山登り

秋田県仙北市
秋田駒ヶ岳
あきたこまがたけ:1637m


                  



2019,10,11 訪問


(時間などは参考になりません)
              
 和賀岳を下りて再び道の駅 「なかせん」 に戻り、しばらくボーッとする.未だ明るいし、特にする事もない.晩飯にするにはまだ早い.5時半を過ぎて、道の駅のスタッフさん達が次々に帰るのを眺めながら、明日はどうしようか考えてみたりする.明日は金曜日で平日だけど、この時期 (人気のある山なら何処でもそうだと思うけど)秋田駒の八合目駐車場の9時頃では満車になってしまうのではないか? すると、何処か駐める所はあるのだろうか?
 回顧の滝だけならそれ程時間も掛からないから、8時頃には駐車場に行けるだろうが、百尋ノ滝を見ない事には何ともだし、それを観に行ってしまうと(私の場合)早くて9時、まあ10時がいいところだろう.それなら、滝見は止めて秋田駒だけにしようか.それだと、駐車場には5時前に着く事が出来る.今回もちょっと悔いが残るが、そうしましょう.滝は改めて・・・だな.実は白岩岳へ登った時も滝見をしようと思ったが雨で断念した思い出がある.

 暗くなって午後七時頃、コンビニに行き暖かいお弁当と、ビールを買ってきて弁当をつまみにぐぐ〜.ゆっくりの積もりがすぐ食べ終わり、後はZZZzzz・・・ 夜10時半頃目が醒めてお決まりのお○っこ.遠いWCなんですよ.又寝て起きたのが翌2時半頃.空のお星様を車の窓から眺めたりして、長ーーい時間を過ごし4時前頃出発.途中コンビニで食料を仕入れ駐車場にはうすら明るくなり始めの5時頃.空はまだ星が見え、気温は9度位.意外に暖かいものだ.車は他にすぐ後からきた車を含め4台.屋根に小さなパラボラを乗っけたワゴン車もあるが、何か取材とかなんだろうか?

 朝飯のお湯を沸かしてる間に雲海の景色を眺めていたら、後から入って来た車(なにわNO)の人に話しかけられた.大阪から来てまっすぐ青森に行き、そこから南下しながら山登りをしているそうだ.50歳前後位か? 前日は八甲田山と、何処だったか失念(田代山だったかな?) を、登ってきたそうで、今日は此処.明日は森吉山、そして鳥海山とかも予定しているという.体力がないと出来ない旅だけど、何だか羨ましい.

   下手ですがデジ一画像もどうぞ



八合目



あ、滝雲の様な雲海が


駐車場出発 6:25 この右に靴洗い場、一応軽く洗います
 車でのんびり過ごし、なにわNo≠ウんが出発していくのを見て、6時半こちらも出発する.どういうルートが良いのか特に調べて来なかったのと、北側に懸かっている雲海をもっと良く見える所があるのではないかと、山腹を反時計周りに登って行く事にした.

 小屋の前にある案内板を見て遊歩道へ入っていく.よく整備されていて歩き易い.今日の様に晴れた日ならスニーカーでも良さそうだ.山肌がむき出しなっている所を過ぎ、登る右手は常に開けていて好展望.所々にベンチがあって、適当に休憩するには好都合だ.ベンチがある度にデジ一を出す.昨日のヘマを繰り返さない様に、電源を入れる度に補正値その他のチェックは怠らない(これが当たり前なんだけど・・).

 森吉山が見え、続いて田沢湖が見えてくるとダケカンバ低木、ハイマツ、笹の緩斜面を横断していく道になる.その上には男女岳(おなめだけ)が太陽を背にしている.紅葉は終わってる様だけど良い光景だ.デジ一を出してガシャガシャ.足が先に進まない.やがて、男岳(おだけ)が前方に見え、木道に入る.




斜面が少し赤く染まってます.男女岳は左



噴気跡の様な光景がある分岐(採鉱跡だそうです)


右にルートを選択



駐車場が見えます.正面湯森山、左は笹森山



展望を楽しみながら登って行くと


所々に休憩場所があります



林道方向 下の方の紅葉は終わったのか、これからなのか?



歩き易い道


休憩場所



田沢湖が半分見えてきました.




穏やかな山容です



3個所目の休憩場所


ハイマツ帯の緩やかな道


ちょっと歩きにくい所もあるけど


男岳が見えてきました



振り返って

 空は雲が多くなってきてるけどガス模様にはならない様だ.左に男女岳を見上げて木道はすぐに男岳への分岐になる.少し登ると、横岳の分岐となる鞍部に出て、前方には又違った光景が広がる.ムーミン谷と呼ばれる谷の上に変わった形の小岳が見下ろせる.その向こうは雲海が広がっていた.男岳の方からハイカーが下りて来て声を掛けられた.あのなにわNo≠ウんだった.

 私とは反対回りをしてきたらしい.焼森、横岳を回ってきたという.中々早い.暫く話をし駒ヶ岳はどうですか?と聞くと 「パッと登って簡単に済ませるつもりでいたけど、考えが変わった.一日ではとても無理で又来なければいけないかなと思ってる.ただ、遠いからなあ」 と笑っていた.そうですね、次は花の咲く季節でしょう.と、返事 「取り敢えずあそこを登ってきます」 言い残してバンダナを巻いた精悍ななにわNo≠ウんは分岐へ下りていった.

 男岳山頂にはハイカーが一人だけ.小さな三脚を立て自撮りをしたりしている.昨年熱くて辛い思いをした金十郎長根や登ってみたい横長根(少しだけど) などが眼下に広がる.辺りと祠と三角点をコンデジに納め、あとはデジ一でぐるりガシャガシャ.阿弥陀池に下降する.



男岳分岐 正面は阿弥陀池




男女岳




阿弥陀池 奥は笹森山



横岳分岐


横岳(左のピーク)



木道と男女岳




横岳と阿弥陀池




小岳、上が横長根 下は通称ムーミン谷



あそこが山頂


男岳(本峰) 8:45



遠く岩手山




左、小岳 右、女岳(めだけ)

 
 木道を反時計周りに歩き避難小屋から男女岳へ登る.良く整備され登り易い.ハイカーが多くなり、下りて来る人とも何人か擦れ違った.山頂へ着くとハイカーが5−6人休憩している.ザックを下ろし、パンをかじりながら、コンデジとデジ一であちこち撮影.何しろ360度の好展望だ.女岳の奥に和賀山塊が見えている.ポコポコとピークがいっぱいあってどれが和賀岳かちょっと見当も付かないが、見える一番高いピークがそれだろうと、爺的に決定.

 撮影中もどんどんハイカーが登って来る.その、どなたもが鈴を鳴らしながらだ(ま、此処に限った事ではないけど・・・)  又、別の女性(2人組)は鈴とラジオの同時奏音.熊が怖いのは判るけど、場所を配慮してもらいたいものですね .音量を小さくするとかさぁ (←珍しくムッカーーッ 気が弱いから注意など出来ないけど(笑)) 
 山でも人混みは段々苦手になっていくなあ.



阿弥陀池の木道 奥に避難小屋




阿弥陀池と男女岳



避難小屋入り口


男女岳へ、広い登り道


登って・・・



振り返ると阿弥陀池



山頂 10:00


遠くに見えるのは和賀山塊



山頂から男岳(おだけ) あちらが標高が若干低い(1623mだ)けど本峰



男女岳から下山 左折し駐車場に向かって下りて行きます


 山頂を後にして、さて駐車場へ下山しましょう.避難小屋の手前左に分岐があり、何か注意書きの看板が立っていた.旧道コース≠ヘ道が崩落していて危険なので、新道コース又は焼森コースを通る様に という事らしい.旧道コースってどれだろう.多分入り口などに通行止めとかのテープ等が張られてるに違いない.こっちは何も無いから新道コースなのかな? と、そのまま入っていく.

 すぐ、木道になり又同じ看板があった.通行止めの表示等はない.木道が終わりやがて、広く笹が刈り払われている道に出た.うんうん、やっぱりこっちが新道とか言うのかも知れない.と、おかしな確信.


トウウチソウ


広く刈り払われた道



日窒硫黄鉱山跡だそうです 駐車場が見えました

 その後も崩落してる様な所はなく、普通の登山道を下降して行く.下の方に草木が殆ど無い一帯が見え、ロープが張られている斜面に出た.あ!此処がもしかして崩落地か? 確かに道は狭く滑落したら怪我をする.ただ、それ程高度感はないし、足元もしっかりしているので、普通の登山道・・・といった風でもあるのだけど.スニーカーだとかなり滑るので危険.

 温泉地に良くある様な一帯を下降.左下に白い塊を見た.お!シラタマノキですよ.大きな群生ではないけど、密に沢山.今年はお初ですよ.分岐から駐車場へ戻る途中4人のハイカーと擦れ違う.、分岐に出て駐車場に戻ったのは11:00頃. 駐車場はほぼ満杯で、支度を解いている間も何台か上がってくる.さすが人気の山である.


崩壊跡? というのは此処かな


尖り岩



下降を続けます




見上げて 途中小屋跡(柱の残骸)の様な場所がありました




仰ぎ見る男女岳




シラタマノキの小群生



駐車場帰着 11:05


下りてきたのは旧道だったか?



   (北秋田市の) 姉の家に向かう途中、お昼は一軒だけある道の駅風蕎麦屋さんで、蕎麦を食べ、道の駅「阿仁」には13:00頃に着いた.あ、この時間なら一の滝で虹が見られるかも知れない.と、ちょっと寄り道.林道では木の切り出しが行われていて、通れるか心配したが作業員の方達は皆親切で、問題なく滝駐車場まで行く事が出来た.

 滝へは、ほぼ空身で飴とクッキーだけをウエストポーチに入れ、デジ一は持って行かない.虹の映える一の滝は前にも撮っているし、必ずしも虹が出ているとは限らないから.今日はサッと行ってパッと帰る事にする.で、滝前に着くと見事な虹.あれま、これならやはりデジ一を持ってくれば良かったかなあ・・

←「一の滝」 遊歩道で、多分クリフウセンタケ 採ってこなかったけど




一の滝 午後2時頃

 翌日(12日)は、誤飲で一時危篤状態になった秋田市在住の兄を、病院に見舞って、夕方からは幼馴染みと会食した.台風が来ているので一日中雨だったが、こっち(北秋田)ではまだそれ程強くはなかった.姉の家に戻ると姉が 「栃木でも大変な事になっているよ」 と言っている.テレビを見ると、粟野川が氾濫したとか、黒川が決壊とか.秋山川までが氾濫決壊などと、穏やかではない.そんな事を考えながらテレビを見ていると、午後10時過ぎだったか、宇都宮の市街を流れる田川が氾濫している映像が・・・駅前の宮の橋か. これでは姿川も氾濫しているだろうなあ.(大きなニュースになってないが姿川もあちこちで氾濫していた様だ) 因みに我が家は田川と姿川に挟まれたやや高い所に位置(標高90m)している.姿川の土手で標高78m、田川の土手で80m.まあ、何とか大丈夫なレベルだ、と思う.

 13日に帰る予定をしていたが、一応我が家に電話し、帰りは明日のお天気を考えて決める.と、伝えておいた.で、翌日の13日は台風一過の言葉通り晴れ.午前十時頃に我が家に今から帰ると電話を入れ、姉の家を出発. 東北道、古川IC〜白石IC間の通行止めで下道を走り、国道4号は渋滞&停滞.岩沼市を過ぎて国道4号は跨線橋の手前で通行止め.R349に迂回.何処をどう走ったか判らないままR4に復帰.この間、かなり冠水した道路も走った.みんな通っているのでそれに続いたが、一人だけだったらそんな所走りたくない.

 何とか白石ICから東北道に乗ったがその時は東北道前線が開通していた様だ.後は順調に走ったけど、我が家に着いたのは日付が変わって午前2時ちょっと前.車を下りた時、身体が揺れていた.
下手ですがデジ一画像もどうぞ     Photo Nikon P7800 二代目 

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写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
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充分に立ててから実行して下さい.