◇山登り◇ 山梨県都留市、大月市 本社ヶ丸、清八山 ほんじゃがまる:1631m せいはちやま:1593m 2018,1,30 訪問 爺 (時間は参考になりません) 下手ですがデジ一画像もどうぞ |
1月19日に登った富嶽十二景の一番は、富士が全く見えず出だしからつまずいた感になってしまった.一番からこれでは先が思いやられる.一番の次は二番といくところだけど、ここは大きく飛ばして四番とか五番ではどうだろう.いや、いっそのこと、十二番にしようか. ちょっと気掛かりは先日降った雪だ.多いと登るだけで大変だ.多過ぎて登る事さえ出来ないなんて事に、成りかねない. ・・・・一応、心配してみるが、三歩歩くと何とやらで、お気楽爺は ま、行ってみなくちゃわかんねっしょ! と、脳より先に足が出る. 都留市の三ツ峠北登山口から本社ヶ丸〜清八峠と周回してみましょう.特に理由はありません.こちらからなら、人も少ないだろう、、位. 都留ICから三つ峠(三ツ峠)北登山口までは一本道.途中のコンビニで食料を仕入れる.山道に入り、林道っぽい道になると路面に積雪が出てくる.左に広場があり此処が駐車場と思ったが、バスの転回場と看板にあり、もう少し走る.橋を渡って坂を登ると3台位駐められるスペースがあり、Xトレイルが一台駐まっていた.脇に駐めようと思ったけど、そこに駐めてしまったら、後から来た車がUターンしにくそうなのでそこに駐めるのは諦め、少し戻ってグリーンロッジの手前の路肩に駐める.ちょっと広い所だから大丈夫でしょう. 朝飯カップうどんを食べ、支度をして林道に入って行く.何か人影が全くない.ま、平日だからかな. こっちの林道は除雪されている様で、道路に雪はなかった. |
出発〜 7:00 |
グリーンロッジ |
除雪されている林道 |
良く晴れています |
森のサテライト |
バックホーの向こうの建物がムササビタワー 寄りません |
足跡のない雪の広場に四阿とトイレみたいな建物があり、手前に立派な案内板がある.「森のサテライト」だそうだ.サテライトって「衛星」という意味だそうだ(=Wikipedia)
遠くに離れているもの という意味も.それより「宝の山」の方に目がいった.宝の山・・・おお、金銀サンゴの財宝か? それとも、翡翠か瑪瑙かダイヤモンド、、発想が乏しい爺である. ムササビタワーを過ぎて堰堤の前をカーブすると、除雪されてる部分は終わり.雪の中の足跡は数人の者だけ.もう少し踏まれてるとおもったんだがなあ.ま、踏み後があるだけでもいいか.積雪は踝上だから12−3cm程度か. しばらく歩き、右に林道を分け少し直進しかけて あ!と、気がつく.右にカーブミラーがあってその支柱に登山道← の標識が掛けてあった.左の支線林道へ行くのか.そっちは誰も歩いていない.深い積雪じゃないから問題はないけど. |
Y字路 まっすぐ行きかけた. 左に折れます |
(支線林道終点) 採掘跡の坑道? |
10分程緩く登る様に歩いて行くと堰堤のある所の支線林道終点になった.右に採掘坑跡があり水が流れ出ている.何を採掘してのだろうか? 水が流れの底を赤く染めている. 堰堤の脇を越え、沢に下りて緩く登って行く.雪は少し多くなった気がするけど歩行に問題はない.道型もよく判るし、「登山道」の標識板も所々にある.ただ、斜面をトラバースする所が、プチ雪崩が起きていてちょっと通りづらかった. |
登山道 未だ積雪量は少ない |
こっちの坑道は入り口閉鎖用が壊れている 入ってはみない |
プチ雪崩跡 |
道が沢に下りている (左岸)向こうに目印が見えないから沢を横断するのだろう |
これまで左岸を主に歩いて(登って)来たが、沢が狭くなりテープは対岸に渡る様着けられている.対岸に道の様なものは見えない.しかし、目を凝らしてみるとロープの様な物が見えた.斜面で雪がすっかり道型を隠している. 水がある沢を徒渉横断した所で、露出した倒木に座り、チェーンスパイクを装着.ついでにクッキーをほおばる.涼しいから喉は渇いてないけど、(高血圧の)医者に水分取れよ!と、言われてるので一応一口.ついでに沢水に手をちょっと入れてみた.つ、冷たい〜・・・と、いくところだけど案外そうでもなかった.ずっと入れてると別なんだろうけど. 沢右岸の斜面をトラバースする様に登って行く.道が吹き溜まりの様になっているから、僅かの距離だけど結構しんどい. |
ロープがなかったら道に見えない |
猪がかき回した後? |
高圧線鉄塔 9:00 |
あれのどれかが本社ヶ丸か? |
三つ峠山(御巣鷹山など) |
東南の方角 |
樹林の中に入り、ジグザグの道を登り切って少し道を外れ高圧線鉄塔の下に着く.天気が良く風もないから暖かい.鉄塔の基礎に腰掛け、一応地図を出す.今日は間違い歩きをしてない. 道に復帰するが道型は雪で消えている.ただ、テープが要所要所にあり、そこを注視すると道型が映えてくる.ま、外しても雪の量は道型とそれ程変わらない.笹に覆い被さっている様な所は膝位まで潜る程度.順調に登り続け、1350m辺りで尾根から外れ西側斜面をトラバースする様になる.道が消え吹き溜まりになってしまっている.新雪の様に柔らかくラッセルになりそう. どのみち、稜線に行くのが目的で、この道も稜線から180度折れて南西(本社ヶ丸)に向かうのだ.ショートカットにもなるから、尾根直登でいきましょう. 何処かでズドォォーン、ズッドォドォーンと重低音のお腹に響く音がする.そうか、富士山には演習場があったんですね.私の家の近くにも自衛隊があり、時々大砲のドスン、ドスンとか機関銃のパラパラという音が聞こえてくるが、此処では比べものにならない程.お昼近くまで続いた. |
直登開始 |
雪の無い斜面 |
案外急な斜面の尾根は、西側だと雪が少なく固くなっているので、スパイクの爪が良く効き、疲れたけど捗った.緩やかな斜面になったと思ったら、膝程度の雪の中に数人が歩いたと思われるトレースがあった.これまで風は殆どなかったか、弱く寒さは感じなかったけど、稜線では北側からの風が冷たく、毛糸の手袋ではすぐ冷たくなってきた.表面がビニール製のやや厚い手袋に替えたので暖かくて良いが、コンデジのシャッターは押せないから画像を得る度に手袋を脱がなくてはならないから、少し面倒. 1541Pで小休憩.クッキーとミニチョコパンを食べる. |
稜線のトレースに合流 9:55 |
トレースがあると歩き易い |
岩場の様な尾根を登っている辺り、三つ峠山の右に富士山の頭が見えた.良かった! 今日は何とか見られるぞ、、と、気は急(せ)く.が、南側は急峻な崖.スパイクを引っ掛けて転び、そっちへ落ちていったなんて事になったら大変だ.努めて注意深く登っていく. 誰かいるかなと思った山頂は無人.富士山は見えるけど、惜しいかな雲が多い.まあ、こういう姿だって一考だ.良いではないか.こんな時間に来て、スッキリーなんて望む方が無理で贅沢だ.いやいや、これで充分贅沢です. 誰もいないから三脚を据え望遠ズームを着けてゆっくりと変化する雲の様子を伺う.すると、時々頭を出す.何枚かガシャッガシャッ.それ程広くない山頂だから構図は同じ.雲に頭を隠してる間はコンデジで辺りをカシャカシャ. お腹空いたからお弁当にしましょう(小おにぎり2個、卵焼き、ウインナー1個、唐揚げ1個) 暖かい缶コーヒーと一緒に保温バッグに入れて来たからほんのり暖かく美味しい. |
富士山が見えた〜♪ |
本社ヶ丸山頂 10:50 |
三角点 |
山頂からのデジ一画像もどうぞ |
南東を除き殆どの展望が良い.遠くに雪を被った山並みがよく見える.富士山が雲に覆われた時を見計らってそっちもガシャガシャ.山の名前は帰ってから調べましょう. 撮影してる間、誰も上って来る事はなく、一人独占状態.結構風があったと思った此処へ来るまでの稜線と違って、風は全く無い.日差しがあるから暖かい.10:50に着いて11:45、清八山に向けて出発.結構粘りましたなあ.が、益々曇ってきたのと完全に姿を隠してしまったのを機に山頂を下りる. |
あああ、雲に隠れてしまう・・・ |
枝越しに南東方向 |
北西方向 |
こっちは雲がないんだけどなあ 北方向 |
ちょっと気が抜けない岩場を下って少しで、展望の良い場所に出る.富士山の様子は変わらないけど、西側に見える遠くの山が山頂よりハッキリ望める.デジ一を出して標準ズームだけで撮っておく.この頃から、富士山側は雲が取れ始めてきた.お!清八山では少し期待が出来るかも知れない. 又、注意を要する岩場を下降.すぐに清八峠の分岐に着いた. |
気が抜けない岩場 |
展望の良い岩場 |
注意を要する岩場 |
清八峠 |
直進で清八山、右に下ると笹子方面とある.トレースはそちら(笹子)に多い.峠には指導標識は都留市のものと、大月市のものが設置されている.こういうのは各山域でも良く見かけるが、話し合いで共通の物を立てればいいのにと思うのだけど. ひと登りで清八山の山頂に着く.富士山は頭のちょっと下に雲を置き、その上空の雲は綺麗に取れていた.此処にも誰もおらず、一人ゆっくりと休憩&下手画像量産に励んだ. 45分後、山頂を後にして下山にかかる.雪道の踏み後は一人だけ.下り方向へ、ツボ足の様で歩幅が広いから、こちらの足を置くのに結構苦労する(笑).分岐へはそれ程時間がかからずに着いた.そこから大幡方向へはトレースがない.道型はしっかり判るのと、単純に下りて行けばいいのだから不安はない. |
峠からちょっと登ってすぐ・・・ |
山頂 12:40 |
ちょっと雲が多すぎるけど・・・一応十二番、コンプリートということに |
トレースは一人分 |
大幡八丁峠 13:30 右へ下降し稜線から分かれます |
此処からノートレース |
それでも沢筋を下降する様になると、道型がなくなったりするからテープ頼りだ.何度か見失うけど、テープを探してウロウロする様な事はしない.下降していれば必ず出てきた. 1161P南西の(標高)950m辺りで渓が極端に狭くなり、道もなくなってきた.そこへ、こっちだよ、とばかりにテープ、木に二本の赤ラインペンキが目立つ様に付けられていた.疑いもなくそこへ上がって行くと、前方は切れて通行不能、左斜面は低灌木伐採地.何だ? と、道を探し見回すと、その伐採地斜面左側上の方にヒラヒラとテープが見える.そこへ登る道の様なものはない.よく見るとテープはその上にもあった.沢が通れなくなったから大きく巻くのか? と、思い斜面をよじ登った.二つ目のテープの所で見上げると又上にあった.更に、右の方にも.トラバースしてみるとその右斜面にもやや等間隔で付けられていた.これは、もしかしたら伐採地のエリアを示す表示じゃないのか・・・. |
目印も道も判らないけど 下降していればその内・・・ |
自然 ブナにサワグルミ? 蔦 沈黙の闘い |
洞穴 奥まで見ない様にします |
テープとペンキに誘われて向こうから上がってきた 14:45 |
斜面にテープ 上の方にもあるので登ってしまった・・・ |
トラバース敢行 木の枝がチェーンスパイクに引っ掛かり歩きづらい |
登るのは止めてトラバースを続けルンゼを横断し、樹林帯の緩い斜面に出る事が出来た.下に堰堤が見え、そこに向かって下りて行くと、登山道に出た.更に歩いて5分とかからずに林道終点に飛び出す. 林道は歩き易いだろうと思ったけど、部分的に荒れている様でその上に積雪しているから沢の河原より始末が悪い.大丈夫と思って乗っけた所が崩れ、転んだのが1度.転びそうになったのが2度.この林道歩きは何だかえらい疲れた. 三つ峠北登山口の分岐迄結構長く感じた.風花か小雪がパラパラと舞ってくる中、手前の駐車地にはXトレイルの代わりにスバルのRV車が駐まっていた. 今日はちょっとでも見られたので良かった、良かった. 駐車地帰着 16:30 |
下に堰堤と、登山道が見えた〜♪ |
林道に出ました 15:20 |
魚止りの滝 |
沢の様な林道 |
分岐にある案内板 |
此処が三つ峠山北登山道の始点か (林道分岐) 右から下りてきた 16:05 |
下手ですがデジ一画像もどうぞ | Photo Nikon P7800 二代目 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.