山登り

山梨県笛吹市、富士河口湖町
毛無山、十二ヶ岳、節刀ヶ岳

けなしやま:1500m
じゅうにがたけ:1683m
せっとうがたけ:1736m

                  



2024,1,30 訪問


(時間は参考になりません)
              
 1、大石登山口〜渕坂峠〜毛無山〜四ヶ岳 2、五ヶ岳〜十二ヶ岳〜節刀ヶ岳〜大石峠

 四ヶ岳で富士山を充分見学.すぐにロープ付きチムニーもどき、3m位の下降.下ってから振り返り見上げてみると、右岩稜を下りた方が楽のような気がした.チムニー内には手掛かりが乏しい.

 登って五ヶ岳は雑木の中の小ピーク.山名板を撮ってほぼスルー.こういう山行は新緑とか紅葉時季なら又違った趣に出会えるのでしょうかね.花の季節には何か珍しい花でも咲かないんですかね.帰ったらいろいろ調べてみるのもいいかな(←多分忘れてしまうけど・・)

 次の五ヶ岳はちょっとした岩ピークの通過点といった感じ.すぐに出てくる六ヶ岳の山名板は少し欠けていた.この辺り、今でも緑の葉を付ける木が多くある.何という木だろ?

       
                       花か実か薄黄色のものが葉の先に沢山.

 富士山ばかりで飽きますがD810で撮った画像もご覧になって下さい


手掛かり足掛かりが乏しいから、登りには力技が必要
下るには足元が見えないから、下降技術がいるかな 

右の樹木や丸い岩を手掛かり足掛かりに使って下りた方が楽そう



いずれにしても慎重に



五ヶ岳


自撮り


六ヶ岳


七ヶ岳はひしゃげた板が置かれている、と思ったら



 緩く下って小鞍部になり、登ったらやはり小ピーク.木の間(の根元)に欠けた山名板が置かれていた.と、思ったら、その木に新し気な山名板が架けられていた.展望は良くない.休むまでもなく広い鞍部へ下り少し登ると八ヶ岳の山名板.どっかの山を連想してしまうなあ(此処では意味が違うけど) 風もないしポカポカと暖かい.疲れたし・・ お腹も空いたし・・ これからが核心部だし・・ 休んで行きましょ.

 平らな岩に腰掛、コンビニで買ってきたおにぎり(おこわ)を食べようと思ったけど、これはお昼にとっておいて、コロッケパンを食べます.ちょっと口の中の水分をとられそうになるから、水分も補給(何かどうでもいい事だけど) そう言えば、大きなコロッケパンというのがあったけど、あれ、スーパーだけでコンビニには売ってないね.(更にどうでもいい事だけど) カンロ飴を口に放り込んで出発.



広い鞍部


八ヶ岳



九ヶ岳と思った岩場に立って、節刀ヶ岳が良く見えた



 ロープ付き岩場の下降になる.それ程難しくはない.下りきってルートミス.前方にやや横に張られているトラロープが目についた.特に急斜面とかでもなく横に張られているからそっちへは行っちゃ駄目よの事でしょう、と、少し太い木の右横踏み後を辿ってしまう.ちゃんとした踏み後&道に見えた.岩場にでて特にロープなどなく、よじ登るようにして狭い岩棚の上に出る.もしかしたら「九ヶ岳」 かなと思い、山名板があるのでは?と、探してみるが、ない.岩場からは節刀ヶ岳が良く見えた.山頂のモッコリした緑の樹木が、今風のヘアスタイル(頭の上だけ髪の毛があるやつ) に見え、ちょっと微笑ましい.

 さて、此処から岩の(大きくない)壁を下りるのか、、、と、見下ろすが、これまでこの様な所には必ずロープ、クサリがあった.が、此処にはない.珍しい事もあるものだ・・と、何とか下りて行く.←今まで一番ロープが欲しい場所だよ、と、ブツブツ独り言

 4−5m位下のバンド迄下りて回り込むと1.5m弱の段差があり、踏み後が続いてるように見えるが、掴む木も根っこもない.飛び降りられるのは可能だけど、まずい事にその下は雪がへばりついている.ジャンプして下りて滑ったら谷底まっしぐらだよ.これが道か?と、不審に思いながら前方を見ると、此処から続いている通れるかどうか判らない道≠フ向こうにロープが張られたトラバース道が見えるではないか.しかも左手の切通しのような地形から続いている.んーー、どっかで間違えたか? 戻るしかないか.

 あの横に張られたトラロープの所まで戻ると、立派な道がロープの左側にあった.どうしてこんなの見逃したんだろうか.多分思い込みでしょうが.



ロープのない岩場を下降して振り返り


バンドから下の白いのは雪.道と思った


戻って立派な道、何で気が付かなかったんだろう
倒れかかっている木の向こうが切通し風乗越し


九ヶ岳 何だか無理やりの、、様、、な
 取り敢えず正規の道≠辿って行くと右壁に九ヶ岳の山名板.いやはや.切通し風鞍部を乗越して、先程間違えた急斜面を右に見ながらロープ付きのトラバースを終える.次は十ヶ岳か.クサリが設置されている比較的長い斜面の下に出た.足掛かりが豊富でなくても問題はない.
 クサリを終えて傾斜が緩くなり、前方に白い山名板が見える.近づくと、十一ヶ岳になっている.ふーーん、もう十一ヶ岳か・・・、え!? そうなの. 十ヶ岳は何処だった?

 ちょっと戻ってみたけど、十・・の板はありませんでした.見逃しましたね.ま、いいか.

 ちょっと下った所は開けた斜面.前方の十二ヶ岳が目の前にそそり立つ.右手は節刀ヶ岳から大石峠の稜線が、そして左側は手前の木がちょっと邪魔だけど富士山が見えている.撮影休憩していきましょ.


青いロープのトラバース道


緩やかな登り



下は急峻なルンゼ 富士山はまだ見えてる



クサリはなくても登れる


斜度が緩やかになり  


十一ヶ岳


此処は富士山も、節刀ヶ岳も良く見える



勿論、十二ヶ岳も 結構下って中々の登りですなあ・・




富士山




節刀ヶ岳 遠いねオイ!

 此処まで誰とも合わない.人気の山だと聞いてきたのだけど.ま、平日だからな.そんな事を思いながら、割と長いロープのある急降下.ロープは1本だけど太い.キレットの吊り橋に下り着いて、揺れながら渡る.道はV字になっているからすぐに急なロープ場の登り.どうして何本もあるんだ、この斜面のロープは?

 登ってる途中、下からハイカーさんが登って来た.本日初めて出会う人.脇にどけて先に登ってもらう.3-40代位の単独女性さん、擦れ違う時ちょっとお話.こういう場所(クサリやロープ)は揺れる吊り橋は苦手・・と、言っていた.登って行ったハイカーさん、得意というだけあって早い早い.アッという間に見えなくなってしまった.

 ロープを頼りに登って行く.疲れますよね長い急斜面だもの.ステップに積もった2-3cmの雪が凍っていて不用意に足を置くと滑る.全てが滑る訳ではないから、ステップでない所や土が被っている所を選べばノープロブレム.チェーンスパイクは使わなくて済む.


開けた斜面の後にはロープ付き


吊り橋注意書きは守りましょう、、って一人しかいない



少し揺れます



何本あるか数えてこなかった
写ってない所にも左右何本かあるのです


大量ロープ場を過ぎて、下を見る


早い早い単独女史、アッという間に


ステップに雪が残って凍り付いてる所もある



振り返って 十一ヶ岳 派風山や黒岳



一登りで


分岐


霧氷(目立たないけど) と富士山


霧氷と西湖



まるで満開の桜のよう



十二ヶ岳山頂〜♪ 11:45


こちらは石造り
   石造りのものとそうでないものの祠が二つ.後者は真っ赤に塗られそれだけで案外賑やかに見える.此処でも南側(富士山側)が伐採されて開けている.これまでと同じ様な風景になるけど、富士山が良く見えているのだから撮っていかない訳にはいかない.水飲んでアップルデニッシュを食べてカシャカシャガシャガシャ.良く見ると西湖が良く見えてますね.

 クサリ、ロープは終わりかなと少し安堵しながら出発.標高がこれまでより高いからか、木々には霧氷がくっついている.道を歩いていると気温が上がり風で氷の塊が落ちてくる.ヘルメットに当たりカチカチ.ま、こういうのも趣があって良い.

 で、もうないだろうと思ってたクサリ&ロープが急降下で出てきましたよ.足元が良く見えないだけにやっかいで少し難儀しながら下降.もうないだろうなと祈るように声を出して先へ行く



西湖と富士山




西湖 ちょっとズーム




しつこいけど、、富士山 ちょっとズーム
上の富士の画像から8分後に撮ったもの



風で霧氷がパラパラ落ちて来る





梢越しに南アルプス 左は鬼ヶ岳




やや難儀した下降

 すぐに登りになり、今度は鉄梯子が出てきた.ハシゴは初めてですね.取り付くと何だかグラグラしていて若干不安定.登って上に行くと、片側が外れたのか固定されていない.更にもう片方も固定部分が緩く動いている.金属のクサリで繋がれているから多少は大丈夫と思うけど うん、怖いね、こういうの下からじゃ判らないから.

 更に進んで展望の良い岩場に出た.今しがたの十二ヶ岳が割と穏やかな山容で見える.富士山もソロソロ見飽きてきたから、撮影もずさんになるが、いけませんね.キッチリ撮らないと.今度いつ来られるか判らないんですから.

 ロープやクサリ場、岩場が終わりカラ松主体の樹林になり、穏やかに登って行くとペンション村&ェ岐の導標があった.地形図に道の表記はないが、ヤマケイやヤマプラには登山道(破線路)の表記がある.エスケープルートに利用出来ると思う.林道終点に近い.ただ、分岐からの下りは踏み後程度に見えるが.


鉄梯子


固定は片側だけ




そこ、展望の良い岩



岩の上に立って 同じ様な風景だけど・・



カラ松混じりの樹林帯 道は穏やか


金山手前にペンション村分岐


分岐から(ペンション村方向)下降路


上の方、伐採して開けてますよ
 部分的に伐採された斜面の上に着くと、そこは金山(かなやま)山頂だった.鬼ヶ岳、節刀ヶ岳の分岐でもある様だ.部分的に伐採されたのは、富士山が良く見える様にする為だろうと、簡単に想像がつく.何しろ開けたど真ん中≠ノ富士山が見えるのだから.倒木に腰掛ちょっと遅いお昼休憩.おこわをいただきます.

金山を出発すると10分位で大石峠の分岐. そこから直進し雪が融けちょっとぐちゃぐちゃな急坂を一登りで節刀ヶ岳山頂に着いた.そこそこ見晴らしは良い.今日は富士山、ずっと見えてますね.ササッと撮って引き返す.分岐に戻って左折.

 大石峠へのルートは明瞭の上テープが多く付けられている.道は概ね歩き易い展望のない樹林帯の中.道に積雪はあるけど、障害にはならない.木々の間から時々北側の風景が見えるが僅か.起伏もそれ程ではなく、3-4回位小ピークを越えたかな.


金山山頂


伐採地越しに一景



節刀ヶ岳に向かいまし



大石峠分岐


節刀ヶ岳へ向かいます


ロープはあるけど難しくはない 振り返って


節刀ヶ岳山頂 13:50



前景が変わった富士山




河口湖




十二ヶ岳の岩峰群




 分岐から(爺の足で)ジャスト一時間で大石峠に到着.峠は広く芝生のような広場になっていてとても気持ちの良い場所だった.そして富士山も見える.その手前に一ヶ岳〜十二ヶ岳の稜線も.芝生に座り込んでお茶飲んでお握りを食べる.此処はいいなあ〜.

 この道は若彦路街道≠ニ云うんですね.付け足しで古道≠ニあるから、道は良いんでしょう.

 いつまでもピクニック気分ではいられない.登山口(駐車地)に戻り宇都宮迄帰らなければいけないのだから.と、休憩を終えて下山につく.樹林の中の道は特に難路もなく、見るべきものも特になく一時間強で駐車地に到着.初めから終わりまで富士山三昧の一日だった.



道に雪が残るので判りやすい


起伏が少なく中々快適ですが・・・同じ風景で飽きてくるなあ


下は崩壊地


大石峠 15:00ジャスト


さて下山


休憩ポイント


林道着


駐車地、無事到着 16:25



かなりしつこいけど、富士山見納め 大石峠で

D810で撮った画像     Photo Nikon D5600 

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