山登り

静岡県裾野野市
愛鷹山(あしたかやま)
呼子岳(よぶこだけ):1310m
越前岳(えちぜんだけ):1457m

位牌岳〜呼子岳〜越前岳 の2

                  



2022,5,19 訪問


(時間は参考になりません)
              
 前岳を下り、昼食休憩をして取り敢えずダラダラと歩き出す.全くやる気が起きない.位牌岳に登ったんだから、越前岳は、、別にいいかなんて思ってもみたりする.そんな事だから一歩進んで、ふう〜.二歩歩いて、はあ〜・・ こんなんだったら、早目に下山(つっても林道戻りだけど) して、朝霧高原に向かい白糸の滝見学などするのもいいかもなあ.でも、あそこは観光滝で駐車料金も取られるらしい. ・・ダラダラ 足元に花はあまりないなあ. マムシグサだけはやたら多い.

 目立つもの(花)と言えば、小さなスミレと黄色い花とマムシグサ位だ.ツツジもない.歩き易いうちはまだいいが、岩が出てきたり沢を横断したりで歩きにくいと、更にテンションが↓↓ 上から単独男性ハイカーさん二人、女性ハイカーさん一人、男女二人組が二組続けて(ちょっと離れているけど)下りてきてご挨拶.後ろの二人組に、越前岳まで行くのか? と、聞かれいやあ、位牌岳で疲れてしまったので峠(割石峠)迄行って引き返そうかと、、 それから少し話をし別れた.適当な所から引き返そうと思っていたが、これで何となく峠まで行ってみようと思う気になった.

 
山神社〜前岳〜位牌岳


大沢橋 導標には割石峠 1時間40分


涸れ沢横断 導標は駐車場までということ


ここは出合い=@大沢橋からダラダラと20分位来た所


ギンリョウソウ
 涸れ沢登りとか岩やガレの多い少し急な斜面になり、若い男女一組、単独男性二人と擦れ違う.みんな越前岳の方から周回してきてるらしい.その内の単独壮年さんに声をかけられた.今から山頂へ行くのかと聞かれ、ちょっと遅い出発だったのか? とも.位牌岳を往復してきた為と答え、鋸岳に縦走できれば此処を通ってないんですけど、あそこ通行止めになってるんですね、と言うと、登山口にはそこの通行禁止表示がないからね、地元の人で結構通ってる人はいるよ、通れないほど大袈裟なものじゃないよ.と. 
 取り敢えず、峠まで言って引き返そうと思うのですが、その峠って何かあります? と、取り敢えず聞いてみた.その人、少し考えて何もないなあ、、と、苦笑い.それからも少し話をしお礼を言って別れる.



戸長 勝田三平石碑=@ん? 何処だ?


振り返るとあの岩に何か彫ってある



大杉




この辺りも岩に付いた苔が綺麗



山がちょこっと見えた


これはミツバツツジか


又、涸れ沢横断


踏み後はあるようで、無いようで、、涸れ沢登り



右岸、涸れ滝

 そこから10分程で割石峠に着き、パン(アップルデニッシュ)を食べながら休憩していると、上から話し声がして、男女(中年ちょっと上のご夫婦) が、下りて来た.ご挨拶.これから頂上まで行くんですか?と聞かれた.時間が遅いから皆心配してくれてるのか? これで三度目だ.
 
 ま、としょりが時間遅く登って行こうとしてるのだから、無理もない. いいや、此処から引き返そうと思ってます.と答え、富士山はどうでしたか?雲に隠れてませんでしたか? と、聞くと 雲は取れて綺麗に見えてましたよ.越前岳の方は遠いけど、呼子岳なら少し近いわね. 
 お!呼子岳は考えてなかった.じゃあ、そこまで行ってみます.と、別れる.こちらの人はみんな話好きで親切だなあ.休み休み(ダラダラ)来たせいか、疲れが取れた気分になり、少しやる気が出てきた.

 この峠の南側は凄いルンゼが落ち込んでいる.踏み後(じゃないかも知れないが)みたいなものが下りてるけど、フイックスロープも何もなく、下りて行けるのか?


急になって


割石峠だ、やっと着いた〜 13:50  帰れると思ったけど



急峻なルンゼ

 峠から縦走路を越前岳方向に向かって緩く登る.岩もなく道は歩き易い.ロープ、地面が崩れ良く固定されてないようなハシゴを登って、峠から15分位で呼子岳山頂に着いた.おお、木の上越しに富士山が見えた.少々霞んでいるのは、この時期でこんな時間だからしょうがない.充分である.さあ、戻りましょう、、、と、その前に水飲んでクッキー食べてゆっくり地図でも見ておくか、と、地図を出す.

 これは、戻るより越前岳経由で周回下山した方が楽ではないか? 戻って岩ゴロや涸れ沢の様な下り、退屈な林道などより、越前岳への登りが若干あるとは言え、案外歩き易い道かも知れない.峠で会った人達も言ってたからなあ.これまでの所導標もしっかりあるようだし.時間が時間だから、一応ヘッデンがキッチリ点くかどうか試験点灯して、OK! 良し、戻らず先へ行きましょう.

 呼子岳からは歩き易くあまり起伏の大きくない道になって助かる.歩いている内に、あの(前岳)激下りでガクガクの足もかなり回復してきた(感じがする) 



縦走路へ


少し急だけど歩き易い



葉っぱが五枚だからアシタカツツジ 向こうには越前岳



滑りやすい


こっちにもイワカガミが沢山


呼子岳山頂 14:15


位牌岳と共通した山名版



富士山、見えました〜♪




南側、、だったかな?



快適な登山道


とにかく色が濃い
 あまり大きくない灌木にそれ程太くないブナ混じりの道は、中々に気分がいい.オオカメノキの白い花が見えたが下へ行くと、花は皆上付き.背伸びしても撮れない.脛程度の丈の笹の生える両脇には、花らしきものは見ない.たまに出てくるのはかなり小さいスミレ.ぼやけた視界で時々みつけるだけ.リョウブみたいな木肌の曲がった木が多いけど、何だろう.獣の声や匂いがない.鹿とかいるのだろうか?栃木、特に足尾の山々を歩いてると大量の糞で匂いが漂う中を登ったりするけど、此処では空気が美味しい(気がする) 海が近いんだろうけど、潮の匂いはしないなあ・・・等と、色々考えながら歩いいていく.此処ではそれ程道が良い.
 
 もう誰とも会うことはないだろうと思っていたが、呼子岳と越前岳の丁度中間地点で単独男性と擦れ違う.位牌岳では一人だったけど、こちらは、やはり人気ルートの様だ.越前岳の山頂は地面が良く踏まれて広かった.南西側が開けて、中々開放感のある山頂だった.

 ゆっくりしてる暇もないけど、ベンチに座りクッキーを食べながら(爺としては珍しく)地図読み.此処からは殆ど登りがない.急な下りがあるのは黒岳分岐から、と、理解し出発.



こういう所もあるけど・・・




振り返って、手前は鋸岳からのギザギザ稜線 左は位牌岳



登って


越前岳山頂 広い! 15:35


山名版、三角点


山頂付近のツツジは蕾



ツツジが沢山見えます 南側




左に寄せて、位牌岳かな



深い掘割の道


展望はないけど雰囲気はいい



富士見台から 霞んでるけど ま、いいか



だ、そうです


黒岳方向へ
 灌木の樹林の中、道は掘割になってその脇を巻くように歩き易くつけられている.特に歩きにくい事もなく富士山の展望台に着いた.富士の見える方向の樹木が伐採されてる様な感じだ.樹木の上から霞んだ富士が見える程度.ま、仕方ないな.RAW現像でどの程度鮮明に近くなるだろうか.

 少し休んで出発.此処からも掘割が凄い.巻道の方も多く歩かれているようで、もうかなりえぐれている.下降を続け、気が付くと桧混じりの広葉樹林帯になってきた.途中鋸岳展望台≠ニいう場所があったが、めんどくさいので寄らなかった.過ぎてすぐに崩壊地になり、危険の標示板が建っていた.覗いてみると何だか奇妙な色をした地層の崖が見える.その右手奥には鋸岳と位牌岳がシルエット風に望めた.一時間ちょっとで、黒岳分岐に着く.CTより早いのか遅いのか判らないけど、多分遅いだろう が、気にしない.としょりだもの(笑)



崖の地層




鋸岳は右 位牌岳はちょっとだけ、左側に 頭に雲がかかってきている



深い掘割


黒岳分岐、右折し急な道になる
 (黒岳)分岐から急斜面の下りが少し続き、15分位で避難小屋に着いた.登山口は此処から3-40分位下りた所にあるから、避難小屋としては少し近すぎる気がしないでもない.利用している登山者はいるのだろうか? 沢形はあるけど水は流れてない.そう言えば、稜線上にも水場はなかったから、夏などは暑くて水を沢山持って臨まなければならないか.

 ←涸れ沢を挟んで避難小屋の反対方向にあるWC ドアとかが壊れてる様で、男子専用との標示板が貼ってあった.

 山神社に着き、今日の無事をお祈りし手を合わせ二拍一礼(でいいんだっけ?) 駐車場には勿論爺の車一台だけ・・・と、思ったら明日登る人なのか車が一台.中に一人いました.ヘッデンは使わなくて済んだ. 18:00丁度着. 陽が長いっていいですね〜.

 支度を解き、身体を拭いて下着を替え、道の駅朝霧高原に移動.道の駅近くのコンビニで晩飯のお弁当を買い、荷台を寝床に替え弁当を食べて、寝袋に潜り込みます.暑くもなく寒くもなく丁度良い.すぐに ZZzzz・・・   続きます.


避難小屋


山神社 17:55
以上 Photo Nikon D5600 



呼子岳山頂から D810




富士見台から D810


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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.