山登り

山梨県都留市、西桂町、
富士河口湖町
三ッ峠山(開運山、御巣鷹山)
かいうんざん:1785m
おすたかやま:1775m



                  



2019,12,20 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 登山編

滝見を終え、登山モードにチェンジ.   北登山口〜白竜の滝迄

 滝見最後の 「白竜の滝」 を過ぎるとこれまでより急な斜面が続く.道は概ねジグザグだったりするけど、直登もそれなりにあって中々しんどい我慢の登りだ.風は全く無いけど、日陰ではやや寒く感じる.陽が当たっている所でも気温はあまり高く無い様で、多く汗をかくことはないけど、背中がかなり濡れた.

 登山道は細く、急斜面のトラバースは注意が必要だ.露岩も、立木も多くないから転んだりしたら、落ち葉の上を滑落する.止める術がなければ谷底まで落下.タダじゃすまない.滑落を止める為にピッケル等があれば、心強いということか.その様なトラバース道を3−4個所位クリアして更に上へ行く.疲れるなあ・・・

 獣の寝床見たいな岩室があって、中を恐る恐る覗いてみる.何もいなくて良かった(笑) 

  下手ですがデジ一画像もどうぞ
 


岩室、登山道が左を通っている 11:15


・・・



我慢の登り

 傾斜が緩んで暫くのんびり登って行くと、何かの案内板や箱などがある.周りを見ても特に何も無い.近づいてみると都留市が設置した北登山道のコマーシャルか.三ッ峠に続く道の中で、ひときわ美しい道・・・≠ニ謳(うた)ってあります.確かに綺麗な沢や滝と、樹林の中のコースは旬の季節(例えば、新緑、葉の多い夏、紅葉)などは、美しいんでしょうなあ. 今は、水の少ない滝と、ひたすら樹林登りだから・・・来る人も少ないか.これまでハイカーの姿はゼロだ.

 トラバースする様に緩く登って稜線の広い道に出たが、合流する少し手前で前方が開け富士山が見えた.久し振りに大きい富士山だ.若干霞み、山頂左側に雲がかかっているけど、こんな時間だ.充分に嬉しい.広い道は両側にロープが張られている.貴重な高山植物があって保護されてるんですね.
 右を見ると大きなアンテナ群、左にもやはり同じ様に大きなアンテナが建っている.右が御巣鷹山で、少し登ればその山頂だが、帰りにそこを通るのでまずは開運山に行きましょう.
 道は一見泥濘かなと思う様に正面が濡れ、泥光りしている様な感じだったが、凍り付いているのか固く足跡も付かない.泥に汚れなくて済みました.



古い導標


お、何だ?


美しい登山道・・・ と


何の木でしょう?


左、水雲山 となっていますが、道はありません


緩く登って、もうすぐ分岐



そこが分岐、富士山が見えました〜♪



広い道に出て  開運山(山頂)方向 12:20


御巣鷹山のアンテナ群


T分岐は左へ山頂


凄い施設です
 アンテナ施設の脇を通っていよいよ山頂か?、と思ったら、やや右手にピークが見える.えーー、あっちがそうなのか.疲れてるのに・・・  そんなに大きな登り返しではないけど結構辛い.樹林から飛び出し、ザレ斜面に設けられた立派な階段に出ると、ちょっと登って(開運山)山頂だった.
 山頂には男女二組がいて、一組はすぐに下山していった.もう一組の男女(壮年ハイカー)に挨拶し、綺麗に見えますね、、と、言ったら、天気予報(ヤマテン)では強風で曇りとか言ってたが、風も無く外れて良かったですよ.と、嬉しそうに返事が返ってきた.こちらは早速三脚、カメラをザックから出して撮影タイム.お昼ちょっと過ぎてるからおにぎりを食べながらのガシャガシャだ.

 三ッ峠山から観る富士山は、大きい.何より、(富士山の)手前にアンテナがニョキニョキ立つ山がない.そらそーだ.アンテナにょきにょきの山から見ているのだから(^_^)  富士の右側には南アルプスとか、槍穂高が見えるそうだが、見えているのだろうか? ガシャガシャ撮っておいて、確認してみましょう.
 思ったより広くない山頂を、それでも少しずつ移動したりして、撮影を楽しむ.暫くして、何だか良い匂いが漂ってくる.あ、あのお二人さんがすき焼きか何かを作ってますよ.うう、羨ましい.匂いで又お腹が空いてきた.こちら、残ってる物と言えば、シャケおにぎりと渦巻きチョコレートパン位だ.

 物欲しい顔を隠して、お先に〜 と、山頂を後にする.鼻にすき焼きの匂いが付いてる気がして、、、困った.



あっちが山頂か・・・


山頂、でも「開運山」 の標識は見なかったなあ 富士山は逆光で 12:40



太陽が入らない様にして




真下では工事が行われているようです




南アルプス遠望




飛騨山脈? (槍、穂高)




あっちのアンテナ群が御巣鷹山



山頂下の階段の様子 白いのは飛行機雲


立派に造ってますよ



御巣鷹山手前で

 御巣鷹山の頂はくつろげる様な広場は無い様だ.一面アンテナ施設で一杯.周囲は樹木に囲まれ展望も無い.山名板は何処にあるのだろうか?と、右周りに回ってみた.(清八山等への)縦走路の分岐を過ぎ、フェンスに沿って回っていくと、木の枝に架けられた そう大きくない山名板があった.山人にとっては何とも寂しい山頂ではある.陽の当たる所で鮭おにぎりを食べ、下山に備えます.

 分岐から縦走路に入り下降.結構急な道だ.落ち葉などでスリップしない様に、足場を選びながらゆっくりと下降.途中、掘り割りになったり荒れていたりしている所は、右とか左に巻く様に踏み後が新しい.暫く下降して右の巻き道を下りていくと、足元にケーブルの様な物が地面から出ていた.見ると、カテゴリーケーブルか? 何処へいってるんだろうか? カテゴリーケーブルって直接埋設出来るんだっけ? 保護管が必要なんじゃなかったっけ.で、露出していたら良くないよなあ.もう使われてないのかなあ,,等と思いながら先へ進んで行くと、道が無くなりやや広く急な尾根形になってしまった.あら!私が間違えてましたよ.あの巻き道は、、道ではなかったんですね.で、そのケーブルは道でない所を通って何処へ繋がってるんでしょうかね.考える事は止めて、登山道に復帰.


山頂をグーーっと回り込んで行くと


寂しく山名板がぶら下がってました 13:55


分岐から下降中、こちらは普通の登山道


あれ、ケーブルが
 1ヶ所だけ、ロープの設置されてる急坂があった.そこのロープは結構太い物で、直径15mm位あるのでは無いかと思う丈夫そうなもの.良く電力会社の巡視路などに使われているのを見かける.結び目が変わっていて、縄編みをほどき、それを細かく結んでいる.

 下山は出来れば登りは無い方が良い.疲れてくると、少しの登り坂を見ただけで、あれま〜、えらいこっちゃ と、うんざりくる.ピーク、「茶臼山 1513P」 、「大幡山 1531P」 の他にその間に小ピークがあり、ううう 難儀だなあと、思わずぼやきが出て来る.誰もいないから声を出してだ.

 当初は、「大幡八丁峠」 で、縦走路と分かれ下山する予定にしていたが、大幡山を過ぎて少し下りると高圧鉄塔が建つ広場に出た.その東側に踏み後があった.枯れ草に隠れているが、これは鉄塔の巡視路だろうということはすぐ判った.以前HPでどなたかが下降したという記事を見たのを思い出した.下降記事だったと思うが詳細は覚えてない.

 地形図を見ると、破線路にはなってないけど、高圧線路が大幡川本流に向かって表記されている.巡視路はその為のものだから、いずれ、八丁峠から下りる道に繋がってるに違いない.あっち(峠)へグルッと回るより、こっちを下った方が早いということは、地図で一目瞭然.向こうに特別な思いがある訳ではないから、簡単に進路変更その巡視路に入っていく.どうせ、行き着く所は同じだ.と、お気楽爺.


茶臼山


両側に笹の縦走路



木漏れ日の・・・



大幡山


鉄塔 15:20



鞍部の鉄塔広場から、北東側は本社ヶ丸




西側、

 巡視路はあまり使われている様子はなく、ルンゼ(か、急な涸れ沢)の横断点では、道が崩れ僅かな踏み後だけが残っている.そこを過ぎ、1531P(大幡山)東尾根に出た.尾根は広くそれ程急ではなく藪もないので歩き易い.調子良く下降して行くと、道は尾根から外れ、右の斜面をトラバースする様に付いていた 一方尾根の方はこれまでと変わらない.多分、尾根の方が正解だよな・・・と、思ったけど、どっちへ行っても大して変わらないだろうと、斜面の踏み後へ入っていく.案の定、、、

 こっちは踏み後が消え、いや、何となく右下に見える涸れ沢に下りている様にも見える.やはり、尾根の方がいいかという事で、左上に見える尾根に向かってトラバース気味に登る.(素直に戻ればいいものを・・・) 登り出た所は1350m付近で分かれている別の尾根(後で判った). 巡視路は勿論、踏み後らしき物は皆無.うむむ、間違えたかな? と、思ったけど藪もなく歩き易いのでそのまま下降.
 
 苦もなく広い涸れ沢の二俣に下りた.すると、対岸にリボンが下がっているのが見える.落ち葉が積もっているので道形は確認出来ないけど、多分巡視路でしょう、、と、リボンに従って進むと、←25,26→≠フ導標をみつけ、すぐに尾根裾を挟んだ分岐があった.


巡視路へ


涸れ沢横断(踏み板が滑落しているので要注意)


巡視路を歩いて、振り返り


尾根道



尾根を下降中 テープ、ゴミは一切なし



涸れ沢を


分岐、右は登山道でハッキリ 16:05
 分岐には導標があって巡視路∞八丁峠≠フ分岐を示していた.此処で八丁峠からの登山道に合流した訳だが、前回(八丁峠から) 下った時は見てないので、その時の訳の判らない大高巻きで通り越してしまったんだろう.道は更に判り易くなり、丸木橋で本流を渡り桧の樹林帯に入ると、まもなく林道終点近くの登山道入り口だ.

 時刻は16:00を過ぎているから、まもなく暗くなってくるだろう.一年で最も日の短いときでもある.休憩を摂り、バナナを食べてヘッデンを取り出し試験点灯.あとは、のんびりと林道を下るだけ、、、と、のんきに構えていたのだが・・・

 林道が例によって大荒れ.歩きにくいのなんの.橋のない徒渉地点で下流方向から音楽チャイムが聞こえてき た.17:00にはちょっと早いから、どっかの会社の終業チャイムか何かか?.徒渉を終え対岸の林道に上がった所でヘッデンを点ける.すぐに暗くなった.それからも、荒れた林道に難儀しながら、駐車地に帰り着いたのは17:30頃.ハイ、お疲れさんでした.


本流に架かる丸木橋 下流に堰堤


桧の植林帯へ


登山道入り口 右に林道終点


林道



北登山道 入り口 17:00

下手ですがデジ一画像もどうぞ        Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
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