 バッチリじゃね〜♪

 午前2時半丁度に家を出て後はナビ任せ.登山口の位置設定がちょっとあやふやだから、近くの須山小学校に目標をセット.現地近くで何もそこまで行く必要はなく、手前の国道を(直角に)直進すればよかったのだが、義理堅くナビ通り学校の正面迄行ってしまった.戻って左折する所を今度は右折.すぐ気が付いてUターンしようとお墓のある所の駐車スペースに入る.もう6時だからすっかり明るく晴れて青空.取り敢えず背伸びをしようと外に出て何 気なく後ろを見たら、青空にくっきりと富士山が.おお、幸先の良いスタートですよ.(と、この時はルンルン)
 
 6時15分頃に山神社駐車場に着き、お湯を沸かしながら簡単に支度.ま、遠くへ来たからって近くの山に登るのとザックの中身は殆ど変わらない.マイクロレンズは手振れ防止のない60mmを持っていくので、念のため三脚は持っていきます(小さい方のだけど).力カップうどんに沸いたお湯を注いで、トレッキングシューズを履き、支度は終わり.カップうどんを食べ、登山届に記入して出発.6時50分.


山神社駐車場 白い車ばかり(笑)


案内板 前岳〜大沢入林道の道が表記されてません



 林道入口に山神社の鳥居がある.こっちから登ると、山神社入口、黒岳、越前岳≠フ導標があり越前岳に登る事になる.ルートを検討するにあたって、今回はヤマケイのCT表記地図を参考にした.でも、CTはあまり参考にしない.どーせ遅いのだから.

 で、呼子岳(越前岳から割石峠側)から鋸岳へ行き、その先は通行止めマークになっている.登山道崩落とか、滑落多発地帯とかなんだろうけど、通行止めになっているとあれば、そこを通る訳にはいかない.初めて来て装備も何もなくそんな所を通り、何かあったら(滑落とか)それみたことかと、何言われるか判ったもんじゃない.林道を直進.



林道をヒタヒタと


大沢横断



堰堤上の河原にはケルンが積まれ、道を導いている

 広い涸れ沢(大沢)を横断、崩壊した場所を迂回したりして林道を30分位歩き、左に前岳、位牌岳≠フ導標を見て、踏み後へ入って行く.もう少し立派な登山道になってるかな、、と、思っていたが.案外そうでもない.

 踏み後+の様な道を時々外しながら堰堤を越えると点在する岩が緑の苔を纏い、中々素晴らしい光景だ.此処、名前を付けてもいいんじゃないか.爺はセンスがないから、良い名前など浮かばないけど・・  直進東沢?=A右に前岳≠フ導標.急な尾根裾に取り付く.すぐに丈夫なロープが設置されていて、急坂にはありがたい.何と、これが延々と続く.



ヤマツツジ 少なかった


林道崩壊地 沢に下りて迂回


注意してなければ通り過ごしてしまう様な導標 前岳取り付き


大きな堰堤などがあり、



岩が苔に包まれとても綺麗です



苔の庭園は結構続く


涸れ沢を横断 目印(小さなケルンなど)はあり


尾根取り付き すぐにロープ


前岳直下まで続くロープ
 ロープ付き尾根をゼイゼイ言いながらロープに掴まって登って行く.予め急なことは地形図で判っていたが、それで尚辛い.殆ど展望はないが、どの辺りだったろうか、富士山の方が少し見えた.しっかり雲がかかってしまっていた.やや、意気消沈しながら、およそ350mの直登で前岳(1336P)に着いた.いやあ、疲れましたなあ.前岳の山名版はない.東京営林局の小さな板に添え書きされたものが一枚.判読不明なものが2個の寂しい山頂だ.

 此処からは稜線歩きというか、位牌岳北東尾根歩きになる.急な場所は少なく、多少木の根や岩も出てくるけど概ね歩き易い.所々に開けた所があって、富士山が見える場所になっているが、今は雲がかった状態で姿は見えてない.小さなイワカガミ(コイワカガミでも良いか)が、結構咲いていて慰められる.色の濃いツツジ(ミツバツツジの様だけど違う気もする・・・で、葉っぱは五つ) も旬の様で花付は良さそうだ.終わってしまったのかヤマツツジは殆ど見ない.

 演習場では大砲の射撃訓練でもやっているのでしょう、ズッドーーン、ズッドーン が、ひっきりなしに響き渡る.




結構きついッス



あれま、富士山が頭隠してしまいましたよ・・・


傾斜が少し緩んで ロープがなくなると


前岳の山頂 8:50


気分のよい尾根歩き



綺麗なツツジです




頭を隠している富士と、越前岳



道沿いにイワカガミ


時々展望
 前岳からは大して苦労もしないで位牌岳の山頂に着いた.山頂は広くかなり手の込んだ山名版が建っている.頭の上に四画錘の石?が乘った三角点や警告標示板などを撮ったりの取り敢えずウロウロ.

 展望はあまりない.駿河湾はほぼ霞、それでも辺りには濃い色のツツジが沢山あって見事だ.アシタカツツジ%凾ニ呼ばれている種類らしい.花びらが大きく、とにかくビッシリと蜜になり咲いている.尾根に咲いていたのとは違うのかな? 葉っぱがまだ出てないか、小さくて良く判らない.地面には黄色い小さな花が沢山咲いていた.(←ミツバツチグリ?) 

 パンを食べたり、花を撮影したして少しのんびりしと過ごし、此処を下山する事に.此処まで一人も出会っていない.下って行くと、何とラッキーな事に富士山が、頭の雲が撮れて見えている.お〜良かった良かった.

 前岳に戻って、此処から急降下する事になると思ったら、かなりうんざり.まず、お握りを一個食べて水を飲み、イザッ


ゆるりと登って


位牌岳山頂 9:40







ミツバツチグリ?


アシタカツツジ(帰ってから調べた)



綺麗な色のイワカガミ




あ、頭が出てる




ちょっとズーム




矢印迄下りて行く (-_-;;



前岳


又、頭を隠してしまった・・・
 下り始めてすぐにロープ.少し下りて下から登って来た小柄な壮年さんとご挨拶してスライド.誰もいないと思っていたのか向こうもビックリした様子.あ、熊鈴の音色を止めていたか.登りと違って下りだから重力任せなんだけど、足がガクガク.およそ45分で、林道出合に下り着いた.しかし、テンションが完全に下がってしまって、越前岳どころか割石峠迄さえもめんどくさくなってしまった.取り敢えず、昼ごはんでも食べてゆっくり休憩し、足の疲れを癒す事にしましょう. と、堰堤上の河原に下りてお昼ご飯にする.山が暑い時の(爺の)定番.お稲荷さん、はジューシーで美味しい.元気が出る.

 元気は出たが、あの激下りで足は棒みたいだし、テンションは下がったまんま.(←元気が出たと言えるのか?) 取り敢えず割石峠まで行ってみようか.と、荒れた林道をとぼとぼ歩き出す.

 割石峠〜呼子岳〜越前岳〜山神社 に、続きます・・


再び前岳 11:00


下って、尾根取り付き


ヤマクワガタ? こっちのは白花


堰堤上でお昼休憩 12:05
  以上 Photo Nikon D5600 



位牌岳から駿河湾




位牌岳山頂 アシタカツツジ
















以上 Photo Nikon D810 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.