山登り

山梨県大月市、東京都
奈良倉山、三頭山(東峰)
ならくらやま:1349m
みとうさん:1524.9m



                  



2019,1,22 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 食料を買い込む事も出来ず、僅かな食べ物で山に登ることになってしまったが、水だけで1週間過ごした人だっているのだから、こちらはパンに飴とかバナナとか. うん、充分である (ホントか) 心配された駐車場も、何やらアンテナ施設のすぐ脇に空き地があったので、探し回ることも必要なくラッキー.登山口はすぐそこ.やはり、探し物は明るい時に限ります♪

 取り敢えず奈良倉山を目指しましょう.少し早く(山頂に)着かないと、太陽の位置の関係で霞み富士みたいになってしまう.持っていく物は撮影道具他、水と食料は飴だけ.いつも入っている雨具.

 すぐそこの登山口へ歩いていると雪がチラホラ.朝、晴れていた空は何故かこの上だけ雲に覆われている.うーーんこれでは雲に頭を隠している富士山どころか、“カスミ”もダメか・・・ ま、行く事は行くんだけど.

 登り始めてすぐにイベント広場というものがあった.こんな、山に来て何かを行うのでしょうか? 想像力の乏しい爺には思いつかない.道は林道を交えたりしながら実に歩き易い.多くの人が歩かれているようだ.

 岩殿山では、富士山が頭を隠していたけどこちらではどうだろうか? 姿を全部隠していたりして・・・ ま、行ってみなきゃ判らないけど、、つい、何度も思ってしまう.それだけ緊張感のいらない道だ.

  下手ですがデジ一画像もどうぞ 岩殿山の分もあります


渋い、駐車地 10:05


奈良倉山の登山口



少し登って振り返る 道路左の擁壁が切れている所が三頭山の登山口



右へ行くとイベント広場


開けている所に出ました



開けた所から 北方向

 急斜面には七曲がりでゆるりと登る.岩場の様な所はほぼなし.ファミリーハイクには最適かも知れない.欲を言えば展望がない.概ねは樹林の中の歩きになる.新緑がいい、とか 紅葉がいい、とか そんな感想になるのだろう.そんな事を考えながら登って行くと やがて松姫峠への分岐に着いた.

 松姫峠への道は、奈良倉山への道に比べやや薄い.こっちより、稜線の縦走路が多く歩かれてるのだろう.整備されてる指導標に従って直進する. まてよ!
右上の方が山頂ではないのか? この道はトラバースしていて中々、山頂に向かっていない.訳があるの?

 緩やかな尾根に乗り、大月側(登山口は小菅村)からの道を合わせている.その為にわざわざ遠回りさせているのかね.(私有地があり通れないから・・なんて理由もあるかしんねいから、断定はできねーね(^_^; )

 すぐに樹林に囲まれた山頂に到着.富士山が見える方向だけが伐採されている.丸木が並べられ富士山を観ながらランチ休憩など出来る.が、水を飲んで飴をほおばるだけ・・・


歩き易い道


松姫峠への分岐 直進します


広い尾根をゆるりと登って・・・


山頂到着 11:20
 富士山の頭は雲の中だ.胴体は見えているのですっかり隠れてしまったのではないかと心配しながら登って来たから、まあ、良かった良かった、、で 此処もコンプリートという事にしよう. ザザッと撮ってカメラを仕舞い戻ろうと歩きかけて、後ろ髪を惹かれる様に振り向くと おおお、頭を出してるではないか.再びザックを下ろして三脚にカメラをセット.撮影追加などする.山頂踏んでハイッ終わり、じゃないからな.で、叉良かった良かった!

 下山はショートカット出来る所はそうして、急いで戻る.私が持ってるガーミンの地図では、鶴峠からの往路時間は65分、復路は45分 (松姫峠分岐から山頂までの間の表記がないから双方に+10分) 私の場合往路75分位かかってたのでほぼCT通り.因みに復路は40分位で済んだ.(←SCが効いた)




着いた時の富士山




帰り際の富士山



イベント広場


戻って来ました
 車に戻って、三脚、望遠ズーム、雲台は下ろし パンとかバナナとかを詰め込む.かなり軽くなった.道の駅で買ってきた缶コーヒーも持って行く(まだ、生暖かい) お腹は空いてるがギリギリまで食べるのは我慢する事にしてすぐ出発.

 たまにタイムなど計画してみよう、、と、若干の計算(といっても、素晴らしくアバウト) まず、暗くなる時間を(爺的に)設定.今なら5時半位.針葉樹林内だとそれより早く暗くなることは、いい加減な私でもご存じ(^_^) 但し、道が判別出来ればヘッデンで問題なし.(うふふ、新調したB.Dはかなり明るい.使うのもある意味で楽しみ).逆算して、下り2時間とするとUターン時刻は午後3時半だ.今午後12時半だから登り3時間の行程になる.

 地図を見ると、アップダウンは少ない(ほぼなさそう) 因みに、ガーミン地図では140分になっているが、この距離では私はその時間で登る事は出来ないだろうから、山頂に着けなくても、その時刻(15:30)になったら戻る.三頭山についてあまり判らない、途中で戻ったとしても後悔に至らない(と、思う・・・)


今度はこちらから登って行きます 12:45


樹林越しに奈良倉山(多分左)
 取り付きから登りが続きすぐに暑くなってくる.上空の雲はすっかり取れ日差しが強い.林道を2度横断し、あまり急でない針葉樹林の中の道は歩き易い.この急でない道に入る手前の林道横断点では、「向山」 の標識が出てきた.

 峠の様な地形の尾根横断点は1087Pの東鞍部.道は尾根の左下をトラバースする様に、緩く登っている.尾根にも踏み後があるが、こちらは“踏み後程度” 但し藪はなく南東側(登り方向右側)は植樹帯であまり展望はなさそうだ.トラバース道を行きましょう.

 同じ様な光景が延々と続いた.林床に笹とか幼木が殆ど見られない左側斜面は案外急で、そっち向きに転んでしまったらかなり下まで落ちてしまうかも知れない.落ち葉が堆積しているとはいえ、道は良く荒れてる所は見られず本当に歩き易い.ブナの木も大きいのを見かける.

 枝尾根を回り込むと叉向こうに枝尾根が現れる・・・と言った同じ様な光景にややうんざりしながら、向山の分岐に着いた.空腹には勝てずパンを半分だけ食べる.と、思ったけどあとひきで全部食べてしまった.


左、林道終点と かなり ご親切


1087P付近の 鞍部 乗っ越しで延々と続くトラバース道


太いブナも多く見かける





ヤドリギですね




掃除でもしたかの様な林床ですよ 新緑は見事でしょーなー



足に優しい落ち葉の道


向山分岐


落とし物
 向山への分岐を過ぎてちょっと危ない架け橋と、珍しい石垣の土留めを通り鞍部に出ると尾根に登る様に標識があり、この道では殆ど見られなかったテープもあった.尾根道ではアップダウンが出てきて行く手にピークが見えると、あれが三頭山か・と、錯覚してくる.

 何個目かのピークに登り上がると指導標の下に 「神楽入ノ峰」 と書かれた山名板が落ちていた.時刻は14:40.地図を確認すると、おお〜三頭山が近い〜 遅い足でも何とかなるもんだ.ふと、思った.

 露岩が殆どなかった行程で、ツツジ等の低灌木が少々煩い道をひと登りで、露岩があるピークに出た.(登り方向右側、此処では南側) 初めて展望がある.太陽がやや右上にあり、光に霞んだ富士山が見えた.そこから山頂はすぐで、予定より15分程早く着いた.


右端を通ります


テープがありました.此処から尾根道へ


尾根の右側は針葉樹、桧か?


何て読むのでしょう 14:40



斜面が急になり露岩が出てきても歩き易い




露岩の上に立って



緩やかに登って


これ、山頂の入り口?



山頂(東峰)

 何とも賑やかな山頂だ.大理石の様な少し大きい標柱を筆頭に、説明板やら指導標やらが沢山.缶コーヒーを飲みながらバナナを食べ、取り敢えず “光かすみ富士” をデジ一に納めてUターン.うーん、缶コーヒーとバナナは合わないな・・・三角点のある方へ行ってみようかと思ったけど、予定の時間が近づいてるので止めた.特に見なきゃならない物でも無い訳だし.

 帰路は尾根を歩いて下りようかと思ったけど、(下り方向)左側から樹間通しに吹き上げる風が冷たく、特に展望もないから、同じ道を忠実に下る事にした.道が良いからのんびり下山.下りの行程にも特に何も無く、ヘッデンを使わずに駐車地に着く事が出来た.今回は岩殿山含め、一人も行き会うことがなかった.平日とはいえ結構珍しかったりする.

 東京都のお山に登ったのは初めてだ〜♪ (東京都で)東京タワーより高い所に行ったのも初めて

 【余談】
 車に着いたのが17:15分位.着替えたりしていると暗くなる時間だ.帰りは県道18号線を南下して上野原ICに行くのだけど、この県道 案外細かな起伏がありカーブが多く、広い道(と言っても片側1車線だけど) と狭い道(擦れ違いが大変な程狭い) の場所も結構ある.

 暗い道を車のヘッドライトで照らすと照射光との明暗部境界がハッキリしすぎて、その向こうが殆ど(暗くて)見えない.平らな道路ではそれなりに照射距離があるので特に問題はないが、起伏の所で(特に登りになってる所)は尚更で、これにカーブが加わると走りづらくて本当におっかない.20kmh程で走りたい位だ.

 ま、年のせいで視力その他が衰えたせいもあるのだろうけど.ただ、ライトを遠目にするとそれは解消するのだが、案外対向車が多くその度に遠近を切り替えるのは煩わしい.後ろからも車が迫ってくるから、のんびり、ゆっくり走ってもいられない.何度、脇にどけたり少しの直線でハザードを点け、先に行ってもらったり・・・したことか.
 これまでも林道とかでは起伏やカーブが多かった所があったけど、山中の林道なので車が殆ど来なかったから、ゆっくり走る事が出来た.上野原市街に着いた時は本当にホッとした.中央自動車道に乗った時は、より安堵した.



おお〜 凄い〜



東京方面は階段で整備


「東京府」と彫られた標石 何時の物?



雲取山とかの方向




何とか

下手ですがデジ一画像もどうぞ 岩殿山の分もあります    Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.